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第1話「転生したので、奪い返すことにしました」
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第1話「転生したので、奪い返すことにしました」
目が覚めたとき、見知らぬ天井があった。
(……あれ)
白い漆喰の天井。
ゆるやかに揺れる薄絹のカーテン。
どこかから小鳥のさえずりが聞こえてくる。
白瀬凛は、ゆっくりと身体を起こした。
頭が重い。
身体がうまく動かない。
まるで自分の身体じゃないみたいに、ぎこちなかった。
(ここ、どこ)
見渡せば、豪奢なベッド。
深紅のビロードのカーテン。
窓の外には、丁寧に手入れされた庭園が広がっている。
薔薇が咲いていた。白と赤と、淡いピンク。
——昨日まで、凛は都内の薄暗いオフィスで働いていた。
残業は月に300時間を超えていた。
休日出勤は当たり前。
上司の怒鳴り声と、いつも冷めたコーヒーと、頭の上で光り続ける蛍光灯が、凛の日常だった。
そして昨夜——。
終電を乗り過ごし、ふらふらと夜道を歩いていた凛は、トラックに轢かれた。
(死んだんだ、私)
不思議と、怖くはなかった。
悲しくも、なかった。
ただ、ああそうか、と思った。
妙に冷静に、その事実を受け入れていた。
三年間、ずっと走り続けてきた。
誰にも助けを求めず、弱音も吐かず、ただ目の前の仕事だけをこなしてきた。
だから——少しだけ、楽になったような気がした。
問題は。
(なんで私、異世界にいるの)
鏡台に向かった。
木製の、細かな彫刻が施された鏡台。
そこに映っていたのは、見知らぬ少女の顔だった。
長い金髪。
光の加減で蜂蜜色にも見える、柔らかな髪。
吸い込まれそうな深い青の瞳。
凛が生前どれだけ望んでも手に入らなかった、整った顔立ち。
(……綺麗)
思わず呟いて、凛はすぐに首を振った。
そうじゃない。
問題はそうじゃない。
この顔に、見覚えがあった。
(アリア・ヴェルナー……)
凛が死ぬ三日前、徹夜明けのデスクで読んでいた異世界恋愛小説。
その悪役令嬢の名前だった。
侯爵家の令嬢。
主人公のライバルとして登場し、傲慢で嫌味で、読者から嫌われるために存在する役。
原作では——婚約破棄され、王都から追放され、最終的に物語から静かに消えていく。
ただのかませ犬として。
誰にも惜しまれることなく。
(最悪だ)
凛は鏡の中の自分を見つめ、深く息を吸った。
でも——。
(原作を知ってるのは、私だけだ)
――――
翌朝、婚約者のクラウス・シュルツが屋敷を訪れた。
使用人から知らせを受けた凛は、落ち着いて応接間に向かった。
昨夜一晩かけて、頭の中を整理していた。
この世界のこと。アリアの置かれた状況。そしてこれから自分がどう動くべきか。
応接間の扉を開けると、クラウスはすでに中にいた。
背が高く、顔立ちは整っている。
ダークブラウンの髪に、鋭い目。
シュルツ公爵家の嫡男にふさわしい、隙のない佇まいだった。
けれど。
凛が部屋に入った瞬間、クラウスは一瞥しただけで、ため息をついた。
挨拶もなかった。
(ああ、この人は最初から決めてきたんだ)
「アリア・ヴェルナー令嬢」
クラウスは椅子にも座らず、立ったまま口を開いた。
声は低く、感情がなかった。
「単刀直入に言う」
一拍の間。
「この婚約は、破棄する」
凛は黙って彼を見た。
(来た)
原作通り。
一言一句、予想した通りの台詞だった。
「君は無能だ。社交界での評判も最悪。令嬢としての品格も教養も、及第点に達していない。そんな女を妻に迎えるつもりは、私にはない」
クラウスは懐から書類を取り出し、卓上に滑らせた。
白い紙に、びっしりと文字が書かれている。
婚約解消の同意書だった。
「サインしろ。それだけでいい。実家には私から話を通す」
まるで仕事の書類でも処理するような、事務的な口調だった。
原作のアリアはここで泣き崩れる。
膝をつき、懇願し、それでも冷たくあしらわれて、惨めに退場する。
それが原作の流れだった。
でも。
(私は白瀬凛だ)
ブラック企業で三年、生き延びた。
理不尽な怒鳴り声を何百回浴びた。
終わらない仕事を、誰にも頼れずこなし続けた。
この程度で、膝はつかない。
凛はゆっくりと立ち上がり、落ち着いた動作で書類を手に取った。
さらりと内容を確認する。
問題ない。
ペンを取り、迷わずサインした。
「え?」
クラウスが、わずかに目を見開いた。
泣き喚くか、懇願するか——そのどちらかを想定していたのだろう。
凛がこんなにも静かにサインするとは思っていなかったはずだ。
凛は書類をクラウスの胸に押し付けて、微笑んだ。
「ご丁寧にありがとうございます、クラウス様」
「……何が、おかしい」
「別におかしくはないですよ」
凛は窓の外に目をやった。
青い空。
広い庭。
遠くに王城の尖塔が見える。
「ただ——もう少し早く言ってくださればよかったのに、と思っただけです。私にも、やりたいことがありましたので」
クラウスは何かを言いかけて、口を閉じた。
凛はもう彼を見なかった。
――――
クラウスが出ていったあと、凛は一人で応接間に残った。
使用人たちが扉の外から遠巻きに様子を窺っている。
哀れみの視線だった。
可哀想に、とでも思っているのだろう。
(そうだよね)
婚約破棄された令嬢の末路は、だいたい決まっている。
社交界から締め出され、実家に引き取られ、縁談も来ないままひっそりと消えていく。
それが原作のアリアの運命だった。
でも凛には、知識があった。
この世界のことを。
この先の展開を。
そして——この世界で、何が本当の力を持つかを。
(王城のメイド長のポストは、今空席のはずだ)
原作の知識が、次々と蘇る。
王城に仕えるメイドは500人。
しかし全体をまとめる人間がおらず、派閥争いと怠慢が蔓延し、王城の内部は慢性的な機能不全に陥っている。
上層部はその解決策を持てずにいた。
そこに——前世でブラック企業を生き延びた、元社畜が入り込んだら。
(業務改善。人材育成。チームビルディング。目標管理。)
全部、凛が誰より得意なことだった。
死ぬほど鍛えられた、文字通り命がけのスキルだった。
立ち上がる。
背筋を伸ばす。
窓の向こうで、王城の尖塔が西日に照らされて金色に光っていた。
(500人か)
ブラック企業時代、凛は10人のチームをまとめていた。
500人でも、やることは同じだ。
一人ひとりの強みを見つけて、適切な場所に置いて、動きやすい環境を作る。
たったそれだけのことを、ちゃんとやるだけだ。
凛は静かに、深く息を吸った。
——なら、私が頂点を取るだけだ。
――――
【次話予告】
王城のメイド募集に応募したアリアを待ち受けていたのは、面接官の冷たい一言だった。
「令嬢が、メイドに? 笑わせないでください」
——笑っていられるのは、今のうちですよ。
目が覚めたとき、見知らぬ天井があった。
(……あれ)
白い漆喰の天井。
ゆるやかに揺れる薄絹のカーテン。
どこかから小鳥のさえずりが聞こえてくる。
白瀬凛は、ゆっくりと身体を起こした。
頭が重い。
身体がうまく動かない。
まるで自分の身体じゃないみたいに、ぎこちなかった。
(ここ、どこ)
見渡せば、豪奢なベッド。
深紅のビロードのカーテン。
窓の外には、丁寧に手入れされた庭園が広がっている。
薔薇が咲いていた。白と赤と、淡いピンク。
——昨日まで、凛は都内の薄暗いオフィスで働いていた。
残業は月に300時間を超えていた。
休日出勤は当たり前。
上司の怒鳴り声と、いつも冷めたコーヒーと、頭の上で光り続ける蛍光灯が、凛の日常だった。
そして昨夜——。
終電を乗り過ごし、ふらふらと夜道を歩いていた凛は、トラックに轢かれた。
(死んだんだ、私)
不思議と、怖くはなかった。
悲しくも、なかった。
ただ、ああそうか、と思った。
妙に冷静に、その事実を受け入れていた。
三年間、ずっと走り続けてきた。
誰にも助けを求めず、弱音も吐かず、ただ目の前の仕事だけをこなしてきた。
だから——少しだけ、楽になったような気がした。
問題は。
(なんで私、異世界にいるの)
鏡台に向かった。
木製の、細かな彫刻が施された鏡台。
そこに映っていたのは、見知らぬ少女の顔だった。
長い金髪。
光の加減で蜂蜜色にも見える、柔らかな髪。
吸い込まれそうな深い青の瞳。
凛が生前どれだけ望んでも手に入らなかった、整った顔立ち。
(……綺麗)
思わず呟いて、凛はすぐに首を振った。
そうじゃない。
問題はそうじゃない。
この顔に、見覚えがあった。
(アリア・ヴェルナー……)
凛が死ぬ三日前、徹夜明けのデスクで読んでいた異世界恋愛小説。
その悪役令嬢の名前だった。
侯爵家の令嬢。
主人公のライバルとして登場し、傲慢で嫌味で、読者から嫌われるために存在する役。
原作では——婚約破棄され、王都から追放され、最終的に物語から静かに消えていく。
ただのかませ犬として。
誰にも惜しまれることなく。
(最悪だ)
凛は鏡の中の自分を見つめ、深く息を吸った。
でも——。
(原作を知ってるのは、私だけだ)
――――
翌朝、婚約者のクラウス・シュルツが屋敷を訪れた。
使用人から知らせを受けた凛は、落ち着いて応接間に向かった。
昨夜一晩かけて、頭の中を整理していた。
この世界のこと。アリアの置かれた状況。そしてこれから自分がどう動くべきか。
応接間の扉を開けると、クラウスはすでに中にいた。
背が高く、顔立ちは整っている。
ダークブラウンの髪に、鋭い目。
シュルツ公爵家の嫡男にふさわしい、隙のない佇まいだった。
けれど。
凛が部屋に入った瞬間、クラウスは一瞥しただけで、ため息をついた。
挨拶もなかった。
(ああ、この人は最初から決めてきたんだ)
「アリア・ヴェルナー令嬢」
クラウスは椅子にも座らず、立ったまま口を開いた。
声は低く、感情がなかった。
「単刀直入に言う」
一拍の間。
「この婚約は、破棄する」
凛は黙って彼を見た。
(来た)
原作通り。
一言一句、予想した通りの台詞だった。
「君は無能だ。社交界での評判も最悪。令嬢としての品格も教養も、及第点に達していない。そんな女を妻に迎えるつもりは、私にはない」
クラウスは懐から書類を取り出し、卓上に滑らせた。
白い紙に、びっしりと文字が書かれている。
婚約解消の同意書だった。
「サインしろ。それだけでいい。実家には私から話を通す」
まるで仕事の書類でも処理するような、事務的な口調だった。
原作のアリアはここで泣き崩れる。
膝をつき、懇願し、それでも冷たくあしらわれて、惨めに退場する。
それが原作の流れだった。
でも。
(私は白瀬凛だ)
ブラック企業で三年、生き延びた。
理不尽な怒鳴り声を何百回浴びた。
終わらない仕事を、誰にも頼れずこなし続けた。
この程度で、膝はつかない。
凛はゆっくりと立ち上がり、落ち着いた動作で書類を手に取った。
さらりと内容を確認する。
問題ない。
ペンを取り、迷わずサインした。
「え?」
クラウスが、わずかに目を見開いた。
泣き喚くか、懇願するか——そのどちらかを想定していたのだろう。
凛がこんなにも静かにサインするとは思っていなかったはずだ。
凛は書類をクラウスの胸に押し付けて、微笑んだ。
「ご丁寧にありがとうございます、クラウス様」
「……何が、おかしい」
「別におかしくはないですよ」
凛は窓の外に目をやった。
青い空。
広い庭。
遠くに王城の尖塔が見える。
「ただ——もう少し早く言ってくださればよかったのに、と思っただけです。私にも、やりたいことがありましたので」
クラウスは何かを言いかけて、口を閉じた。
凛はもう彼を見なかった。
――――
クラウスが出ていったあと、凛は一人で応接間に残った。
使用人たちが扉の外から遠巻きに様子を窺っている。
哀れみの視線だった。
可哀想に、とでも思っているのだろう。
(そうだよね)
婚約破棄された令嬢の末路は、だいたい決まっている。
社交界から締め出され、実家に引き取られ、縁談も来ないままひっそりと消えていく。
それが原作のアリアの運命だった。
でも凛には、知識があった。
この世界のことを。
この先の展開を。
そして——この世界で、何が本当の力を持つかを。
(王城のメイド長のポストは、今空席のはずだ)
原作の知識が、次々と蘇る。
王城に仕えるメイドは500人。
しかし全体をまとめる人間がおらず、派閥争いと怠慢が蔓延し、王城の内部は慢性的な機能不全に陥っている。
上層部はその解決策を持てずにいた。
そこに——前世でブラック企業を生き延びた、元社畜が入り込んだら。
(業務改善。人材育成。チームビルディング。目標管理。)
全部、凛が誰より得意なことだった。
死ぬほど鍛えられた、文字通り命がけのスキルだった。
立ち上がる。
背筋を伸ばす。
窓の向こうで、王城の尖塔が西日に照らされて金色に光っていた。
(500人か)
ブラック企業時代、凛は10人のチームをまとめていた。
500人でも、やることは同じだ。
一人ひとりの強みを見つけて、適切な場所に置いて、動きやすい環境を作る。
たったそれだけのことを、ちゃんとやるだけだ。
凛は静かに、深く息を吸った。
——なら、私が頂点を取るだけだ。
――――
【次話予告】
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