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中学女子のイジメ、の定理
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中学生活は最高の思い出というのは変わらない。しかし、嫌なことも多少はあった。
特に思い当たる節もなく、突然始まったこそこそ話と無視。
あからさまな悪口はないが、私が同級生の近くを通ったり目があったりすると、その同級生が隣にいる友達に何かを言って顔をしかめる。話を聞いたその友達も私を見て相槌を打つ。
無視もクラスの女子全員から隣りのクラスの女子へ…そのうち全学年の女子、一部の男子に同様のことをされ始めた。
しかし女子の変わっているところは、部活など場所が変わると態度が変わる。
帰りのホームルームまでは無視していた子が、部活に行くと話しかけてくる。
なんで、だ。
帰りも一緒に帰ったりするのに、翌日クラスに行くと戻っている。不思議な生き物である。
ある日、事件が起こった。移動教室(クラスでは受けない授業)に移動中、変わらず横を通過していく同級生から「うざい。」、「キモい。」と言われながら(私の名前は言わないが、私を見ながら言うので確信犯である。)、いちばん最後に理科室に着いた。先生はまだ来ていない。入ろうとした瞬間、
「あなたと同じ空気吸いたくないから入らないで。」
引き戸を閉められた。イジメ、決定の瞬間。
私はウンザリして誰もいない教室に戻りバッグを背負い、誰にも見つからないようそそくさ家に帰った。だが、平日給食前に孫が帰宅してきたら祖母は不審に思うはず。
家の裏階段を使って二階の自室に行き、着替えている時間がないので服をバッグに詰め財布を入れ駅に向かう。駅のトイレで制服から私服に着替えて、小学六年生まで近所のピアノ教室でピアノを教えてくれていた先生の家に向かった。何回か行ったことがあったので難なく行くことができた。
幸い先生は在宅していて、学校が半日だったから遊びに来たのと嘘をつき、下校時間まで居座った。先生も歓迎してくれてあっという間に時間は過ぎた。
夕方になり、再び駅で制服に着替え家に戻った。親はふつうにお帰りと言い、私は今日は部活が休みなの、と補足を入れて一日終わった。
翌日何食わぬ顔で登校した。即、職員室に呼ばれると思いきや、呼ばれなかった。
一週間ほど過ぎてから、担任にホームルーム後に待っていてとだけ言われて誰もいない教室で待っていた。やばい、怒られる…死ぬ。
しかし、死ぬ思いをしたのはクラスメイトの子、ひとりだった。
ひとり。
話によるとその子が主犯で、あることないことを言いふらし私をイジメていたと担任は言った。
確かに彼女もこそこそ話はしてはいたし、無断下校のきっかけをつくった本人ではある。
しかし、違和感。彼女だけではないではないか。
泣きながら謝る彼女は不憫で、今、私より酷い境遇にあるのはわかっていた。でも、私は「大丈夫だよ、あなただけじゃないよね?」という言葉は掛けられなかった。
それがいけなかった。
翌日から彼女が同じイジメを受けるようになってしまった。一方私はいきなりチヤホヤされ始め、クラスの女子の真ん中にいた。怖すぎる。
彼女は卒業するまで嫌われ続けた。私に高校受験に成功するようにとお守りまでくれた。良い子だった、本当に良い子だった。
優しくて仲の良い友達に応えたくて、イジメに加担しただけというのはすぐにわかった。けれど、そこまでして仲良くしなければいけない友達とは何なのだろう。
本当の主犯格の子は、私のイジメを知ってすぐに声を掛けてきた子だった。彼女は俗に言う優等生で、親が厳しく素行や成績などを気にしていた。受験が来年に迫り内申点も気になり始めた頃、イジメが発覚して問題が起きたら困るとでも思ったのだろう。
自分を慕っていた友人を裏切り、懲りずに私に対して彼女へのイジメ(復讐)を共有しよう、という雰囲気になった。上手くいけばまたやる、の繰り返し。
認めないし、謝らない。イジメをする人は大抵自分の意思ではイジメをしない。暇つぶし、なんとなく、みんながそうだからした、特に理由なし。の、ストレス発散がほとんどだと思う。
しかし、中学生活でもっとあからさまに悪事を働いても、謝罪をしない奴がいた。
同じ部活に所属していた男子生徒。選抜メンバーの練習を見に行こう、と誘われ会場に向かった。会場には先輩たちもいるからと言われていたし、男子生徒には彼女がいた。彼女である子と私は今でも親友だ。なのに、男子生徒は行く道で私に暴力を振るった。必死に逃げて帰宅し、翌日保健室の先生に内密にと前置きをして相談した。
しかし約束は破られ職員会議で発表された。別日に男子生徒は私の担任に会議室に呼ばれ、事情を聴かれた。その瞬間隠し持っていたカッターナイフで担任の腕を切りつけ、パイプ椅子で窓ガラスを割った。他の教員に拘束されて親が呼ばれたが、駆けつけた母親は、
「私の息子がそんな事をする訳がない、その女子生徒の言い掛かりでは。」
と言ったらしい。
言い掛かりだとしたら、男子生徒はそこまで暴れるだろうか。
もちろん謝罪の言葉はなく、同じ部活ということで何故か私が謹慎(部活休止)になった。謎…。
全てではないと思うが、イジメ、非行(?)は親の影響もあると思う。親御さんは、子供が学校の話や悩みなんかを言わないとわかっていても、聞いた方が良い。絶対に良いに決まってる。
話したいけど話せないがほとんどだからだ。だから学校には相談室があるんだろうな、と私は思っている。
思春期は親の事情をわかり始める年頃でもある。両親の仕事や家族仲、お金の廻りなど敏感にわかってくる。気を遣いながら、急激に変わり始める自分の人生を必死に生きている。
書いたように女子の中学生活は、社会に出た後も同じような事が山ほどあり(スクールカーストからマウンティングに変わるだけ)、終わらない日常のスタートになっている。その時のトラウマや成功経験は、それぞれ今後の人生に大きな影響を及ぼしてくる。
みんながみんなそうではないにしろ、弱者にしてみたらとんでもないこと。できれば被害者にはなりたくない。でもなってしまう時はある。そうなった時は、一生続くものではない、ひととき楽しい事に逃げてみるのも有り。
大人はなったら一生大人だし、その分子供の時間は短い。
だけど無理して充実させようとすることもない。成人式という区切りもあるわけなのだから無理して大人にならなくても良いと私は思っている。
…ただし、迷惑を掛けては駄目ですよ。
特に思い当たる節もなく、突然始まったこそこそ話と無視。
あからさまな悪口はないが、私が同級生の近くを通ったり目があったりすると、その同級生が隣にいる友達に何かを言って顔をしかめる。話を聞いたその友達も私を見て相槌を打つ。
無視もクラスの女子全員から隣りのクラスの女子へ…そのうち全学年の女子、一部の男子に同様のことをされ始めた。
しかし女子の変わっているところは、部活など場所が変わると態度が変わる。
帰りのホームルームまでは無視していた子が、部活に行くと話しかけてくる。
なんで、だ。
帰りも一緒に帰ったりするのに、翌日クラスに行くと戻っている。不思議な生き物である。
ある日、事件が起こった。移動教室(クラスでは受けない授業)に移動中、変わらず横を通過していく同級生から「うざい。」、「キモい。」と言われながら(私の名前は言わないが、私を見ながら言うので確信犯である。)、いちばん最後に理科室に着いた。先生はまだ来ていない。入ろうとした瞬間、
「あなたと同じ空気吸いたくないから入らないで。」
引き戸を閉められた。イジメ、決定の瞬間。
私はウンザリして誰もいない教室に戻りバッグを背負い、誰にも見つからないようそそくさ家に帰った。だが、平日給食前に孫が帰宅してきたら祖母は不審に思うはず。
家の裏階段を使って二階の自室に行き、着替えている時間がないので服をバッグに詰め財布を入れ駅に向かう。駅のトイレで制服から私服に着替えて、小学六年生まで近所のピアノ教室でピアノを教えてくれていた先生の家に向かった。何回か行ったことがあったので難なく行くことができた。
幸い先生は在宅していて、学校が半日だったから遊びに来たのと嘘をつき、下校時間まで居座った。先生も歓迎してくれてあっという間に時間は過ぎた。
夕方になり、再び駅で制服に着替え家に戻った。親はふつうにお帰りと言い、私は今日は部活が休みなの、と補足を入れて一日終わった。
翌日何食わぬ顔で登校した。即、職員室に呼ばれると思いきや、呼ばれなかった。
一週間ほど過ぎてから、担任にホームルーム後に待っていてとだけ言われて誰もいない教室で待っていた。やばい、怒られる…死ぬ。
しかし、死ぬ思いをしたのはクラスメイトの子、ひとりだった。
ひとり。
話によるとその子が主犯で、あることないことを言いふらし私をイジメていたと担任は言った。
確かに彼女もこそこそ話はしてはいたし、無断下校のきっかけをつくった本人ではある。
しかし、違和感。彼女だけではないではないか。
泣きながら謝る彼女は不憫で、今、私より酷い境遇にあるのはわかっていた。でも、私は「大丈夫だよ、あなただけじゃないよね?」という言葉は掛けられなかった。
それがいけなかった。
翌日から彼女が同じイジメを受けるようになってしまった。一方私はいきなりチヤホヤされ始め、クラスの女子の真ん中にいた。怖すぎる。
彼女は卒業するまで嫌われ続けた。私に高校受験に成功するようにとお守りまでくれた。良い子だった、本当に良い子だった。
優しくて仲の良い友達に応えたくて、イジメに加担しただけというのはすぐにわかった。けれど、そこまでして仲良くしなければいけない友達とは何なのだろう。
本当の主犯格の子は、私のイジメを知ってすぐに声を掛けてきた子だった。彼女は俗に言う優等生で、親が厳しく素行や成績などを気にしていた。受験が来年に迫り内申点も気になり始めた頃、イジメが発覚して問題が起きたら困るとでも思ったのだろう。
自分を慕っていた友人を裏切り、懲りずに私に対して彼女へのイジメ(復讐)を共有しよう、という雰囲気になった。上手くいけばまたやる、の繰り返し。
認めないし、謝らない。イジメをする人は大抵自分の意思ではイジメをしない。暇つぶし、なんとなく、みんながそうだからした、特に理由なし。の、ストレス発散がほとんどだと思う。
しかし、中学生活でもっとあからさまに悪事を働いても、謝罪をしない奴がいた。
同じ部活に所属していた男子生徒。選抜メンバーの練習を見に行こう、と誘われ会場に向かった。会場には先輩たちもいるからと言われていたし、男子生徒には彼女がいた。彼女である子と私は今でも親友だ。なのに、男子生徒は行く道で私に暴力を振るった。必死に逃げて帰宅し、翌日保健室の先生に内密にと前置きをして相談した。
しかし約束は破られ職員会議で発表された。別日に男子生徒は私の担任に会議室に呼ばれ、事情を聴かれた。その瞬間隠し持っていたカッターナイフで担任の腕を切りつけ、パイプ椅子で窓ガラスを割った。他の教員に拘束されて親が呼ばれたが、駆けつけた母親は、
「私の息子がそんな事をする訳がない、その女子生徒の言い掛かりでは。」
と言ったらしい。
言い掛かりだとしたら、男子生徒はそこまで暴れるだろうか。
もちろん謝罪の言葉はなく、同じ部活ということで何故か私が謹慎(部活休止)になった。謎…。
全てではないと思うが、イジメ、非行(?)は親の影響もあると思う。親御さんは、子供が学校の話や悩みなんかを言わないとわかっていても、聞いた方が良い。絶対に良いに決まってる。
話したいけど話せないがほとんどだからだ。だから学校には相談室があるんだろうな、と私は思っている。
思春期は親の事情をわかり始める年頃でもある。両親の仕事や家族仲、お金の廻りなど敏感にわかってくる。気を遣いながら、急激に変わり始める自分の人生を必死に生きている。
書いたように女子の中学生活は、社会に出た後も同じような事が山ほどあり(スクールカーストからマウンティングに変わるだけ)、終わらない日常のスタートになっている。その時のトラウマや成功経験は、それぞれ今後の人生に大きな影響を及ぼしてくる。
みんながみんなそうではないにしろ、弱者にしてみたらとんでもないこと。できれば被害者にはなりたくない。でもなってしまう時はある。そうなった時は、一生続くものではない、ひととき楽しい事に逃げてみるのも有り。
大人はなったら一生大人だし、その分子供の時間は短い。
だけど無理して充実させようとすることもない。成人式という区切りもあるわけなのだから無理して大人にならなくても良いと私は思っている。
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