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第1章 魔王の絶対支配

魔王召喚!!

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俺の名前は草壁魔道
ごくごく普通の高校生である...たぶん
ザッザッザッ
「それでは皆、魔王草壁様に忠誠の誓いを!!」
「魔王草壁様バンザイ!!」
「バンザイ!!!!」
そう俺、草壁魔道は魔王なのである...
どうしてこうなった?
いや待て、ホントにどうしてこうなった、
おかしいだろ色々

時は1日前にさかのぼる

現時刻9:00、魔王になるまで残り24時間...
「はぁ...今日も学校かー」
朝から憂鬱にしていると妹が部屋に来た
ガチャ
「お兄ちゃん学校遅刻するよーー!」
「あぁ、はいはい」
「ハイは1回!!」
俺の可愛い妹が面倒臭いことを言い出した
「ハイハイ」
「もう!知らない!!」ガチャ
妹が怒ってしまったどうしよう、死のうかな?
そのようなくだらないことを考えていると、1本の電話がかかってきた...
カチャ「はい、もしもし?」
「こちら、魔王召喚センターです!」
「.....は?」
「魔王召喚センターです!!」
カチャ
これは何かの勧誘だな、
プルルルル
「なんだよ、もう!」カチャ
「はい!、もしもし!!」
「もー、何できるんですか~!」
「あ、勧誘なら結構です、ではさようなら」
「あ!待って!待ってください!!」
なんだこいつ...しつこいなぁ..
「はぁ...で?なんなんですか?」
「こちらの用件を簡単に言うと...草壁魔道様、あなたに魔王をやってもらいます!!」
「.......はぁぁぁぁぁぁ?!」
「ちなみに貴方様に拒否権はありません、24時間後に何処にいようが強制的にこちらの国、ゴルドーラに転移させていただきます」
「それでは、
   さようなら!魔王様!」
「は!ちょ、まて!」ブチ
ツーツー
「えーナニコレ?」

そして今に至る!

はぁ...ていうかホントに俺に魔王なんてできるのか?
俺は魔王だ、俺は魔王だ、俺は魔王だ、オレハマオウダ、
心の中で自己暗示をかける
そう言えば...
「魔王になったのはいいが、俺は強いのか?」
ちょっと気になったので第一門番のマルコスに聞いてみた。

ちなみに魔王城はゴルドーラ魔王国の真ん中にあり、十の門を通らないと入れないという仕組みになっている。
ひとつひとつの門には、最強の門番がついているのである!
ていうかこれ突破できるやついるの?

ちなみに
マルコスは超攻撃特化型のゴーレムである。

マルコスは答えた
「もちろんです!試してみますか?魔王様」
「んーそうだなぁ、そうさせてもらおうか」
するとマルコスがいきなりぶっ飛んだ事を言い出した
「今ちょうど我が国の北東にあるシルネ暗黒神殿に勇者の軍が攻めてきていますのでそれを実験相手にしてみてわ?」
いやいや、いきなり実践とかマジか!!
まぁ、大丈夫だろ!
この自身一体俺の何処から来ているのだろうか...
「いいだろう、そちらの方が楽しそうだ!」
「それでは準備させていただきます!」
「任せたぞマルコス」
「ハッ!!」サッサッサッ
いよいよ初戦闘か...
 
そんなこんなで俺の魔王としての生活が始まってしまった...

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