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第1話:鉄の脚に閉じ込められた種馬
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「あ……っ、すごい……! パパさんの『熱』、伝わってくる……これなら、いける……いけるわ……っ!」
耳元で、彼女の狂気を含んだ熱い吐息が爆発した。
視界は白く霞み、頭の中は彼女の胎内の灼熱に焼き尽くされそうになっている。十一月の冷たい外気など、この密室の熱気の前では無力だった。
限界だった。僕は本能的に彼女をどかそうと、汗ばんだその肩を必死に押し返した。これ以上注ぎ込まれたら、僕は男として再起不能になるのではないかという、生存本能に近い恐怖が脊髄を走る。
「……待って、で、出る……もう、限界なんだ……っ!」
「逃がさないわよ……っ! 一滴も、外に溢すなんて許さない……っ!」
僕が身体を引き抜こうとした瞬間、彼女の首筋に浮き出た血管が怒張した。
彼女は僕の首に腕を回して力任せに引き寄せると、鍛え抜かれた両脚を僕の腰に回し、逃げ場を塞ぐように強く、強く締め付けた。
「っ……、……ぐっ!」
抗えない。陸上で鍛え上げられた靭やかで美しい脚力。大腿四頭筋と内転筋によるホールドは、万力のように僕の腰をロックし、完全に僕の自由を奪った。それどころか、彼女は僕の熱を彼女の最深部へとさらに深く、無理やり押し込んでいく。
彼女の胎内は、アスリート特有の強靭な骨盤底筋の働きによって、まるで生き物のように僕の昂ぶりを飲み込み、締め上げ、奥へ奥へと誘い込む。
「出して……! そのまま、中で! 私を……私の未来を、あなたの『種子』で救って……っ!」
彼女の絶叫に近い声が、密室の重苦しい空気を震わせる。
その瞬間、僕は耐えきれず、彼女の胎内の最も深い場所で、抑えきれない熱い精髄をすべて解き放った。
「っ……!! ぁ、……ぁあああかっ!!」
ドクドクと、心臓の鼓動に連動して脈打つ衝撃。僕の命の一部が、僕という個体の証が、彼女の中へと勢いよく吸い込まれていく。
彼女は僕を繋ぎ止めたまま、自身の内側を激しく、そして緻密に収縮させた。一滴も外に漏らさず、すべてを自分のものにしようとする、雌としての凄まじい執念。
その収縮に合わせ、僕は白目を剥き、意識が遠のくほどの絶頂に突き落とされた。
なぜ、こんなことになったのか。
絶頂の果ての虚無感の中で、僕は思い出していた。
出会ったあの日から、僕は彼女の圧倒的な生命力と、逃げられない「管理」の檻の中にいたのだ。
彼女の瞳にあるのは、僕への愛情などではない。
僕を、優れたアスリートを産むための「最高のパーツ」としてしか見ていない、冷徹なまでの目的意識。
僕は彼女に組み伏せられ、搾り取られ、ただ彼女の望みを叶えるための道具として、この冬を費やすことになってしまったのだ。
ドクン、ドクンと、彼女の中で脈打つ僕の証が、次第に力を失っていく。
だが、彼女はまだ、僕を解放してはくれなかった。
「……あと二回。今日はチャンスの日なんです。……お願い、帰さないわよ」
耳元で囁かれたその声は、甘い誘惑などではない。
逃げ場のない、絶対的な召集令状だった。
耳元で、彼女の狂気を含んだ熱い吐息が爆発した。
視界は白く霞み、頭の中は彼女の胎内の灼熱に焼き尽くされそうになっている。十一月の冷たい外気など、この密室の熱気の前では無力だった。
限界だった。僕は本能的に彼女をどかそうと、汗ばんだその肩を必死に押し返した。これ以上注ぎ込まれたら、僕は男として再起不能になるのではないかという、生存本能に近い恐怖が脊髄を走る。
「……待って、で、出る……もう、限界なんだ……っ!」
「逃がさないわよ……っ! 一滴も、外に溢すなんて許さない……っ!」
僕が身体を引き抜こうとした瞬間、彼女の首筋に浮き出た血管が怒張した。
彼女は僕の首に腕を回して力任せに引き寄せると、鍛え抜かれた両脚を僕の腰に回し、逃げ場を塞ぐように強く、強く締め付けた。
「っ……、……ぐっ!」
抗えない。陸上で鍛え上げられた靭やかで美しい脚力。大腿四頭筋と内転筋によるホールドは、万力のように僕の腰をロックし、完全に僕の自由を奪った。それどころか、彼女は僕の熱を彼女の最深部へとさらに深く、無理やり押し込んでいく。
彼女の胎内は、アスリート特有の強靭な骨盤底筋の働きによって、まるで生き物のように僕の昂ぶりを飲み込み、締め上げ、奥へ奥へと誘い込む。
「出して……! そのまま、中で! 私を……私の未来を、あなたの『種子』で救って……っ!」
彼女の絶叫に近い声が、密室の重苦しい空気を震わせる。
その瞬間、僕は耐えきれず、彼女の胎内の最も深い場所で、抑えきれない熱い精髄をすべて解き放った。
「っ……!! ぁ、……ぁあああかっ!!」
ドクドクと、心臓の鼓動に連動して脈打つ衝撃。僕の命の一部が、僕という個体の証が、彼女の中へと勢いよく吸い込まれていく。
彼女は僕を繋ぎ止めたまま、自身の内側を激しく、そして緻密に収縮させた。一滴も外に漏らさず、すべてを自分のものにしようとする、雌としての凄まじい執念。
その収縮に合わせ、僕は白目を剥き、意識が遠のくほどの絶頂に突き落とされた。
なぜ、こんなことになったのか。
絶頂の果ての虚無感の中で、僕は思い出していた。
出会ったあの日から、僕は彼女の圧倒的な生命力と、逃げられない「管理」の檻の中にいたのだ。
彼女の瞳にあるのは、僕への愛情などではない。
僕を、優れたアスリートを産むための「最高のパーツ」としてしか見ていない、冷徹なまでの目的意識。
僕は彼女に組み伏せられ、搾り取られ、ただ彼女の望みを叶えるための道具として、この冬を費やすことになってしまったのだ。
ドクン、ドクンと、彼女の中で脈打つ僕の証が、次第に力を失っていく。
だが、彼女はまだ、僕を解放してはくれなかった。
「……あと二回。今日はチャンスの日なんです。……お願い、帰さないわよ」
耳元で囁かれたその声は、甘い誘惑などではない。
逃げ場のない、絶対的な召集令状だった。
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