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第2章 門番の演舞

門番実力テスト

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ここで俺は思ったのだ、
俺って門番の事をよく知らなくね?うん、そうだよね!
自分の1番近い部下達の事をよく知らないのはまずい!
ひじょーーーにまずい!!
もしも裏切られたりした時に対処出来ないのは困る!
とういうことでライオスとマルコスに出陣を命じたのだ!

「さて、観察させてもらうか」


エルフの国へ向かうマルコスとライオスだ、

ちなみにライオスは第九門番で種族は魔剣士である

「魔王様が初めてくださった仕事だ!何としてでも成功させるぞマルコス!」

ライオスはとても嬉しそうで興奮気味だ

「それは分かるけど、あんまり暴れるなよ?」
「分かっておる、分かっておる♪」

こいつ絶対分かってない...
仕方ない、もしもの時は俺が止めるか

「というか、思ったのだがマルコスよ...エルフの国ちょっと遠くないか?」
「そう言えばそうだな...確かに魔王様も少し遠いとは言っていたが、本当に遠いな...」

そう、エルフの国はあまりにも遠すぎたのだ
魔王が「ほんの少し遠いかもね?」とか言っていたので、マルコス達はそうなのだと思って来たのだ...
多分魔王は空を飛ぶことが出来るのでほんの少しと言ったのだろう

だがしかし!マルコスとライオスは空を飛ぶことは出来ないのだ...

ライオスは喋り出した

「はぁ...我も空を飛べたらなー」
「それは私も思う!」
「我はダークドラゴンが居れば空を飛ぶことができるが、自分では飛べんのは少し残念だ...」
「私は地中なら移動可能なのだがなぁ、」
「まぁ、文句言っても仕方がないな」
「それもそうだな」
「では行くか!」
「うむ!」

マルコスとライオスはエルフの国へ向かう...


魔王城

「ほほぉ、ソニアと言ったか、なかなかやるではないか」
「そっちもね、イルネ!」

マルコスとライオスがエルフの国へ向かう一方
俺は嫁とイルネの戦闘力をチェックしているのであった
ていうかこいつら2人の勝負は見てて飽きないなー

「そこまでだ!」
「「はい!」」
「良くやったお前たち!素晴らしいぞ!見てて飽きんわ!」
「ありがとうございます!!魔王様!」
「ありがとね、魔道!」
「チッ!」

そう、俺は嫁、ソニアだけに下の名前で呼ぶことを許したのだ
だって、そっちの方が夫婦っぽいじゃん?
さっきイルネが舌打ちしたのはそのせいだ
あ、あと俺卒業したっす!
何を卒業したかはご想像におまかせするというか、察してください。

「では2人ともシャワーでも浴びてくるといい」
「はい!魔王様!」
「はーい!」
「魔王様、覗きたかったらどうぞ!」
「魔道!あんた、それはダメだよ?」
「わ、分かっておるわ!俺はそんなことわせん!」

そう、別に覗きたくないとは言っていない!

いや、覗かないよ?



「はぁ、やっと着いたぞエルフの国...」
「我ももう疲れた、仕事をパパッと終わらすぞ!」
「そうだな」

転移台を置いた、これをおけばいつでもすぐここに来ることがでくる


「そこの傭兵よ、我にここの王に謁見をさせて欲しい」
「な、なんだお前たち?!」

傭兵は産まれたての小鹿レベルに震えている

「我はライオス!魔王城の第九門番である!」
「ま、魔王だと?!!」
「もし謁見を断ればこの国が消えると思え、」
「わ、わわ分かりました!こちらに着いてきてください!!」
「ふむ、物わかりのいい奴で良かったよ」

もはや傭兵に断る勇気はなかった...


「女王様!!魔王軍の方が謁見を申し出ております!!」
「な、なにぃ!!あんた、それ冗談じゃないわよね?」
「違います!!魔王軍の方は謁見を断ればこの国を消すと...」
「と、通しなさい!!」

女王は焦った、何故いきなり魔王軍が来たのか...
美しい顔が台無しになりそうなくらいだった

「どうも女王様、我はライオス!そしてこちらがマルコス、魔王様を守護するものでございます!」

「ほ、ほう,で?どのようなご要件で?」

「この国を貰い受けに参りました!」

女王は心底こう思った

「.....は?」

coming soon

















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