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7章
魔鬼の先
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「ハハハ!どうしたんです、闇の魔女!魔法が効かなければなにもできませんか!」
「くっ!」
敵の攻撃を躱し、距離を取るカモメ。
だが、魔法が効かない以上、距離をとっても攻撃手段がない。
かといって、近づいてバトーネで攻撃を仕掛けてもダメージを与えられないし……。
そう悩むカモメは焦る。自分は魔法が無ければこれほどまでに無力なのかと。
せっかく、気を開放させて魔力が戻ったのに……。
「……あれ?」
カモメは気付く。
そうだ、気はあの『魔』ですら抑え込む力を持つのだ……もしかして。
「やってみるしかないねっ!」
「……あら、自棄になりましたか?そんな棒切れを持って突っ込んでくるなんて……」
「気をバトーネに乗せる!」
カモメを包むオーラがバトーネへと伝わると、バトーネが輝きだした。
そして――――――― 一閃。
カモメの降りぬいたバトーネがジェシーを薙ぎ払う。
「ぎゃっ!?」
「効いた!」
吹き飛び転げるジェシーにカモメは追撃を駆ける為、疾る。
だが、ジェシーはすぐに起き上がり、追撃を防ぐため黒い針をカモメに向けて飛ばしてきた。
「おっと!」
カモメはその針をバトーネで弾くが、追撃は失敗する。
「ぐっ、なんです?その棒は……」
「私のお母さんの武器だよ……今は私の頼れる武器だね♪」
不思議である。
今まで、振るってきた時も魔力を込めると威力を増す武器であったが、魔力がバトーネに伝わるよりも気を伝わせた方が威力の上り型が大きい。
まるで、元々は気を伝わせるために作られた武器なんじゃないかと思う程である。
いや、恐らくそうなのだろう。カモメの母親であるアスカも『魔』の力を抑えようとしていた。
ならば、気を開放しようとしたはずだ、そして、開放させたからこそ『魔』に取り込まれることがなかったのだろう、もしくは元々、気の開放が出来たのか。
どちらにせよ、カモメの為にこのバトーネに自分の意識を残せる機能を組み込めるような人物である。
自分の為にバトーネを改造し、気を伝わせ威力を増すようにしている可能性は高い。
つまり、バトーネは元々、気を使う者が扱う為に作られた武器だったのだ。
「お母さんってホント凄い」
「く……やっぱり、あの方の言う通り簡単には行きませんね」
「あの方?」
「我らの世界の危機を教えてくれた方よ……貴方には関係ないけどね!」
再び、黒い針を飛ばしてくるジェシー。
だが、カモメはそれをあっさりとバトーネで弾き飛ばす。
「ぐっ……」
「魔法を跳ね返す以外は、大したことないね魔族さん」
「………そうよ、私はそれだけで十二神将に選ばれた……魔王様は私の力は貴重だって言ってくれたわ!」
確かに、魔法を跳ね返す能力があれば、相手が魔法を使って戦う者であるのなら脅威である。
カモメももしバトーネが気を纏わなかったら、かなり苦戦をしていたはずだ。
いや、勝てなかったかもしれない。
「でも、私を認めてくれた魔王様の為……ふふふ、あの方の言う通り……私達の世界が……魔王様が救われるのなら……私の存在なんてなくなってもいいわよね」
「……え?何を言ってるの?」
「アハハハハ!ねえ、魔女さん……あなた、魔鬼って知ってる?」
「知ってるよ……人間を化け物にする、あなた達の使う力でしょ……確か、生きている人間にあなた達の魔力を宿らせて、死んだ瞬間に体を作り替えるんだっけ?」
「そうよ、お勉強してて偉いわね、魔女さん!」
とはいえ、今更、魔鬼を出してきたところでそれほどの脅威ではない……いや、あの大魔鬼のようなものが出てくるのであれば厄介ではあるか……。
「でもね、別にあれば人間を化け物にしたいからしていたんじゃないんですよ?」
「どういうこと?」
「あれは、あの方が私達に伝えた力……そして、あの方は他人を魔鬼にする方法だけではなく……自分自身を魔鬼に変える方法も教えてくれたんですよ!」
「………」
自分自身を魔鬼に、それだけでそれがどれほどやばいものかを理解するカモメ。
戦闘力のない人間を魔鬼に変貌させるだけであれだけの戦闘力を持つのだ。
もし、魔族が魔鬼に変われば……。
「自分自身を魔鬼に変えるのは簡単なんですよ……だって、魔力を魂に残し、変質させておけば後は死ぬだけですから……ねっ!」
魔族の右腕が魔族自身の胸を貫く。……そして、魔族はその場に倒れると動かなくなった。
「………何も起きない?」
失敗した?自分自身を魔鬼に変えることは出来なかったのだろうか?
倒れた魔族が動き出そうとしない。
「……違う」
そう、これが人間の死体であるならもしかしたら失敗したのかもしれないと思う。
だが、魔族は死ぬと消滅をする。死体は残らないのだ。
でも、目の前には斃れたジェシーの身体がある……つまり。
――――――――――――ドクン。
そこまで考えたところでジェシーの身体が跳ね上がるほどの脈動を繰り返す。
「……ぐ」
次第に、ジェシーの体は黒く変色をしていった。
「くっ!」
敵の攻撃を躱し、距離を取るカモメ。
だが、魔法が効かない以上、距離をとっても攻撃手段がない。
かといって、近づいてバトーネで攻撃を仕掛けてもダメージを与えられないし……。
そう悩むカモメは焦る。自分は魔法が無ければこれほどまでに無力なのかと。
せっかく、気を開放させて魔力が戻ったのに……。
「……あれ?」
カモメは気付く。
そうだ、気はあの『魔』ですら抑え込む力を持つのだ……もしかして。
「やってみるしかないねっ!」
「……あら、自棄になりましたか?そんな棒切れを持って突っ込んでくるなんて……」
「気をバトーネに乗せる!」
カモメを包むオーラがバトーネへと伝わると、バトーネが輝きだした。
そして――――――― 一閃。
カモメの降りぬいたバトーネがジェシーを薙ぎ払う。
「ぎゃっ!?」
「効いた!」
吹き飛び転げるジェシーにカモメは追撃を駆ける為、疾る。
だが、ジェシーはすぐに起き上がり、追撃を防ぐため黒い針をカモメに向けて飛ばしてきた。
「おっと!」
カモメはその針をバトーネで弾くが、追撃は失敗する。
「ぐっ、なんです?その棒は……」
「私のお母さんの武器だよ……今は私の頼れる武器だね♪」
不思議である。
今まで、振るってきた時も魔力を込めると威力を増す武器であったが、魔力がバトーネに伝わるよりも気を伝わせた方が威力の上り型が大きい。
まるで、元々は気を伝わせるために作られた武器なんじゃないかと思う程である。
いや、恐らくそうなのだろう。カモメの母親であるアスカも『魔』の力を抑えようとしていた。
ならば、気を開放しようとしたはずだ、そして、開放させたからこそ『魔』に取り込まれることがなかったのだろう、もしくは元々、気の開放が出来たのか。
どちらにせよ、カモメの為にこのバトーネに自分の意識を残せる機能を組み込めるような人物である。
自分の為にバトーネを改造し、気を伝わせ威力を増すようにしている可能性は高い。
つまり、バトーネは元々、気を使う者が扱う為に作られた武器だったのだ。
「お母さんってホント凄い」
「く……やっぱり、あの方の言う通り簡単には行きませんね」
「あの方?」
「我らの世界の危機を教えてくれた方よ……貴方には関係ないけどね!」
再び、黒い針を飛ばしてくるジェシー。
だが、カモメはそれをあっさりとバトーネで弾き飛ばす。
「ぐっ……」
「魔法を跳ね返す以外は、大したことないね魔族さん」
「………そうよ、私はそれだけで十二神将に選ばれた……魔王様は私の力は貴重だって言ってくれたわ!」
確かに、魔法を跳ね返す能力があれば、相手が魔法を使って戦う者であるのなら脅威である。
カモメももしバトーネが気を纏わなかったら、かなり苦戦をしていたはずだ。
いや、勝てなかったかもしれない。
「でも、私を認めてくれた魔王様の為……ふふふ、あの方の言う通り……私達の世界が……魔王様が救われるのなら……私の存在なんてなくなってもいいわよね」
「……え?何を言ってるの?」
「アハハハハ!ねえ、魔女さん……あなた、魔鬼って知ってる?」
「知ってるよ……人間を化け物にする、あなた達の使う力でしょ……確か、生きている人間にあなた達の魔力を宿らせて、死んだ瞬間に体を作り替えるんだっけ?」
「そうよ、お勉強してて偉いわね、魔女さん!」
とはいえ、今更、魔鬼を出してきたところでそれほどの脅威ではない……いや、あの大魔鬼のようなものが出てくるのであれば厄介ではあるか……。
「でもね、別にあれば人間を化け物にしたいからしていたんじゃないんですよ?」
「どういうこと?」
「あれは、あの方が私達に伝えた力……そして、あの方は他人を魔鬼にする方法だけではなく……自分自身を魔鬼に変える方法も教えてくれたんですよ!」
「………」
自分自身を魔鬼に、それだけでそれがどれほどやばいものかを理解するカモメ。
戦闘力のない人間を魔鬼に変貌させるだけであれだけの戦闘力を持つのだ。
もし、魔族が魔鬼に変われば……。
「自分自身を魔鬼に変えるのは簡単なんですよ……だって、魔力を魂に残し、変質させておけば後は死ぬだけですから……ねっ!」
魔族の右腕が魔族自身の胸を貫く。……そして、魔族はその場に倒れると動かなくなった。
「………何も起きない?」
失敗した?自分自身を魔鬼に変えることは出来なかったのだろうか?
倒れた魔族が動き出そうとしない。
「……違う」
そう、これが人間の死体であるならもしかしたら失敗したのかもしれないと思う。
だが、魔族は死ぬと消滅をする。死体は残らないのだ。
でも、目の前には斃れたジェシーの身体がある……つまり。
――――――――――――ドクン。
そこまで考えたところでジェシーの身体が跳ね上がるほどの脈動を繰り返す。
「……ぐ」
次第に、ジェシーの体は黒く変色をしていった。
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皆さん勘違いしてません?
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相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
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