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3章
12神将
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お城で王様と今後の事を話していると、街の方で大きな爆発が起きる。
「何事だ!」
「それが、街の上に黒い炎が現れたと思ったらエリンシア様がそれを魔導銃で撃ち爆発が・・・」
街の上に黒い炎?・・・エリンシアが撃ち落としたとなると何かが街の上から攻撃を加えようとしたという事か・・・。
「王様」
「うむ、済まないがクオン殿そなたにも外の様子を見てもらいたい」
「わかりました、ですが気を付けてください。敵の何者なのかもわかりませんので」
「ああ」
そう答えると、僕はすぐさま城の外へと走り出す。
そして、城を出たときに黒い影が城の中に入るのを見かけた。
(くっ・・・敵の狙いはこの城・・・いや、王様か?)
さすがにあの影を見逃して街に行くわけにはいかず、僕はその影を追いかける。
影は城の警戒をしている兵士を何かの武器で貫き、城に侵入しようとしていた。
「待て!」
僕がその影を制止すると影は動きを止めこちらを振り向く。
「帝国の鎧・・・」
「Φ★ЁЩ♯!」
影は言葉にならない声を上げ、こちらを威嚇してきた。
先程から影と言っているが、何かの人影だとかの陰ではなくまるで影としか言いようのない黒い霧のようなものが帝国の鎧を着ているのだ。
「なんなんだ、こいつ・・・」
戸惑う僕に影は手に持っている細い槍のようなものを向けてくる。
影がこちらに向けてくるのは殺気だ、僕は魔剣を構えて対峙した。
================================================
「街の様子はどうなっているのだ!」
「先程、届いた情報によると街の中央ではエリンシア殿が帝国の鎧を着た男と交戦中とのことです。それと、先ほどクオン殿がこの敷地内で敵と交戦を始めたとのこと!」
「なんだと!?」
「敵は一人ではないという事ですか・・・」
「それだけではない、敵は帝国の鎧を着ていたという・・・どういうことだ、他の国全てを無視して最果ての国と呼ばれるこのツァインを襲撃したというのか?」
「それにしては数が少なくありませんか?エリンシア殿とクオン殿の所に二人とは・・・」
「報告いたします!街の西側にて魔女様が帝国の兵と思われるものと戦闘に入ったと報告がありました!」
「魔女殿が戻られたか!」
「ということは、アネル様も一緒の筈です!」
そう、魔女殿と一緒にドラグ山脈に向かっていたアネル殿、いや、それに加えてあの時いた魔物の異常種たちもこの国に到着している可能性がある。いや、魔女殿ならば街の異変に気付いて一人飛んで戻って着た可能性もあるか・・・それならばアネル殿も一緒に・・・。
「王様!」
「なんだ!」
「お逃げください、敵が・・・ぐはぁ!!」
「なっ!」
血相を変え、謁見の間に入ってきた兵士が胸を貫かれて絶命する。
兵士が、力なく床に崩れ落ちると、その後ろには帝国の鎧を着た男が二人立っていた。
「お初にお目にかかります、ツァイン国の王・・・フィルディナンド殿」
「貴様らは・・・」
「おっと、失礼いたしました、私はヴァルネッサ帝国、十二神将が一人、グラネルザと申します、隣に降りますのは私の副将を務めております、ランクロットです」
「帝国の将が何の真似だ、前触れもなく我が国に攻め込むなど!」
「おや、宣戦布告は致しました、その報告はこちらに届いていると存じ上げておりますが?」
宣戦布告の知らせが届いたのは一昨日の事である、こいつらはそれを見越して攻めてきているのだ。
宣戦布告をすればいいというものではないだろうに・・・。
「ふん、宣戦布告をすればいいというものでは無かろう!これでは不意打ちと変わらん!」
「おやおや、それもそうですな・・・ですが、まともに戦ったとしても結果は変わりますまい」
「どういう意味です!」
「あなた方では我々魔族の相手にもならないという事ですよ」
グラネルザはそういうと、右腕を剣のように変形させる。
「魔族だと・・・?」
「ええ、見ての通りに・・・では、早速ですがあなたには死んでいただきましょう」
「王!」
「来るな、ソフィーナ!」
「ぐあ!」
フィルディナンドの元に駆け寄ろうとするソフィーナをランクロットと呼ばれた帝国の副将が押さえつけた。
「君は僕が殺してあげるよ、女騎士さん♪」
ランクロットはそういうと右腕を大きな針の様な形状に変えると、ソフィーナの肩を貫いた。
「ぐあああああ!!」
「ソフィーナ!」
「他人の心配をしている場合ではないでしょうに・・・」
前を見るとグラネルザはすでに目の前に迫っており、剣の形状に変えた右腕を振り下ろそうとしていた。
「フィルディナンド様!!!」
ソフィーナの悲痛な叫びが木霊する。
「なにっ!?」
「ちぃ!」
声を上げたのは魔族二人の方であった。
「フィルディナンド、ソフィーナ無事!?」
「アネル殿」
フィルディナンドを襲うグラネルザに腰につけていた剣で斬りかかり、それを避けたグラネルザは腕を振り押すことが出来ず、後ろへ飛びのいたのだ。
「まったく、うるさいのじゃ・・・せっかく気持ちよく寝ていたというに」
「ラガナ殿・・・」
ソフィーナの肩を抉り馬乗りになっていたランクロットを蹴り飛ばし、癒しの魔法でソフィーナの肩を治療している。
「痛みはとれたかの?」
「は、はい・・・ありがとうございます」
先ほどまでクオン達の難しい話を聞くのに飽き、そのまま謁見の間で眠りこけてしまったラガナだったが、今の今までここで寝たままだったようだ。
「余は寝起きが悪いのじゃ・・・そこの魔族よ、無事で帰れるとは思わん事じゃ」
「行ってくれるね・・・出来そこないの異常種が」
「今、出来そこないというたか?」
「そうだろう?魔物でも人でも魔族でもない出来そこないじゃないか!」
「よかろう・・・二度とそのような口がきけぬよう、完全に消滅させてやるのじゃ!」
ラガナは拳を構える。
「あらあら、なら私の相手はあなたかしら?帝国の将軍さん?」
「貴様・・・人間か?」
「ええ、人間よ」
「・・・・・・」
「あら、おしゃべりはお終いかしら?なら、私の家族に手を出した罰は受けてもらわないとね」
そういうと、いつもと同じ優しい笑顔をしているアネルさんだが、今、その笑顔からは暖かさは無く恐怖すら覚えるほどの迫力があった。
「何事だ!」
「それが、街の上に黒い炎が現れたと思ったらエリンシア様がそれを魔導銃で撃ち爆発が・・・」
街の上に黒い炎?・・・エリンシアが撃ち落としたとなると何かが街の上から攻撃を加えようとしたという事か・・・。
「王様」
「うむ、済まないがクオン殿そなたにも外の様子を見てもらいたい」
「わかりました、ですが気を付けてください。敵の何者なのかもわかりませんので」
「ああ」
そう答えると、僕はすぐさま城の外へと走り出す。
そして、城を出たときに黒い影が城の中に入るのを見かけた。
(くっ・・・敵の狙いはこの城・・・いや、王様か?)
さすがにあの影を見逃して街に行くわけにはいかず、僕はその影を追いかける。
影は城の警戒をしている兵士を何かの武器で貫き、城に侵入しようとしていた。
「待て!」
僕がその影を制止すると影は動きを止めこちらを振り向く。
「帝国の鎧・・・」
「Φ★ЁЩ♯!」
影は言葉にならない声を上げ、こちらを威嚇してきた。
先程から影と言っているが、何かの人影だとかの陰ではなくまるで影としか言いようのない黒い霧のようなものが帝国の鎧を着ているのだ。
「なんなんだ、こいつ・・・」
戸惑う僕に影は手に持っている細い槍のようなものを向けてくる。
影がこちらに向けてくるのは殺気だ、僕は魔剣を構えて対峙した。
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「街の様子はどうなっているのだ!」
「先程、届いた情報によると街の中央ではエリンシア殿が帝国の鎧を着た男と交戦中とのことです。それと、先ほどクオン殿がこの敷地内で敵と交戦を始めたとのこと!」
「なんだと!?」
「敵は一人ではないという事ですか・・・」
「それだけではない、敵は帝国の鎧を着ていたという・・・どういうことだ、他の国全てを無視して最果ての国と呼ばれるこのツァインを襲撃したというのか?」
「それにしては数が少なくありませんか?エリンシア殿とクオン殿の所に二人とは・・・」
「報告いたします!街の西側にて魔女様が帝国の兵と思われるものと戦闘に入ったと報告がありました!」
「魔女殿が戻られたか!」
「ということは、アネル様も一緒の筈です!」
そう、魔女殿と一緒にドラグ山脈に向かっていたアネル殿、いや、それに加えてあの時いた魔物の異常種たちもこの国に到着している可能性がある。いや、魔女殿ならば街の異変に気付いて一人飛んで戻って着た可能性もあるか・・・それならばアネル殿も一緒に・・・。
「王様!」
「なんだ!」
「お逃げください、敵が・・・ぐはぁ!!」
「なっ!」
血相を変え、謁見の間に入ってきた兵士が胸を貫かれて絶命する。
兵士が、力なく床に崩れ落ちると、その後ろには帝国の鎧を着た男が二人立っていた。
「お初にお目にかかります、ツァイン国の王・・・フィルディナンド殿」
「貴様らは・・・」
「おっと、失礼いたしました、私はヴァルネッサ帝国、十二神将が一人、グラネルザと申します、隣に降りますのは私の副将を務めております、ランクロットです」
「帝国の将が何の真似だ、前触れもなく我が国に攻め込むなど!」
「おや、宣戦布告は致しました、その報告はこちらに届いていると存じ上げておりますが?」
宣戦布告の知らせが届いたのは一昨日の事である、こいつらはそれを見越して攻めてきているのだ。
宣戦布告をすればいいというものではないだろうに・・・。
「ふん、宣戦布告をすればいいというものでは無かろう!これでは不意打ちと変わらん!」
「おやおや、それもそうですな・・・ですが、まともに戦ったとしても結果は変わりますまい」
「どういう意味です!」
「あなた方では我々魔族の相手にもならないという事ですよ」
グラネルザはそういうと、右腕を剣のように変形させる。
「魔族だと・・・?」
「ええ、見ての通りに・・・では、早速ですがあなたには死んでいただきましょう」
「王!」
「来るな、ソフィーナ!」
「ぐあ!」
フィルディナンドの元に駆け寄ろうとするソフィーナをランクロットと呼ばれた帝国の副将が押さえつけた。
「君は僕が殺してあげるよ、女騎士さん♪」
ランクロットはそういうと右腕を大きな針の様な形状に変えると、ソフィーナの肩を貫いた。
「ぐあああああ!!」
「ソフィーナ!」
「他人の心配をしている場合ではないでしょうに・・・」
前を見るとグラネルザはすでに目の前に迫っており、剣の形状に変えた右腕を振り下ろそうとしていた。
「フィルディナンド様!!!」
ソフィーナの悲痛な叫びが木霊する。
「なにっ!?」
「ちぃ!」
声を上げたのは魔族二人の方であった。
「フィルディナンド、ソフィーナ無事!?」
「アネル殿」
フィルディナンドを襲うグラネルザに腰につけていた剣で斬りかかり、それを避けたグラネルザは腕を振り押すことが出来ず、後ろへ飛びのいたのだ。
「まったく、うるさいのじゃ・・・せっかく気持ちよく寝ていたというに」
「ラガナ殿・・・」
ソフィーナの肩を抉り馬乗りになっていたランクロットを蹴り飛ばし、癒しの魔法でソフィーナの肩を治療している。
「痛みはとれたかの?」
「は、はい・・・ありがとうございます」
先ほどまでクオン達の難しい話を聞くのに飽き、そのまま謁見の間で眠りこけてしまったラガナだったが、今の今までここで寝たままだったようだ。
「余は寝起きが悪いのじゃ・・・そこの魔族よ、無事で帰れるとは思わん事じゃ」
「行ってくれるね・・・出来そこないの異常種が」
「今、出来そこないというたか?」
「そうだろう?魔物でも人でも魔族でもない出来そこないじゃないか!」
「よかろう・・・二度とそのような口がきけぬよう、完全に消滅させてやるのじゃ!」
ラガナは拳を構える。
「あらあら、なら私の相手はあなたかしら?帝国の将軍さん?」
「貴様・・・人間か?」
「ええ、人間よ」
「・・・・・・」
「あら、おしゃべりはお終いかしら?なら、私の家族に手を出した罰は受けてもらわないとね」
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