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これからも
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ニックネーム募集の動画から3日。
どんなコメントが来ているんだろう。
それは動画撮りながら景子さんが教えてくれるって。
「では改めまして。デビュー10周年、おめでとうございます!それと、フォロワー数が200万人を超えたらしいですよ!」
景子さんのその言葉で、生放送は始まった。
「うわっ!すげー!皆さん本当にありがとうございます!N2の夏と…」
「なっちゃんです!本当ありがとうございます。嬉しいですね!…ってかやっぱ、なっちゃんなの?募集したのに?」
「結果はこの動画で発表しますから!もうちょっとなっちゃんで」
「あー、じゃあもうちょっとなっちゃんで」
「夏くん、この10年どうでしたか?」
「なんかあっという前でしたねー。高校生でデビューさせてもらって、そっからもう10年も経ったのかーって」
「確かに。あっという間だったな」
「夏くんは、なっちゃんの印象が最初はよくなかったんですよね?」
「いや、そうなんですよ!景子さん、こいつのとんがってた時代知らないでしょ?ほんと怖かったんだから!」
「って言ってますよ?なっちゃん?」
と景子さんが聞くと、那月が答えた。
「あれはとんがってたわけじゃないですよ?怪我でサッカー出来なくなって毎日なんか面白くなくて、そしたらいきなり春陽…兄にダンススクール連れて行かれて、リハビリがてらやってたら今の事務所に入れられて、しばらくしたらデビューするから相手選んでって言われて、訳のわからないうちに兄の掌で踊らされた俺の身になってください…そりゃ、あぁなりますよ」
「でも最高のパートナーに逢えたじゃないですか?」
「それはそうですけど…」
「それに元チーフが言ってましたよ?夏くんと組んでから毎日楽しそうだって」
「そりゃ楽しくない訳ではないですよ?でもね…」
「それよりニックネーム募集どうなってるの?」
と俺が話の間に割って入った。
「その前に!いくつか質問も来てますから…ちょっと読んでいきますよ?…10年経った今、お互いの好きなところと嫌いなところを教えてください!だって」
とリアルタイムで流れるコメントを景子さんが読んだ。
俺が言う。
「嫌いなところは、忙しい時に睡眠や食事の時間を削ってまで、趣味や仕事に没頭するとこ。倒れたりしないか不安になるので、気をつけて欲しいです。好きなとこは家族想いなところです!」
「なっちゃんは家族から溺愛されてますもんね?特にお兄さんから」
と景子さんが言った。
「本当にね…自分の子供3人もいるのに、まだスマホの待ち受け?あ、ホーム画面って言うんだっけ?が、俺の写真ですからね」
と那月が困った顔で笑う。
「なっちゃんは夏くんに対してどうですか?」
「嫌いなとこですか?…ないですね!少しドジなとこも、よだれの跡がついた寝起きの顔も、仕事も遊びも一生懸命やるとこも全部好きですよ」
カァって顔が赤くなるのが自分でもわかった。
「ヨダレとか言わないでよ。これでも一応アイドルなんだから…」
「ははは。そだね」
「じゃあ次の質問。これから挑戦したいお仕事ありますか?じゃあなっちゃんから」
「今まで挑戦したことない役がドラマで出来たらいいですね。刑事ドラマとか医療ものとか…ファンタジーもアリですよ」
「そうですよね。結構ドラマには出させていただいてますけど、2人とも恋愛系が多いですもんね?じゃあ夏くんは?」
「俺も刑事ドラマに出たいです。あとは海外ドラマとか出たいです!向こうのドラマで日本人が活躍っていうのはあんまり見ないですから」
「確かにそうですねー。英語も出来ますから、ゆくゆくは叶えたいですね」
と、いろいろな質問に答えていく。
「じゃあどんなニックネームがあったか、まとまったみたいなんで発表しますね!」
「えー!楽しみ!」
「まずは、1号、2号」
「あー、なるほどね!」
「どっちが1号?」
「どっちかな?」
「まあそれは後で、ジャンケンかなんかで決めてください。次、夏となっちゃん。やっぱ今までの慣れたやつがいいっていう声も多いですよ!」
「もうおじいちゃんになってもなっちゃんでいいんじゃない?逆に」
「逆に?」
「うん」
「おじいちゃんになっても、なっちゃんって呼ばれるのも可愛いくていいかもですね!では次……」
少し戸惑ってから景子さんが言った。
「結構多かったのは、妻と夫。もしくは嫁と旦那。彼女と彼氏。そういう感じのが半数くらいあったらしいですよ?」
「あー。だったら僕が夫、旦那、彼氏ですよね?」
「どー考えても俺が夫、旦那、彼氏だろ?」
「えーそうかな?僕でしょー」
「俺」
「いいですね。そんなあだ名はやだ!って言うんじゃなくて、どっちが夫かで揉めてる2人が可愛いですってコメント流れてますよ?」
「あ、普通そっちか」
「そっちだ。でもまぁ…これからも夏輝がそばにいてくれるなら、俺は夫でも妻でもなんでもいいです」
「これはもうプロポーズみたいですね」
「そうですね。でもするならちゃんと指輪と花束と言葉用意してからするんで、これはノーカウントで」
「え…?またまたー!」
「あら…今日もなっちゃん節がすごいですねー」
この発言のおかげで、サーバーがパンクして配信は強制終了された。
翌日事務所の電話は鳴りっぱなしだったらしい。
どんなコメントが来ているんだろう。
それは動画撮りながら景子さんが教えてくれるって。
「では改めまして。デビュー10周年、おめでとうございます!それと、フォロワー数が200万人を超えたらしいですよ!」
景子さんのその言葉で、生放送は始まった。
「うわっ!すげー!皆さん本当にありがとうございます!N2の夏と…」
「なっちゃんです!本当ありがとうございます。嬉しいですね!…ってかやっぱ、なっちゃんなの?募集したのに?」
「結果はこの動画で発表しますから!もうちょっとなっちゃんで」
「あー、じゃあもうちょっとなっちゃんで」
「夏くん、この10年どうでしたか?」
「なんかあっという前でしたねー。高校生でデビューさせてもらって、そっからもう10年も経ったのかーって」
「確かに。あっという間だったな」
「夏くんは、なっちゃんの印象が最初はよくなかったんですよね?」
「いや、そうなんですよ!景子さん、こいつのとんがってた時代知らないでしょ?ほんと怖かったんだから!」
「って言ってますよ?なっちゃん?」
と景子さんが聞くと、那月が答えた。
「あれはとんがってたわけじゃないですよ?怪我でサッカー出来なくなって毎日なんか面白くなくて、そしたらいきなり春陽…兄にダンススクール連れて行かれて、リハビリがてらやってたら今の事務所に入れられて、しばらくしたらデビューするから相手選んでって言われて、訳のわからないうちに兄の掌で踊らされた俺の身になってください…そりゃ、あぁなりますよ」
「でも最高のパートナーに逢えたじゃないですか?」
「それはそうですけど…」
「それに元チーフが言ってましたよ?夏くんと組んでから毎日楽しそうだって」
「そりゃ楽しくない訳ではないですよ?でもね…」
「それよりニックネーム募集どうなってるの?」
と俺が話の間に割って入った。
「その前に!いくつか質問も来てますから…ちょっと読んでいきますよ?…10年経った今、お互いの好きなところと嫌いなところを教えてください!だって」
とリアルタイムで流れるコメントを景子さんが読んだ。
俺が言う。
「嫌いなところは、忙しい時に睡眠や食事の時間を削ってまで、趣味や仕事に没頭するとこ。倒れたりしないか不安になるので、気をつけて欲しいです。好きなとこは家族想いなところです!」
「なっちゃんは家族から溺愛されてますもんね?特にお兄さんから」
と景子さんが言った。
「本当にね…自分の子供3人もいるのに、まだスマホの待ち受け?あ、ホーム画面って言うんだっけ?が、俺の写真ですからね」
と那月が困った顔で笑う。
「なっちゃんは夏くんに対してどうですか?」
「嫌いなとこですか?…ないですね!少しドジなとこも、よだれの跡がついた寝起きの顔も、仕事も遊びも一生懸命やるとこも全部好きですよ」
カァって顔が赤くなるのが自分でもわかった。
「ヨダレとか言わないでよ。これでも一応アイドルなんだから…」
「ははは。そだね」
「じゃあ次の質問。これから挑戦したいお仕事ありますか?じゃあなっちゃんから」
「今まで挑戦したことない役がドラマで出来たらいいですね。刑事ドラマとか医療ものとか…ファンタジーもアリですよ」
「そうですよね。結構ドラマには出させていただいてますけど、2人とも恋愛系が多いですもんね?じゃあ夏くんは?」
「俺も刑事ドラマに出たいです。あとは海外ドラマとか出たいです!向こうのドラマで日本人が活躍っていうのはあんまり見ないですから」
「確かにそうですねー。英語も出来ますから、ゆくゆくは叶えたいですね」
と、いろいろな質問に答えていく。
「じゃあどんなニックネームがあったか、まとまったみたいなんで発表しますね!」
「えー!楽しみ!」
「まずは、1号、2号」
「あー、なるほどね!」
「どっちが1号?」
「どっちかな?」
「まあそれは後で、ジャンケンかなんかで決めてください。次、夏となっちゃん。やっぱ今までの慣れたやつがいいっていう声も多いですよ!」
「もうおじいちゃんになってもなっちゃんでいいんじゃない?逆に」
「逆に?」
「うん」
「おじいちゃんになっても、なっちゃんって呼ばれるのも可愛いくていいかもですね!では次……」
少し戸惑ってから景子さんが言った。
「結構多かったのは、妻と夫。もしくは嫁と旦那。彼女と彼氏。そういう感じのが半数くらいあったらしいですよ?」
「あー。だったら僕が夫、旦那、彼氏ですよね?」
「どー考えても俺が夫、旦那、彼氏だろ?」
「えーそうかな?僕でしょー」
「俺」
「いいですね。そんなあだ名はやだ!って言うんじゃなくて、どっちが夫かで揉めてる2人が可愛いですってコメント流れてますよ?」
「あ、普通そっちか」
「そっちだ。でもまぁ…これからも夏輝がそばにいてくれるなら、俺は夫でも妻でもなんでもいいです」
「これはもうプロポーズみたいですね」
「そうですね。でもするならちゃんと指輪と花束と言葉用意してからするんで、これはノーカウントで」
「え…?またまたー!」
「あら…今日もなっちゃん節がすごいですねー」
この発言のおかげで、サーバーがパンクして配信は強制終了された。
翌日事務所の電話は鳴りっぱなしだったらしい。
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