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本編
第117話 宿泊野外活動が終わったのに休めない
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帰ってきた我が家。やっぱり落ち着く。帰る前に、魔法が使えるようになったので浄化をかけた。
「ただいま帰りました」
「お帰りなさい、アイリ。疲れたでしょう。ふふふっ、お風呂に早く入りたいでしょうから、話は夕食に聞きますね」
「おねさま、おかえりなさい。カイルとレオンといつ遊べますか?さみしかったです」
「カイル、レオン、おねさまは今帰ってきたばかりだからお疲れなのよ。ゆっくりさせてあげないだダメよ」
「はい」
カイルとレオンがしょぼんとしてしまったので、お風呂から出たら遊ぼう。
「カイル、レオン、お風呂から出たら遊ぼうね。それまで待っていてね」
「はい!」
かわいい、かわいい弟たち。お母さまのお腹には赤ちゃんがいる。幸せだ。
「お母さま、ありがとう。大好き」
お母さまに抱きしめてもらった。
お風呂でマッサージをしてもらい、ウトウトとしてしまった。それからカイルとレオンと夕ご飯まで、野外活動で行った剣舞を披露した。3人で一緒に踊っていたところにお兄さまが帰ってきた。
「お兄さま、お帰りなさい。野外活動が終わった後も生徒会の仕事なんて大変ね」
「ああ、少し片付けをしていただけだよ。カイルとレオンに剣舞を教えていたのか?かっこいいな、その剣」
「はい、おねえさまにつくっていただきました。いたくないけんです。これでやー、とう、はーと言っておどるのです。かっこいい?おにいさま?」
「かっこいいぞ」
やったーと言ってはしゃいでいる。かわゆい。
「おにいさまもこのけんをもってたたかいましょう?」
お兄さま相手に、カイルとレオンは戦いを挑んで行った。かわいい。チャンバラだぁ。
お兄さまはやられたと言って倒れた。カイルとレオンはきゃっきゃきゃっきゃと飛び跳ねて喜んだ。お兄さまも子煩悩になるのかしら。楽しみね。
「お兄さま、後で自転車の試乗会のことで相談があります。夕食食べ終わったら話を聞いてください」
「ああ、俺も話したいことがあるから、夕食食べ終わったら話し合いをしよう」
夕食はみんなで取り、お兄さまも3年で1位になったこと、私も1位になったことや、弓が全然うまくいかなくて苦戦したことを話をした。剣舞を踊ったことも話をした。
「ぼくたちもけんぶおどったよ。かっこいいの!おにいさまも、こんどおどるの?」
「そうなんだよ、アイリ姉様が踊っているのを見て3年生みんな踊りたいと言っていたのだよ。だから今度兄様たちが踊ることになる」
「うわぁ、ぼくたちももうすこしおおきくなったら、みんなでおどりたいなぁ。かっこいいのだろうなぁ」
君たちが踊ったらかわいいのだろうなぁ。この子たちはアヒルのロンパースでも履いて踊ればかわいいのではないの?まだいけるよね?年がもう無理か?5歳はまだいけるよね。
みんなで笑い合いながら夕食をした。その後お父さまとお兄さまと一緒に話し合いをした。
「お前たち、今日帰ってきたばかりで疲れているだろう。大丈夫なのか?」
「早いうちに、自転車の話をしないといけないと思いました」
「私もです」
「いつものメンバーがくることになりました」
「私もクラスメイトが来ることになりました」
「はぁ、お前たち。そうか、カイデール殿下も来るのか。そうか。
「貴族用の自転車を増やすか?」
「お父さま、貴族用と平民用両方試乗したいと思います。貴族用を買えない人もいるかもしれないので、両方試してみるべきだと思います」
「そうだな、貴族用、平民用など分けずに試してみるか。その日は私の仲間たちも来る予定だから、台数を増やすか。あと馬車の試乗もする予定なのだ。また改良した馬車ができた。ドリガン親方やドワーフの仲間たちが今増えているのだ。どんどんより良いものを作って行くのだよ。アイリがこういうものがいいなぁなんて軽い気持ちで言うと、すぐ試作品を作るから、うちの商会が大きくなりすぎている。少しはゆっくりしよう、アイリ」
「そうですね。でも、領地に帰ったらジェットスキーでルーと遊ぶのですがいいですかね?海か湖でしか使えないから、そんなに流行らないと思います」
「あぁ、ただ、あれはすごいよな。陛下からも子供達の休みに合わせて行くと言われているから、もうあちらも本格的に用意していかないとな。はぁ」
お父さま、本当にごめんなさい。ついつい、ドリガン親方たちと話をしていると話が出てしまうのよ。ドリガン親方たちは、何か喋ってしまう魔法でも私にかけているのではないだろうか。おそろしいわ、ドリガン親方達。
自転車試乗会はそれから2週間後に行われることが決まった。自分で漕がなければいけない自転車だが、魔石を付ければアシスト付き、取れば自力走行の自転車になってしまった。私が悪いわけではない、本当に。貴族は自分で漕ぐことは疲れてしまうかなぁ、貴族はやっぱりならないよねぇ、アシスト付きがあれば楽だなぁとついぽろっと口からでてしまったら、お父さま、お兄さま、ドリガン親方達がまたもや作ってしまったのよ。絶対私が悪いわけではない。作ろうと思うお父さまたちが悪い。聞き流してくれればいいのよ。私の言葉なんて。作るから自分たちが忙しくなるのでしょう。
我が家の無駄に広い庭?を土魔法士たちで整備し、自転車を乗れるようにした。サイクリングロードね。ロードと言ったらマウンテンバイク?この世界、道が整備されていないから、もう少しタイヤを太くしてロードに強い物を作れば冒険者がちょっとそこまで狩りに行ってくるってならないかしらね。みんなで自転車で狩りに行こうってね。
野外活動が終わって、ゆっくりしたいのにな。なぜゆっくりできないのだろう。
「ただいま帰りました」
「お帰りなさい、アイリ。疲れたでしょう。ふふふっ、お風呂に早く入りたいでしょうから、話は夕食に聞きますね」
「おねさま、おかえりなさい。カイルとレオンといつ遊べますか?さみしかったです」
「カイル、レオン、おねさまは今帰ってきたばかりだからお疲れなのよ。ゆっくりさせてあげないだダメよ」
「はい」
カイルとレオンがしょぼんとしてしまったので、お風呂から出たら遊ぼう。
「カイル、レオン、お風呂から出たら遊ぼうね。それまで待っていてね」
「はい!」
かわいい、かわいい弟たち。お母さまのお腹には赤ちゃんがいる。幸せだ。
「お母さま、ありがとう。大好き」
お母さまに抱きしめてもらった。
お風呂でマッサージをしてもらい、ウトウトとしてしまった。それからカイルとレオンと夕ご飯まで、野外活動で行った剣舞を披露した。3人で一緒に踊っていたところにお兄さまが帰ってきた。
「お兄さま、お帰りなさい。野外活動が終わった後も生徒会の仕事なんて大変ね」
「ああ、少し片付けをしていただけだよ。カイルとレオンに剣舞を教えていたのか?かっこいいな、その剣」
「はい、おねえさまにつくっていただきました。いたくないけんです。これでやー、とう、はーと言っておどるのです。かっこいい?おにいさま?」
「かっこいいぞ」
やったーと言ってはしゃいでいる。かわゆい。
「おにいさまもこのけんをもってたたかいましょう?」
お兄さま相手に、カイルとレオンは戦いを挑んで行った。かわいい。チャンバラだぁ。
お兄さまはやられたと言って倒れた。カイルとレオンはきゃっきゃきゃっきゃと飛び跳ねて喜んだ。お兄さまも子煩悩になるのかしら。楽しみね。
「お兄さま、後で自転車の試乗会のことで相談があります。夕食食べ終わったら話を聞いてください」
「ああ、俺も話したいことがあるから、夕食食べ終わったら話し合いをしよう」
夕食はみんなで取り、お兄さまも3年で1位になったこと、私も1位になったことや、弓が全然うまくいかなくて苦戦したことを話をした。剣舞を踊ったことも話をした。
「ぼくたちもけんぶおどったよ。かっこいいの!おにいさまも、こんどおどるの?」
「そうなんだよ、アイリ姉様が踊っているのを見て3年生みんな踊りたいと言っていたのだよ。だから今度兄様たちが踊ることになる」
「うわぁ、ぼくたちももうすこしおおきくなったら、みんなでおどりたいなぁ。かっこいいのだろうなぁ」
君たちが踊ったらかわいいのだろうなぁ。この子たちはアヒルのロンパースでも履いて踊ればかわいいのではないの?まだいけるよね?年がもう無理か?5歳はまだいけるよね。
みんなで笑い合いながら夕食をした。その後お父さまとお兄さまと一緒に話し合いをした。
「お前たち、今日帰ってきたばかりで疲れているだろう。大丈夫なのか?」
「早いうちに、自転車の話をしないといけないと思いました」
「私もです」
「いつものメンバーがくることになりました」
「私もクラスメイトが来ることになりました」
「はぁ、お前たち。そうか、カイデール殿下も来るのか。そうか。
「貴族用の自転車を増やすか?」
「お父さま、貴族用と平民用両方試乗したいと思います。貴族用を買えない人もいるかもしれないので、両方試してみるべきだと思います」
「そうだな、貴族用、平民用など分けずに試してみるか。その日は私の仲間たちも来る予定だから、台数を増やすか。あと馬車の試乗もする予定なのだ。また改良した馬車ができた。ドリガン親方やドワーフの仲間たちが今増えているのだ。どんどんより良いものを作って行くのだよ。アイリがこういうものがいいなぁなんて軽い気持ちで言うと、すぐ試作品を作るから、うちの商会が大きくなりすぎている。少しはゆっくりしよう、アイリ」
「そうですね。でも、領地に帰ったらジェットスキーでルーと遊ぶのですがいいですかね?海か湖でしか使えないから、そんなに流行らないと思います」
「あぁ、ただ、あれはすごいよな。陛下からも子供達の休みに合わせて行くと言われているから、もうあちらも本格的に用意していかないとな。はぁ」
お父さま、本当にごめんなさい。ついつい、ドリガン親方たちと話をしていると話が出てしまうのよ。ドリガン親方たちは、何か喋ってしまう魔法でも私にかけているのではないだろうか。おそろしいわ、ドリガン親方達。
自転車試乗会はそれから2週間後に行われることが決まった。自分で漕がなければいけない自転車だが、魔石を付ければアシスト付き、取れば自力走行の自転車になってしまった。私が悪いわけではない、本当に。貴族は自分で漕ぐことは疲れてしまうかなぁ、貴族はやっぱりならないよねぇ、アシスト付きがあれば楽だなぁとついぽろっと口からでてしまったら、お父さま、お兄さま、ドリガン親方達がまたもや作ってしまったのよ。絶対私が悪いわけではない。作ろうと思うお父さまたちが悪い。聞き流してくれればいいのよ。私の言葉なんて。作るから自分たちが忙しくなるのでしょう。
我が家の無駄に広い庭?を土魔法士たちで整備し、自転車を乗れるようにした。サイクリングロードね。ロードと言ったらマウンテンバイク?この世界、道が整備されていないから、もう少しタイヤを太くしてロードに強い物を作れば冒険者がちょっとそこまで狩りに行ってくるってならないかしらね。みんなで自転車で狩りに行こうってね。
野外活動が終わって、ゆっくりしたいのにな。なぜゆっくりできないのだろう。
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