11 / 26
*とある令嬢の話2
しおりを挟む
皆様、また会いましたね。
令嬢Aことテレシア様ファンクラブ会長です。
本日はテレシア様の踊り鑑賞会となっております。
この前、私の影がテレシア様にばれてしまいましたが、後日テレシア様に説明して許可を貰いました。
「仕方ないわね...。」
とですが、その呆れ顔も素敵です!
さて、今回のこのイベントを開催するに辺り、ファンクラブだけに呼び掛けたのですが...ファンクラブ会員全員が参加する事態となりまして...。
ファンクラブ会員、多いんですよ。テレシア様はあっちこっちでファンを作ってきちゃう方なので、性別年齢問わずどんどん増えております。
困った私は陛下にお願いして、王宮の一番大きい会場をお借りしました。もちろん条件として、陛下と王妃様も参加するとのことです。
陛下も王妃様もテレシア様のことは大好きですからね。もちろんお願いしました。
ただ、アクセラント殿下は呼んでないのに何処から聞き付けたのか、会場の一番先頭を陣取ってます。正直邪魔ですわ。赤の他人宣言されたくせに。
「さて、皆様、本日はお越しくださりありがとうございます。今回はテレシア様がどっかのクソ王子に赤の他人宣言なされた後から最新までの踊りの録画を続けて見てもらいます。
テレシア様のことをご存知の皆様、テレシア様の踊りの時の衣装をご覧になった方もいると思いますが、結構過激ですので、後々テレシア様を困らせるような行動に走る方は成敗しちゃいますから覚悟してくださいね?」
なんか「クソ王子」「衣装が過激」という所で、どっかの誰かさんが煩かったですが、無視です無視。
「では、我等が銀蝶の舞姫であるテレシア様を見てもらいましょう!どうぞ!」
------
「本日はありがとうございましたー。以上でテレシア様の踊り鑑賞会は終了しますー。」
パチパチと拍手が鳴り響きます。
テレシア様の魅力に当てられて、顔が真っ赤な人や恍惚とした表情してる人達が帰宅していきます。
スタイル良い身体でお胸様は大きいのに、強調するかの如く過激な衣装ですもの。お胸様ぽよんぽよんですものね。ちなみに私も着てほしい過激な衣装を贈らせて頂きましたわ。うふふ。
曲も恋の曲だったり、明らかにアウトな曲もありますし。テレシア様の後ろに歌詞が出ますが、過激な衣装と同様の過激な歌詞だったりしますからね。敢えてなのでしょうが...。
ただ、何回か祭りに隠れて裏で不正はびこる乱れた町の話みたいな曲があったりもするのですよね。なぜかしら?
「ありがとうな。」
「素晴らしかったわ!報告書とか影からの話を聞いて踊りを見たかったの!ありがとう!またお願いね!」
陛下と王妃様から声を掛けて頂きました。私は慌ててカーテシーして返事します。
「とんでもございません。勝手に行動してしまったのでこちらが感謝されることは...。」
「いえいえ!テレシアちゃんのことを貴女は影からずっと守ってくれてるじゃない。ファンクラブを作ったのだって、テレシアちゃんが困ったことにならないようにでしょう?感謝しても感謝し足りないわ!」
ファンクラブ成立のことをわかってくださるとは...さすが王妃様。
「ありがとうございます...。」
思わず泣いてしまいました。
「どっかの馬鹿とは違って貴女は素晴らしいわ。時間がないからもういくけど、本当にありがとう。また宜しくね。」
「はい、また宜しくお願い致します。」
カーテシーして見送ります。
本当にテレシア様はどこまでいくのでしょうね?
踊り子という職業はありますが、基本副業みたいな形で働いている人達が多く、ゆったりとした曲ばっかで、なおかつ持ち曲が10曲あれば素晴らしいと言えるものですのに...。
テレシア様はその基本を全部ぶち壊していきますわね。
これからがまだまだが楽しみですわね。
え?アクセラント殿下は陛下達に回収されていきましたよ。相手したくないので助かりましたわ。
令嬢Aことテレシア様ファンクラブ会長です。
本日はテレシア様の踊り鑑賞会となっております。
この前、私の影がテレシア様にばれてしまいましたが、後日テレシア様に説明して許可を貰いました。
「仕方ないわね...。」
とですが、その呆れ顔も素敵です!
さて、今回のこのイベントを開催するに辺り、ファンクラブだけに呼び掛けたのですが...ファンクラブ会員全員が参加する事態となりまして...。
ファンクラブ会員、多いんですよ。テレシア様はあっちこっちでファンを作ってきちゃう方なので、性別年齢問わずどんどん増えております。
困った私は陛下にお願いして、王宮の一番大きい会場をお借りしました。もちろん条件として、陛下と王妃様も参加するとのことです。
陛下も王妃様もテレシア様のことは大好きですからね。もちろんお願いしました。
ただ、アクセラント殿下は呼んでないのに何処から聞き付けたのか、会場の一番先頭を陣取ってます。正直邪魔ですわ。赤の他人宣言されたくせに。
「さて、皆様、本日はお越しくださりありがとうございます。今回はテレシア様がどっかのクソ王子に赤の他人宣言なされた後から最新までの踊りの録画を続けて見てもらいます。
テレシア様のことをご存知の皆様、テレシア様の踊りの時の衣装をご覧になった方もいると思いますが、結構過激ですので、後々テレシア様を困らせるような行動に走る方は成敗しちゃいますから覚悟してくださいね?」
なんか「クソ王子」「衣装が過激」という所で、どっかの誰かさんが煩かったですが、無視です無視。
「では、我等が銀蝶の舞姫であるテレシア様を見てもらいましょう!どうぞ!」
------
「本日はありがとうございましたー。以上でテレシア様の踊り鑑賞会は終了しますー。」
パチパチと拍手が鳴り響きます。
テレシア様の魅力に当てられて、顔が真っ赤な人や恍惚とした表情してる人達が帰宅していきます。
スタイル良い身体でお胸様は大きいのに、強調するかの如く過激な衣装ですもの。お胸様ぽよんぽよんですものね。ちなみに私も着てほしい過激な衣装を贈らせて頂きましたわ。うふふ。
曲も恋の曲だったり、明らかにアウトな曲もありますし。テレシア様の後ろに歌詞が出ますが、過激な衣装と同様の過激な歌詞だったりしますからね。敢えてなのでしょうが...。
ただ、何回か祭りに隠れて裏で不正はびこる乱れた町の話みたいな曲があったりもするのですよね。なぜかしら?
「ありがとうな。」
「素晴らしかったわ!報告書とか影からの話を聞いて踊りを見たかったの!ありがとう!またお願いね!」
陛下と王妃様から声を掛けて頂きました。私は慌ててカーテシーして返事します。
「とんでもございません。勝手に行動してしまったのでこちらが感謝されることは...。」
「いえいえ!テレシアちゃんのことを貴女は影からずっと守ってくれてるじゃない。ファンクラブを作ったのだって、テレシアちゃんが困ったことにならないようにでしょう?感謝しても感謝し足りないわ!」
ファンクラブ成立のことをわかってくださるとは...さすが王妃様。
「ありがとうございます...。」
思わず泣いてしまいました。
「どっかの馬鹿とは違って貴女は素晴らしいわ。時間がないからもういくけど、本当にありがとう。また宜しくね。」
「はい、また宜しくお願い致します。」
カーテシーして見送ります。
本当にテレシア様はどこまでいくのでしょうね?
踊り子という職業はありますが、基本副業みたいな形で働いている人達が多く、ゆったりとした曲ばっかで、なおかつ持ち曲が10曲あれば素晴らしいと言えるものですのに...。
テレシア様はその基本を全部ぶち壊していきますわね。
これからがまだまだが楽しみですわね。
え?アクセラント殿下は陛下達に回収されていきましたよ。相手したくないので助かりましたわ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
229
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる