脛かじり生活(願望)を堪能人生録~ゆるく楽しく生活していけるはずだよね?

ブラウン

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183 商会王都支店のコンセプト2

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 商業施設の再構築。構築といっても俺の雑貨店と喫茶店。そこをどうすべきか。

「皆さんお集まりいただきありがとうございます(ペコリ)。本日の議題ですが、僕の雑貨店兼喫茶店をどのように再構築するかを皆さんの意見をお聞きしたいと思います。今僕が考えているのはテイクアウトコーナのところです。ちょっとひと息スペース。子供でも遊べるスペースの周りに椅子やテーブルを置いて親子スペース。カップルが楽しめるスペース。女性が楽しめるカフェ。お茶会できる貸し個室。食事ができるレストランです。お茶会のできる貸し個室はうちのガゼボの小さい版を考えてます。他にいい考えがありますか?」

 模型を見ながらレクチャーした。フレッド様が頷きながら聞いてきた。

「おもちゃ店があるので、親子スペースはいいな。親もゆっくり食べれるように保育士を常駐するのはどうだろう?フォーゲリア領で保育園をしているがそれを一時的にでも子供を預かれれば、母親のリフレッシュにもなり、購買欲が高まるのではないか?」

 販売欲って!そこまで考えてないよぉ。そうか、一時預かりをしてリフレッシュしてもらうために簡易マッサージ券、簡易美顔券でも配ろうかなぁ。

「フレッド様いいですね。母親は子育て、家のことで疲れているのに誰も労ってあげないことが多いと思うので、短時間託児所で子供を預かり、短時間のマッサージか美顔ができる券を渡してあげるのはどうですか?ゆっくりご飯を食べることも重要だと思うのです」

 女性陣が優しい目で俺を見つめてくる。恥ずかしいなぁ。

「よし、領の保育園のような施設を常駐しよう。次がお茶会ができる貸し個室。これは貴族をメインに考えているのか?」

 フレッド様が矢継ぎ早に尋ねてきた。

「いえ、平民です。貴族はだいたい自分の家で行うのですよね?貸し部屋は平民用ですが?あの、考えているのが演劇場みたいなものも作り音楽家のリサイタルや絵師の絵画展などしたいと思うのです。そこで音楽教室や絵画教室などをしていければなぁと思ってます」

 またみんなが口をあんぐりして俺を見る。飛躍しすぎたかな。

「あっ、まだ音楽家や絵師さん達とはこれから面接しますのであくまで希望です。絵師さんにはこれからレターセットの絵を描いてもらったり、テイクアウト用の紙に絵を描いてもらったり、Tシャツ、お皿に絵を描くことをお願いするつもりです」

「ケビン、音楽家や絵師を雇い入れるのか?ちょっと待ってもらえるか?父上に相談してみるよ。高位貴族というものは絵師達のパトロンになる義務があるのだ。面談はケビンの方でして欲しい。多分父上も音楽家の活躍の場を考えていたのだがなかなか先に進まなかった。ケビンの構想が父上の構想と噛み合えば話が進んでいくと思う」

 ん?俺はこじんまりとしたリサイタルを考えているんだけど、あれ?大劇場化?オペラ座?いやいや、普通のこじんまりとした文化会館のようなステージでいいんだけど。誰でも楽しめる演劇場。今回転木馬を作っているので、それの応用、動くステージにしても良い。歌を歌いながらバックの背景が変わるなんて演出。歌に深みを出すかな?

「あの、僕、小さい劇場でいいのですが?」

 父に相談する、と有無を言わせぬ雰囲気だった。どうなるのだぁ?

 結局、俺の趣味の雑貨兼コーヒーショップ(お菓子、パウンドケーキなど)は細々と行うことになった。喫茶店ではなくコーヒーショップ、それは料理メニューが全てレストラン併設の方にいってしまったからだ!トホホだよ。昔ながらの喫茶店構想が泣く泣く終わった。しかしここは絶対、ピアノやバイオリン(これから作る)などでゆったりとした空間でくつろぐ場にするのだ。俺1人だっていいのだ。そこで寝て寛いでもいいのだ。快適綿で作った枕、ブランケットとアイマスクを提供しようって、あれ?なんだか違うか?疲れた体と心を癒やされる喫茶店?を目指すんだ!カプセルホテル風を併設した方がいいのか?なんだそれ!

 今度の面談は音楽家、絵師、レストラン、ゴミ収集する人達だ。レストランで働く人達はマナーや言葉遣いは大事。そして気配りのある人、これ大事。

 ゴミの収集人とスライム確保。ゴミの収集人は生活魔法クリーンが使える人を雇用したいなぁ。ダメかなぁ。

「ケビン、他の孤児院から要望があったのだ。そのゴミ掃除などをやらせてもらえないかと。西側の孤児院の話を聞いて、自分達も役に立ちたい、それと少しでも子供達の生活を改善させてあげたいと孤児院の院長が頼みに来たんだ」

「その孤児院はどの地域の孤児院ですか?」

 ため息を吐くフレッド様。よほど悪い地域なのか?

「南側地域だ。ガーゴイヤ商会の方だ」

「そんなに酷いのですか?」

「初めの西側地域と同じ有様だよ。あちらの方が栄えているが路地裏は同じようなものだ。南側地域の見栄えが悪いという理由で南側地域にタウンハウスを持つ貴族とガーゴイヤ商会は最近、教会と孤児院に立ち退き命令をしているらしい。かなりの嫌がらせをしているようなのだ。そこで教会の神父様や孤児院の院長がこちらへ相談に来たのだ。まぁ、子供達を見ればこちら側の孤児院の状況が分かったのかもしれない」

「そうなのですね。南側の方は栄えていますが孤児院に商会や貴族は寄付をしないのですか?逆に立ち退き命令って酷いな。うーん、ではその南側地域の孤児院を秘密裏に西側に引っ越せばいいのではないですか?そうすれば同じ環境で育てることができますよね?西側地域は人手不足なので来てくれるのは有り難いではないですか。教会も作りますし」

「あははは、ケビンに相談すると簡単に解決してしまうのか。教会まで移転させるのか、ふふふ。そうだな、そうしよう。神父様にも孤児院の院長と相談してみるよ」

 教会が綺麗になれば必然的に庶民は教会に足を運び女神マルティナ様も喜ばれるだろう。転生前も後も会ったことはないけど。俺に信仰心回復への使命はないぞ。おーい!女神さまぁ。まあいいけど。
 
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