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第三章:イザンカ王国
3-11:レッドゲイルでの夜
しおりを挟む魔鉱石の精製はうまくいって、予定通りに事が運んでいた。
かぽ~ん
「エ、エイジってもう生えてるんだ///////」
「ん? 当たりまえだろ? てか、アルムはまだツルツルだな(笑)」
レッドゲイルで今エイジと一緒にお風呂に入っている。
私たちは昔から一緒にお風呂に良く入っていたので、レッドゲイルでもエイジの「汗を流しに行こうぜ!」と言う言葉に尻尾を振ってついて行った。
だって、お姉さんのストライクゾーンに入り始めているエイジの裸見られるんよ!?
しかも今は男だから合法的に!!
子供から少年になってきているその若々しい裸を拝める!
モザイクも水着も無い成長する過程の男の子の裸!
もう、それだけで私はご飯三杯はイケるわよぉっ!!
前も全然隠さずにエイジはこっちを見ている。
そう私のポークビッツを!
ああぁ。
なにこれ?
少年にガン見されるのも悪くない。
そんな幸せな気持ちでいたらエイジがぼそっと言う。
「ちっちゃ」
「べ、別にいいだろう!」
あ、なんで私ってこんなにムキになっているのだろう?
別に自分のが小さかろうとどうでもいいはずなのに?
あれか、前世で女湯で大っきなおっぱい見ると何故か自分の胸と比較して悔しくなるあれかぁっ!?
「べ、別に大きく無くたっていいじゃんかよ」
「まぁ、今はなぁ~」
そう言ってエイジはお湯をかぶり湯船に入ってゆく。
私も同じくお湯をかぶってから湯船に入る。
と、湯気の向こうから声がする。
「アルム様の小さいそれがかわいらしくていいのではないですか♡」
「まぁ、アルムじゃ仕方にゃいニャ。アマディアス様のは凄いけどニャ」
えーとぉ……
「でもでも、初めての時って痛いのでしょ? その点アルムのならあまり痛く無くて済みそうですわ///////」
「なっ!? ミリアリア姉さんまで!!」
はい、いつも通りのマリーとカルミナさんはそれ程驚かなかったけど、流石に今までミリアリア姉さんは一緒にお風呂には入りませんでした!
エシュリナーゼ姉さんやアプリリア姉さん、ミリアリアはいっつも狙って一緒に入ってくるけどね。
初めて見るミリアリア姉さんもデカかった。
くぅっ、今は関係ないのに何故この世界の女性はみんな豊かなんだ?
男だけど中の私は久しぶりにその悔しさを感じていた。
「ミ、ミリアリア姉ちゃん! なに男湯に入っているんだよ!?」
「あら、アルムとは婚約できたのですから別にいいじゃありませんの?」
ミリアリア姉さんはサラリとエイジにそう答える
「マリーもカルミナさんも、ここ男湯だぞ!?」
「私は何時もアルム様のお背中を御流ししてますから」
「別にちっちゃいの見たって何もしないニャ。あたしはアマディアス様一筋ニャ!」
チラチラとマリーとカルミナさんの裸を見ながらエイジはそれでも他の二人にも言う。
まぁ、確かに下の毛が生えてきたくらいの思春期に女の裸は刺激が強いか?
と言うか、こいつら私がもう十歳だって言うのにまだ当たり前のように一緒にお風呂入ってくるのっておかしくないか?
「はぁ~。みんな僕だってもう十歳になったんだよ? いい加減一緒にお風呂入るのやめない?」
「何をおっしゃいますアルム様! 私はアルム様が何歳になっても一緒にお風呂に入ってお背中を御流しします!」
「まぁ、アルムに興味があるわけじゃにゃいけど、一応あたしの主様なんニャ。裸の付き合いしたっていいじゃニャいか?」
「妻となる者が夫と一緒に沐浴をする、ああ、なんて仲つつまじき姿ですの!!」
駄目だこいつら、早く何とかしないと。
「とにかく肩までお湯につかって百ですよ? はいっ」
そう言って湯船に入った私はマリーに捕まる。
後ろから押さえられ、大きな二つのふくらみの間に入れられたまま肩までお湯につけられる。
「自分で出来るっての!」
「ダメです。はい、い~ちぃ、に~いぃ、さぁ~ん」
そう言ってやや長めの数を数え始めるマリー。
こうなるとまず放してくれない。
後ろ頭にデカい二つの物を感じながら私はあきらめのため息を吐くのだった。
* * *
「おや? 今風呂上りかい…… って、あ、あれっ!?」
男湯から出てきたらちょうどイザーガ兄さんと鉢合わせになった。
さっぱりとした私と緩んだ表情のエイジの後ろに一緒に出て来るミリアリア姉さんやマリー、カルミナさんを見てイザーガ兄さんは思わず男湯の看板を見直す。
「ここ、男湯だよね……」
「すみません、いっつもこうなんですこの人たち……」
私があきらめ顔でそう言うとイザーガ兄さんはミリアリア姉さんを見て言う。
「甥か姪っ子の顔を見るのが早まりそうだね……」
「まぁ、お兄様ったら///////」
ミリアリア姉さん、そこ照れる所じゃないんですけど!!
しかしイザーガ兄さんはにんまりと笑って言う。
「でもアルムエイド君がこれで正式に義弟になる日も近そうだね。楽しみにしているよ」
「イザーガ兄さん~」
そう笑いながらイザーガ兄さんは風呂へと入って行ってしまった。
その後姿を見て私は、はたと思い出す。
しまったぁああああぁぁぁぁっ!
もう少し長湯すればイザーガ兄さんの裸も見られたぁ!!
まだ見た事のないイザーガ兄さんの裸♡
それを見逃すとは、一生の不覚!!
「なぁアルム、俺お前が義兄ちゃんになってもいいやぁ~。毎日一緒に風呂入ろうぜ~」
もの凄く残念がっていると、エイジが横でふ抜けた声でそう言ってる。
こいつも!
いやしかし、エイジの男性になる過程を観察できるのは捨てがたい!
まだ筋肉も余りついていない肉体が雄々しくなってゆく過程も見てみたい!
それとその下の成長も!!!!
レッドゲイルも悪くないのではないだろうか?
エシュリナーゼ姉さんやアプリリア姉さん、ミリアリアがいない分だけ女性濃度も低いし!
「ねぇ、アルム。どうしたのですのなんか嬉しそうな顔してですわ?」
「いやぁ、レッドゲイルもいいかもって思ってね~♪」
「まっ! それじゃあお婿さんに来ますの? だとするとアルムを独り占めできますわ!! そうしましょうですわ!!」
あっ。
目をらんらんとさせるミリアリア姉さんとぎりっと奥歯をかみしめるマリーがそこにいるのだった。
* * * * *
「そこ、気を付けてくださいですわ!」
数日後、私たちは精製が出来た魔鉄を持ってブルーゲイルに戻る事となった。
残念ながらここレッドゲイルでは補修程度は出来ても完全に「鋼鉄の鎧騎士」を作り上げるだけの魔道技師や設備が無い。
なのでやはりブルーゲイルに戻るしかないのだ。
「アルム、また遊びに来いよな!」
「うん、とは言え当分はミリアリア姉さんと新型の『鋼鉄の鎧騎士』を作って『ヴィ作戦』を完遂しないとね。それじゃぁエイジもイザーガ兄さんもまたね!」
そう言って私たちは馬車に乗り込み、ブルーゲイルへと戻るのだった。
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