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異世界編-スノー編
口づけ(2)
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「しかし……何事も無かったように次の部屋に向かってるけどさ……レイムの能力って凄いな……」
俺は理由も無く、その茶髪の小さな頭を撫でながら褒める。
「なっ……やめっ……子供みたいに頭を撫でるな、そしてさりげなく呼び捨てるな……私は先輩だっ!!」
顔を真っ赤にしてレイムが俺に叫ぶ。
「じゃぁ……レイムンと呼ぶか……?」
俺は腕を組み真剣に考えましたというように、妥協案を出す。
「舐めてるのか……」
まるっきり滑ったみたいな空気の中返される。
「あら……可愛いのにレイムン」
フィーリアも意地悪そうな笑みでレイムを見て言う。
「私も呼んでもらおうかしら……フィーリアン……」
そんな本気か冗談かわからない瞳を向けられる。
「……神から新種の宇宙人にでもクラスチェンジしたか?」
俺のそんな突っ込みに……
「あら……意外とそんな突っ込みも出来るのね」
フィーリアが一人楽しそうに笑う。
そして、不意にぎゅっと俺の制服の袖が捕まれそちらを見る。
目と目が合った、クリアが何故か不機嫌そうにその目を反らし、
それでも、そでからその手を放さない。
「……クリアン?」
乗りで呼んでみる。
「いつもどおりに……クリアで呼んでください」
不評で終わった……。
そんな悪ふざけを続ける中で、一つの部屋に辿り着く。
神聖六賢者と呼ばれていたティセがその場に膝を着くように……
二人の男がその前に立っている。
かつて、ティセが破り、神によってその力を失っていた……
邪神の力を手に入れ……
一人の動きを完全に封じる。
同時に……その体を蝕む魔力《どく》も持つ。
一対一なら最強と呼ばれる能力。
誰しもがその能力に動きを封じられ……
その能力に抵抗するだけの……力……
魔力を制御したころには……
その犯された毒に倒れてしまう。
そして、その彼の一対一という状況を作り出すために、
絶対なる空間……隔離した空間を作る男。
魔封時の力を持つ……ジェイク
結界空間を作る……デジョン
あの日の復讐とでも言うように……
「ふん……」
留めの一瞬を開放するようにジェイクはその呪縛を解く。
そして、ゆっくりとこちらを見る。
「神……元……神様か……何処《いずこ》はお世話になりました」
ジェイクはフィーリアを見て言う。
「あら……あなたみたいなのお世話する義理も趣味もありませんけど……」
フィーリアは嫌味たっぷりに笑みを浮かべ返す。
「いつまで、いちゃいちゃしていますか……」
そうフィーリアはドンと俺の頭を押すと、袖を掴んでいたクリアの頭に頭突きをするように顔がぶつかる。
「……たぁ……何するんだよ」
「ごめんなさい……でも数分後には感謝されてると思いますけど」
いつものように意地悪そうにフィーリアが笑みを浮かべ言う。
「……どうでもいい……死にたい奴からかかって来い」
ジェイクがこちらを見て言う。
同時に隣のデジョンが俺ら一人を犠牲にする空間……異空間を作り出す。
咄嗟に俺はその一歩を踏み出し、自らをその犠牲にする。
「なるほど……俺だけを……お前ら二人だけの空間に放り込んだ訳か」
一人ずつ……確実に倒す……
取りあえず抵抗を試みる……
結界を自分の目の前に張る……
「無駄だ……この私の力の前には全てが無意味」
世界に蔓延る憎悪のような魔力が……俺の中に入り込んでくる。
同時に全く身動きができなくなる……
同時に……激しい激痛……
体が何かに蝕まれていく……
以前に……エリードに……与えられた苦痛に似ている。
だが……今回は、あの時のような……
彼《セシル》の助けは無い……
ジェイク……そして、そんな俺と仲間を遮断する結界を作る、デジョンはこの中に居る……
抵抗することなど不可能……
悔しいが……悪戯娘《フィーリア》に早くも感謝をしよう。
「参ります……」
空間の外からクリアのそんな声がする……
「無駄なこと……」
を……とデジョンはそんな自分からも見えない空間の外に瞳を向け……
「通せっ」
空間の壁を突きぬけ……クリアの矢が飛んでくる。
空間を突き破る属性を手にした彼女だが……
空間の中を覗き見れている訳ではない……
その矢は、その中の誰にもかすることなく通り過ぎる。
「ふん……少しは驚かされたが……無駄だ」
当たる訳がない……と……
そんな偶然の前に……俺《こいつ》が力尽きると……
全力……フィルの力を駆使して右手が辛うじて動く程度に……
その呪縛に抵抗する……
「無駄だ……その程度で……右手が動く程度で……」
自分の力には適わないと……
ジェイクが力を呪縛の魔力を注ぐ。
「……俺の事は好きなだけ見下せ、舐めろよ……でも、クリアの力を舐めるな……」
俺は右手をまっすぐに伸ばす……
「……反射だ……クリア」
標準は俺がどうにかする……
「参ります……」
その空間の中は彼女には見えない。
それでも……そんな俺の声を信じるように……
「貫けっ」
空間を突きぬけ、光の矢が俺めがけ飛んでくる。
俺の結界が矢を反射する……
そして、その反射する先に……再び俺の張った結界が存在し……
その先にまた俺の結界が存在している……
ドンっと矢の一つがジェイクに突き刺さる。
「どう……なっている……」
「言っただろ……クリアの事は舐めるなと……」
呪縛が弱まった身体を起こしジェイクに言う。
再びジェイクが俺に右手を伸ばし、俺を呪縛で拘束しようとするが……
「貫けっ」
複数の矢が壁を貫き飛んでくる。
俺は複数の結界をその矢の標準に合わせ創り出していく。
ジェイクの瞳が俺の結界で標準を変える矢を必死に追うが……
その矢がジャイク……
そして……隅で様子を見ていたデジョンの身体を光の矢が突き刺さっていく。
空間……障壁が消える。
「否定……しよう……」
レイムが白衣の袖で半分隠れた手のジェイクに伸ばす。
「絶対などない……不完全に……矛盾に……所詮はこの世界は偽りの集合体でしかない……そんな不完全な偽りだらけの世界で……人が絶対になるなど成しえない……私が否定しよう……そんな方程式は私が全て否定《ぜろ》にする」
ドンっ強い衝撃がジェイクを襲う。
「くそ……」
再びデジョンの力で俺は異空間にジェイクとデジョンの二人の空間に隔離される。
「どう……なっている……」
空間で閉ざされている……
でも……それは彼女の能力の射程内ということなのだろう……
ジェイクの力が再び……発揮されることはない。
俺はエメラルドの魔力《けっかい》を右手にまとう……
その右手でジェイクを殴り飛ばす。
そして、ゆっくりとその瞳をデジョンに向けると……
その意味を理解するように……降伏するようのその異空間を解除する。
「ほんと……(俺たちの能力は)相性がいいよな……」
そう再び関心するようにクリアに告げる。
「当然です……それに二度目ですから」
少し照れくさそうにクリアが右手の人差し指で自分の唇をなぞる。
俺はそんな唇でも指先でもなく……
はばたく、片翼を見る。
「あら……正直、戦力に不安を覚えてましたが……以外と……」
フィーリアが意地悪そうな目で俺たちを見ながら……
「さて……次もお願いしますね……」
「レスさん、クリアさん……レイムン」
フィーリアは順番に瞳を向け、最後に向けた、意地悪そうに笑う。
「それ……やめろっ」
レイムが小さく怒る。
「さて……先に進みましょうか……」
そんなレイムの怒りを無視するように、フィーリアは先を進む。
未だ、膝をついていたティセは……
黙ってそんな俺たちを見送る。
「ありがとう……」
フィーリアはその部屋の出口の前で振り返り、ティセに告げる。
恐らく、自分のことなど記憶から消えている。
六賢者と呼ばれる者たちから嫌われていたことは理解している。
それでも……その感謝を言葉にする。
俺は理由も無く、その茶髪の小さな頭を撫でながら褒める。
「なっ……やめっ……子供みたいに頭を撫でるな、そしてさりげなく呼び捨てるな……私は先輩だっ!!」
顔を真っ赤にしてレイムが俺に叫ぶ。
「じゃぁ……レイムンと呼ぶか……?」
俺は腕を組み真剣に考えましたというように、妥協案を出す。
「舐めてるのか……」
まるっきり滑ったみたいな空気の中返される。
「あら……可愛いのにレイムン」
フィーリアも意地悪そうな笑みでレイムを見て言う。
「私も呼んでもらおうかしら……フィーリアン……」
そんな本気か冗談かわからない瞳を向けられる。
「……神から新種の宇宙人にでもクラスチェンジしたか?」
俺のそんな突っ込みに……
「あら……意外とそんな突っ込みも出来るのね」
フィーリアが一人楽しそうに笑う。
そして、不意にぎゅっと俺の制服の袖が捕まれそちらを見る。
目と目が合った、クリアが何故か不機嫌そうにその目を反らし、
それでも、そでからその手を放さない。
「……クリアン?」
乗りで呼んでみる。
「いつもどおりに……クリアで呼んでください」
不評で終わった……。
そんな悪ふざけを続ける中で、一つの部屋に辿り着く。
神聖六賢者と呼ばれていたティセがその場に膝を着くように……
二人の男がその前に立っている。
かつて、ティセが破り、神によってその力を失っていた……
邪神の力を手に入れ……
一人の動きを完全に封じる。
同時に……その体を蝕む魔力《どく》も持つ。
一対一なら最強と呼ばれる能力。
誰しもがその能力に動きを封じられ……
その能力に抵抗するだけの……力……
魔力を制御したころには……
その犯された毒に倒れてしまう。
そして、その彼の一対一という状況を作り出すために、
絶対なる空間……隔離した空間を作る男。
魔封時の力を持つ……ジェイク
結界空間を作る……デジョン
あの日の復讐とでも言うように……
「ふん……」
留めの一瞬を開放するようにジェイクはその呪縛を解く。
そして、ゆっくりとこちらを見る。
「神……元……神様か……何処《いずこ》はお世話になりました」
ジェイクはフィーリアを見て言う。
「あら……あなたみたいなのお世話する義理も趣味もありませんけど……」
フィーリアは嫌味たっぷりに笑みを浮かべ返す。
「いつまで、いちゃいちゃしていますか……」
そうフィーリアはドンと俺の頭を押すと、袖を掴んでいたクリアの頭に頭突きをするように顔がぶつかる。
「……たぁ……何するんだよ」
「ごめんなさい……でも数分後には感謝されてると思いますけど」
いつものように意地悪そうにフィーリアが笑みを浮かべ言う。
「……どうでもいい……死にたい奴からかかって来い」
ジェイクがこちらを見て言う。
同時に隣のデジョンが俺ら一人を犠牲にする空間……異空間を作り出す。
咄嗟に俺はその一歩を踏み出し、自らをその犠牲にする。
「なるほど……俺だけを……お前ら二人だけの空間に放り込んだ訳か」
一人ずつ……確実に倒す……
取りあえず抵抗を試みる……
結界を自分の目の前に張る……
「無駄だ……この私の力の前には全てが無意味」
世界に蔓延る憎悪のような魔力が……俺の中に入り込んでくる。
同時に全く身動きができなくなる……
同時に……激しい激痛……
体が何かに蝕まれていく……
以前に……エリードに……与えられた苦痛に似ている。
だが……今回は、あの時のような……
彼《セシル》の助けは無い……
ジェイク……そして、そんな俺と仲間を遮断する結界を作る、デジョンはこの中に居る……
抵抗することなど不可能……
悔しいが……悪戯娘《フィーリア》に早くも感謝をしよう。
「参ります……」
空間の外からクリアのそんな声がする……
「無駄なこと……」
を……とデジョンはそんな自分からも見えない空間の外に瞳を向け……
「通せっ」
空間の壁を突きぬけ……クリアの矢が飛んでくる。
空間を突き破る属性を手にした彼女だが……
空間の中を覗き見れている訳ではない……
その矢は、その中の誰にもかすることなく通り過ぎる。
「ふん……少しは驚かされたが……無駄だ」
当たる訳がない……と……
そんな偶然の前に……俺《こいつ》が力尽きると……
全力……フィルの力を駆使して右手が辛うじて動く程度に……
その呪縛に抵抗する……
「無駄だ……その程度で……右手が動く程度で……」
自分の力には適わないと……
ジェイクが力を呪縛の魔力を注ぐ。
「……俺の事は好きなだけ見下せ、舐めろよ……でも、クリアの力を舐めるな……」
俺は右手をまっすぐに伸ばす……
「……反射だ……クリア」
標準は俺がどうにかする……
「参ります……」
その空間の中は彼女には見えない。
それでも……そんな俺の声を信じるように……
「貫けっ」
空間を突きぬけ、光の矢が俺めがけ飛んでくる。
俺の結界が矢を反射する……
そして、その反射する先に……再び俺の張った結界が存在し……
その先にまた俺の結界が存在している……
ドンっと矢の一つがジェイクに突き刺さる。
「どう……なっている……」
「言っただろ……クリアの事は舐めるなと……」
呪縛が弱まった身体を起こしジェイクに言う。
再びジェイクが俺に右手を伸ばし、俺を呪縛で拘束しようとするが……
「貫けっ」
複数の矢が壁を貫き飛んでくる。
俺は複数の結界をその矢の標準に合わせ創り出していく。
ジェイクの瞳が俺の結界で標準を変える矢を必死に追うが……
その矢がジャイク……
そして……隅で様子を見ていたデジョンの身体を光の矢が突き刺さっていく。
空間……障壁が消える。
「否定……しよう……」
レイムが白衣の袖で半分隠れた手のジェイクに伸ばす。
「絶対などない……不完全に……矛盾に……所詮はこの世界は偽りの集合体でしかない……そんな不完全な偽りだらけの世界で……人が絶対になるなど成しえない……私が否定しよう……そんな方程式は私が全て否定《ぜろ》にする」
ドンっ強い衝撃がジェイクを襲う。
「くそ……」
再びデジョンの力で俺は異空間にジェイクとデジョンの二人の空間に隔離される。
「どう……なっている……」
空間で閉ざされている……
でも……それは彼女の能力の射程内ということなのだろう……
ジェイクの力が再び……発揮されることはない。
俺はエメラルドの魔力《けっかい》を右手にまとう……
その右手でジェイクを殴り飛ばす。
そして、ゆっくりとその瞳をデジョンに向けると……
その意味を理解するように……降伏するようのその異空間を解除する。
「ほんと……(俺たちの能力は)相性がいいよな……」
そう再び関心するようにクリアに告げる。
「当然です……それに二度目ですから」
少し照れくさそうにクリアが右手の人差し指で自分の唇をなぞる。
俺はそんな唇でも指先でもなく……
はばたく、片翼を見る。
「あら……正直、戦力に不安を覚えてましたが……以外と……」
フィーリアが意地悪そうな目で俺たちを見ながら……
「さて……次もお願いしますね……」
「レスさん、クリアさん……レイムン」
フィーリアは順番に瞳を向け、最後に向けた、意地悪そうに笑う。
「それ……やめろっ」
レイムが小さく怒る。
「さて……先に進みましょうか……」
そんなレイムの怒りを無視するように、フィーリアは先を進む。
未だ、膝をついていたティセは……
黙ってそんな俺たちを見送る。
「ありがとう……」
フィーリアはその部屋の出口の前で振り返り、ティセに告げる。
恐らく、自分のことなど記憶から消えている。
六賢者と呼ばれる者たちから嫌われていたことは理解している。
それでも……その感謝を言葉にする。
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