死を視る俺と異能力者達

青薔薇

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再びの日常

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「ただいま~」
田中との一件があった後、俺は全速力で家に帰った。
「もー遅い~。おなかペコペコだよぉ」
頬を膨らませながらジト目でこっちを睨んでくる月子。
ヤベェ…ウルトラスーパーハイパーデラックス超可愛い…。
控えめに言って至高、普通に言うと言うと至極、強く言って…てそれはいいんだ。
とにかく可愛すぎる。特にあのほっぺた。指でツンツンしてプニプニしたい。
「あぁ、抱き締めたい…」
「え、えぇっ!?」
おっと、つい声に出てしまった。
「ま、とにかくそう怒るなってことだ」
ポンッ、と頭に手を置いてやると、月子の顔がみるみる紅くなっていく。
余計怒っちゃったかな…。
俺は《特務》が終わった後のこんなやりとりがたまらなく好きだ。人を殺したという罪悪感が少しだけ晴れるからだ。



「じゃあおやすみ~」
「おう、もし一緒に寝たかったらいつでも来いよ?てか来てくれ、一緒に寝よう。そして朝まで愛を語り合おう」
「朝まで語るほどの愛はない。冗談言ってないで早く寝なよ」
うぅ…最近月子が冷たい。T・T 月子が 冷たいだ。 
「昔は「お兄ちゃーん、一緒に寝ていーい?」とか、「お兄ちゃん大好きー!」とか言ってくれてたのに、はぁ…」
「わ、わー!わー!むむ、昔のことなんてどうでもいいじゃん!はい!おやすみっ!」
ダッダッダッ…
階段をものすごいスピードで上がってっいった。
「・・・はぁ」
俺が人と、ましてや月子と一緒に寝るなんてことは出来ないのにな…。
俺がうなされているときっと迷惑をかけてしまうだろう。
「俺も寝るか…」
あの頃 ● ● ●は寝るのが嫌なんてことはなかったのにな…。



「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!」
「うぐっ、ぐあぁぁ…」
苦しい。今俺は人の形をした影に馬乗りされ首を絞められている。
またこの夢、今日は扼殺やくさつだ。
扼殺は俺が嫌いな夢トップ5に入るくらい嫌いだ。
夢だったら痛くないから頬を叩くというシーンが漫画やアニメなどでよく見るが、この夢は全く違って痛みがあるのだ。
非科学的と思うかもしれないが、これは事実である。
この世界に異能力があるという時点で科学的非科学的などは関係無いのだ。
グググ…
そんなことを考えているうちにもどんどん首は絞まる。
そろそろ限界だ…。
グキッ!!



俺の意識は今日の夢一番の痛みと共に覚醒した。
最悪の目覚めだ。
「あー、痛い」
するとドア越しに、
「兄さん起きたー?」
前言撤回、最高の目覚めだ。
「あぁ起きてるぞラブリーマイエンジェル」
「ラブ!?と、とにかく早く下りてきてねー」
さぁ今日も一日頑張ろう、そう俺は誓った。




…………………………………………………………………………………………………

あとがき(仮)

《死を視る俺と異能力者達》を分割して読んでいただいているありがたい方は初めまして。一気にまとめて読んでいただいたこれまたありがたい方も初めまして。
青薔薇というものです。
この回から毎章終わるごとに、このあとがき(仮)を書かせていただくことに致しました。
ではまず謝辞から、「《死を視る俺と異能力者達》なんていう題名のくせに全然異能力出てねーじゃん」と思った方、ごめんなさい。
私も書いているうちにそれに気付き…。これからはもうちょっと多めに出していこうと思っております。

内容の方にも書かせていただいた通り物語を書くのが初めてですので、至らぬ点がございましたら是非ご指導の程をお願い致します。
そしてこの作品を読んでくださった方々、お気に入り登録をしてくださった方々、心より感謝申し上げます。
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