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173 アルバート、レオン帰城(王太子ケンドリック視点1)
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あの子達が帰ってくるのか。怒涛の報告の嵐。アルバートからの近況報告。影の者からの報告。一体どうしてこうなった。
レオンハルトと妹メルシーの子、ケビン君との交流から始まった。レオンハルトはやはり書き置きを残してケビン君についていってしまった。書き置きすればいいというものではない!帰ったら説教だ。アルバートが気づいたからいいものを、いや良くないが、本当にレオンハルトの行動力は大したものだ。感心してはいけないが。あのケビン君に出会った後から勉強、マナー、鍛錬など真面目にこなしていると報告があり、尚且つ私達家族にも良い影響を与えてくれ、朝食や夕食、執務の間に家族との団欒をしている。だからレオンハルトの行動は読めたのだが身柄確保できなかったのは不覚だった。
アルバートの近況報告は楽しいものだった。が、森精霊?から始まり、フェンリル様、カーバンクル様と契約?レオンハルトがフェンリル様と契約しただと!
どういうことなんだ、あいつらはまだ帰ってくるそぶりを見せない。
影の者は精霊は見えないのでわからないということだが、フェンリル様とカーバンクル様?子犬と子猫がいるだけだと言っている。精霊様は認めた者以外は見えないということなのか。
レオンハルトはフェンリル様と契約?し、リルと名前を与えた?カーバンクル様はクルとケビン君が名を与えた?と信じられないことが起こっている。
古き時代、この国は精霊様がいらっしゃった。いつの間にか精霊様がこの国にいなくなったと言われるようになった。いなくなったのではない、見えなくなったということなのだろう。それほど精霊様から信頼できない人間達だったのであろう。その精霊様達が姿を現した。これはこの国ににとって良い兆しになるのだろうか?それとも気まぐれなのか?
レオンハルトはフェンリル様を従魔にしてしまったが、レオンハルト個人との契約であり他のものが関与することを許さない可能性がある。それを王家が支配しなければと思う輩もいるだろう。しかしそうなった場合、フェンリル様のことを抑制はできないであろう。
うるさく言うようなら、父上には国王を退位してもらおう。そしてあのボロレスを失脚させよう。ボロレスの時は終わったのだ。まだ自分に力があると思うなよ。
「アリステリア、アルバートとレオンハルトがやっと帰ってくる。あの子達は楽しく過ごしているらしい。影の者も海がきれいです、料理がおいしいですと報告してきた。なぜ料理がおいしいと書いてきたかは、ケビン君がアルバートに頼み、ひっそり影の者達にも料理をふるまったらしい。優しい子だ。しかし影の存在がばれていたのかが心配だ(注釈・ケビンは王家にはたぶん影、隠密はつきものと思って言っているだけで深い意味はなない。まして影の存在など全く見えていない、気配も感じていないポンコツであった)それがだな、フェンリル様と従魔契約したらしい」
「えっ?誰が契約を?アルバートが?」
「レオンハルトの方だ。ケビン君と一緒になって、また問題になってしまったという顛末だそうだ」
「うふふふふ、またケビン君?レオンハルトとケビン君は2人の時に何かが起こるわね。レオンハルト、楽しそうでうらやましいわ」
そうだった、アリステリアも隣国の王女なのに黙って我が国に渡って来たな。レオンハルトはアリステリア似だったのだな。あの2人にアリステリアが関わったらさらに問題ごとが増えるような気がする。
「アリステリア、君まで一緒にレオンハルトと行動しようとしないでおくれ」
「それは分からないわ。楽しそうだったら一緒に出掛けてみようかしらね」
あり得る、絶対あり得る。レオンハルトだって母上とお出かけ嬉しいです、なんて言って一緒に行きそうだよな。
報告のため魔鳥が飛び交う。アルバートよ、今度は海精霊様ですか、そうですか。ケビン君が漁業の方法、特産物作りに貢献したのか。
アルバートが今度フォーゲリア一家を王城へ招待することを打診したようだ。これでメルシーに会える。母上だって本当は会いたいのに、ボロレスに気を遣ってしまっている。昔、まだメルシーが魔力属性判定をしないときはみんな仲が良かった。南地域が発展しボロレスが来るまでは仲良しだった。すべての元凶はあいつなんだ。私が即位した時は排除するがな。
さて、そろそろ帰ってくる頃であろう。
レオンハルトと妹メルシーの子、ケビン君との交流から始まった。レオンハルトはやはり書き置きを残してケビン君についていってしまった。書き置きすればいいというものではない!帰ったら説教だ。アルバートが気づいたからいいものを、いや良くないが、本当にレオンハルトの行動力は大したものだ。感心してはいけないが。あのケビン君に出会った後から勉強、マナー、鍛錬など真面目にこなしていると報告があり、尚且つ私達家族にも良い影響を与えてくれ、朝食や夕食、執務の間に家族との団欒をしている。だからレオンハルトの行動は読めたのだが身柄確保できなかったのは不覚だった。
アルバートの近況報告は楽しいものだった。が、森精霊?から始まり、フェンリル様、カーバンクル様と契約?レオンハルトがフェンリル様と契約しただと!
どういうことなんだ、あいつらはまだ帰ってくるそぶりを見せない。
影の者は精霊は見えないのでわからないということだが、フェンリル様とカーバンクル様?子犬と子猫がいるだけだと言っている。精霊様は認めた者以外は見えないということなのか。
レオンハルトはフェンリル様と契約?し、リルと名前を与えた?カーバンクル様はクルとケビン君が名を与えた?と信じられないことが起こっている。
古き時代、この国は精霊様がいらっしゃった。いつの間にか精霊様がこの国にいなくなったと言われるようになった。いなくなったのではない、見えなくなったということなのだろう。それほど精霊様から信頼できない人間達だったのであろう。その精霊様達が姿を現した。これはこの国ににとって良い兆しになるのだろうか?それとも気まぐれなのか?
レオンハルトはフェンリル様を従魔にしてしまったが、レオンハルト個人との契約であり他のものが関与することを許さない可能性がある。それを王家が支配しなければと思う輩もいるだろう。しかしそうなった場合、フェンリル様のことを抑制はできないであろう。
うるさく言うようなら、父上には国王を退位してもらおう。そしてあのボロレスを失脚させよう。ボロレスの時は終わったのだ。まだ自分に力があると思うなよ。
「アリステリア、アルバートとレオンハルトがやっと帰ってくる。あの子達は楽しく過ごしているらしい。影の者も海がきれいです、料理がおいしいですと報告してきた。なぜ料理がおいしいと書いてきたかは、ケビン君がアルバートに頼み、ひっそり影の者達にも料理をふるまったらしい。優しい子だ。しかし影の存在がばれていたのかが心配だ(注釈・ケビンは王家にはたぶん影、隠密はつきものと思って言っているだけで深い意味はなない。まして影の存在など全く見えていない、気配も感じていないポンコツであった)それがだな、フェンリル様と従魔契約したらしい」
「えっ?誰が契約を?アルバートが?」
「レオンハルトの方だ。ケビン君と一緒になって、また問題になってしまったという顛末だそうだ」
「うふふふふ、またケビン君?レオンハルトとケビン君は2人の時に何かが起こるわね。レオンハルト、楽しそうでうらやましいわ」
そうだった、アリステリアも隣国の王女なのに黙って我が国に渡って来たな。レオンハルトはアリステリア似だったのだな。あの2人にアリステリアが関わったらさらに問題ごとが増えるような気がする。
「アリステリア、君まで一緒にレオンハルトと行動しようとしないでおくれ」
「それは分からないわ。楽しそうだったら一緒に出掛けてみようかしらね」
あり得る、絶対あり得る。レオンハルトだって母上とお出かけ嬉しいです、なんて言って一緒に行きそうだよな。
報告のため魔鳥が飛び交う。アルバートよ、今度は海精霊様ですか、そうですか。ケビン君が漁業の方法、特産物作りに貢献したのか。
アルバートが今度フォーゲリア一家を王城へ招待することを打診したようだ。これでメルシーに会える。母上だって本当は会いたいのに、ボロレスに気を遣ってしまっている。昔、まだメルシーが魔力属性判定をしないときはみんな仲が良かった。南地域が発展しボロレスが来るまでは仲良しだった。すべての元凶はあいつなんだ。私が即位した時は排除するがな。
さて、そろそろ帰ってくる頃であろう。
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