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神もどき
しおりを挟む未有「あの...そもそもジャックさんはどこからきたの?」
ジャック(どこ?どこって...まぁ...上から)
未有「自分がどこらか来たのかわからないの?」
ジャック(い、いやわかってるで!ただな自分がわかっていることをなんでも人に伝えられると思ったら間違いやで)
未有「え?そうなの?」
ジャック(せやな...たとえばやで?俺がアインシュタインだとしてや、相対性理論をまくしたてたとしてもちゃんと理解できる人が何人おるかわからんやろ?)
未有「頭が悪いっていいたいの?」
ジャック(頭だけの問題ちゃう...イメージ力とかも関係してくるねん、光の速度にちかずくと時間の流れが遅くなります…て言われても頭では、はい、そうですか、ってわかってもほんまにイメージできてる人が何人おるかやねん…それがほんまの次元を超えた話ってわけや)
未有「じゃあ、噛み砕いて説明してよ」
ジャック(だから...噛み砕くと、上からや)
順次「あの、噛み砕きすぎじゃ」
ジャック(これでも、ギリギリやねん、あんたらのわかる範囲で言うと...上からや)
未知子「まぁ、どこから来たかなんて、いいじゃない?それより、いつまで居られるんですか?」
ジャック(それは...ほんまにわからんなぁ…呼ばれたから来ただけやし)
未有「呼ばれた?私に?」
ジャック(それが...はっきりせーへんのや...なんか...本名で呼ばれた気がするんやけど...)
未有「本名?」
ジャック(せや、本名で呼ばれるとわしらみたいな、高次元思念体は引っ張られるねん...だから明かしたくはないねん)
未有「なるほどね、じゃあ、たまたま来たってこと?」
ジャック(せやな、たぶんあんたに呼んだ記憶が無さそうやから、この病院に呼んだのは別の誰かやろ...でもこの場所へわしがひっぱられてきたっちゅうことは...やっぱりあんたの思いの強さに引っ張られたっちゅうこっちゃな…)
未有「思いの強さ?」
順次「そういえば、未有は昔から気が強かったなぁ」
未知子「そうね、頑固なのは誰に似たのかしらね?」
順次「え?おまえだろ?」
未知子「やだ、そんなわけないじゃない」
未有「もう!2人とも!話が進まないから黙ってよ!」
未有はそういうと赤くなってふくれた。
ジャック(まぁまぁ...お嬢ちゃんもそないに膨れんときいや、聞かれたことはわかる範囲で答えるしな。まぁ、どこから来たかは上から、なぜ来たかは呼ばれたからや。つまり、もしも、更に強い思念で誰かに本名で呼ばれたりしたら...そっちに引っ張られることも充分ありうるっちゅう訳や...せやからいつまで居られるちゅう確約は出来んのや...)
未知子「人のお願いを聴いて回ってらっしゃるんですか?」
順次「どこかの神様かなにか?」
ジャック(神様...か...まぁ、あんたらの概念の中の神様に近いかもしれんけど…どこか1箇所に留まって、お賽銭を投げたら願いを叶えてくれるとかみたいな、人間にとって好都合なやつと一緒にされたくはないけどなぁ...てゆか、そんなやつおるんかいな?)
未有「わからないの?」
ジャック(高次元思念体と言ってもわからん事もあるんやでぇしょーみな話が)
未有「ふぅーん、そうなんだ、じゃあ神の試練とかいうのも知らない?」
ジャック(なんやそれ?)
未有「昔ある人に言われたんだけど...今の苦労は神様が与えてくれた試練なんだって...」
ジャック(ほぅほぅ、なんか違う神様みたいな気もするけど…それで?)
未有「でもね、その試練は乗り越えられるやつだから頑張ってって...いわれた」
ジャック(なるほどな...乗り越えた後により良いことがあるんやろ?)
未有「そう...でもね?乗り越えられなかった人はどうなるんだろ?知ってる?」
ジャック(さぁ?)
未有「そもそも、神様はなんで他の誰でもなく私にその試練を与えたんだろ?」
ジャック(さぁ?それも謎やな)
未有「乗り越えられるかどうかもわからない試練をランダムで誰かに与えてるとしたら...神様って良い人なの?」
ジャック(さぁ?わからんけど...あんまり良い人じゃなさそうやな...)
未有「ジャック...さん、でもわからないんじゃ、わからないね」
ジャック(ジャックでええよ…まぁ、もしも神様に会うことがあったら聞いとくわ...兎に角あんたらの考える神様とは違うねん…まぁ、ゆうたら神もどきやな)
未有「神もどき?」
ジャック(せやな、概念的に言ったらやで?)
未有「なんか...かっこわる...(笑)」
ジャック(そんなことあらへんやろ(笑))
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