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281 げっ、ケンおじちゃん登場
エディお兄ちゃんとはあのあと気まずい雰囲気の中別れた。まだエディお兄ちゃんはレイネさんと学園で会えるだろうが、いい関係を気づいてほしい。そしてなんとかしてあの婚約者のDVもしくは浮気の証拠を集めたいな。
そしてレオンの部屋に着いた。
「もうひどいよ、みんな。僕を生贄にして逃げるなんて!ひどいよぉ」
「ごめん、ごめん。僕たちでは絶対対応できないと思ったんだ。ケビンならできると思っていたよ。お疲れ様。時々様子を見にいかせていたけど、あれは何していたの?相談に乗っていたの?」
俺は結婚相談所ならぬ恋愛相談をしていたことを伝えた。そしてカップリングの手伝いをしたり、どんなタイプの人がいいか、美容には何がいいか、親とどのように接したらいいかなど多岐にわたって相談に乗っていたことを説明した。
「あははは、さすがケビンだよ。あの行列はそんなことをしていたんだね」
レオン、笑い事ではないんだよ。本当に大変だったんだから、もう。
「じゃぁ、何かあったら僕の相談も乗ってもらおうかなぁ」
「ん?相談?なに、なに?」
「うん、僕のね、婚約者がいるんだ。名前はジュエル。とてもかわいい子なんだ。侯爵家の令嬢なんだ」
えっ、えっ!なんだって!レオン、婚約者がいるのか!えぇぇぇぇ。
「レオン、婚約者がいるの?えぇ!うっそだー」
「なんだよ、ケビン。僕だって婚約者はいるよ。兄上は次期王太子、そして国王だから慎重にというかボロレス公爵の思い通りにならないために婚約者をずっと決めていなかっただけ。好きな人はいたけどひた隠しにしていたよね。僕は兄上を支えていけるよう頑張るだけだよ。それとジュエルの侯爵家に婿入りするか王弟としてやっていくかは状況によって決まるんだ。そうなってもずっと仲良く交流していこうね。何か相談事があったらケビンに相談するねっ」
いやー、びっくりした。婚約者いるんだ。ん?レックスやイザークは?
「レックスとイザークは婚約者いるの?」
イザークはいないと即答した。隣国から来ているから婚約者がいたら置いてこないか。で、レックス、なんで黙っているのだ?
「レックスはいるの?」
「いや、その、あの、いるというかいない?というか」
こりゃ、いるのだな。くぅー、みんな爆ぜろ。いいんだ、いいんだ、俺はゆっくりとキレイなお姉さんを探すんだ。
そこにケンおじちゃんがやってきた。
「お前達、色々と活躍したようだが?レオンハルト、お前はサボって何をしていたのだ?」
口調は優しそうに聞こえるけど実際は違う。全く優しいってものではない。そして目が怖いんだ。冷たい目でレオンを見ている。そして俺たちも一緒に見られている。怖いよぉ~。
「ごめんなさい、父上。アースレイド第二騎士団長に謝りに行きました。以後このようなことがないようにします」
「ふっ、サボるということは許さない。みんなレオンハルトのために時間を割いてもらっているのだ。その人達の好意を無駄にしてはいけない。王子だから当たり前と思ってはいけないのだよ」
「はい、父上」
うんうん、親子の会話ができているね。初めてあった時とは違う親子関係になっている。
「ところで、ケビン」
「はひっ!な、なんでしょうか?」
「今日のお茶会は大活躍だったようだな。結構な数のカップルが誕生したみたいだ。アルバートもやっと落ち着いた。ケビンが背中を押してくれたから一歩を踏み出すことができたと言っていたよ。アルバートもダニエルも決まってよかった」
「あれ?ダニーお兄ちゃんも決まったの?誰?」
「ん?知らなかったのか、そ、そうか。そのうち貴族、そして国民に婚約発表をするが家族でその前におひらめかいをしようではないか。また忙しくなるよ」
王太子妃そして未来の王妃だもんね。大々的に発表するよね。
「唐突で申し訳ない。イザーク、キミの音楽スキルをこれから披露してくれないか?多分、この文官の中に音楽スキルを持っている者もいる。ただ今までの風習で恥ずかしくて言えないという者もいると思うのだ。趣味でもいい、音楽をしたいという者を受け入れられる体制を取りたいのだ。これから演奏してみないか?」
「これからですか?大丈夫ですがケビン、一緒に演奏しよう?2人で重奏したり連弾したり色々なことができるよ。一緒にしよう。ケビンが一緒なら安心できるし」
うっ、そうキラキラした目で見ないでくれ。
「う、うん、いいよ。イザーク、バイオリンとチェロの重奏やフルート、ピアノ連弾など色々やってみよう」
「ケビンの歌は?」
「やだよ、歌は恥ずかしいよ。やめて、それ言わないで」
いつもいつもなんで俺の歌を披露しなければいけないのだ。歌は恥ずかしい。まだ声変わりしてないのかよって思われるのはやだ。俺は大人の男なのだ!
「そう言えば、僕、イザークの演奏を聞いたことがない。あのフォーゲリア商会のこども広場で歌や踊りは見たことがあるけど、演奏を聞いたことがない。うわぁ、楽しみだ」
そうか、レックスは聞いたことがないのか。イザークの演奏はすごいのだ。バイオリンとフルートは特にすごい。全般的にすごいけど。これを王城のみんなに聞かせるのか。いいではないか。オーケストラができる人数が欲しい。まだ足りないのだ。
「ケビン、何を弾く?」
はじめはピアノにした方がいいかな。愛の夢や月の光、春の歌など落ち着いた曲がいいね。それからバイオリンでビバルディの四季の春なんてどうだろう。チャールダッシュ、チェロのプレリードもいい。
「うん、いいね。はじめはピアノにしよう」
こうしてイザークと俺は王城の中央で演奏することになった。
先ほどのフィーリングカップル、お見合い会場ならぬお茶会での人達、そして王城で働いている人の心に音楽が響いてくれればいいなぁ。そして音楽スキルを持っている人たち、集まって欲しい。音楽スキルを持つ人たちはなぜかどの楽器も弾けるのだ。イザーク曰く、音符を見るとなぜかメロディが頭に流れるんだ、なんて摩訶不思議なことを言っていた。うそだぁ。尚且つ一度聞いたら弾けるということだ。羨ましいスキルだ。
さぁ、イザーク頑張ろう。勧誘の場だよ!
そしてレオンの部屋に着いた。
「もうひどいよ、みんな。僕を生贄にして逃げるなんて!ひどいよぉ」
「ごめん、ごめん。僕たちでは絶対対応できないと思ったんだ。ケビンならできると思っていたよ。お疲れ様。時々様子を見にいかせていたけど、あれは何していたの?相談に乗っていたの?」
俺は結婚相談所ならぬ恋愛相談をしていたことを伝えた。そしてカップリングの手伝いをしたり、どんなタイプの人がいいか、美容には何がいいか、親とどのように接したらいいかなど多岐にわたって相談に乗っていたことを説明した。
「あははは、さすがケビンだよ。あの行列はそんなことをしていたんだね」
レオン、笑い事ではないんだよ。本当に大変だったんだから、もう。
「じゃぁ、何かあったら僕の相談も乗ってもらおうかなぁ」
「ん?相談?なに、なに?」
「うん、僕のね、婚約者がいるんだ。名前はジュエル。とてもかわいい子なんだ。侯爵家の令嬢なんだ」
えっ、えっ!なんだって!レオン、婚約者がいるのか!えぇぇぇぇ。
「レオン、婚約者がいるの?えぇ!うっそだー」
「なんだよ、ケビン。僕だって婚約者はいるよ。兄上は次期王太子、そして国王だから慎重にというかボロレス公爵の思い通りにならないために婚約者をずっと決めていなかっただけ。好きな人はいたけどひた隠しにしていたよね。僕は兄上を支えていけるよう頑張るだけだよ。それとジュエルの侯爵家に婿入りするか王弟としてやっていくかは状況によって決まるんだ。そうなってもずっと仲良く交流していこうね。何か相談事があったらケビンに相談するねっ」
いやー、びっくりした。婚約者いるんだ。ん?レックスやイザークは?
「レックスとイザークは婚約者いるの?」
イザークはいないと即答した。隣国から来ているから婚約者がいたら置いてこないか。で、レックス、なんで黙っているのだ?
「レックスはいるの?」
「いや、その、あの、いるというかいない?というか」
こりゃ、いるのだな。くぅー、みんな爆ぜろ。いいんだ、いいんだ、俺はゆっくりとキレイなお姉さんを探すんだ。
そこにケンおじちゃんがやってきた。
「お前達、色々と活躍したようだが?レオンハルト、お前はサボって何をしていたのだ?」
口調は優しそうに聞こえるけど実際は違う。全く優しいってものではない。そして目が怖いんだ。冷たい目でレオンを見ている。そして俺たちも一緒に見られている。怖いよぉ~。
「ごめんなさい、父上。アースレイド第二騎士団長に謝りに行きました。以後このようなことがないようにします」
「ふっ、サボるということは許さない。みんなレオンハルトのために時間を割いてもらっているのだ。その人達の好意を無駄にしてはいけない。王子だから当たり前と思ってはいけないのだよ」
「はい、父上」
うんうん、親子の会話ができているね。初めてあった時とは違う親子関係になっている。
「ところで、ケビン」
「はひっ!な、なんでしょうか?」
「今日のお茶会は大活躍だったようだな。結構な数のカップルが誕生したみたいだ。アルバートもやっと落ち着いた。ケビンが背中を押してくれたから一歩を踏み出すことができたと言っていたよ。アルバートもダニエルも決まってよかった」
「あれ?ダニーお兄ちゃんも決まったの?誰?」
「ん?知らなかったのか、そ、そうか。そのうち貴族、そして国民に婚約発表をするが家族でその前におひらめかいをしようではないか。また忙しくなるよ」
王太子妃そして未来の王妃だもんね。大々的に発表するよね。
「唐突で申し訳ない。イザーク、キミの音楽スキルをこれから披露してくれないか?多分、この文官の中に音楽スキルを持っている者もいる。ただ今までの風習で恥ずかしくて言えないという者もいると思うのだ。趣味でもいい、音楽をしたいという者を受け入れられる体制を取りたいのだ。これから演奏してみないか?」
「これからですか?大丈夫ですがケビン、一緒に演奏しよう?2人で重奏したり連弾したり色々なことができるよ。一緒にしよう。ケビンが一緒なら安心できるし」
うっ、そうキラキラした目で見ないでくれ。
「う、うん、いいよ。イザーク、バイオリンとチェロの重奏やフルート、ピアノ連弾など色々やってみよう」
「ケビンの歌は?」
「やだよ、歌は恥ずかしいよ。やめて、それ言わないで」
いつもいつもなんで俺の歌を披露しなければいけないのだ。歌は恥ずかしい。まだ声変わりしてないのかよって思われるのはやだ。俺は大人の男なのだ!
「そう言えば、僕、イザークの演奏を聞いたことがない。あのフォーゲリア商会のこども広場で歌や踊りは見たことがあるけど、演奏を聞いたことがない。うわぁ、楽しみだ」
そうか、レックスは聞いたことがないのか。イザークの演奏はすごいのだ。バイオリンとフルートは特にすごい。全般的にすごいけど。これを王城のみんなに聞かせるのか。いいではないか。オーケストラができる人数が欲しい。まだ足りないのだ。
「ケビン、何を弾く?」
はじめはピアノにした方がいいかな。愛の夢や月の光、春の歌など落ち着いた曲がいいね。それからバイオリンでビバルディの四季の春なんてどうだろう。チャールダッシュ、チェロのプレリードもいい。
「うん、いいね。はじめはピアノにしよう」
こうしてイザークと俺は王城の中央で演奏することになった。
先ほどのフィーリングカップル、お見合い会場ならぬお茶会での人達、そして王城で働いている人の心に音楽が響いてくれればいいなぁ。そして音楽スキルを持っている人たち、集まって欲しい。音楽スキルを持つ人たちはなぜかどの楽器も弾けるのだ。イザーク曰く、音符を見るとなぜかメロディが頭に流れるんだ、なんて摩訶不思議なことを言っていた。うそだぁ。尚且つ一度聞いたら弾けるということだ。羨ましいスキルだ。
さぁ、イザーク頑張ろう。勧誘の場だよ!
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