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第四章
第19話第四章4-3ひと時の休息
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4-3ひと時の休息
軍を逃げ出してきた俺たちはあても無く、荒野を移動して更に東の崖まで来ていた。
「アインよ、この先はもう海だぞ? どうするんだよ」
『そうだな、南に回るかどこかで船を見つけてノージム大陸に戻るかだな』
「鋼鉄の鎧騎士」を動かしながら俺たちはその崖の淵までやって来る。
そして下を覗き込む。
既に海岸線にたどり着いているわけだが、ここから下の砂場ままで結構な高さが有る。
「だいぶあるな。降りるのも一苦労だ。どうするアイン?」
オクツマートは下を覗きながら俺に聞いてくる。
しかしここで立ち止まっているわけにもいかない。
軍から逃げ出したのだ、何時追手が来るか分かったもんじゃない。
『ちゃんとつかまっていろよ』
俺はそれだけ言うとこの三人をかえたまま崖から飛び降りる。
「うぉぃっ!」
「うわぁっ!」
「アインっ!」
多分十メートルちょっとはあるだろう崖を一気に飛び降り海岸沿いの砂浜に降り立つ。
ずんっ!
何故だか分からないがこのくらいの高さはなんてことはない事は知っていた。
追手が来ないとも限らない。
可能な限り遠くへ移動しておきたかった。
「アインっ! 馬鹿野郎!! 殺す気か!?」
「やめてくれよ、俺たちは普通の人間なんだからな!」
「あー、びっくりした」
『悪いがなるだけ遠くに逃げた方が良い。あちらにも【鋼鉄の鎧騎士】がいるんだ。追手が来ないとは限らない』
俺がそう言うと三人はそれ以上何も言わなくなった。
そして俺たちはそのまま海岸沿いに南へと移動を始めるのだった。
* * *
「おい、アインあれ見ろよ」
ルデンが真っ先にそれに気づいた。
俺もこの「鋼鉄の鎧騎士」のお陰で既にそれには気付いていた。
「鋼鉄の鎧騎士」が見るモノは俺にも見えるし、通常の視点よりずっと多くまで見えたり、暗闇やもやがかかっているような見にくい状況でも肉眼よりずっとよく見える様だ。
「こんな所に漁村か? いや、廃村みたいだな‥‥‥」
オクツマートもそう言い、だんだんと近付くそれは見れば既に捨てられた村のようだった。
建物は有るもののほとんどが廃墟となり、港に係留してあるはずの船も半分沈みかけているものばかりだ。
「しかしおかしいな、廃村にしてはまだ新しい‥‥‥ おいっ、アイン!!」
腕に抱えられていたベリアルが何かに気付いたようだ。
指さすその向こうには黒くなった乾いた血のりの跡があった。
そしてよくよく見れば鳥か何かについばまれたのだろう、腐った死体もいくつか残っている。
家屋もよく見ればうち焼かれたものもあり、廃村では無く襲われたという事がわかる。
「いったいこれは‥‥‥」
「ガレントの船ってこっちの岬から来ていたよな‥‥‥」
「まさか、あいつらか? 何故?」
『大方、協力を拒まれホリゾン公国に与するのを嫌がられ殲滅されたのだろう‥‥‥ 全く、どこもかしこも腐っていやがる!』
俺は「鋼鉄の鎧騎士」を止めてその場に膝まづく。
そしてルデンたちを下ろし俺も「鋼鉄の鎧騎士」から降りる。
もう少しで夕刻か。
だいぶ南下も出来ただろう。
雨風しのぐ事くらいできそうな家屋がある。
「今日はここで休むとしよう。流石に一日中『鋼鉄の鎧騎士』を動かしていたので疲れた」
「そうだな、良し、俺たちで食えそうなもの探して来るからアインは休んでいてくれ」
ルデンはそう言ってベリアルとオクツマートと一緒に漁村の中を探し回る。
俺も損傷が一番少なそうな家屋を見つけそこへ入ってみる。
「ちっ!」
村長か何かの家なのだろう。
他の家屋より大きなここはほとんど無傷だったがその代わりに気分の悪くなるモノがその居間に転がってた。
ガレント王国ってのは無慈悲なのか?
そこには腐った小さな子供たちの遺体が数体転がっていた。
無残に横たわるその状態から見て剣で一刺しか。
腐敗臭が酷い。
密閉された部屋のせいで卵が腐ったような、肉の腐る何とも言い難い死臭が漂う。
俺は何も言わずその家を離れた。
「アイン! 酒が残っていたぞ!!」
「こっちは塩漬けの魚だ、まだ食えそうだ」
「こっちも乾燥肉や燻製があった! 助かったな!!」
ルデンたちはそれらの食い物を持ち寄る。
そして先ほどの家について聞いてくる。
「なあアイン、あの家使えないのか?」
「腐ったガキどもがいるぞ? 縛られて一刺しだ」
「なっ!? という事はガレントの仕業か?」
「じゃあ、完全にこの村は‥‥‥」
戦争とは狂気の沙汰だ。
問題があると思えば躊躇なく無抵抗の人間も殺す。
俺たちもやって来た事だ。
だからそれを非難するつもりはない。
だが‥‥‥
「ガキまで始末したか‥‥‥ せめて奴隷として生かせてやればいいものを」
「ガレントってのは奴隷制度が無かったのか?」
「いや、あるはずだが、足手まといになるのを嫌ったのかもしれないな。可哀そうに」
水の生成魔法を使いながら拾ってきた鍋にそれを溜め、塩漬けの魚や燻製肉を適当な大きさに切って放り込む。
その辺の木材を掻き集め点火の魔法で火をつける。
この世界は簡単な魔法ならだれでも使える。
原理を知らなくても呪文さえ唱えてイメージすれば魔法が発動する。
複雑な魔法は流石に出来ないが簡単なものはこの通りだ。
やがてぐつぐつとそれらは煮え始める。
「考えても仕方ない。俺たちは生きている、生き延びるんだ」
俺は煮え始めたそれを見てそうつぶやく。
「そうだな、生きててなんぼだもんな、俺たち」
「ああ、だから今は食って休んで逃げよう‥‥‥」
「そうだな‥‥‥」
そう言いながら誰と無くその食事に手をつけながら命をつなぐのだった。
軍を逃げ出してきた俺たちはあても無く、荒野を移動して更に東の崖まで来ていた。
「アインよ、この先はもう海だぞ? どうするんだよ」
『そうだな、南に回るかどこかで船を見つけてノージム大陸に戻るかだな』
「鋼鉄の鎧騎士」を動かしながら俺たちはその崖の淵までやって来る。
そして下を覗き込む。
既に海岸線にたどり着いているわけだが、ここから下の砂場ままで結構な高さが有る。
「だいぶあるな。降りるのも一苦労だ。どうするアイン?」
オクツマートは下を覗きながら俺に聞いてくる。
しかしここで立ち止まっているわけにもいかない。
軍から逃げ出したのだ、何時追手が来るか分かったもんじゃない。
『ちゃんとつかまっていろよ』
俺はそれだけ言うとこの三人をかえたまま崖から飛び降りる。
「うぉぃっ!」
「うわぁっ!」
「アインっ!」
多分十メートルちょっとはあるだろう崖を一気に飛び降り海岸沿いの砂浜に降り立つ。
ずんっ!
何故だか分からないがこのくらいの高さはなんてことはない事は知っていた。
追手が来ないとも限らない。
可能な限り遠くへ移動しておきたかった。
「アインっ! 馬鹿野郎!! 殺す気か!?」
「やめてくれよ、俺たちは普通の人間なんだからな!」
「あー、びっくりした」
『悪いがなるだけ遠くに逃げた方が良い。あちらにも【鋼鉄の鎧騎士】がいるんだ。追手が来ないとは限らない』
俺がそう言うと三人はそれ以上何も言わなくなった。
そして俺たちはそのまま海岸沿いに南へと移動を始めるのだった。
* * *
「おい、アインあれ見ろよ」
ルデンが真っ先にそれに気づいた。
俺もこの「鋼鉄の鎧騎士」のお陰で既にそれには気付いていた。
「鋼鉄の鎧騎士」が見るモノは俺にも見えるし、通常の視点よりずっと多くまで見えたり、暗闇やもやがかかっているような見にくい状況でも肉眼よりずっとよく見える様だ。
「こんな所に漁村か? いや、廃村みたいだな‥‥‥」
オクツマートもそう言い、だんだんと近付くそれは見れば既に捨てられた村のようだった。
建物は有るもののほとんどが廃墟となり、港に係留してあるはずの船も半分沈みかけているものばかりだ。
「しかしおかしいな、廃村にしてはまだ新しい‥‥‥ おいっ、アイン!!」
腕に抱えられていたベリアルが何かに気付いたようだ。
指さすその向こうには黒くなった乾いた血のりの跡があった。
そしてよくよく見れば鳥か何かについばまれたのだろう、腐った死体もいくつか残っている。
家屋もよく見ればうち焼かれたものもあり、廃村では無く襲われたという事がわかる。
「いったいこれは‥‥‥」
「ガレントの船ってこっちの岬から来ていたよな‥‥‥」
「まさか、あいつらか? 何故?」
『大方、協力を拒まれホリゾン公国に与するのを嫌がられ殲滅されたのだろう‥‥‥ 全く、どこもかしこも腐っていやがる!』
俺は「鋼鉄の鎧騎士」を止めてその場に膝まづく。
そしてルデンたちを下ろし俺も「鋼鉄の鎧騎士」から降りる。
もう少しで夕刻か。
だいぶ南下も出来ただろう。
雨風しのぐ事くらいできそうな家屋がある。
「今日はここで休むとしよう。流石に一日中『鋼鉄の鎧騎士』を動かしていたので疲れた」
「そうだな、良し、俺たちで食えそうなもの探して来るからアインは休んでいてくれ」
ルデンはそう言ってベリアルとオクツマートと一緒に漁村の中を探し回る。
俺も損傷が一番少なそうな家屋を見つけそこへ入ってみる。
「ちっ!」
村長か何かの家なのだろう。
他の家屋より大きなここはほとんど無傷だったがその代わりに気分の悪くなるモノがその居間に転がってた。
ガレント王国ってのは無慈悲なのか?
そこには腐った小さな子供たちの遺体が数体転がっていた。
無残に横たわるその状態から見て剣で一刺しか。
腐敗臭が酷い。
密閉された部屋のせいで卵が腐ったような、肉の腐る何とも言い難い死臭が漂う。
俺は何も言わずその家を離れた。
「アイン! 酒が残っていたぞ!!」
「こっちは塩漬けの魚だ、まだ食えそうだ」
「こっちも乾燥肉や燻製があった! 助かったな!!」
ルデンたちはそれらの食い物を持ち寄る。
そして先ほどの家について聞いてくる。
「なあアイン、あの家使えないのか?」
「腐ったガキどもがいるぞ? 縛られて一刺しだ」
「なっ!? という事はガレントの仕業か?」
「じゃあ、完全にこの村は‥‥‥」
戦争とは狂気の沙汰だ。
問題があると思えば躊躇なく無抵抗の人間も殺す。
俺たちもやって来た事だ。
だからそれを非難するつもりはない。
だが‥‥‥
「ガキまで始末したか‥‥‥ せめて奴隷として生かせてやればいいものを」
「ガレントってのは奴隷制度が無かったのか?」
「いや、あるはずだが、足手まといになるのを嫌ったのかもしれないな。可哀そうに」
水の生成魔法を使いながら拾ってきた鍋にそれを溜め、塩漬けの魚や燻製肉を適当な大きさに切って放り込む。
その辺の木材を掻き集め点火の魔法で火をつける。
この世界は簡単な魔法ならだれでも使える。
原理を知らなくても呪文さえ唱えてイメージすれば魔法が発動する。
複雑な魔法は流石に出来ないが簡単なものはこの通りだ。
やがてぐつぐつとそれらは煮え始める。
「考えても仕方ない。俺たちは生きている、生き延びるんだ」
俺は煮え始めたそれを見てそうつぶやく。
「そうだな、生きててなんぼだもんな、俺たち」
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そう言いながら誰と無くその食事に手をつけながら命をつなぐのだった。
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