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第八章お兄ちゃんは妹と今年もよろしくしなきゃいけないよ?
8-8何処の高校受けるの?
しおりを挟む私はおばあちゃんのお餅をたらふく食べていた。
「ううぅ、流石に食べ過ぎた。胸やけがする」
「由紀恵ちゃん一気に食べ過ぎだよ。はい、お酢」
ん?
なんでお酢なの?
「ああ、胸やけの時お酢をスプーンに一杯くらい飲むと治るってやつね? でも唯それってお餅でも効くのかな?」
「うーん、消化を助けるっていうからいいんじゃない?」
そう言えば脂っこい物にはお酢が良いとか聞いたことあるけど、食べ過ぎにも効くのかな?
とりあえず私はスプーン一杯のお酢を飲んでみる。
酸っぱい!!
そして喉が焼けるような感じがする!!
「うへぇっ! 酸っぱい!」
「はい、由紀恵ちゃん。お茶」
唯ちゃんにお茶をもらいながら私は一息つく。
しかししばらくすると胸やけが収まってくる。
「ほんとだ、胸やけが落ち着いて来た!」
「おおぉぅ、お餅でも行けるんだ。今度私も試してみよう」
「ちょっと待って唯ちゃん、やった事無いの?」
「ないよ~♪」
「私で試したかぁ!」
そう言って唯ちゃんに抱き着きくすぐろうとして衝撃を受ける。
「きゃっ! 由紀恵ちゃんてば何処触ってるの?」
「ゆ、唯ちゃん‥‥‥ ま、まさかこの半年で‥‥‥」
「うん、おっきくなったよ~♪」
「ぐっ!」
なんでよ!
そりゃぁ私だって少しは成長しているのに唯ちゃんは同じ年なのに絶対「C」行ってる!
私は思わずもう一回揉んでしまう。
「ああぁん! もう由紀恵ちゃん本当に同性愛に目覚めたの!?」
「それは無い」
私は唯ちゃんを開放して大きくため息をついた。
「友ちゃん大きいの好きだもんねぇ~」
「だからって唯ちゃんまでいきなり大きくならないでよ。やはり同盟破棄ね」
「なんでそうなるのよ、由紀恵ちゃぁ~ん」
唯ちゃんはそう言って今度は私に抱き着てくる。
「ところで、由紀恵ちゃんは本当に桜川東受けるの?」
お茶をすすっていた恵姉が聞いて来た。
「勿論よ、そこ以外受けるつもりはありません!」
きっぱり言う私に唯ちゃんがうらやましそうに言う。
「あ~、いいなぁ由紀恵ちゃん。友ちゃんと一緒に学校行けて。私なんかお姉ちゃんと一緒の高校くらいしか選択肢が無いっていうのに」
そう言えば唯ちゃんは何処の高校を受けるか聞いていなかった。
でも恵姉と一緒なら共立女子高校となる。
「女の子ばかりでつまらないのよねぇ~」
唯ちゃんはそう言うけどあそこって確かそこそこのお嬢様学校だったはずじゃ無かったっけ?
「でも制服は可愛いんだよね~」
「そう言えばあそこってやたらとかわいい制服よね?」
「うん、だから制服姿の私になって友ちゃんに迫ってみようかと」
「余計な事しないで良いから、唯ちゃんは大人しく寂しい三年間を女子高で過せばいいから!!」
「ひどっ!」
「まあ女子高には恋の話の一つもないからねぇ~」
恵姉はため息をついていた。
「でも桜川東のブレザーだって結構いいんじゃないの?」
「うーん、ちょっと硬めの感じ過ぎて可愛さが少ないのが残念なんだけどね」
「だったら他の高校と言う手もあるわよ、由紀恵ちゃん」
「いや、だからってお兄ちゃんから遠ざけようとしないでよ恵姉!」
そんな事を言いながらお兄ちゃんたちを見るといまだにゲームに夢中になっている。
お兄ちゃんも可愛い制服が好きなのかな?
「でも友ちゃんは制服よりやっぱり胸よね!」
「私もそう思う、もっと大きく育って友ちゃんと」
「いや、二人はもうそれ以上育たなくていいから、育ってほしいのは私だからぁ!!」
私の切実な叫びがこだまするのであった。
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