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第2章 門番の演舞

門番戦闘開始!!

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私はエルフの国の女王、美貌妃クレアだ
私は何もしていないし、しようともしていない、なのに....

「この国を貰い受けに参りました!」

どうしてこうなった?
私は何もしていないのに!!
何故だ!!
私の下のものが魔王に喧嘩でも売ったのか?!
いや、そんな筈はない
まず、そもそも魔王何故いきなりこんな者達を送ってきたのだ?
そうだ、話はまずそれを聞いてからだ!

「ちょ、ちょっと待て!話の前にお前たちは何故来た?私達は何もしていないだろう?」

するとマルコスが不思議そうに答えた

「はい、女王様は何もされておりません」
「ではなぜなのだ!?!」
「それは、魔王様が私達門番の実力をテストしたいとの事で、この国を落としてこいと命令されたためです」
「は?」

どういうことですの!
つまり魔王は私の国を部下の実力テストとして潰すと?
私の国は只の実験材料でしかないと?

「はは、ははははははは!!」

マルコスとライオスは二人同時にこう思った、
「「遂に頭イカれたかー...」」と

「ふぅ、でもその話はスグには了承しかねる、なので私と取引をしないか?」

ライオスは少し驚いた表情したが、すぐに冷静なる

「ほぅ、我たちにどのような取引を?」
「ゴーレムの方には、この国最強の魔法使いと、剣士の方には、この国最強の戦士長と戦ってもらう!」
「なるほど」
「2人とも勝つことが出来ればこの国は譲り渡そう!」

いくらこやつらが魔王軍の幹部クラスとは言えども、私の国が誇るあの最強の2人には敵わんだろ!

「分かりました  で、場所と日時は?」
「今から闘技場でだ!」
「了解致しました」

まだクレアは知らなかった、この2体が只者ではないことを...


魔王城にて

「はぁ、俺も訓練させてもらおうかな~」
「どうしたのだ?魔道」
「いや、暇なので魔法の訓練でもしたいと思ってな」
「ふーん、それじゃトレーニングルームを使えばいいんじゃない?」
「トレーニングルーム?」

あれ?そんなのあったっけ?
あ!あったわ

「トレーニングルームならどんだけ強力な技や魔法を使っても周りに被害はないからいいと思うわよ?」
「ならばそうしよう!」

魔王はトレーニングルームに入った

「なんだここは?!草原??」

なんとそこにはだだっ広い草原が広がっていた!

そうここは仮想空間なのだ!
だから何をしても映像上は被害を受けているように見えるが実際には被害は出ないのだ

「では、一つ使ってみるか」

本をめくる

「ドラグーンボルテックス!!」

魔王はLv.11の雷系魔法を使用した
すると、草原の一部が真っ黒になった、どうやら焦げたようだ

「ふむ、こんなものか...」

魔王は他にも色んな魔法を試すのであった



闘技場

今からマルコスの勝負が始まろうとしていた

「私は魔王城第一門番のマルコス!そちらは?」

相手の魔法使いが答える

「私は大賢者マルローだ!」

開始は鐘の合図で始まる

すると鐘が鳴り響いた...

「それでは死んでもらうぞマルコス!」

するとマルロー魔法を唱えた

「ファイアーボール!」

どうやらLv.4魔法のようだ、それがマルコスに当たることは無かった

「残念だったなマルロー、この私にはLv.9以下の魔法は効かないのだよ」
「な、なんだそれは!!反則ではないか!」
「何が反則だ!これが私の強さだ!」

そう、この時点でマルローに勝ち目は無いのだ
マルローの使える1番Lv.の高い魔法でも所詮Lv.6だからだ

「では次は私の番だな!私の力を思い知れ!!」

マルコスは地面に手をぶち込んだ

「アースショック!」

すると闘技場のステージにのみ大地震が発生した
さらに地割れが起こった

「お、落ちる!た、助けて!あ、ぁぁぁぁぁ!」

マルローは地割れの隙間に落ちた
そして地割れは閉じた

「しょ、勝負あり!マルコス様の勝利です!!」

勝負を見ていたクレアは口を開けたまま呆然としている

「続いて第二試合です」

ライオスと向こうの戦士長が入場する

「我はライオス!魔王城第九門番のライオスだ!!」

相手の戦士長が答える

「俺はフライガ、この国の戦士長だ!」

そして鐘が鳴り響いた...

するとライオスがいきなり魔法を唱えた

「サモン・ウェポン&アーマー」

するとライオスは黒い竜巻の中に消える

「な、何だあれは」

フライガは驚いていた

すると竜巻が消え、中から魔剣を持った全装備のライオスが出てきた

「魔剣士ライオスここに見参!!」
「このセリフ1回言ってみたかったんだよなー」ボソ

戦士長は震え出していた、
こんな化物に勝てるのかと
しかし、フライガは恐れずに立ち向かうことを決めた!

「おぉぉぉぉぉ!!!ライオス!ここがお前の死に場所だぁ!」

「戦技!ライトスラッシュ!」

フライガは戦技を発動しライオスに切りかかる


説明しよう!!
戦技とは武器や体を使った体術などを使った技のことである!


しかしフライガの剣はライオスを切ることなく折れた

「フンッ、その程度の剣では我の鎧に傷すらつけられんわ!!」

フライガ頭の中には死の文字が見えた

「ではフライガ、さらばだ!」

「戦技!ブラッディーストラトス!!」

フライガは見事に二つに切れた

「しょ、しょ勝負あり!!ライオス様の勝利です!!」

するとライオスが言った

「ではクレア女王、この国は貰うぞ!後にこの国へ魔王軍を送る、もし拒絶したりすればお前が死ぬぞ?」

クレアは怖くて声すら出なかった

「ではさらばだ、、テレポーテーション!!」

マルコスとライオスは転移魔法を使い魔王城へと帰還した


その頃、ルミナスも命令受けてある勇者と対峙しようとしていたのであった...








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みんなの感想(1件)

ユルゲーマー
ネタバレ含む
harutako
2017.02.05 harutako

指摘ありがとうございます!!

全く気づきませんでした...
よければ、これからもよろしくお願いします!

解除

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