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秘密のコロッケと青椒肉絲
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娘達を見送りここから私の仕事に入る。
溜まった洗濯物を色分けの選別をして最初は白物から、その次に色の有りを洗濯していく。
洗濯機のスイッチを押しその間に部屋の掃除。
基本娘達の部屋は自分達でやらせているためしないがたまに抜き打ちでーー娘に内緒でーーやるときもある。
上から埃たたきで埃を落とし、雑巾がけをする。掃除が一通り出来れば洗濯機に入っている洗濯物を庭に干す。今日は天気も良いから午前中には乾きそうだ。
洗濯物を干し終わると洗濯用に使っていた籠を戻し、軍手と小さな籠を持って庭に戻り育てている野菜を収穫する。今日の収穫は彩り豊かな三種のピーマン。収穫用の鋏でピーマンをいくつか取り籠に入れていく。三種だけでかなりの量が収穫出来たので今日の晩御飯は青椒肉絲にしようと決定した。ピーマンの収穫は終わり他の野菜達に水やりや草むしりをしてこちらも一段落終わったら家に上がって土で汚れた服を脱ぎ、少し楽なスカートを履いて買い物に出掛ける。自転車で少し遠めのスーパーも良いが近くの商店街の方が色んなお店もあり見ていて飽きず、ましてや顔馴染で時々おまけも付く。だから、私はよく商店街の方で買い物をする。
商店街に辿り着くと自転車から降りて押しながら商店街に入ると顔馴染のお店の人達が私に挨拶をしてくれる。私も挨拶を返すと「今日はうちにどう?」や「いい魚があるよ!」等の声が聞こえるが今日は魚ではなく肉を買う予定なので私は精肉屋に向かう。
「こんにちは」
「こんにちは! 今日は何にしますか?」
元気よく接客をしてくれる子はこのお店の次男君。この精肉屋は親子で経営しておりとても安くて美味しから私はよくこのお店に訪れる。なにより百円コロッケがここの一番人気。私と娘達も商店街に行くとここの精肉屋のコロッケも必ず一人はコロッケを一つ買って帰るという、まるでそれが我が家の風習みたいになってしまっていた。
だけど、今日はコロッケではなくお肉を買いに来たので今日は我慢。奥では普段お肉を切っている長男君がお店でコロッケやカツ等の揚げ物を揚げているがそれを我慢して次男君に注文をする。
「牛ももの薄切り肉を三百下さい」
「はい!」
元気の良いお返事にガラスケースの中からもも肉が少しずつ無くなっていくのを見ていると次男君は「二人は元気ですか?」と聞いてくれる。
二人はよく私の娘達に色々とお世話になっていた。娘達にとっては二人はお兄ちゃんのような存在でもあった。私は「とても元気よ」と答えた。
「牛ももの薄切り肉、三百gで千五百円になります」
やっぱり安い。この安さが良い。スーパーで買っても二千円以上はいくのに。
「ありがとう」
私はお肉を受け取ると長男君が紙に包んだ熱々のコロッケを私に差し出した。
「サービスです」
「まぁ、ありがとう」
「娘さん達には内緒で。次は三人で来てください」
「本当に二人は商売上手ね。君達のお父さんにもよろしく伝えといて」
お肉を自転車のかごの中に入れ熱々コロッケを食べながら自転車を押して次は八百屋さんに向かった。
自転車を押しながら八百屋さんの所まで歩く。八百屋さんの店長さんと奥さんが「いらっしゃい」と顔を出して私は「たけのこはあります?」と聞いた。
「たけのこね。ちょうど立派なのがありますよ」
奥さんは手を叩きながら私にたけのこを見せてくれた。箱に入っているたけのこはそれは大きくて立派だった。私はこのたけのこにした。
余れば煮物でも炊き込みでも出来ると思い私は店長さんにお金を払う。
「まいどあり!」
「また来てくださいね」
私は商店街を出て自転車を乗りスーパーまでこいでいく。スーパーで必要な物を調味料を買い揃えちょっと贅沢にお菓子も少しや果物も少し買う。
すべてを買い揃えて自転車のかごをパンパンにしながら家に帰る。家に入ればどこか安心してリビングにあるソファーに倒れたくなるが、私は今日の晩御飯と明日の仕込みに準備する。
まずはたけのこの下準備。
たけのこはあまりに立派で皮付きで大きいから半分に切って皮を全部剥がす。そして大きめの鍋に切ったたけのこと水をいっぱいに入れて火を付けアク抜きをする。これをしておかないとえぐ味がまして美味しくなくなるので要注意。アク抜きが出来たらたけのこ取り出して粗熱を取る。半分は今度別の料理に使うため半分に切ったたけのこに縦と横で四等分に切り大きめのタッパにたけのこを入れて水が浸る位迄入れて冷蔵庫で保存する。
もう半分は今日の晩御飯の材料として置いておく。
続いてはピーマン。全部のピーマンを半分に切って種を取り除く。この種はまた庭に埋めるために取って置いておく。
種を取り除いたピーマンの量の半分は縦で細切りにしてボウルに入れていく。たけのことピーマンの準備が終わればこれは置いておいて次は明日の仕込みの準備に取り掛かる。
残しておいたピーマンは内側に片栗粉を眩しておく。
冷蔵庫にある玉ねぎと豚挽き肉を出してたまねぎはみじん切りにしボウルに玉ねぎを入れて、ふわりとラップをし電子レンジで2分加熱する。これが時短でちょっと楽。加熱したら少し冷まします。これ大事、でないと熱が肉に移っちゃうので注意。
玉ねぎが冷めたら豚ひき肉を入れ、よくこねて肉だねを作る。肉だねが残ればミニハンバーグにするもよし、ロールキャベツに使うもよし、なんだったらメンチカツに使うものもいいので幅広く使えて本当に便利です。
作った肉だねをピーマンに敷き詰め隙間なく埋めていく。これを全部詰めていくが…‥今回は肉だねは残りませんでした。
詰めたピーマンはタッパに入れて明日の娘達のお弁当のおかずするもよし朝ご飯に出すと次女が喜ぶのでどっちもいける。
これで晩御飯とお弁当の仕込みが終わり。晩御飯は後は夜にやるだけ。
私は残りの仕事を仕上げる。洗濯物を取り込んで畳んで元の場所に戻し。娘達の服は畳んでベッドの上に置いておく。風呂を洗ってトイレも掃除し終われば次は庭と野菜の手入れ。昔から家庭菜園に憧れていたが最初はうまくいかなかったが娘達が手伝ってくれたおかげで今でも続けている。おかけでトマト嫌いな次女は今では私が育てたトマトしか食べなくなってしまった。野菜を育てるとそんな懐かしい思い出が昨日のことのように思いだす。
手入れと水やりが終わるとリビングに戻り少し休憩する。時計を見てもうそろそろ次女が学校から帰ってくる時間だった。それまで私は休憩をするため珈琲を入れて一息する。
珈琲を飲んでいると次女が学校から帰ってきて「ただいま」と言う声がリビングに響く。冷蔵庫から麦茶を出してコップに注ぎ私の隣に座っていた今日あった出来事を話してくれる。
数分経つと次女は自分の部屋に行き宿題と勉強するために籠もる。そんな頑張ってる娘にお菓子とジュースを持っていってあげる。
「お菓子とジュース持ってきたよ」
「ありがとう」
勉強を頑張ってる娘の邪魔にならないように部屋に退場し私はリビングに戻る。リビングで家計簿をしながら金計算と家庭菜園の本を読みながら勉強をし料理の献立も考える。
時間はあっという間に過ぎていき気がつけばいつの間にか六時半になっていた。そろそろ長女が帰ってくる時間なので晩御飯の用意をする。
あらかじめ仕込みを用意しておいたピーマンとたけのこを出して精肉屋さんで買った肉も出す。
まずはフライパンに油を中火で熱し冷蔵庫から出した生姜とにんにくのチューブを出す。この時の私はにんにくは少なめで生姜は少し多めに出します。にんにくの匂いを気にする娘が二人いるので。少し匂いを嗅いでみるとにんにくの匂いはそんなにキツくないのでこれでよし。
軽く熱したら肉を炒め軽く火が通ったらピーマンとたけのこを入れていっきに炒める。肉の香ばしい匂いに食欲を唆られる正直これに塩胡椒だけでも全然いけます。
全体に火が通ったらいったん火から下ろし、ボウルを用意。
ボウルに砂糖、醤油、酒、オイスターソース、水を入れてかき混ぜてその次に片栗粉を入れて混ぜ加える。フライパンにもう一度火にかけ次は強火でいきます。具材をフライパンの中に広げ、ボウルに入ってるソースをスプーンで混ぜながらフライパンに回すように入れて玉にならないように素早く具材とソースを絡める。肉と野菜がソースに絡まり良い匂いがリビングに広がると上の部屋にも届いたのか次女が下りてきて「お腹すいた」と言った。
「もうすぐご飯だから、お茶碗三人分出して。後お椀とお皿もお願い」
次女は「はーい」と言いながら大きな皿一枚とお茶碗碗とお椀と小皿を三人分出してくれた。
そしてちょうど仕事帰りの長女が「ただいま」と言いながらリビング二に入って来た。
「良い匂い。青椒肉絲?」
「えぇ、今日はピーマンが沢山収穫出来たから青椒肉絲にしちゃった。明日は二人のお弁当にピーマンの肉詰め入れてあげる」
それを聞いた次女は「やったー!」と言いながら飛び跳ねて喜んでいた。
「このお肉。もしかしてあのお兄さん達の」
「そうだよ。あそこのお肉屋さん」
私がそういうと二人はじっとした目で私を見つめた。もしかしてサービスしてもらったのがバレたのか。
「な、何?」
「もしかして、コロッケ食べた?」
「食べたの?」
睨んではいないがじっとした目で見つめ続ける娘達に完敗して私は白状に「食べました」と言った。次女が私に引っ付き「ずるい!」と言い長女も「そうよ。私達もあそこのコロッケ好きなのに」と頬を今にも膨らませそうだった。
「ごめんね、サービスで貰っちゃって。次は三人で行きましょ。あそこの長男君と次男君が三人で来てくださいって言ってたから」
「サービスなら仕方ない」とちょっと納得した長女、でも未だに羨ましそうに私に引っ付いてる次女を慰めながら私は大きなお皿に青椒肉絲を盛り入れる。完成した青椒肉絲に各自お茶碗に好きな量でご飯を入れさせお椀に好きなインスタントの味噌汁を入れさせる。いくら全員が女でもやはり好みや量は違うのでそれは自分達でやると私達家族で決めたルール。そして各自お茶碗とお椀を置いて三人揃ったら、三人で手を合わせて食べる。
今日の私はご飯は多めに、味噌汁はネギに赤味噌の気分。
長女はご飯は少なめで味噌汁は豆腐に白味噌。
次女はご飯は大盛りで味噌汁は油揚げに合わせ味噌。
お互いに好きな物を囲んで好きなものを食べるのは良い。
二人は青椒肉絲を美味しそうに食べてくれて私も作るかいがある。この顔が見たくて私は料理を作り続ける。次女はもう高校生なのに口の周りソースを付けながら口いっぱい青椒肉絲を食べ、ご飯を掻き込んで味噌汁を飲んでと幸せそうに食べる。長女は少食だが、三食は必ず食べてくれるから私も安心している。特に私が作った野菜をいたく気に入ってくれているから家庭菜園も料理作りも頑張れる。他愛無い話しをしテレビを見ながらご飯を食べ進めるといつの間にか青椒肉絲は無くなり私達三人なお茶碗とお椀も空っぽになっていた。長女と次女は満足そうな顔をしていた。次女は「お腹いっぱい」と言いながら腹を擦り、長女は「美味しかった」と私に言ってくれた。三人で皿を片付け少し休憩しながら私は考える。
明日のご飯は何にしよう?
溜まった洗濯物を色分けの選別をして最初は白物から、その次に色の有りを洗濯していく。
洗濯機のスイッチを押しその間に部屋の掃除。
基本娘達の部屋は自分達でやらせているためしないがたまに抜き打ちでーー娘に内緒でーーやるときもある。
上から埃たたきで埃を落とし、雑巾がけをする。掃除が一通り出来れば洗濯機に入っている洗濯物を庭に干す。今日は天気も良いから午前中には乾きそうだ。
洗濯物を干し終わると洗濯用に使っていた籠を戻し、軍手と小さな籠を持って庭に戻り育てている野菜を収穫する。今日の収穫は彩り豊かな三種のピーマン。収穫用の鋏でピーマンをいくつか取り籠に入れていく。三種だけでかなりの量が収穫出来たので今日の晩御飯は青椒肉絲にしようと決定した。ピーマンの収穫は終わり他の野菜達に水やりや草むしりをしてこちらも一段落終わったら家に上がって土で汚れた服を脱ぎ、少し楽なスカートを履いて買い物に出掛ける。自転車で少し遠めのスーパーも良いが近くの商店街の方が色んなお店もあり見ていて飽きず、ましてや顔馴染で時々おまけも付く。だから、私はよく商店街の方で買い物をする。
商店街に辿り着くと自転車から降りて押しながら商店街に入ると顔馴染のお店の人達が私に挨拶をしてくれる。私も挨拶を返すと「今日はうちにどう?」や「いい魚があるよ!」等の声が聞こえるが今日は魚ではなく肉を買う予定なので私は精肉屋に向かう。
「こんにちは」
「こんにちは! 今日は何にしますか?」
元気よく接客をしてくれる子はこのお店の次男君。この精肉屋は親子で経営しておりとても安くて美味しから私はよくこのお店に訪れる。なにより百円コロッケがここの一番人気。私と娘達も商店街に行くとここの精肉屋のコロッケも必ず一人はコロッケを一つ買って帰るという、まるでそれが我が家の風習みたいになってしまっていた。
だけど、今日はコロッケではなくお肉を買いに来たので今日は我慢。奥では普段お肉を切っている長男君がお店でコロッケやカツ等の揚げ物を揚げているがそれを我慢して次男君に注文をする。
「牛ももの薄切り肉を三百下さい」
「はい!」
元気の良いお返事にガラスケースの中からもも肉が少しずつ無くなっていくのを見ていると次男君は「二人は元気ですか?」と聞いてくれる。
二人はよく私の娘達に色々とお世話になっていた。娘達にとっては二人はお兄ちゃんのような存在でもあった。私は「とても元気よ」と答えた。
「牛ももの薄切り肉、三百gで千五百円になります」
やっぱり安い。この安さが良い。スーパーで買っても二千円以上はいくのに。
「ありがとう」
私はお肉を受け取ると長男君が紙に包んだ熱々のコロッケを私に差し出した。
「サービスです」
「まぁ、ありがとう」
「娘さん達には内緒で。次は三人で来てください」
「本当に二人は商売上手ね。君達のお父さんにもよろしく伝えといて」
お肉を自転車のかごの中に入れ熱々コロッケを食べながら自転車を押して次は八百屋さんに向かった。
自転車を押しながら八百屋さんの所まで歩く。八百屋さんの店長さんと奥さんが「いらっしゃい」と顔を出して私は「たけのこはあります?」と聞いた。
「たけのこね。ちょうど立派なのがありますよ」
奥さんは手を叩きながら私にたけのこを見せてくれた。箱に入っているたけのこはそれは大きくて立派だった。私はこのたけのこにした。
余れば煮物でも炊き込みでも出来ると思い私は店長さんにお金を払う。
「まいどあり!」
「また来てくださいね」
私は商店街を出て自転車を乗りスーパーまでこいでいく。スーパーで必要な物を調味料を買い揃えちょっと贅沢にお菓子も少しや果物も少し買う。
すべてを買い揃えて自転車のかごをパンパンにしながら家に帰る。家に入ればどこか安心してリビングにあるソファーに倒れたくなるが、私は今日の晩御飯と明日の仕込みに準備する。
まずはたけのこの下準備。
たけのこはあまりに立派で皮付きで大きいから半分に切って皮を全部剥がす。そして大きめの鍋に切ったたけのこと水をいっぱいに入れて火を付けアク抜きをする。これをしておかないとえぐ味がまして美味しくなくなるので要注意。アク抜きが出来たらたけのこ取り出して粗熱を取る。半分は今度別の料理に使うため半分に切ったたけのこに縦と横で四等分に切り大きめのタッパにたけのこを入れて水が浸る位迄入れて冷蔵庫で保存する。
もう半分は今日の晩御飯の材料として置いておく。
続いてはピーマン。全部のピーマンを半分に切って種を取り除く。この種はまた庭に埋めるために取って置いておく。
種を取り除いたピーマンの量の半分は縦で細切りにしてボウルに入れていく。たけのことピーマンの準備が終わればこれは置いておいて次は明日の仕込みの準備に取り掛かる。
残しておいたピーマンは内側に片栗粉を眩しておく。
冷蔵庫にある玉ねぎと豚挽き肉を出してたまねぎはみじん切りにしボウルに玉ねぎを入れて、ふわりとラップをし電子レンジで2分加熱する。これが時短でちょっと楽。加熱したら少し冷まします。これ大事、でないと熱が肉に移っちゃうので注意。
玉ねぎが冷めたら豚ひき肉を入れ、よくこねて肉だねを作る。肉だねが残ればミニハンバーグにするもよし、ロールキャベツに使うもよし、なんだったらメンチカツに使うものもいいので幅広く使えて本当に便利です。
作った肉だねをピーマンに敷き詰め隙間なく埋めていく。これを全部詰めていくが…‥今回は肉だねは残りませんでした。
詰めたピーマンはタッパに入れて明日の娘達のお弁当のおかずするもよし朝ご飯に出すと次女が喜ぶのでどっちもいける。
これで晩御飯とお弁当の仕込みが終わり。晩御飯は後は夜にやるだけ。
私は残りの仕事を仕上げる。洗濯物を取り込んで畳んで元の場所に戻し。娘達の服は畳んでベッドの上に置いておく。風呂を洗ってトイレも掃除し終われば次は庭と野菜の手入れ。昔から家庭菜園に憧れていたが最初はうまくいかなかったが娘達が手伝ってくれたおかげで今でも続けている。おかけでトマト嫌いな次女は今では私が育てたトマトしか食べなくなってしまった。野菜を育てるとそんな懐かしい思い出が昨日のことのように思いだす。
手入れと水やりが終わるとリビングに戻り少し休憩する。時計を見てもうそろそろ次女が学校から帰ってくる時間だった。それまで私は休憩をするため珈琲を入れて一息する。
珈琲を飲んでいると次女が学校から帰ってきて「ただいま」と言う声がリビングに響く。冷蔵庫から麦茶を出してコップに注ぎ私の隣に座っていた今日あった出来事を話してくれる。
数分経つと次女は自分の部屋に行き宿題と勉強するために籠もる。そんな頑張ってる娘にお菓子とジュースを持っていってあげる。
「お菓子とジュース持ってきたよ」
「ありがとう」
勉強を頑張ってる娘の邪魔にならないように部屋に退場し私はリビングに戻る。リビングで家計簿をしながら金計算と家庭菜園の本を読みながら勉強をし料理の献立も考える。
時間はあっという間に過ぎていき気がつけばいつの間にか六時半になっていた。そろそろ長女が帰ってくる時間なので晩御飯の用意をする。
あらかじめ仕込みを用意しておいたピーマンとたけのこを出して精肉屋さんで買った肉も出す。
まずはフライパンに油を中火で熱し冷蔵庫から出した生姜とにんにくのチューブを出す。この時の私はにんにくは少なめで生姜は少し多めに出します。にんにくの匂いを気にする娘が二人いるので。少し匂いを嗅いでみるとにんにくの匂いはそんなにキツくないのでこれでよし。
軽く熱したら肉を炒め軽く火が通ったらピーマンとたけのこを入れていっきに炒める。肉の香ばしい匂いに食欲を唆られる正直これに塩胡椒だけでも全然いけます。
全体に火が通ったらいったん火から下ろし、ボウルを用意。
ボウルに砂糖、醤油、酒、オイスターソース、水を入れてかき混ぜてその次に片栗粉を入れて混ぜ加える。フライパンにもう一度火にかけ次は強火でいきます。具材をフライパンの中に広げ、ボウルに入ってるソースをスプーンで混ぜながらフライパンに回すように入れて玉にならないように素早く具材とソースを絡める。肉と野菜がソースに絡まり良い匂いがリビングに広がると上の部屋にも届いたのか次女が下りてきて「お腹すいた」と言った。
「もうすぐご飯だから、お茶碗三人分出して。後お椀とお皿もお願い」
次女は「はーい」と言いながら大きな皿一枚とお茶碗碗とお椀と小皿を三人分出してくれた。
そしてちょうど仕事帰りの長女が「ただいま」と言いながらリビング二に入って来た。
「良い匂い。青椒肉絲?」
「えぇ、今日はピーマンが沢山収穫出来たから青椒肉絲にしちゃった。明日は二人のお弁当にピーマンの肉詰め入れてあげる」
それを聞いた次女は「やったー!」と言いながら飛び跳ねて喜んでいた。
「このお肉。もしかしてあのお兄さん達の」
「そうだよ。あそこのお肉屋さん」
私がそういうと二人はじっとした目で私を見つめた。もしかしてサービスしてもらったのがバレたのか。
「な、何?」
「もしかして、コロッケ食べた?」
「食べたの?」
睨んではいないがじっとした目で見つめ続ける娘達に完敗して私は白状に「食べました」と言った。次女が私に引っ付き「ずるい!」と言い長女も「そうよ。私達もあそこのコロッケ好きなのに」と頬を今にも膨らませそうだった。
「ごめんね、サービスで貰っちゃって。次は三人で行きましょ。あそこの長男君と次男君が三人で来てくださいって言ってたから」
「サービスなら仕方ない」とちょっと納得した長女、でも未だに羨ましそうに私に引っ付いてる次女を慰めながら私は大きなお皿に青椒肉絲を盛り入れる。完成した青椒肉絲に各自お茶碗に好きな量でご飯を入れさせお椀に好きなインスタントの味噌汁を入れさせる。いくら全員が女でもやはり好みや量は違うのでそれは自分達でやると私達家族で決めたルール。そして各自お茶碗とお椀を置いて三人揃ったら、三人で手を合わせて食べる。
今日の私はご飯は多めに、味噌汁はネギに赤味噌の気分。
長女はご飯は少なめで味噌汁は豆腐に白味噌。
次女はご飯は大盛りで味噌汁は油揚げに合わせ味噌。
お互いに好きな物を囲んで好きなものを食べるのは良い。
二人は青椒肉絲を美味しそうに食べてくれて私も作るかいがある。この顔が見たくて私は料理を作り続ける。次女はもう高校生なのに口の周りソースを付けながら口いっぱい青椒肉絲を食べ、ご飯を掻き込んで味噌汁を飲んでと幸せそうに食べる。長女は少食だが、三食は必ず食べてくれるから私も安心している。特に私が作った野菜をいたく気に入ってくれているから家庭菜園も料理作りも頑張れる。他愛無い話しをしテレビを見ながらご飯を食べ進めるといつの間にか青椒肉絲は無くなり私達三人なお茶碗とお椀も空っぽになっていた。長女と次女は満足そうな顔をしていた。次女は「お腹いっぱい」と言いながら腹を擦り、長女は「美味しかった」と私に言ってくれた。三人で皿を片付け少し休憩しながら私は考える。
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