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170 それぞれの思い(ボールドウェッジ公爵視点)
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何がどうなって東地域まで来てしまったんだ。
新型馬車から始まったのだよ。それからが怒涛の日々だ。王都経由東地域に遊びに行くと言っていたのだ。遊びに行くと言っていたのだよ。それなのになぜだ?
王都に行ってすぐフレッドからの魔鳥がやってきた。報告しろとは言ったがこんなすぐ来るのか?
手紙には王都北側周辺の土地を買い込む?王都の北側はスラム街と隣接した土地ではないか?そこを買い込むとはどういうことなんだ。ケビン君は商会の両左右裏を買い込み、社員寮、社員食堂、魔道具施設、美容施設を作り、商会は一つの施設に全部の店をまとめて、”しょうぎょうしせつ?″という一旦外に出なくても通路で行き来出来施設にすると言っているらしいが全くわからん。想像がつかない。土地を買い込むために王都へ行かなければ。ルークを呼び出しそのまま魔道列車に乗り王都へ到着。
事の次第を聞き、″しょうぎょうしせつ”という模型を見せてもらった。毎度ながら精密にできた模型だ。
「なるほど、駐車場、社員食堂、社員寮、施設をまとめたのか。土地を購入しよう。所有者は調べたのか?」
「はい、父上。商業ギルドが管理してますが、すべてガーゴイヤ商会が所有してます。ガーゴイヤ商会はボロレス公爵の後ろ盾のある商会です。ただこちらの土地はスラム街と隣接しているため売れない土地です。たぶんアイザックさんの店をつぶすために買い占めたと思われます」
南の伯爵の第2夫人だったメメルさんと第3夫人のガーゴイヤ商会の娘か。確執がここまで発展したのか。
ケビン君が情に訴える演技をして安く買おう作戦?ブハッ、子供ながらの可愛い作戦だ。まだフォーゲリア商会の知名度は王都では皆無だ。フォーゲリア家のタウンハウスは王都からだいぶ外れているので貧乏という評価は変わっていないだろう。今では多くの産業を生み出しているが、貧乏という評価の今がチャンスだな。
「フレッド、買い占めるだけ買い占めなさい」
そして情にほだされたガーゴイヤ商会長は安く売ってくれた。本当にケビン君は策士だよ。末恐ろしいよ。
寄子たちが王都に集結しバラを植えた。夫人たちが希望する色を選んだらしい。こういう時は夫人の言うことを聞くものだ。逆らってはいけない。そしてなぜか見事に咲いていた。庭師たちが驚いていた。それもそうだ、咲くのが早すぎる。植えた時は苗木だったぞ。
答えが分かった。バラの精霊様と花の精霊様がお生まれになったということだ。紹介されたときにはびっくりしてもうた。寄子特典まで作ってしまったよ。ケビン君、君って子は。それにより結束が強くなったことは言うまでもない。
今日はフレッドが公爵家のタウンハウスで寛いでいるので一緒に飲むことにした。私のマジックバッグにもお酒が入っているのでそれをフレッドと飲むことにした。
「フレッド、ゆっくり飲もうではないか。ん?書類確認か?」
「ええ、次から次へと事が進んで行くので書類整理が追いつかないのです。ケビンの事務官のブラッドは大変ですよ。一緒に確認しながら進めていますよ。王都商会の事務官を募集する予定です」
「あははは、笑い事ではないが、なぜ次から次へと事が発生するんだろうな。いつでも対応できるようにしておかないといけないと思って日々の仕事をしているよ。私の事務官たちも戦々恐々としているよ。次何があるのですか?また何かあるのですか?忙しくなるのですか?と言っているよ。まあ、ステファンに任せておけば大丈夫だろう」
「兄上も大変ですね。しかし父上、これからもっと忙しくなりそうですね。まだ競馬の話が進んでいないのですがね」
そうなのだ、まだまだやることがあるんだよ。なのになのに増えていくんだ。フレッド、お前はどうしてそう冷静なのだ!
「もうなんでしょうね、精霊様を紹介されたことで何でもありだなと思いました。次から次へと新しい問題が発生し麻痺しているのでしょうかね。ああ、またかとなります」
遠い目をしているフレッド。お前も苦労しているのだな。
「まあ、これを飲め。いつでも愚痴を聞くぞ」
「いえ、たぶん父上の方が大変になるので、父上の愚痴を聞きますよ」
ああ、フレッドも大人になったな。こうして一緒に飲めるなんて思わなかった。今度はステファンを交えて男同士で飲もうではないか。
こうして親子の語らいもつかの間、今度はスラム街の改革、そしてアルバート様、レオンハルト様との交流となった。もう王都北側西側が寂れた土地とは言えないほど変革していってしまった。これでフォーゲリア商会王都支店が開業となったら、王都は繁栄するであろうな。フォーゲリア商会はボールドウェッジ公爵の後ろ盾と掲げている。変な輩達を牽制できるであろう。
意気揚々と東地域、オルコット領に行ったのにまたなぜ今度は神獣様?幻獣様?フェンリル様とカーバンクル様だと!フレッド、お前がついていながら何が起こったのだ!再度ルークを伴って今度は東地域へ赴く。
やはり同行すればよかったか!
新型馬車から始まったのだよ。それからが怒涛の日々だ。王都経由東地域に遊びに行くと言っていたのだ。遊びに行くと言っていたのだよ。それなのになぜだ?
王都に行ってすぐフレッドからの魔鳥がやってきた。報告しろとは言ったがこんなすぐ来るのか?
手紙には王都北側周辺の土地を買い込む?王都の北側はスラム街と隣接した土地ではないか?そこを買い込むとはどういうことなんだ。ケビン君は商会の両左右裏を買い込み、社員寮、社員食堂、魔道具施設、美容施設を作り、商会は一つの施設に全部の店をまとめて、”しょうぎょうしせつ?″という一旦外に出なくても通路で行き来出来施設にすると言っているらしいが全くわからん。想像がつかない。土地を買い込むために王都へ行かなければ。ルークを呼び出しそのまま魔道列車に乗り王都へ到着。
事の次第を聞き、″しょうぎょうしせつ”という模型を見せてもらった。毎度ながら精密にできた模型だ。
「なるほど、駐車場、社員食堂、社員寮、施設をまとめたのか。土地を購入しよう。所有者は調べたのか?」
「はい、父上。商業ギルドが管理してますが、すべてガーゴイヤ商会が所有してます。ガーゴイヤ商会はボロレス公爵の後ろ盾のある商会です。ただこちらの土地はスラム街と隣接しているため売れない土地です。たぶんアイザックさんの店をつぶすために買い占めたと思われます」
南の伯爵の第2夫人だったメメルさんと第3夫人のガーゴイヤ商会の娘か。確執がここまで発展したのか。
ケビン君が情に訴える演技をして安く買おう作戦?ブハッ、子供ながらの可愛い作戦だ。まだフォーゲリア商会の知名度は王都では皆無だ。フォーゲリア家のタウンハウスは王都からだいぶ外れているので貧乏という評価は変わっていないだろう。今では多くの産業を生み出しているが、貧乏という評価の今がチャンスだな。
「フレッド、買い占めるだけ買い占めなさい」
そして情にほだされたガーゴイヤ商会長は安く売ってくれた。本当にケビン君は策士だよ。末恐ろしいよ。
寄子たちが王都に集結しバラを植えた。夫人たちが希望する色を選んだらしい。こういう時は夫人の言うことを聞くものだ。逆らってはいけない。そしてなぜか見事に咲いていた。庭師たちが驚いていた。それもそうだ、咲くのが早すぎる。植えた時は苗木だったぞ。
答えが分かった。バラの精霊様と花の精霊様がお生まれになったということだ。紹介されたときにはびっくりしてもうた。寄子特典まで作ってしまったよ。ケビン君、君って子は。それにより結束が強くなったことは言うまでもない。
今日はフレッドが公爵家のタウンハウスで寛いでいるので一緒に飲むことにした。私のマジックバッグにもお酒が入っているのでそれをフレッドと飲むことにした。
「フレッド、ゆっくり飲もうではないか。ん?書類確認か?」
「ええ、次から次へと事が進んで行くので書類整理が追いつかないのです。ケビンの事務官のブラッドは大変ですよ。一緒に確認しながら進めていますよ。王都商会の事務官を募集する予定です」
「あははは、笑い事ではないが、なぜ次から次へと事が発生するんだろうな。いつでも対応できるようにしておかないといけないと思って日々の仕事をしているよ。私の事務官たちも戦々恐々としているよ。次何があるのですか?また何かあるのですか?忙しくなるのですか?と言っているよ。まあ、ステファンに任せておけば大丈夫だろう」
「兄上も大変ですね。しかし父上、これからもっと忙しくなりそうですね。まだ競馬の話が進んでいないのですがね」
そうなのだ、まだまだやることがあるんだよ。なのになのに増えていくんだ。フレッド、お前はどうしてそう冷静なのだ!
「もうなんでしょうね、精霊様を紹介されたことで何でもありだなと思いました。次から次へと新しい問題が発生し麻痺しているのでしょうかね。ああ、またかとなります」
遠い目をしているフレッド。お前も苦労しているのだな。
「まあ、これを飲め。いつでも愚痴を聞くぞ」
「いえ、たぶん父上の方が大変になるので、父上の愚痴を聞きますよ」
ああ、フレッドも大人になったな。こうして一緒に飲めるなんて思わなかった。今度はステファンを交えて男同士で飲もうではないか。
こうして親子の語らいもつかの間、今度はスラム街の改革、そしてアルバート様、レオンハルト様との交流となった。もう王都北側西側が寂れた土地とは言えないほど変革していってしまった。これでフォーゲリア商会王都支店が開業となったら、王都は繁栄するであろうな。フォーゲリア商会はボールドウェッジ公爵の後ろ盾と掲げている。変な輩達を牽制できるであろう。
意気揚々と東地域、オルコット領に行ったのにまたなぜ今度は神獣様?幻獣様?フェンリル様とカーバンクル様だと!フレッド、お前がついていながら何が起こったのだ!再度ルークを伴って今度は東地域へ赴く。
やはり同行すればよかったか!
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