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魔法学校
第5話 はじまりの光
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数日後。
家の前で、庭の掃除をしていると、バサバサッと羽音がした。
見上げると、白い鳥が空から降りてきた。
足には小さな筒がついている。
鳥は俺の前に降り立つと、首をかしげた。
「……俺?」
恐る恐る筒を外す。
中には一通の手紙。
封には魔法学校の紋章が押されていた。
心臓がうるさい。
ゆっくり封を開く。
紙を広げる。
そこには。
合格
の文字があった。
「……!!」
声にならない。
俺はその場に立ち尽くした。
見間違いじゃないかと何度も見返す。
「ノエルどうかしたの?」
俺を心配した母さんが覗き込む。
「……!!!お父さ~んっ!!ノエルが合格したわっ!!!」
父さんも飛び出てきた。
「本当かっ!?」
「ま、まぁね?」
「おめでとう。」
父さんがそう言いながら俺を抱きしめた。
それを見た母さんも、一緒になって抱きしめてくる。
「おめでとう、ノエル」
驚きと嬉しさと恥ずかしさが込み上げてきてどうしたらいいのか分からない。
俺は照れくさくて、少しだけ笑った。
「入学したら寮生活になるから、すぐお友達ができるわよ」
楽しみね~と母が言う。
そうか、寮生活か。
……ん?
寮生活!?
おい、そういうことはもっと早く教えてくれ。
「早速入学に向けての準備しなくちゃっ!」
二人はすっかり盛り上がっている。
こうして、入学までの間、慌ただしく日々が過ぎた。
入学の日。
学校の門の前に立つ。
「じゃあまた後でね。」
両親は先に入学式の会場へと向かうため、ここで一旦別れる。
すると遠くから声が飛んできた。
「ノエルー!!」
振り向くと、リリが手を振りながら走ってきていた。
げっ……あいつも受かったのか!?
審査基準どうなってんだよ。
「合格おめでとうっ!」
「お、おう、リリもな。」
「これからよろしくね!」
俺は少しだけうなずいた。
「……よろしく」
そう言ったものの、正直あまり関わりたくない。
「ねえねえ、クラス一緒かな!?」
「どうだろうね」
「えー!一緒だったら嬉しいなぁ!」
絶対嫌だ。
俺が適当に相槌を打っていると、門の向こうから鐘の音が鳴った。
ゴーン……ゴーン……
低くて重い音が、空に響く。
すると黒いローブを着た先生が新入生達の前にやってきた。
「新入生は、こちらへ」
ぞろぞろと人形たちが歩き出す。
俺とリリも流れに乗って校内へ入った。
中は想像していたよりもずっと広かった。
高い塔。
広い庭。
石造りの廊下。
「すごーい!」
リリはキョロキョロしながら歩いている。
「迷子になるなよ」
「ならないよ!」
……もうなりそうだけど。
石造りの長い廊下を進み、やがて巨大な扉の前に集められる。
先生が扉を開く。
ギィィ……
そこは巨大な大広間だった。
高い天井。
壁いっぱいのステンドグラス。
そして奥には、一人の老人が立っていた。
長い白髪。
黒い杖。
あれが、魔法学校の校長。
ざわついていた新入生たちが静まり返る。
校長はゆっくりと口を開いた。
「ようこそ、魔法学校へ」
低く落ち着いた声が、広間に響いた。
校長は杖を軽く床についた。
コツン。
その瞬間。
天井に、小さな光が現れた。
それはゆっくりと数を増やしていく。
一つ。
また一つ。
無数の光が天井に浮かび上がる。
まるで夜空のようだった。
「これが、君たちの魔力の源」
校長が言う。
「魔法とは、心の形を表す力。」
光の粒が、ゆっくりと降りてくる。
「我々が与えるのは、その種にすぎない」
それは最初から場所が決まっていたかのように、次々と人形の身体へすっと入る。
「すごーいっ……!」
リリが目を輝かせていた。
一つの光の粒がリリの目の前までやってきてすっと身体に入る。
それだけできゃっきゃっとはしゃいでいる。
「身体の変化は?」
「うーん、特に感じないよ?」
リリと話していると、俺の前にも光の粒が現れ、すっと入る。
「……ノエル、どう?」
身体に力を入れてみる。
だが、何も起きないし何も感じない。
本当に魔法が使えるようになったのか怪しくなってきた。
全ての生徒の身体に光の粒が入ったのを確認すると、校長はゆっくりと頷いた。
「これで、諸君らは魔法を扱う資格を得た」
広間が静まり返る。
校長は杖を持ち直し、続けた。
「だが忘れてはならない」
その声は穏やかだが、どこか重かった。
「魔法は、心の力」
「怒りも、悲しみも、喜びも……すべてが魔法になる」
新入生たちは黙って聞いている。
「だからこそ我々は、諸君らに聞いた」
俺は少しだけ顔を上げた。
「魔法は、誰かを救うことも出来る」
校長は一度言葉を切る。
「……そして、誰かを壊すことも出来る」
広間の空気が少し冷える。
「諸君らが善き魔法使いになることを願っている」
そして、校長は今までの空気を切り替えるように明るく言った。
「我々は諸君らの入学を歓迎しようっ!」
その言葉と同時に、校長は杖を上にかざす。
すると、天井のステンドグラスが開き、俺を含めた入学生全員の身体が宙に浮いた。
「え、何これ!?すごーいっ!!」
リリは嬉しそうにはしゃいでいる。
周りを見渡すと、他の生徒達もワクワクしていたり困惑していたりと様々だった。
そこに、ローブを着た先生も飛んできた。
「皆さーん!大丈夫ですよ。落ち着いてください。これから入学式を始めます。名前を呼ばれた生徒は元気よく返事をしてくださいね!」
先生は冷静だけど周りに伝わるような大きな声で言った。
ん?これで入学式すんの……?
よく見ると、隣の広間には保護者達が自分たちの子供に向かって手を振っている。
おい、まじか。
父さん、母さん。
知ってたなら教えてくれよ!!
なんて考えてる間にも、名前を呼ばれた生徒は、次々と自分の席まで降ろされている。
自分が空を飛ぶなんて、夢みたいだ。
魔法って、すげぇ……!
今まで生活を支える程度の魔法しか見たことがなかった俺は、初めて見た壮大な魔法に感動していた。
俺はこれからの学校生活について、期待と不安が入り混じりながら自分の名前を呼ばれるのを待った。
家の前で、庭の掃除をしていると、バサバサッと羽音がした。
見上げると、白い鳥が空から降りてきた。
足には小さな筒がついている。
鳥は俺の前に降り立つと、首をかしげた。
「……俺?」
恐る恐る筒を外す。
中には一通の手紙。
封には魔法学校の紋章が押されていた。
心臓がうるさい。
ゆっくり封を開く。
紙を広げる。
そこには。
合格
の文字があった。
「……!!」
声にならない。
俺はその場に立ち尽くした。
見間違いじゃないかと何度も見返す。
「ノエルどうかしたの?」
俺を心配した母さんが覗き込む。
「……!!!お父さ~んっ!!ノエルが合格したわっ!!!」
父さんも飛び出てきた。
「本当かっ!?」
「ま、まぁね?」
「おめでとう。」
父さんがそう言いながら俺を抱きしめた。
それを見た母さんも、一緒になって抱きしめてくる。
「おめでとう、ノエル」
驚きと嬉しさと恥ずかしさが込み上げてきてどうしたらいいのか分からない。
俺は照れくさくて、少しだけ笑った。
「入学したら寮生活になるから、すぐお友達ができるわよ」
楽しみね~と母が言う。
そうか、寮生活か。
……ん?
寮生活!?
おい、そういうことはもっと早く教えてくれ。
「早速入学に向けての準備しなくちゃっ!」
二人はすっかり盛り上がっている。
こうして、入学までの間、慌ただしく日々が過ぎた。
入学の日。
学校の門の前に立つ。
「じゃあまた後でね。」
両親は先に入学式の会場へと向かうため、ここで一旦別れる。
すると遠くから声が飛んできた。
「ノエルー!!」
振り向くと、リリが手を振りながら走ってきていた。
げっ……あいつも受かったのか!?
審査基準どうなってんだよ。
「合格おめでとうっ!」
「お、おう、リリもな。」
「これからよろしくね!」
俺は少しだけうなずいた。
「……よろしく」
そう言ったものの、正直あまり関わりたくない。
「ねえねえ、クラス一緒かな!?」
「どうだろうね」
「えー!一緒だったら嬉しいなぁ!」
絶対嫌だ。
俺が適当に相槌を打っていると、門の向こうから鐘の音が鳴った。
ゴーン……ゴーン……
低くて重い音が、空に響く。
すると黒いローブを着た先生が新入生達の前にやってきた。
「新入生は、こちらへ」
ぞろぞろと人形たちが歩き出す。
俺とリリも流れに乗って校内へ入った。
中は想像していたよりもずっと広かった。
高い塔。
広い庭。
石造りの廊下。
「すごーい!」
リリはキョロキョロしながら歩いている。
「迷子になるなよ」
「ならないよ!」
……もうなりそうだけど。
石造りの長い廊下を進み、やがて巨大な扉の前に集められる。
先生が扉を開く。
ギィィ……
そこは巨大な大広間だった。
高い天井。
壁いっぱいのステンドグラス。
そして奥には、一人の老人が立っていた。
長い白髪。
黒い杖。
あれが、魔法学校の校長。
ざわついていた新入生たちが静まり返る。
校長はゆっくりと口を開いた。
「ようこそ、魔法学校へ」
低く落ち着いた声が、広間に響いた。
校長は杖を軽く床についた。
コツン。
その瞬間。
天井に、小さな光が現れた。
それはゆっくりと数を増やしていく。
一つ。
また一つ。
無数の光が天井に浮かび上がる。
まるで夜空のようだった。
「これが、君たちの魔力の源」
校長が言う。
「魔法とは、心の形を表す力。」
光の粒が、ゆっくりと降りてくる。
「我々が与えるのは、その種にすぎない」
それは最初から場所が決まっていたかのように、次々と人形の身体へすっと入る。
「すごーいっ……!」
リリが目を輝かせていた。
一つの光の粒がリリの目の前までやってきてすっと身体に入る。
それだけできゃっきゃっとはしゃいでいる。
「身体の変化は?」
「うーん、特に感じないよ?」
リリと話していると、俺の前にも光の粒が現れ、すっと入る。
「……ノエル、どう?」
身体に力を入れてみる。
だが、何も起きないし何も感じない。
本当に魔法が使えるようになったのか怪しくなってきた。
全ての生徒の身体に光の粒が入ったのを確認すると、校長はゆっくりと頷いた。
「これで、諸君らは魔法を扱う資格を得た」
広間が静まり返る。
校長は杖を持ち直し、続けた。
「だが忘れてはならない」
その声は穏やかだが、どこか重かった。
「魔法は、心の力」
「怒りも、悲しみも、喜びも……すべてが魔法になる」
新入生たちは黙って聞いている。
「だからこそ我々は、諸君らに聞いた」
俺は少しだけ顔を上げた。
「魔法は、誰かを救うことも出来る」
校長は一度言葉を切る。
「……そして、誰かを壊すことも出来る」
広間の空気が少し冷える。
「諸君らが善き魔法使いになることを願っている」
そして、校長は今までの空気を切り替えるように明るく言った。
「我々は諸君らの入学を歓迎しようっ!」
その言葉と同時に、校長は杖を上にかざす。
すると、天井のステンドグラスが開き、俺を含めた入学生全員の身体が宙に浮いた。
「え、何これ!?すごーいっ!!」
リリは嬉しそうにはしゃいでいる。
周りを見渡すと、他の生徒達もワクワクしていたり困惑していたりと様々だった。
そこに、ローブを着た先生も飛んできた。
「皆さーん!大丈夫ですよ。落ち着いてください。これから入学式を始めます。名前を呼ばれた生徒は元気よく返事をしてくださいね!」
先生は冷静だけど周りに伝わるような大きな声で言った。
ん?これで入学式すんの……?
よく見ると、隣の広間には保護者達が自分たちの子供に向かって手を振っている。
おい、まじか。
父さん、母さん。
知ってたなら教えてくれよ!!
なんて考えてる間にも、名前を呼ばれた生徒は、次々と自分の席まで降ろされている。
自分が空を飛ぶなんて、夢みたいだ。
魔法って、すげぇ……!
今まで生活を支える程度の魔法しか見たことがなかった俺は、初めて見た壮大な魔法に感動していた。
俺はこれからの学校生活について、期待と不安が入り混じりながら自分の名前を呼ばれるのを待った。
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