134 / 412
5章
作戦?
しおりを挟む
「とにかく、私は王女なんてごめんだからね!」
「そ、そんな・・・」
「私は冒険者として自分の故郷を取り戻す戦いをするの!」
王女様なんて冗談じゃない、そんなのになったらクオン達と冒険ができなくなっちゃうじゃない!
それならまだ、闇の魔女として追われている方がマシである。
「殿下、そう急がずともヴィクトールの娘は戦いには参加してくれるのです、今はそれで」
「そうですね・・・」
ラインハルトさん今はとか言わなかった?今でも後でも答えは一緒だよ?
「先ずは祖国を取り戻すことを目標としましょう」
「それで、作戦はあるの?」
「すみません、作戦と呼べるものはありません」
「うぉいっ」
今回は魔族だけが相手では無く、大臣とそれに従っている者たちがいるのだ。
無策に飛び込んだら悪戯に被害を増やすだけだろう。
「正直な話、グランルーンの民を人質に取られているようなものなのです、真正面から行けば民が盾にされるかもしれません」
「何か作戦を立てて攻め込むという事が出来ないんですわね」
なるほど、そう言う事か・・・となると。
「はい、そして、私やラインハルトではすぐに身元がバレてしまいます」
「そこで、ヴィクトールの娘たちに潜入してもらい、民を解放したのちに我々が攻め込むという形になった」
ふむ、子供の頃にしかいなかった私達は兵士さんたちに顔が割れていないということか・・・あれ、ちょっと待って。
「でも私達って指名手配されてるよ?顔バレてないの?」
「いや、ほぼ国民中が知っているぞ?」
うぉいっ、それじゃ駄目じゃん・・・。
「姉上達には秘密裏に侵入してもらうわけではありません、闇の魔女が襲来したという体で殴り込みをかけてもらいます」
「・・・・・・・え゛」
「そして、その隙に我々が民を先導し、国から逃がすのです」
ああ・・・囮ってことね・・・。
「でもそれでは、結局国民を盾に使われるのではありませんの?」
「いえ、闇の魔女は極悪非道で有名です、人質など無意味と思ってくれるでしょう」
「グランルーンでの私ってどんだけヒドイ言われようなの!?」
「そもそも、指名手配をした国だからね、色々尾ひれがついているんだろうさ」
クオンの言う通りである、そうだった、あの大臣が指名手配させたんだ、色々とあることないこと言っているに違いない。
「ちょっと待ちなさい、それじゃ、余りにもカモメが危険じゃないの!」
「ぬいぐるみが喋った!?」
「魔物か!?」
先ほどまで、驚かせまいとぬいぐるみの振りをしていたディータがあまりの話に我慢が出来ず文句を言う。
「ディータ!?」
「・・・ディータ?その名は確か、君の中にいる闇の女神の名ではなかったか?」
魔物かと思い剣を抜きかけたラインハルトさんが、ディータの名を聞いて気が付く。
「ええ、そうよ、あなたと話すのは初めてではないわね」
「なぜ、そのような姿に・・・」
「色々あったのよ!それより、そんな危険な真似カモメにはさせないわよ!」
「いや、危険ではない、現在わが国はゴリアテが指揮を執っている、その為魔族がいないのだ」
魔族がいない・・・?
どうして?それだけ大臣を信用しているってこと?
「故に、現在わが国を守るのは兵士のみ、ヴィクトールの娘であれば敵ではないだろう」
「確かに・・・」
確かに、お城の兵士だけなら大丈夫だと思うけど、本当に魔族がいないの?
普通、占領した場所をそのまま任せる?
何人かは置いてくるものだと思うけど・・・・。
「それならば、カモメの力を借りる必要はないのでは?ラインハルトさんなら一人でもできるでしょう?」
「うぐっ」
クオンの言う通りである、多少歳をとったとはいえ、お父さんと同じパーティにいた人だ、ラインハルトさんなら一人で忍び込んで国民を逃がすくらいやってのけそうだが・・・。
「なにか、隠しているんですの?」
「ううん、多分、企んでいるって言う方が正しいんじゃないかな?」
「うぐぐっ」
企んでいる?一体何を?
「例えば、カモメが戦っている姿を国民に見せて、あれが我が国の王女だ!とか言って国民に知れ渡してカモメの逃げ場を無くすとかね」
「よし、カモメ国ごと壊しちゃいなさい」
「まっかせて♪」
「待て待て待て待て待て待て!!」
「やだー♪」
私は笑顔ではっきりと断る。王女になんてされてたまるか!
「解った!絶対そのようなことはしない!約束するから国を壊さないでくれ!」
「姉上、お願いします!」
「姉上じゃないっての・・・まったく」
一国の王子と騎士団長が見事な土下座をし、懇願してくる。
なんというか形振り構ってないね・・・。
「それで、それじゃあどうするの?」
「いや、やることは変わらぬ、ヴィクトールの娘たちには囮をしてもらい、その間に私達で国民を逃がす」
「僕は戦いが苦手で、足手まといになってしまいます。ですが、僕自身の手で国民を救いたい」
「私は殿下の護衛をしなければならい、なので囮を頼めないか?」
真剣なまなざしでお願いをしてくるラインハルトさん。
まあ、ここまで来て何もしないなんて言わないけど・・・本当に王女に祭り上げたりしないだろうか・・・ちょっと心配である。やだよ、王女なんて・・・。
「はあ、解ったよ、でも、絶対王女なんてならないからね」
「ああ、承知した・・・協力感謝する、闇の魔女」
「ありがとうございます、姉う・・・カモメさん」
はあ・・・とりあえず、やることは決まった。
といっても、私達にしてみればいつも通りである、乗り込んで暴れて、ぶったおす!
単純だけど、これって結構効果的なんだよね♪
細かい作戦を打ち合わせ、私達はグランルーンに潜入する為、ベラリッサを後にした。
「そ、そんな・・・」
「私は冒険者として自分の故郷を取り戻す戦いをするの!」
王女様なんて冗談じゃない、そんなのになったらクオン達と冒険ができなくなっちゃうじゃない!
それならまだ、闇の魔女として追われている方がマシである。
「殿下、そう急がずともヴィクトールの娘は戦いには参加してくれるのです、今はそれで」
「そうですね・・・」
ラインハルトさん今はとか言わなかった?今でも後でも答えは一緒だよ?
「先ずは祖国を取り戻すことを目標としましょう」
「それで、作戦はあるの?」
「すみません、作戦と呼べるものはありません」
「うぉいっ」
今回は魔族だけが相手では無く、大臣とそれに従っている者たちがいるのだ。
無策に飛び込んだら悪戯に被害を増やすだけだろう。
「正直な話、グランルーンの民を人質に取られているようなものなのです、真正面から行けば民が盾にされるかもしれません」
「何か作戦を立てて攻め込むという事が出来ないんですわね」
なるほど、そう言う事か・・・となると。
「はい、そして、私やラインハルトではすぐに身元がバレてしまいます」
「そこで、ヴィクトールの娘たちに潜入してもらい、民を解放したのちに我々が攻め込むという形になった」
ふむ、子供の頃にしかいなかった私達は兵士さんたちに顔が割れていないということか・・・あれ、ちょっと待って。
「でも私達って指名手配されてるよ?顔バレてないの?」
「いや、ほぼ国民中が知っているぞ?」
うぉいっ、それじゃ駄目じゃん・・・。
「姉上達には秘密裏に侵入してもらうわけではありません、闇の魔女が襲来したという体で殴り込みをかけてもらいます」
「・・・・・・・え゛」
「そして、その隙に我々が民を先導し、国から逃がすのです」
ああ・・・囮ってことね・・・。
「でもそれでは、結局国民を盾に使われるのではありませんの?」
「いえ、闇の魔女は極悪非道で有名です、人質など無意味と思ってくれるでしょう」
「グランルーンでの私ってどんだけヒドイ言われようなの!?」
「そもそも、指名手配をした国だからね、色々尾ひれがついているんだろうさ」
クオンの言う通りである、そうだった、あの大臣が指名手配させたんだ、色々とあることないこと言っているに違いない。
「ちょっと待ちなさい、それじゃ、余りにもカモメが危険じゃないの!」
「ぬいぐるみが喋った!?」
「魔物か!?」
先ほどまで、驚かせまいとぬいぐるみの振りをしていたディータがあまりの話に我慢が出来ず文句を言う。
「ディータ!?」
「・・・ディータ?その名は確か、君の中にいる闇の女神の名ではなかったか?」
魔物かと思い剣を抜きかけたラインハルトさんが、ディータの名を聞いて気が付く。
「ええ、そうよ、あなたと話すのは初めてではないわね」
「なぜ、そのような姿に・・・」
「色々あったのよ!それより、そんな危険な真似カモメにはさせないわよ!」
「いや、危険ではない、現在わが国はゴリアテが指揮を執っている、その為魔族がいないのだ」
魔族がいない・・・?
どうして?それだけ大臣を信用しているってこと?
「故に、現在わが国を守るのは兵士のみ、ヴィクトールの娘であれば敵ではないだろう」
「確かに・・・」
確かに、お城の兵士だけなら大丈夫だと思うけど、本当に魔族がいないの?
普通、占領した場所をそのまま任せる?
何人かは置いてくるものだと思うけど・・・・。
「それならば、カモメの力を借りる必要はないのでは?ラインハルトさんなら一人でもできるでしょう?」
「うぐっ」
クオンの言う通りである、多少歳をとったとはいえ、お父さんと同じパーティにいた人だ、ラインハルトさんなら一人で忍び込んで国民を逃がすくらいやってのけそうだが・・・。
「なにか、隠しているんですの?」
「ううん、多分、企んでいるって言う方が正しいんじゃないかな?」
「うぐぐっ」
企んでいる?一体何を?
「例えば、カモメが戦っている姿を国民に見せて、あれが我が国の王女だ!とか言って国民に知れ渡してカモメの逃げ場を無くすとかね」
「よし、カモメ国ごと壊しちゃいなさい」
「まっかせて♪」
「待て待て待て待て待て待て!!」
「やだー♪」
私は笑顔ではっきりと断る。王女になんてされてたまるか!
「解った!絶対そのようなことはしない!約束するから国を壊さないでくれ!」
「姉上、お願いします!」
「姉上じゃないっての・・・まったく」
一国の王子と騎士団長が見事な土下座をし、懇願してくる。
なんというか形振り構ってないね・・・。
「それで、それじゃあどうするの?」
「いや、やることは変わらぬ、ヴィクトールの娘たちには囮をしてもらい、その間に私達で国民を逃がす」
「僕は戦いが苦手で、足手まといになってしまいます。ですが、僕自身の手で国民を救いたい」
「私は殿下の護衛をしなければならい、なので囮を頼めないか?」
真剣なまなざしでお願いをしてくるラインハルトさん。
まあ、ここまで来て何もしないなんて言わないけど・・・本当に王女に祭り上げたりしないだろうか・・・ちょっと心配である。やだよ、王女なんて・・・。
「はあ、解ったよ、でも、絶対王女なんてならないからね」
「ああ、承知した・・・協力感謝する、闇の魔女」
「ありがとうございます、姉う・・・カモメさん」
はあ・・・とりあえず、やることは決まった。
といっても、私達にしてみればいつも通りである、乗り込んで暴れて、ぶったおす!
単純だけど、これって結構効果的なんだよね♪
細かい作戦を打ち合わせ、私達はグランルーンに潜入する為、ベラリッサを後にした。
0
あなたにおすすめの小説
私の薬華異堂薬局は異世界につくるのだ
柚木 潤
ファンタジー
薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。
そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界であった。
舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。
舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。
以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・
「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。
主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。
前作で起きた話の説明も間に挟みながら書いていく予定なので、前作を読んでいなくてもわかるようにしていこうと思います。
また、意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。
以前の登場人物についてもプロローグのに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる