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2話
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しおりを挟むさらにたちが悪いのは、乳首を開発してしまったことだった。これも犬飼のせいだ。
『乳首たってる。期待しちゃった?』
『指でコリコリするのと、舌で舐めるのと、どっちがいい?』
『ほら、自分でも触ってみて。ぷっくりした乳首が、つんって主張してる』
『乳首触ると、おまんこ締まるね』
乳首なんて、生まれてから気にしたことはなかった。さらに、気持ちよくなれるはずがないと思っていた。しかし、オナニーやアナニーをしながら乳首を触っていると、身体はそれを快感をして変換する。乳首を摘まんだり、指で弾くと、身体が熱くなるようになってしまった。今では、俺の乳首は平らな胸で、つんっと立ち、存在を主張している。
大学とバイトの繰り返しの毎日に、刺激が加わり、俺の毎日は充実したものに変わった。もちろん合コンに誘われれば参加するが、明らかに比重が偏ってきていた。
一ヶ月もすれば、俺の後孔と乳首は立派な性感帯になっていた。童貞というだけでも人に言えないのに、またしても秘密が増えてしまい、頭を抱える。しかし、気持ちいいものは気持ちいい。性欲には抗えない。
『指、増やすぞ』
犬飼の声に合わせ、俺は後ろに入れる指を三本に増やす。ローションで濡れている後孔は指をすんなりと受け入れた。ゴムに包まれた指を後孔に出し入れすると、じわじわと快感が生まれ、俺の腰は自然と揺れた。
先ほどバイト終え、俺は手早くシャワーを浴びた。ベッドの上にタオルを敷き、ローションやゴム、ディルドを準備して、ワイヤレスイヤホンを耳につける。部屋の電気を全て消し、全裸でベッドに寝転んだ。これで準備は完成で、いつものように犬飼の音声を再生する。
今日は激しく攻められたくて、『ドS彼氏と連続イキセックス』という過激な内容のシチュエーションボイスを選んだ。何度か聞いている音声で、思いっきり気持ちよくなりたいときによく聞いている。音声によって犬飼の話し方は、柔らかかったり、つっけんどんだったりと様々で、俺はこの音声の命令口調が好きだった。
『びしょびしょに濡れまくって、淫乱だな』
「はっ……、あ……」
俺は性器を扱きながら、指で前立腺を刺激する。びりびりっと全身に快感が走り、先走りが溢れた。耳からはくちゅくちゅと卑猥な水音が聞こえ、犬飼が吐息混じりで『イく?』と尋ねてきた。
「うんっ、イく……っ……」
俺は扱く手の動きを速くして、前立腺を重点的にとんとんと叩く。犬飼の言葉を期待して、肌がひりつく。
『いいよ、イけ』
「あっ……イくっ……、っはぁ……」
低音で命令され、俺は抵抗することもなく射精した。後孔の縁はきゅうっと俺の指を締めつける。
『イけ』
もう一度囁かれ、背筋にぞくぞくと快感が走る。俺は精液混じりの先走りを吐き出した。
射精後の解放感に浸っていると、シーツが擦れる音がして、犬飼の声が近くなる。
『どこに入れて欲しい?』
熱く吐息混じりの声に、腹の奥がきゅうっとなった。この感覚は最近感じるようになったものだ。興奮すると勃起するだけでなく、腹の奥が疼いて仕方ない。
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