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第2話「令嬢がメイドに? 笑わせないでください」
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第2話「令嬢がメイドに? 笑わせないでください」
翌朝、凛は一人で屋敷を出た。
侯爵家の馬車ではなく、徒歩で。
お仕着せのドレスではなく、できるだけ目立たない薄いグレーのワンピースを選んだ。
使用人たちは誰も止めなかった。
婚約破棄された令嬢に、もう興味はないのだろう。
それでいい、と凛は思った。
(目立つ必要は、今はない)
王城までの道を、凛は頭の中で反芻しながら歩いた。
原作の知識によれば、王城のメイド募集は常時行われている。
慢性的な人手不足だからだ。
志願すれば、面接くらいはしてもらえるはずだった。
問題は——令嬢がメイドに志願するという、その非常識さだった。
(でも、選択肢は他にない)
婚約破棄された令嬢が社交界に残れる道はほぼない。
実家に帰っても、厄介者扱いされるだけだ。
ヴェルナー侯爵家は凛——アリアのことを、最初から政略の駒としか見ていなかった。
だから凛は、自分で道を作ることにした。
王城の石畳が見えてきたとき、凛は足を止めて深呼吸した。
(行くか)
――――
王城のメイド受付は、正門の脇にある小さな詰め所だった。
凛が扉を開けると、受付の女性が顔を上げた。
四十代くらいだろうか。
黒いメイド服に白いエプロン。
髪をきっちりとまとめた、いかにも仕事のできそうな雰囲気の女性だった。
名札には「ハンナ」とあった。
「メイドの志願に来ました」
凛がそう告げた瞬間、ハンナの目がすっと細くなった。
「……失礼ですが、あなた様は」
「アリア・ヴェルナーです」
沈黙。
ハンナは凛の頭のてっぺんから足の先まで、ゆっくりと視線を動かした。
グレーのワンピースとはいえ、生地の質は上等だ。
手入れの行き届いた金髪。
どこからどう見ても、庶民の娘には見えない。
「……ヴェルナー侯爵家の、令嬢様ですか」
「元、ですけれど」
「元?」
「昨日、婚約を解消しまして」
ハンナはしばらく無言だった。
それから、困ったように眉を寄せた。
「あの……令嬢がメイドに志願されるというのは、聞いたことがございませんが」
「初めての事例ということですね」
「笑わせないでください」
凛は少し驚いて、ハンナを見た。
声のトーンが、さっきとは変わっていた。
困惑ではなく——はっきりとした拒絶の色があった。
「令嬢が気まぐれでメイドになろうとするのは、現場への侮辱です。私どもの仕事を何だとお思いで」
「気まぐれではありません」
凛は静かに返した。
「では何のつもりですか。お家が没落したから、仕方なく?」
「働くつもりです。本気で」
「令嬢に何ができるというんです」
ハンナの声に、じわりと棘が滲んだ。
「掃除もしたことがない。洗濯もしたことがない。朝に叩き起こされても、きちんと動ける保証もない。令嬢というのはそういうものでしょう。半日で音を上げて帰られる方に、王城の仕事は任せられません」
凛はしばらく、ハンナを見つめた。
怒りはなかった。
むしろ——この人は正しいことを言っている、と思った。
実際、アリアの身体でどこまで動けるかは、凛自身もわからない。
令嬢として育てられた身体だ。
体力も、実務経験も、ゼロに近い。
それでも。
「一つだけ聞いてもいいですか」
「……何でしょう」
「王城のメイドが今、どういう状態か。ハンナさんはご存知ですか」
ハンナの表情が、わずかに固まった。
「どういう、とは」
「三つの派閥に分かれて、互いに情報を隠し合っている。優秀な人材が報われず、声の大きいだけの古参が幅を利かせている。新人の離職率は異常に高い。——違いますか」
沈黙。
ハンナは何も言わなかった。
けれどその沈黙が、答えだった。
「私はそれを変えたいんです」
凛は続けた。
「メイドの仕事ができるかどうかは、やってみないとわからない。でも——組織を動かすことなら、心当たりがあります」
「……組織を、動かす」
「前職で、似たような状況をいくつか経験しました。机上の話じゃないです」
ハンナは眉を寄せた。
令嬢の「前職」という言葉の意味が、わからないのだろう。
それでいい。
全部説明する必要はない。
「……面接だけなら、できます」
しばらくの沈黙のあと、ハンナはそう言った。
「ただし採用するとは言っていません。面接をして、うちの責任者が判断します。それでよければ」
「十分です」
凛は頷いた。
――――
面接室は、詰め所の奥にある小さな部屋だった。
木のテーブルが一つ。
椅子が二つ。
窓は小さく、光が薄かった。
凛の向かいに座ったのは、ハンナより年上の女性だった。
六十代くらい。
背筋が針のように真っ直ぐで、目に鋭い光がある。
名はマーガレット。
王城メイドの取りまとめ役を長年務めてきた、古参の幹部だという。
「ヴェルナー令嬢」
マーガレットは書類に目を落としたまま、口を開いた。
「志願の理由を聞きましょう」
「働きたいからです」
「もっと具体的に」
「王城のメイド組織を、立て直したいからです」
マーガレットがようやく顔を上げた。
静かな目だった。
怒りでも驚きでもなく——値踏みするような目だった。
「立て直す、とは大きく出ましたね」
「現状を聞いていれば、そう言わざるを得ません」
「現状をどこで」
「人の話をよく聞いていれば、聞こえてくることがあります」
マーガレットは少し考えるように間を置いた。
それから、静かに言った。
「令嬢に雑用メイドが務まるとは思えません。最初は厨房の皿洗いから始めてもらいます。それでも来ますか」
凛は迷わず頷いた。
「明日から参ります」
マーガレットは何も言わなかった。
ただ書類に何かを書き込んで、凛に差し出した。
採用通知書だった。
受け取りながら、凛は小さく息を吐いた。
(第一関門、突破)
王城の石畳を歩いて帰りながら、凛は空を見上げた。
夕暮れが近かった。
空が、じわりとオレンジに染まり始めている。
500人。
明日から、その中の一番下からスタートだ。
(やることは変わらない)
一人ひとりの顔を見て、話を聞いて、強みを見つける。
それだけだ。
凛は王城を振り返った。
夕日を受けて、石造りの壁が金色に光っていた。
——笑っていられるのは、今のうちですよ。
――――
【次話予告】
初出勤の朝、凛を待っていたのは山積みの皿と、敵意むき出しのメイドたちだった。
「令嬢様、皿洗いって知ってますか?」
——知らないけど、覚えます。今日中に。
翌朝、凛は一人で屋敷を出た。
侯爵家の馬車ではなく、徒歩で。
お仕着せのドレスではなく、できるだけ目立たない薄いグレーのワンピースを選んだ。
使用人たちは誰も止めなかった。
婚約破棄された令嬢に、もう興味はないのだろう。
それでいい、と凛は思った。
(目立つ必要は、今はない)
王城までの道を、凛は頭の中で反芻しながら歩いた。
原作の知識によれば、王城のメイド募集は常時行われている。
慢性的な人手不足だからだ。
志願すれば、面接くらいはしてもらえるはずだった。
問題は——令嬢がメイドに志願するという、その非常識さだった。
(でも、選択肢は他にない)
婚約破棄された令嬢が社交界に残れる道はほぼない。
実家に帰っても、厄介者扱いされるだけだ。
ヴェルナー侯爵家は凛——アリアのことを、最初から政略の駒としか見ていなかった。
だから凛は、自分で道を作ることにした。
王城の石畳が見えてきたとき、凛は足を止めて深呼吸した。
(行くか)
――――
王城のメイド受付は、正門の脇にある小さな詰め所だった。
凛が扉を開けると、受付の女性が顔を上げた。
四十代くらいだろうか。
黒いメイド服に白いエプロン。
髪をきっちりとまとめた、いかにも仕事のできそうな雰囲気の女性だった。
名札には「ハンナ」とあった。
「メイドの志願に来ました」
凛がそう告げた瞬間、ハンナの目がすっと細くなった。
「……失礼ですが、あなた様は」
「アリア・ヴェルナーです」
沈黙。
ハンナは凛の頭のてっぺんから足の先まで、ゆっくりと視線を動かした。
グレーのワンピースとはいえ、生地の質は上等だ。
手入れの行き届いた金髪。
どこからどう見ても、庶民の娘には見えない。
「……ヴェルナー侯爵家の、令嬢様ですか」
「元、ですけれど」
「元?」
「昨日、婚約を解消しまして」
ハンナはしばらく無言だった。
それから、困ったように眉を寄せた。
「あの……令嬢がメイドに志願されるというのは、聞いたことがございませんが」
「初めての事例ということですね」
「笑わせないでください」
凛は少し驚いて、ハンナを見た。
声のトーンが、さっきとは変わっていた。
困惑ではなく——はっきりとした拒絶の色があった。
「令嬢が気まぐれでメイドになろうとするのは、現場への侮辱です。私どもの仕事を何だとお思いで」
「気まぐれではありません」
凛は静かに返した。
「では何のつもりですか。お家が没落したから、仕方なく?」
「働くつもりです。本気で」
「令嬢に何ができるというんです」
ハンナの声に、じわりと棘が滲んだ。
「掃除もしたことがない。洗濯もしたことがない。朝に叩き起こされても、きちんと動ける保証もない。令嬢というのはそういうものでしょう。半日で音を上げて帰られる方に、王城の仕事は任せられません」
凛はしばらく、ハンナを見つめた。
怒りはなかった。
むしろ——この人は正しいことを言っている、と思った。
実際、アリアの身体でどこまで動けるかは、凛自身もわからない。
令嬢として育てられた身体だ。
体力も、実務経験も、ゼロに近い。
それでも。
「一つだけ聞いてもいいですか」
「……何でしょう」
「王城のメイドが今、どういう状態か。ハンナさんはご存知ですか」
ハンナの表情が、わずかに固まった。
「どういう、とは」
「三つの派閥に分かれて、互いに情報を隠し合っている。優秀な人材が報われず、声の大きいだけの古参が幅を利かせている。新人の離職率は異常に高い。——違いますか」
沈黙。
ハンナは何も言わなかった。
けれどその沈黙が、答えだった。
「私はそれを変えたいんです」
凛は続けた。
「メイドの仕事ができるかどうかは、やってみないとわからない。でも——組織を動かすことなら、心当たりがあります」
「……組織を、動かす」
「前職で、似たような状況をいくつか経験しました。机上の話じゃないです」
ハンナは眉を寄せた。
令嬢の「前職」という言葉の意味が、わからないのだろう。
それでいい。
全部説明する必要はない。
「……面接だけなら、できます」
しばらくの沈黙のあと、ハンナはそう言った。
「ただし採用するとは言っていません。面接をして、うちの責任者が判断します。それでよければ」
「十分です」
凛は頷いた。
――――
面接室は、詰め所の奥にある小さな部屋だった。
木のテーブルが一つ。
椅子が二つ。
窓は小さく、光が薄かった。
凛の向かいに座ったのは、ハンナより年上の女性だった。
六十代くらい。
背筋が針のように真っ直ぐで、目に鋭い光がある。
名はマーガレット。
王城メイドの取りまとめ役を長年務めてきた、古参の幹部だという。
「ヴェルナー令嬢」
マーガレットは書類に目を落としたまま、口を開いた。
「志願の理由を聞きましょう」
「働きたいからです」
「もっと具体的に」
「王城のメイド組織を、立て直したいからです」
マーガレットがようやく顔を上げた。
静かな目だった。
怒りでも驚きでもなく——値踏みするような目だった。
「立て直す、とは大きく出ましたね」
「現状を聞いていれば、そう言わざるを得ません」
「現状をどこで」
「人の話をよく聞いていれば、聞こえてくることがあります」
マーガレットは少し考えるように間を置いた。
それから、静かに言った。
「令嬢に雑用メイドが務まるとは思えません。最初は厨房の皿洗いから始めてもらいます。それでも来ますか」
凛は迷わず頷いた。
「明日から参ります」
マーガレットは何も言わなかった。
ただ書類に何かを書き込んで、凛に差し出した。
採用通知書だった。
受け取りながら、凛は小さく息を吐いた。
(第一関門、突破)
王城の石畳を歩いて帰りながら、凛は空を見上げた。
夕暮れが近かった。
空が、じわりとオレンジに染まり始めている。
500人。
明日から、その中の一番下からスタートだ。
(やることは変わらない)
一人ひとりの顔を見て、話を聞いて、強みを見つける。
それだけだ。
凛は王城を振り返った。
夕日を受けて、石造りの壁が金色に光っていた。
——笑っていられるのは、今のうちですよ。
――――
【次話予告】
初出勤の朝、凛を待っていたのは山積みの皿と、敵意むき出しのメイドたちだった。
「令嬢様、皿洗いって知ってますか?」
——知らないけど、覚えます。今日中に。
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