雷魔法が最弱の世界

ともとも

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魔法帝の屋敷

身分の差

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魔法帝の屋敷に暮らし始めて二週間。

酷かった傷もほとんど完治され、もう少しで通常通りの任務を行うことになる。

だから、ここの屋敷とお別れの時が着々と近づいてきた。
ミヨとソラ、魔法帝とのお別れということになる。

魔法帝はこの国の頂点。
三人が暮らしているのも王城の庭にある大きな屋敷。

普段の生活に戻るなら到底会える機会など存在しない。
結果、あと数日がちゃんとみんなと話せる時間。

考えれば考えるほど悲しくなる。


そんなあと少しの日々の中、今日は王城へ来ていたのだった。



「うーん、今日はちょっと憂鬱だな……」

両手で大量の書類を抱えたミヨが深いため息をつきながら僕の横を歩いていた。
僕もミヨと同じようにたくさんの書類を両手で抱えて話を聞く。

僕たちは今、王城へ今月分の経理や国の予算の書類を運んでいる。

もともと魔法帝の屋敷に隔離されているため、普段は王城へ足を運ぶことはない。

しかし、月に一度、王城に出向いて計算された国の予算などを提出しないといけなく、今はこうしている。


ミヨが今落ち込んでいるのは、貴族や王族と出会うと、差別されるからだとか。

昔、自分も酷い差別を経験したから、その意見に関してとても共感できた。

すこし僕も憂鬱になりながら隣を歩く。

貴族たちは何をするか分かったもんじゃないからな……


「はぁー」
「……アハハハ、なんかトモ君も同じこと考えてるね」
「僕もいろいろありましたから……」
「その暗そうな顔見てると、なんだか分かる気がする。よく頑張ってきたね! 偉いよ」

「ありがと、すこし元気が出た」
「それは何より」

優しくはにかんだ笑顔を見せると前を向いて書類を持ち上げ直す。

「でも、ごめんね。わざわざこんなことまで手伝ってくれて。もしバレたら私のせいだね。その時はちゃんと責任を持って守るから!」

「手伝うのはいいよ。一応、フードも被っていることだしバレないよ」


僕は今、魔導士のような大きなローブを身につけ、フードを深く被っている。
バレないように朝、ソラが懸命にコーディネートしてくれた服装だ。

特にフードは深く被るようにと念入りに注意された。

妙にお母さん染みているソラになんだかほっこりしている自分がいた。

ちょっと過保護すぎる人だけど。


「そう思えば、今日は屋敷に誰もいない珍しい日だね!」

ミヨが目を大きく開きながら、楽しそうに話す。

「そう思えばそうだったね。今日は確か魔法帝の会議があって、それにソラも参加するんだっけ?」
「そうそう。昔、国を変えたいとか言ってたけど、私何にもできないね……ソラはユリス様と並んで話せるし、貴族様にもの応じせずに話せるなんて、ちょっと羨ましいな」

遠くを見つめながらミヨは言う。

そんな姿に僕は戸惑いながらも、
「いや、それでもミヨはしっかりしているよ! 大丈夫だよ、ソラにできないことをミヨはできているから感謝いているよ、絶対に!」
「そうなのかな? そうだといいけど」

ミヨは頬を赤ながら横を向く。

それぞれ始めは憂鬱だったから、会話をすることですこしは紛らわせただろう。


だからこそ、身分の差によって差別されるのはとても苦しい。


くすくすと小さな笑い声が聞こえた。

前を見ると、豪華な服を着た三人の男たちが立っていた。

何を考えているのか分からないが、ど真ん中を突っ切るように堂々と歩き、こちらに近づく。

ミヨは顔に汗を流しながら静かに俯いて廊下の端による。
僕もそれに合わせた。


横を見ると震えていた。


「お、なんだなんだ! 地上に住む下人がどうしてこんな高貴な場所に来てんだ!
魔法帝からたまたま擁護されて調子に乗ってんじゃねぇよ、この無能が」
「まったく、お前を見ていると反吐が出る」

「す、すいません……」

ミヨのそばまで近づくと、罵詈雑言を浴びせる。

貴族はいつもそうだ。
格下を見つけると、相手のことも考えず好き勝手に言いやがる。

そんなことに嫌気がさした自分はミヨを守るために前へ出ようとすると、

「待って……」

小さな声が耳に入る。

「おい、何ぼけっと立ってんだよ! 貴族様のお通りだぞ、頭を地面に擦り付けろよ下人が!」
「おいおい、これ常識だぞ!」

「すいません、ちょうど両手が塞がっているものでして……」
顔を下に向けながらミヨの震える声が聞こえた。

いつも自分は助けることができない。
圧倒的に権力に負け、いつも止められる。

戦う力があっても、言い返すことができない現実にどうしようもできなかった。

「チッ、生意気だな、お前」

ドン!

貴族がミヨの肩にぶつかる。

「キャッ!」

力なく地面に倒され、両手に持っていた書類がひらりと宙を舞う。

「もう二度もその汚い面を見せるな!
ハッハハハハ!」

「もう……やめろよ……」
「ダメだよ、トモ君……」

再び刃向かおうとすると、ミヨが苦し紛れの笑顔を見せながら袖を掴んで静止する。

やはり自分は今の状況を変えることができない。
力を持たない弱者なのだと思い知らされる。

貴族たちは日頃のストレスをミヨにぶつけ終わると気持ち良くなったのか、笑いながら去ろうとする。

もう終わりだと思っていた。

「おい、お前!」

一人の貴族が振り返り、僕のことを急に指差してきた。

背筋がピリつく。
三人からの冷淡な視線が向けられ、顔が強張る。

もうバレてしまったのかもしれない。
雷魔術師じゃなくても身分の違う平民だと言うことを。

恐る恐る、三人の方向へ顔を向けると、

「どこぞの貴族か知らんが、そんな汚れた奴と絡むのはやめとけ! 
お前の魔力は素晴らしいからな。
下人と馴れ合うなんてお前自身が汚れてしまうぞ。
じゃあな!」
「は、はあ……?」

貴族たちは帰っていった。

一瞬、僕はフリーズしていた。
生意気な貴族が自分を褒めた。

その事実がどうにも理解できたなかった。

「一応、バレずに済んだのかな……」


頭の中で整理がつくと、ほっと胸を撫で下ろす。

本当にバレてない?


困惑しながら下を見ると、静かにミヨが書類を集めていた。
とても小さな背中を向けて。

僕はすぐに駆け寄った。
「ごめん、大丈夫だった? 怪我してない?
紙、拾うの手伝うよ」
「いつものことだから、気にしないで……
あと、謝らないで。トモ君は何も悪いことをしてないから」
「でも、僕は何もできなかったから……」

顔色を悪くしながら拾う。
重い空気が走った。

苦しいだろう、辛いだろう、でもミヨは強かった。

「何年もあの状態だし、慣れてるから気にしないで……私よりもっと大変な人もいるし、昔、ソラと一緒に耐えるって決めたからね!」

いつもより声は小さかったけど、しっかりとしたミヨだった。

「それに、私よりソラの方が絶対に苦しいと思うし。だから私もめげずに頑張らないといけないんだ!」

「ソラは確か、魔法帝と一緒に会議だったよね?」
「うん……あ、せっかくだし、ソラの頑張りを見に行かない? 書類を提出するところもすぐだから!」

全ての紙を拾い終えると再び、二人並んで進む。

言った通り、すぐ提出の部屋に着いた。


「私たちの仕事終わり! さあ、ソラの仕事見学に行こっか!」

大きく背伸びをして仕事が終わると元気になっていた。

想像以上に紙も重なると、重くなることを知り、自分も腕を軽くマッサージした。

結構、重労働……


「こっちだよこっち!」

休憩の暇を与えず、ミヨは会議が行われている部屋に案内する。

でも、大事な会議を盗み聞きするのは簡単にできるのだろうか……

という疑問もあったが、部屋のドアには守りをする兵士もおらず、盗み聞きし放題という状態であった。

ミヨによれば、中には魔法帝や他にも強い人たちが参加しているようで必要ないということだ。

納得できるけど、ちょっと手薄過ぎないかな……

部屋の前に着くとミヨは僕に向かって手招きをする。
「耳をこのドアに近づけて。ソラの頑張ってる声が聞こえるから」

言いながら、ミヨはドアに耳を近づけるので僕もしゃがみ込んで近づけた。

小さいながらも、十分に会議の会話を聞くことができた。


「ふん! あんな無意味な人間たちに救済などいらんだろ!
これだから下人の意見はダメなんだよ!」

小太りの貴族が反対の声をあげる。

それに対して、ソラは魔法帝の横に立って必死に貴族たちに意見を出していた。

「そうだ、我らのように素晴らしい魔力に恵まれないやつを助ける意味がないだろう。
道具として使えない人間はゴミだ!
役立たずはこの世にいらない」

「どうしてですか! 同じ人なのに区別するなんておかしいです!
それに市民は道具なんかじゃない!
もっと大切にしてください!
たくさんの人が死んでも、どうも思わないんですか?」

その発言に対して、一人の貴族が机を叩いた。

「我らの役に立たない人間がどうして必要なのだ。下人たちのせいで我々の品位が落ちてしまうだろ!」

「静粛に!」

魔法帝が大きな声をあげ、騒いでいた貴族たちが静かになった。

「君たち、言葉が過ぎるよ。このままだと国民がもっと貧困になってしまう。それによって争いが起こる可能性だってあるのだ。
君たちは自己中だ。
もっと国民のことを考えなさい。
今日の会議はこれで終わるが、よーく考えてくれたまえ。
なりたくて能力が低くなったのではないのだよ!」

魔法帝がまとめるようにして会議に終止符が打たれる。

一瞬で部屋に静寂が訪れ、椅子を直す音が聞こえる。


「終わったみたいだね……」
「そうだね……っ! そうだよ、終わったんだよ! か、隠れないと!」
「ええ! そうなの!」
「当たり前だよ! ただでさえ私たち身分が違うんだから」

会議が終わりに差し掛かろうとすると、ミヨは焦り始める。

「ここにいたら、ユリス様に迷惑かかっちゃうよ! 早くどこか隠れる場所!」

冷静に考えてみれば、平民が大切な会議を盗み聞きしていたんだもんな。

バレたら当然、酷い目にあうよな……早く隠れないと!

自分にも危険が近づいていることに気がつき、だんだん怖くなる。

すぐに体を反転させて、全力でこの場から離れる。

「あ、あそこの扉! あそこならすぐに入れるから入ろ、トモ君!」
「わ、分かった!」

ミヨの指差す方向に全力で走る。

最悪の状況は免れますように……


祈るように扉を開け、

「ああ、やっと会議が終わったか」

バタン!

出てくると同時だったのでバレることはなかった。


しかし、咄嗟に隠れたせいでとんでもないことに……

「はぁ、はぁ……」
「ごめん……大丈夫、ミヨ……」
「キャッ、くすぐったいからあまり喋らないで……」
「うっ! ごめん……」

扉の中は狭い物置部屋となっており、抱きつくような形で僕とミヨは息を潜めていた。


どうしてこうなってしまったの!?

この状況はとてもヤバい。

ミヨの体が密着し、色々柔らかい。
それに良い匂いがするし、暖かい吐息が耳元まで届く。
身動きを一つでもするとミヨが声を出してしまう。

相手に聞こえそうなほど心臓がバクバクしていた。
顔も真っ赤になりうまく話せない。

隠れることはできた。
でも、もし誰かにバレることがあったのならそれは人生の終わりといえるだろう。

早く、みんな部屋から出ていって!!


そう願いながら、お互いに目を逸らしながら人がいなくなるのを待つ。

「ごめんね、まさかこんなことになるなんて……私の早とちりで……」
「い、いいよ……一応、こんな形ではあって隠れることはできたんだし……」

「う、うん……こんな形ねぇ……」
「こんな形で……」

恥ずかしい気持ちを抑えきれず、お互いに黙り込む。

気まずい空気が流れる。

こんな状況で話せるか!

「えっと……どうだった?」

頬を赤く染めながらも、ミヨは首を傾げて聞いてくる。

「と、とても柔らかかったです……」
「ひゃい! ち、違う違う……ソラの頑張っている姿のことだよ……」

勇気を出して、声をかけてくれたが、自分の発言でまた重苦しい空気になる。

何言ってんの自分!?

「あ……ごめんなさい……自分を殴ります……」
「待って、音が出るから……」
「あ、アハハハ……そ、そうだね……」

再び沈黙。
やはりうまく喋れない。

「やっぱり今日の姿見て、私は尊敬しちゃうな。凄いよソラは。あれだけ必死に訴えることができて。まだ私は恐怖心があってあんなことできないよ」

こんな中ではあるが、とても輝いた瞳をして優しく微笑んでいた。

「確かにソラは真面目だよね。見てるとこっちまで勇気が出る。僕も魔法騎士として頑張らないと!」
「だね」

そう言いながらゆっくりとミヨは手を僕の背中の方へ回す。

「どっ、どうしたのかな!?」

いきなりのことに素っ頓狂な声が出てしまう。

「ごめんね、トモ君とあと少しでお別れになっちゃうから寂しくなっちゃって……」
「あ……」

直接ミヨからの言葉を聞いて、表情が固くなった。
身分など色々なことを悟って言うその言葉はとても重く感じた。

「そっか……やっぱり会えなくなるのかな……」

僕の言葉にミヨの肩がピクリと動く。

「嫌だなぁ……」

そのとてつもなく想い沈んだ顔に胸がちくりと傷んだ。

「絶対、会いに行くよ」
「え?」
「立派になって会いに行く。だから待ってて。それから、また一緒に横に並んで計算とか資料の整理をしよ」

「うん!」

眩しい笑顔が狭い倉庫を照らす。
暗い部屋に灯りが照らすように輝いていた。


そしてすぐに、そんな時間も終わる。

「わわっ!」

急にミヨが何かに足を滑らしたようでバランスを崩す。

「ダメ! そっちに行くと!」

それを見た僕は支えようと手を伸ばす。
握ることはできた。

だが、咄嗟の動きに体は前のめりになっており、今度は自分もバランスを失ってしまう。

結果、僕たちは当然の帰結として、

ドタン!

扉が勢いよく開き、地面へと転倒する羽目になった。
どすんっ、と振動を伴った鈍い音が響き渡る。

「いたた……」

目を開くと、ミヨが静かに目を閉じていた。
自分がミヨを押し倒す状態になる。

ち、近い……

「ごめんね、私がドジってしまって……」
ミヨは痛みに声を上げながら苦笑いをする。

「す、すぐにどくから……」

言って、床に手をつき、上半身を起き上がらせると……

刹那、至近距離でばっちりと目が合う。

「………」

お互い、顔が真っ赤になり目を逸らす。

「はっ!」
突然の出来事に気が動転していたところ、我に帰り、会議のことを思い出した。

「き、貴族たちは……いない?」

すぐに暴言が聞こえなかったから、いないと判断して辺りを見渡すと、貴族はいなかった。

ホッと息を吐き出すも束の間、
「と、トモヤ君……?」

見慣れた声が耳を通る。

声の主を見ると、二人とも石になっていた。


はい……終わった!


僕は全身から血の気が引いた顔になっていた。
全身から寒気を感じる。

「こ、こんな狭い部屋にいて……挙句、押し倒して……不純異性交遊……ハ、ハハハ……
ハハハハハハ!」

ふらふらと魔法帝は壁に向かってゆっくりと突撃する。

ゴツ!

「そ、そうだったんですね……トモヤ……君。
えっと……ミ、ミヨを……ミヨをよろしくお願いします!」

「誤解です!!!」

すぐに離れ、二人でこれでもかと大きな声を出して否定した。

とは言っても、あの状況だとすぐに信じてもらうことなどありえない。

今日が終わるまで必死に二人で弁解することで誤解は解けた。


色々あり、大変な日だった。
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