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基盤の解体(ファウンデーション・リセット)
第2話:【若手女性議員】―清廉なる処女(おとめ)の、裏切りの公約―(後編)
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第2話:【若手女性議員】―清廉なる処女(おとめ)の、裏切りの公約―(後編)
「……っ、ふぅ、……っ……」
狭い休憩室に、彼女の荒い呼吸だけが重く響く。
床に無造作に落ちた白いジャケットを見下ろしながら、彼女は己の身を抱くようにして震えていた。ブラウス越しでも、彼女の鼓動が激しく打ち鳴らされているのが、僕の目にはっきりと伝わってくる。
「次はブラウスだ。……先生、自分でボタンを外しなさい。僕が手を貸せば、それは査定ではなく暴行になってしまう。あなたが自らの意志で、僕に『誠意』を示すことに意味があるんだ」
僕は彼女のすぐ目の前に立ち、逃げ場を塞ぐように冷徹な影を落とす。
外では「候補、間もなく出発です!」というスタッフの声がした。壁一枚隔てた向こう側には、彼女を救世主か何かのように崇める支持者たちが、今か今かと待ち構えている。
「……っ……あ……」
彼女の指が、喉元の第一ボタンに触れた。
震える手つきで、一つ、また一つとボタンが外されていく。官僚的な、糊のきいた白い布地が左右に割れ、そこから露わになったのは、およそ「若手政治家」の勝負下着とは思えないほどに控えめで、愛らしいデザインのランジェリーだった。
淡いピンク色のレース。それは、彼女がまだ「清廉」な理想を抱いていた頃の名残のようにも見えた。だが、その下に隠された身体は、期待を裏切るほどに豊満で、柔らかな肉感を主張している。
「ほう……。有権者には、随分とストイックな印象を与えていたようだが。……中身はこれほどまでに、女を隠し持っていたとはね。実に背徳的だ」
「……見ないで……。お願い、早く終わらせて……っ」
彼女は羞恥に顔を真っ赤に染め、豊かな胸を腕で隠そうとする。僕はその細い手首を掴み、無理やり引き剥がした。
「隠してどうする。有権者に向けた『清廉』な顔と、僕に向けたこの『肉感的な姿』。……このギャップこそが、あなたの価値だ。……さて、次は下だ。スカートを脱ぎなさい」
「……え? それは、だって、これから演説に……っ」
「聞こえなかったのか? 僕はあなたのすべてを査定すると言ったんだ。それとも、あの献金リストが夕刊のトップを飾る方がいいのかい?」
絶望に染まった瞳で、彼女はタイトスカートのジッパーを下ろした。
衣服が床に滑り落ち、彼女は上下の下着姿だけで僕の前に晒された。陶器のような白い肌が、休憩室の安っぽい蛍光灯に照らされて、異常なまでの艶めかしさを放っている。
僕は彼女の足元に跪き、その繊細なレースの縁に指をかけた。
「ひっ……! あ、ああぁ……っ!」
指先が触れた瞬間、彼女は大きく身体を跳ねさせた。
「……先生。あなたは、国民のためにすべてを捧げると演説していた。ならば、まずは僕にすべてを捧げるのが筋というものだ。……ほら、自分の手でこれを僕に差し出しなさい」
僕は容赦なく、彼女の最後の防壁である下着を奪い去った。
「……っ、ぁ……あぁ……っ……!」
彼女は力なく膝をつき、両手で顔を覆って泣き出した。有権者の期待を一身に背負った新人候補が、選挙事務所の奥で、一人の男によって完全に剥き出しにされた。
僕は彼女の顎をクイと持ち上げ、濡れた瞳を見つめた。
「……素晴らしい。合格だ。……だが、査定はまだ終わっていない。先生、今すぐ服を着直しなさい。……ただし、下着だけは僕が預かっておく」
「……え……?」
「下着を身に着けず、そのまま演説に行くんだ。……有権者たちに熱弁を振るいなさい。そのスカートの中がどうなっているか、僕だけが知っているという快感を噛み締めながらね。……それができれば、リストは僕が適切に処理しておいてあげよう」
彼女は、あまりの屈辱に言葉を失い、呆然と僕を見つめた。
だが、スタッフがドアをノックする音が「出陣の刻限」を告げる。
「……わかり、ました……。……行けば、いいんでしょう……?」
彼女は震える足で立ち上がり、下着を僕に差し出した。
かつて誰もが跪いた「聖女」が、今、僕の支配下で、最も淫らな公約を胸に抱いて、壇上へと向かおうとしていた。
「……っ、ふぅ、……っ……」
狭い休憩室に、彼女の荒い呼吸だけが重く響く。
床に無造作に落ちた白いジャケットを見下ろしながら、彼女は己の身を抱くようにして震えていた。ブラウス越しでも、彼女の鼓動が激しく打ち鳴らされているのが、僕の目にはっきりと伝わってくる。
「次はブラウスだ。……先生、自分でボタンを外しなさい。僕が手を貸せば、それは査定ではなく暴行になってしまう。あなたが自らの意志で、僕に『誠意』を示すことに意味があるんだ」
僕は彼女のすぐ目の前に立ち、逃げ場を塞ぐように冷徹な影を落とす。
外では「候補、間もなく出発です!」というスタッフの声がした。壁一枚隔てた向こう側には、彼女を救世主か何かのように崇める支持者たちが、今か今かと待ち構えている。
「……っ……あ……」
彼女の指が、喉元の第一ボタンに触れた。
震える手つきで、一つ、また一つとボタンが外されていく。官僚的な、糊のきいた白い布地が左右に割れ、そこから露わになったのは、およそ「若手政治家」の勝負下着とは思えないほどに控えめで、愛らしいデザインのランジェリーだった。
淡いピンク色のレース。それは、彼女がまだ「清廉」な理想を抱いていた頃の名残のようにも見えた。だが、その下に隠された身体は、期待を裏切るほどに豊満で、柔らかな肉感を主張している。
「ほう……。有権者には、随分とストイックな印象を与えていたようだが。……中身はこれほどまでに、女を隠し持っていたとはね。実に背徳的だ」
「……見ないで……。お願い、早く終わらせて……っ」
彼女は羞恥に顔を真っ赤に染め、豊かな胸を腕で隠そうとする。僕はその細い手首を掴み、無理やり引き剥がした。
「隠してどうする。有権者に向けた『清廉』な顔と、僕に向けたこの『肉感的な姿』。……このギャップこそが、あなたの価値だ。……さて、次は下だ。スカートを脱ぎなさい」
「……え? それは、だって、これから演説に……っ」
「聞こえなかったのか? 僕はあなたのすべてを査定すると言ったんだ。それとも、あの献金リストが夕刊のトップを飾る方がいいのかい?」
絶望に染まった瞳で、彼女はタイトスカートのジッパーを下ろした。
衣服が床に滑り落ち、彼女は上下の下着姿だけで僕の前に晒された。陶器のような白い肌が、休憩室の安っぽい蛍光灯に照らされて、異常なまでの艶めかしさを放っている。
僕は彼女の足元に跪き、その繊細なレースの縁に指をかけた。
「ひっ……! あ、ああぁ……っ!」
指先が触れた瞬間、彼女は大きく身体を跳ねさせた。
「……先生。あなたは、国民のためにすべてを捧げると演説していた。ならば、まずは僕にすべてを捧げるのが筋というものだ。……ほら、自分の手でこれを僕に差し出しなさい」
僕は容赦なく、彼女の最後の防壁である下着を奪い去った。
「……っ、ぁ……あぁ……っ……!」
彼女は力なく膝をつき、両手で顔を覆って泣き出した。有権者の期待を一身に背負った新人候補が、選挙事務所の奥で、一人の男によって完全に剥き出しにされた。
僕は彼女の顎をクイと持ち上げ、濡れた瞳を見つめた。
「……素晴らしい。合格だ。……だが、査定はまだ終わっていない。先生、今すぐ服を着直しなさい。……ただし、下着だけは僕が預かっておく」
「……え……?」
「下着を身に着けず、そのまま演説に行くんだ。……有権者たちに熱弁を振るいなさい。そのスカートの中がどうなっているか、僕だけが知っているという快感を噛み締めながらね。……それができれば、リストは僕が適切に処理しておいてあげよう」
彼女は、あまりの屈辱に言葉を失い、呆然と僕を見つめた。
だが、スタッフがドアをノックする音が「出陣の刻限」を告げる。
「……わかり、ました……。……行けば、いいんでしょう……?」
彼女は震える足で立ち上がり、下着を僕に差し出した。
かつて誰もが跪いた「聖女」が、今、僕の支配下で、最も淫らな公約を胸に抱いて、壇上へと向かおうとしていた。
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