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第1部『旅の魔法使いと水神の巫女』
湖の中を泳いでみると?
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そんな事を考えていると、不意に別の考えが浮かんだ。それは魚に魔法で変身して湖の中を泳いでみるかと言うものだった。
この湖は水が常に流れていて綺麗だ、少しずつ熱くなっていく時期でもあるし泳ぐのは嫌いじゃない。
私は早速魔法で姿を変える、青い魚に変身した。
私の魔法なら服とかも全て変身すると身体と同化する。変身を解くと元の服装に戻るので変身する時に服を脱ぐ必要がない上位の変身魔法を使った。
手間を省くだけで上位扱いされる変身魔法、魔法使いを1度辞めた経験がある私だから思うけどちょっとショボい上位魔法である。便利なのは事実なんだけどね。
湖にドポンッと飛び込む、中は私の予想通り中々綺麗な世界が広がっていた。
水は透明度が高く、湖に棲息する魚も日本の魚よりも彩りが華やかなのが多いのだ。
太陽の光が水面で反射してキラキラの湖の底を照らす、浅い所はこのキラキラが綺麗なんだよね。
私がこの湖を作る時には浅い部分とそこそこ深い部分、そしてしっかり深い部分と分けて作った。
その方が魚も棲み分けが出来るからね、私は日の当たるそこそこ深い所で泳いでいた。
魚なので溺れる心配もないし、水の流れに身を任せてみるとこれが中々悪くない。なんか気持ちいいなこれっすぃーーっと流されていく。
この湖も元は私が1人でリラックスする目的で作ったけど、今度はユーリやザンクスも連れて来ようかな?ピクニックとかも悪くないかもと思うのだ。
「………ん、アレはなんだ?」
みると湖の端っこにキラキラ光る場所が、泳いでいいくとそこには赤とか青とか黄色の透明で綺麗な石が集まっていた。
これって魔石か?魔道具の素材や精霊と契約する時に使える代物である。
私が作った湖でも私の知らない所で様々な変化が訪れている。
けどそれが嫌いじゃない。
そうだ、この魔石で何か魔道具とかアクセサリーでも作ってみようかな?例えば……イオリアにプレゼントするのも悪くない。
また会話をする機会とか欲しいかもと思っていたんだよね、やはり美人エルフさんとの縁を1回ポッキリで終わらせるのは寂しいじゃん。
少しは積極的に動いてみたいにお年頃、やはり若返ったのは身体だけではないらしい。
「よしっなら先ずは湖から出て……え?」
背後から気配がした、振り返るとそこそこ大きな魚が口をガバッと開けて目の前に。
これっ食べられ──。
バクン
そして2分後。
「あ~~一瞬、死ぬかと思った」
もちろん私は魔法で転移して魚のお腹の中から脱出した。ふ~~食物連鎖は恐ろしいね、正直舐めてたわ湖の世界。
流石に魚に食べられて死ぬとか勘弁である、まあそれは良いとして私は先程の綺麗な魔石を探す。
「確かこの辺りに……ん?おっあったあった」
魔石を発見、この魔石なら魔法で加工すれば良い魔道具とかアクセサリーになるな。
まあ昨日今日あったばかりのイオリアに指環とか渡す真似は無理だが、他の物ならお近づきの印にって渡しても問題ないだろう。
まあ何を作って渡すかは追々考えるとしよう、イオリアの好みとかまるで知らないしな今度コネルに行って彼女に会いに行くのもいいかなと考える。
釣りも楽しんだし、湖で魚になるのも案外面白かったな。そして珍しい物も見つけられた、やっぱり休みとか息抜きって大切だよ本当。
なんか日本って働く人間と仕事が楽しい!って人間をヨイショする風潮が無駄にある気がするのは気のせいなのだろうか?。
仕事なんて休みを満喫する為と単純に生活するお金を手に入れる為にするのが理由で十分だと思うけど。
ってそんな事はどうでもいい、湖で過ごしていたらいつの間にか夕暮れだ。そろそろ天空都市に向かわないと遅くなる。
ユーリには暗くなる前に帰ると伝えているのだ、ユーリは生真面目だから遅くなると心配して迎えにくる可能性がある、お母さん?ってか。
私は飛行魔法を発動して一気にブルーメント城に向かう事にした。
そしてしばらく飛ぶとブルーメント城が直ぐに見えてくる。中庭に到着した、私が城に帰って来ると何処からともなくユーリが現れる。相変わらずの少しえっちぃメイドさん姿だ。
「アオノ様、お帰りなさいです」
「ただいま、ユーリ」
「お食事にしますか?」
「いえっ先に風呂に入ってこようかと」
魔法で変身したから服が濡れてるとかはないけど、魚に食われたりしたのでなんとなくお風呂に入りたい私だ。
ユーリは分かりましたと答えるとお風呂に先導してくれた。
───あっそうだ。
「?、どうかしましたかアオノ様」
「何もありませんよ」
ウソだ、ユーリにも日頃お世話になってるしイオリアに何か渡すならこの子にも魔石を使った何かをプレゼントしたいと思ったのだ。
何をプレゼントしようか、そんな事を考えながら私はゆっくりお風呂に入る。
う~~ん広い風呂ってやっぱり良いよね~~。
この湖は水が常に流れていて綺麗だ、少しずつ熱くなっていく時期でもあるし泳ぐのは嫌いじゃない。
私は早速魔法で姿を変える、青い魚に変身した。
私の魔法なら服とかも全て変身すると身体と同化する。変身を解くと元の服装に戻るので変身する時に服を脱ぐ必要がない上位の変身魔法を使った。
手間を省くだけで上位扱いされる変身魔法、魔法使いを1度辞めた経験がある私だから思うけどちょっとショボい上位魔法である。便利なのは事実なんだけどね。
湖にドポンッと飛び込む、中は私の予想通り中々綺麗な世界が広がっていた。
水は透明度が高く、湖に棲息する魚も日本の魚よりも彩りが華やかなのが多いのだ。
太陽の光が水面で反射してキラキラの湖の底を照らす、浅い所はこのキラキラが綺麗なんだよね。
私がこの湖を作る時には浅い部分とそこそこ深い部分、そしてしっかり深い部分と分けて作った。
その方が魚も棲み分けが出来るからね、私は日の当たるそこそこ深い所で泳いでいた。
魚なので溺れる心配もないし、水の流れに身を任せてみるとこれが中々悪くない。なんか気持ちいいなこれっすぃーーっと流されていく。
この湖も元は私が1人でリラックスする目的で作ったけど、今度はユーリやザンクスも連れて来ようかな?ピクニックとかも悪くないかもと思うのだ。
「………ん、アレはなんだ?」
みると湖の端っこにキラキラ光る場所が、泳いでいいくとそこには赤とか青とか黄色の透明で綺麗な石が集まっていた。
これって魔石か?魔道具の素材や精霊と契約する時に使える代物である。
私が作った湖でも私の知らない所で様々な変化が訪れている。
けどそれが嫌いじゃない。
そうだ、この魔石で何か魔道具とかアクセサリーでも作ってみようかな?例えば……イオリアにプレゼントするのも悪くない。
また会話をする機会とか欲しいかもと思っていたんだよね、やはり美人エルフさんとの縁を1回ポッキリで終わらせるのは寂しいじゃん。
少しは積極的に動いてみたいにお年頃、やはり若返ったのは身体だけではないらしい。
「よしっなら先ずは湖から出て……え?」
背後から気配がした、振り返るとそこそこ大きな魚が口をガバッと開けて目の前に。
これっ食べられ──。
バクン
そして2分後。
「あ~~一瞬、死ぬかと思った」
もちろん私は魔法で転移して魚のお腹の中から脱出した。ふ~~食物連鎖は恐ろしいね、正直舐めてたわ湖の世界。
流石に魚に食べられて死ぬとか勘弁である、まあそれは良いとして私は先程の綺麗な魔石を探す。
「確かこの辺りに……ん?おっあったあった」
魔石を発見、この魔石なら魔法で加工すれば良い魔道具とかアクセサリーになるな。
まあ昨日今日あったばかりのイオリアに指環とか渡す真似は無理だが、他の物ならお近づきの印にって渡しても問題ないだろう。
まあ何を作って渡すかは追々考えるとしよう、イオリアの好みとかまるで知らないしな今度コネルに行って彼女に会いに行くのもいいかなと考える。
釣りも楽しんだし、湖で魚になるのも案外面白かったな。そして珍しい物も見つけられた、やっぱり休みとか息抜きって大切だよ本当。
なんか日本って働く人間と仕事が楽しい!って人間をヨイショする風潮が無駄にある気がするのは気のせいなのだろうか?。
仕事なんて休みを満喫する為と単純に生活するお金を手に入れる為にするのが理由で十分だと思うけど。
ってそんな事はどうでもいい、湖で過ごしていたらいつの間にか夕暮れだ。そろそろ天空都市に向かわないと遅くなる。
ユーリには暗くなる前に帰ると伝えているのだ、ユーリは生真面目だから遅くなると心配して迎えにくる可能性がある、お母さん?ってか。
私は飛行魔法を発動して一気にブルーメント城に向かう事にした。
そしてしばらく飛ぶとブルーメント城が直ぐに見えてくる。中庭に到着した、私が城に帰って来ると何処からともなくユーリが現れる。相変わらずの少しえっちぃメイドさん姿だ。
「アオノ様、お帰りなさいです」
「ただいま、ユーリ」
「お食事にしますか?」
「いえっ先に風呂に入ってこようかと」
魔法で変身したから服が濡れてるとかはないけど、魚に食われたりしたのでなんとなくお風呂に入りたい私だ。
ユーリは分かりましたと答えるとお風呂に先導してくれた。
───あっそうだ。
「?、どうかしましたかアオノ様」
「何もありませんよ」
ウソだ、ユーリにも日頃お世話になってるしイオリアに何か渡すならこの子にも魔石を使った何かをプレゼントしたいと思ったのだ。
何をプレゼントしようか、そんな事を考えながら私はゆっくりお風呂に入る。
う~~ん広い風呂ってやっぱり良いよね~~。
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