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カメラ
しおりを挟む座ってから5分ほどだった頃、彼女は目を覚ました。そして俺の顔を見て驚いた。
「えっと…隣のクラスの…成明君…だよね?」
「うん、あ、ごめん。突然前の席に座ったりしちゃって。」
「ううん。大丈夫だよ…少し驚いたけど…笑」
そしてお互い気まづくなり、黙り込んだ。
しばらくして、沈黙を破るように彼女は口を開いた。
「成明君はどうしてこの教室に?」
「友達…小山と帰る約束してて。それで。」
「そっか~!確かに小山くんとよく一緒にいるもんね!仲いいんだね!」
「まぁ笑 幼稚園の時からの幼なじみなんだ。」
「なるほどねぇ。…ところで、成明君、写真やってるの?」
「まぁ。独学だから趣味程度だけど。」
「へぇ~!!どんな写真撮るの?」
「主に風景とか撮ってるかな…。今持ってるのはデジタルの一眼レフだけど、原像式のもあって…あ、ごめん。なんかべらべらと。」
カメラのことになるとつい熱くなり、語りすぎてしまう。俺の悪い癖だ。
(これは完全に引かれたな…笑)
すると、彼女は俺の想像とは裏腹に、目を輝かせ俺を見た。
「見たい!成明君が撮った写真!」
「へっ?」
思わず間抜けな声が出てしまった。
それほど思いもよらぬ言葉だった。今まで、カメラについて語るとほとんどの人に引かれた。
興味を持ってくれたのはこれで二人目だ。
ちなみに1人目は小山。
俺は思わず嬉しくなり、カバンの中に入っているスクラップブックを彼女に見せたのだ。
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