48 / 57
第48話 決戦(1)
しおりを挟む
用務員おじさんの中年パンチが炸裂した。
ぶっ飛ばされる腐れダンジョンマスターらしき少年、最早、ひと間違いの可能性はないだろうと本気でぶん殴った。
まあ流石に顔パン一発じゃ気絶もしないのか速効で復活してこちらをにらみつけて来たけどね。
『こっの! 図に乗るなよ人間がぁあーー!』
灰色に光る魔法陣が空中に展開される、その魔法陣からは合成混魔が何体も現れた。こちらはバリーを魔法で転移させてセーフティポイントに送る。
致命傷はないから後はリエールを信じるしかないな。
『よくもまあアレだけ舐めた真似をしでかしたバリーを助けたり出来るね? 君こそ英雄願望持ちの頭のおかしいヤツなのかい?』
別に英雄願望くらい持ってる人はいるんじゃない? こんなファンタジーな世界だし、前世で住んでた日本でも口に出さないだけで人から称賛とかされたいって人は普通にいたし。
ただ俺のはそんなんじゃないけどね。
「………お前と話す事なんてないんだよ」
『あ~らら、随分と嫌われたね。まっボクも汚い中年野郎なんて大嫌いだけどね!』
魔法陣から出現させた合成混魔を用務員おじさんにけしかけて来た。どうやら指示とかなくても動くタイプの僕らしい。
「………ふ~~~っ」
呼吸を整える、既に魔法による用務員おじさんの強化は終えている。これで歯が立たないならどの道逃げるしかないな。
…………まっ絶対にヤツはぶっ倒すけど。
地を蹴る、雷光を纏ったおっさんは直線で腐れダンジョンマスターを目指す。
当然モブ敵が通せんぼ、魔法を唱えた。
『雷光演舞《らいこうえんぶ》』、雷を纏った用務員おじさんが合成混魔の巨体を薙ぎ払う。
『雷の超級魔法か! やっぱりまだ上があったわけだ!』
「………」
追加で更に増える敵、雷だけじゃ足りないか。流石に魔法に強い魔物だから一瞬で消し飛んではくれない。
なら消し飛ばせる魔法を使うまで。
『金剛万雷《こんごうばんらい》』、虹彩の粒子を纏った雷が上空から降り注ぐ、群がる合成混魔を一瞬で掃除した。
『魔法耐性をガン無視する魔法の雷か! そう言うのがあるから魔法ってやっかいなんだよ!』
「…………シッ!」
接近成功、数度打ち合う、小柄なのに力は強くて体幹もしっかりしてるな。流石は腐ってもダンジョンマスターって事か?
『ハァアッ!』
大振りな回し蹴り、一歩下がり間合いから出る。
目の前を素通りしていく足の足首を掴んで勢いのままにぶん回す。
『!?』
「オラァアッ!」
そして地面に叩きつけた。
ゴスッと言う重く鈍い音が聞こえる、すると掴んでいた足首の感覚が消える、『転移』か。
一瞬逃げたのかと思ったがヤツは直ぐに姿を見せた、場所は上空。
黒く発光する槍を幾つも空中に出現させていた。バリーが使っていた。『呪殺の魔槍』かあれ。
『素早く動く中年野郎とか最早ゴキかなんかだね、近づきたくもないから……これで死ね!』
『飛行』を発動、一気に加速して腐れダンジョンマスターとの距離を可能な限り潰す。
ヤツの魔法が放たれた、黒い発光する槍が用務員おじさんに向かって物凄い速度で放たれる。
しかしAGIを極限まで高めた効果なのかその槍の動きは用務員おじさんには捉える事が出来た、空を飛行しながらの曲芸よろしく紙一重で全て躱す。
腐れダンジョンマスターは追加でドンドン黒い槍を出現させて用務員おじさんを狙ってきた。
しばらく腐れダンジョンマスターに好きに攻めさせる、そして頃合いを見て全ての槍に包囲された。
『これで……終わりだ!』
「………」
『魔法反射』を発動した。
『ハッ!?』
ここまで温存しておいた切り札だ、まさかずっとギリギリで魔法を回避してたヤツが『魔法反射』を使ってくるとは思わなかったみたいである。
もしもエコーとのバトルを見られてたりしたらヤバかったけど、それらしい視線を感じる事は無かったのでこの魔法にワンチャン賭けたのだ。
放たれた黒い槍が全てヤツ自身へと攻撃対象を変更して襲い掛かる。
『くっ………無駄だよ!』
腐れダンジョンマスターは魔法を解除した、その反射の速さは大したもんだ。
しかしそのスキがあれば用務員おじさんはお前に触れられるくらいは訳ないだよね。
「…………『封鎖の術印』」
腐れダンジョンマスターの身体に鎖を模した呪印が浮かび上がる。
これは魔法をかけられたヤツだけがしばらく魔法を使えなくなる魔法である。
『なっ……貴様!?』
これでこのムカつく腐れダンジョンマスターをボッコボコに出来るね。
ぶっ飛ばされる腐れダンジョンマスターらしき少年、最早、ひと間違いの可能性はないだろうと本気でぶん殴った。
まあ流石に顔パン一発じゃ気絶もしないのか速効で復活してこちらをにらみつけて来たけどね。
『こっの! 図に乗るなよ人間がぁあーー!』
灰色に光る魔法陣が空中に展開される、その魔法陣からは合成混魔が何体も現れた。こちらはバリーを魔法で転移させてセーフティポイントに送る。
致命傷はないから後はリエールを信じるしかないな。
『よくもまあアレだけ舐めた真似をしでかしたバリーを助けたり出来るね? 君こそ英雄願望持ちの頭のおかしいヤツなのかい?』
別に英雄願望くらい持ってる人はいるんじゃない? こんなファンタジーな世界だし、前世で住んでた日本でも口に出さないだけで人から称賛とかされたいって人は普通にいたし。
ただ俺のはそんなんじゃないけどね。
「………お前と話す事なんてないんだよ」
『あ~らら、随分と嫌われたね。まっボクも汚い中年野郎なんて大嫌いだけどね!』
魔法陣から出現させた合成混魔を用務員おじさんにけしかけて来た。どうやら指示とかなくても動くタイプの僕らしい。
「………ふ~~~っ」
呼吸を整える、既に魔法による用務員おじさんの強化は終えている。これで歯が立たないならどの道逃げるしかないな。
…………まっ絶対にヤツはぶっ倒すけど。
地を蹴る、雷光を纏ったおっさんは直線で腐れダンジョンマスターを目指す。
当然モブ敵が通せんぼ、魔法を唱えた。
『雷光演舞《らいこうえんぶ》』、雷を纏った用務員おじさんが合成混魔の巨体を薙ぎ払う。
『雷の超級魔法か! やっぱりまだ上があったわけだ!』
「………」
追加で更に増える敵、雷だけじゃ足りないか。流石に魔法に強い魔物だから一瞬で消し飛んではくれない。
なら消し飛ばせる魔法を使うまで。
『金剛万雷《こんごうばんらい》』、虹彩の粒子を纏った雷が上空から降り注ぐ、群がる合成混魔を一瞬で掃除した。
『魔法耐性をガン無視する魔法の雷か! そう言うのがあるから魔法ってやっかいなんだよ!』
「…………シッ!」
接近成功、数度打ち合う、小柄なのに力は強くて体幹もしっかりしてるな。流石は腐ってもダンジョンマスターって事か?
『ハァアッ!』
大振りな回し蹴り、一歩下がり間合いから出る。
目の前を素通りしていく足の足首を掴んで勢いのままにぶん回す。
『!?』
「オラァアッ!」
そして地面に叩きつけた。
ゴスッと言う重く鈍い音が聞こえる、すると掴んでいた足首の感覚が消える、『転移』か。
一瞬逃げたのかと思ったがヤツは直ぐに姿を見せた、場所は上空。
黒く発光する槍を幾つも空中に出現させていた。バリーが使っていた。『呪殺の魔槍』かあれ。
『素早く動く中年野郎とか最早ゴキかなんかだね、近づきたくもないから……これで死ね!』
『飛行』を発動、一気に加速して腐れダンジョンマスターとの距離を可能な限り潰す。
ヤツの魔法が放たれた、黒い発光する槍が用務員おじさんに向かって物凄い速度で放たれる。
しかしAGIを極限まで高めた効果なのかその槍の動きは用務員おじさんには捉える事が出来た、空を飛行しながらの曲芸よろしく紙一重で全て躱す。
腐れダンジョンマスターは追加でドンドン黒い槍を出現させて用務員おじさんを狙ってきた。
しばらく腐れダンジョンマスターに好きに攻めさせる、そして頃合いを見て全ての槍に包囲された。
『これで……終わりだ!』
「………」
『魔法反射』を発動した。
『ハッ!?』
ここまで温存しておいた切り札だ、まさかずっとギリギリで魔法を回避してたヤツが『魔法反射』を使ってくるとは思わなかったみたいである。
もしもエコーとのバトルを見られてたりしたらヤバかったけど、それらしい視線を感じる事は無かったのでこの魔法にワンチャン賭けたのだ。
放たれた黒い槍が全てヤツ自身へと攻撃対象を変更して襲い掛かる。
『くっ………無駄だよ!』
腐れダンジョンマスターは魔法を解除した、その反射の速さは大したもんだ。
しかしそのスキがあれば用務員おじさんはお前に触れられるくらいは訳ないだよね。
「…………『封鎖の術印』」
腐れダンジョンマスターの身体に鎖を模した呪印が浮かび上がる。
これは魔法をかけられたヤツだけがしばらく魔法を使えなくなる魔法である。
『なっ……貴様!?』
これでこのムカつく腐れダンジョンマスターをボッコボコに出来るね。
0
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる