ヒロインと婚約者をくっつけるため頑張ってたら...

curosu

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パーティー当日

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パーティー当日。

ドレスのリメイクが間に合い、流行りのドレスになっている。

勿論、リメイクする前の色は変わってないから安心。

デザイナーには御礼として、好みそうなお菓子とそれに合う紅茶付きでいつもよりも多くその他色々御礼を送った。

本当に有難い!

リメイクしたドレスと同じ色の装飾品を着けて、本当は行きたくないパーティーへ向かうため、玄関に移動する。

ユーグアルトは既に到着していて、玄関で待っていた。

今日のユーグアルトはパーティー用のピシッとした服装をしているけれど...私の髪色の刺繍が入った黒い衣装に私の目の色のカフスボタンとハンカチなのは...指摘して良いのかしら?

これで私が贈られてきたドレスを着ていたら、バカップルみたいになっていたかもしれないわね。

着なくってよかったわ。

ユーグアルトはこっちに気がつき視線を上下にまじまじと見てきた後、苦笑いの表情をした。

「本日はエスコートを引き受けてくれて感謝します。ドレス、よく似合っているよ。」

「本日はエスコート、宜しくお願い致します。」

ドレスのことは嫌味かしら?

とりあえず、当たり障りのない言葉を言って、最低限の会話で終わらせるようにしよう。

ドレスのことを会話に触れなかったと気がついたユーグアルトは困ったように微笑んだ後、手を差し出した。

「では、会場に向かいましょうか。レイラ嬢。」

ツンと不機嫌にしつつ手を乗せ、馬車に乗り込む。

護衛達は...馬に乗って外で護衛するらしい。

って、馬車の中で二人きり!?

ま...まぁ、向かい合って座っているだけまだマシかしら...?

とりあえず会話する気がないので、馬車の窓から外を眺める。

馬車が動きだし、少し経った後にユーグアルトから話し掛けられた。

「レイラ、ドレスや装飾品を贈ったはずだけど...どうして着てくれなかったの?」

私は無言でチラッとユーグアルトの方を見て、すぐに視線を窓に戻す。

私が会話を拒否していることにユーグアルトは気がつき、ため息をついた。

そのまま静かに時が流れる。

私もボーッと外を眺めていた。


ふと隣に気配がしたと思ったら、顔の両側に手が置かれる。

もしかして、壁ドン...じゃなくって囲まれて逃げられないのでは?

恐る恐る振り返ると、黒い笑顔のユーグアルト。

思わず小さく悲鳴をあげてしまった。

「ねぇ...俺が質問しているのに、答えてくれないんだ?会話だって拒否したよね?」

黒い笑顔で楽しそうなんだけど...。

突然スイッチが入った!?

やつのスイッチのタイミングがわからん!
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