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7章
魔王との戦い⑨
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「ほらほら、魔王様?もっとちゃんと避けないと死んじゃいますよ?」
「ぐ……」
「なぁんて、無理ですよね、お腹に大きな穴が開いちゃってるのに素早く動くなんて」
イルザに貫かれたお腹を抑えながらもリーンから繰り出される魔法を防ぐ魔王。
だが、リーンは敢えて傷ついた魔王が防げる程度の魔法で攻撃をしてた。
「ところで魔王様?あの調査はどれくらい進んでるんですか?」
「調査?……ああ、貴様が言っていた、結界の張られた大陸の事か……」
結界の張られた大陸、カモメ達が謎の大陸と呼ぶ場所である。
結界はかなりの広さで張られており、その向こうに見える陸地がどれほどの大きさを持っているのかその事実を知る者はいない。その大陸に住む者は何者なのか?一体なぜ結界が張られているのか。
結界が張られている理由には諸説あるが、それも殆どが想像や推理から来るものであり、信憑性はない。
その為、人々に謎の大陸と呼ばれている場所である。
「ふん……なにも……だ。いや、仮に知っていたとしても我らを裏切った、貴様に教えると思うか?」
「そうですか、残念ですねぇ」
「なぜあの結界の向こうを知りたがるのだ?いや、空間魔法を使える貴様ならあれを超えることくらい容易かろう?」
「残念ですが、あの結果は空間魔法では越えられないんです、それだけ強大な存在が厳重に張った結界ですからねぇ」
「どういう意味だ?」
「残念、それは教えられませんね♪」
そう言うと、再び攻撃を始めるリーン。
だが、その攻撃を防いだのは魔王ではなかった。
「魔王様!」
「グラネルザか」
「はっ、魔王様は身体の回復を、その間は私があの女の相手をいたします!」
折れた大剣を構えるグラネルザ。
その姿を見て、いかにもうんざりしたような顔をリーンがする。
「その折れた剣でですか?いえ、仮に剣が万全でも貴方程度では私の相手は出来ませんよ?なんなら、魔鬼にしてあげましょうか?イルザさんのように」
「ふざけるなぁっ!自分の意に反し、主を傷つけたイルザがどれほど心を痛めたか……貴様のような外道に分かるわけがあるまい!」
「外道って……あなた達、魔族も人間から見れば十分外道でしょうに……」
「黙れっ!」
折れた大剣を振りかぶり、リーンへと叩きつけようとするグラネルザだが、リーンの魔法によって弾かれてしまう。
「まったく、邪魔な蠅ですね」
「ぐっ……」
再び、魔王へと向き直るリーン。
「クオンさん、どう思います?恐らく魔王が倒された後はこちらに敵意を向けてくると思うのですけれど」
「だろうね、彼女の正体を知っている僕たちも彼女にとっては邪魔者だろうからね」
「ですわよね……それで、勝てる見込みはありますの?」
「傷ついているとはいえ、魔王を相手に遊ぶような相手だ……正直、無理だろうね……もし勝てる見込みがあるとすれば……」
「魔王と共闘……ですわね」
「うん……でも、あの魔王もプライド高そうだからね……共闘をしてくれるとは思えないけど」
「とはいえ、それしか方法がないのなら……コロさん、魔王の回復をお願いできますでしょうか?」
「は、はい……解りました!」
「レディは魔王がコロを襲う可能性を考えてコロの近くに!」
「わかったわぁん、二人とも気を付けてぇん!」
クオンとエリンシアはリーンに向かって駆けだす。
エリンシアの魔弾が、リーン襲い掛かると、リーンはそれを魔法の壁で防ぐ。
そして、リーンの死角へと移動したクオンがクレイジュでリーンを斬り裂こうとするが、見えていないはずのリーンはそれを軽々と躱した。
「あらあら、人間のあなた達が、魔族の王である魔王を助けるのですか?」
「嫌々だけどね!あなたを倒せる可能性があるとしたらそれしかない!」
「ふふふ、頭がいいんですね……それに思いきりも良い」
クオンの攻撃を楽々と躱しながらリーンは笑う。
「一つ聞きたいんですけれど、なぜ、それだけの力を持っていて魔王たちを頼ったんですの!」
「ふふふ、当然の疑問ですね、確かに、あなた達を相手にするだけなら私一人でも問題はないのです、ですが私の目的はこの世界を殺すこと……世界に見つかれば、世界は私をあらゆる手を使って殺そうとするでしょう……ですから、出来るだけ世界に見つからないよう隠れていたのです」
「では、なぜ今現れたのですの!」
「それはもちろん、邪魔な存在になりそうな魔女と女神たちを殺す為ですよ」
「でもそれで、世界に見つかることになるのではありませんの?」
「ああ、それは大丈夫です……闇の女神の仲間のあなた達なら知っているのではありませんか?闇の女神が自分の魂を世界から隠すためにどういう方法を取ったのか」
そう、ディータは自分の魂が世界に消滅させられないように、異空間へ逃げ、カモメが生まれるまでそこで隠れていた。
そして、今、魔王たちと戦っているこの場所は……。
「世界の眼は異空間まで届かない……」
「そう言う事♪」
「きゃっ!」
「エリンシア!」
リーンの放った爆発の魔法でエリンシアが吹き飛ぶ。
この異空間で戦っている限り、リーンが世界に見つかることは無いという事だ。
「なら、今まであなたはずっと異空間で身を潜めていたんですか?」
「いえいえ、そんなことはありませんよ?ちゃ~んと地上にいましたよ、姿を変えて♪」
姿を変える……つまり目の前にいる今の彼女の姿とは全然の別人で世界を謀っていたということだ。
「実は、あなた達にもお会いしたことがあるんですよ?」
「なんだって……」
「あ、隙ありです♪」
「ぐあっ!?」
驚きのあまり足を止めたクオンに爆発の魔法が直撃し、吹き飛ばされる。
「さて、また魔王さんと遊びましょ……あら?」
リーンが再び、魔王に視線を移すとそこには先ほどまで大きな風穴をお腹に開けていたはずの魔王が、お腹の穴が塞がっており、しっかりとした足取りで立ち、リーンを見据えていたのだった。
「ぐ……」
「なぁんて、無理ですよね、お腹に大きな穴が開いちゃってるのに素早く動くなんて」
イルザに貫かれたお腹を抑えながらもリーンから繰り出される魔法を防ぐ魔王。
だが、リーンは敢えて傷ついた魔王が防げる程度の魔法で攻撃をしてた。
「ところで魔王様?あの調査はどれくらい進んでるんですか?」
「調査?……ああ、貴様が言っていた、結界の張られた大陸の事か……」
結界の張られた大陸、カモメ達が謎の大陸と呼ぶ場所である。
結界はかなりの広さで張られており、その向こうに見える陸地がどれほどの大きさを持っているのかその事実を知る者はいない。その大陸に住む者は何者なのか?一体なぜ結界が張られているのか。
結界が張られている理由には諸説あるが、それも殆どが想像や推理から来るものであり、信憑性はない。
その為、人々に謎の大陸と呼ばれている場所である。
「ふん……なにも……だ。いや、仮に知っていたとしても我らを裏切った、貴様に教えると思うか?」
「そうですか、残念ですねぇ」
「なぜあの結界の向こうを知りたがるのだ?いや、空間魔法を使える貴様ならあれを超えることくらい容易かろう?」
「残念ですが、あの結果は空間魔法では越えられないんです、それだけ強大な存在が厳重に張った結界ですからねぇ」
「どういう意味だ?」
「残念、それは教えられませんね♪」
そう言うと、再び攻撃を始めるリーン。
だが、その攻撃を防いだのは魔王ではなかった。
「魔王様!」
「グラネルザか」
「はっ、魔王様は身体の回復を、その間は私があの女の相手をいたします!」
折れた大剣を構えるグラネルザ。
その姿を見て、いかにもうんざりしたような顔をリーンがする。
「その折れた剣でですか?いえ、仮に剣が万全でも貴方程度では私の相手は出来ませんよ?なんなら、魔鬼にしてあげましょうか?イルザさんのように」
「ふざけるなぁっ!自分の意に反し、主を傷つけたイルザがどれほど心を痛めたか……貴様のような外道に分かるわけがあるまい!」
「外道って……あなた達、魔族も人間から見れば十分外道でしょうに……」
「黙れっ!」
折れた大剣を振りかぶり、リーンへと叩きつけようとするグラネルザだが、リーンの魔法によって弾かれてしまう。
「まったく、邪魔な蠅ですね」
「ぐっ……」
再び、魔王へと向き直るリーン。
「クオンさん、どう思います?恐らく魔王が倒された後はこちらに敵意を向けてくると思うのですけれど」
「だろうね、彼女の正体を知っている僕たちも彼女にとっては邪魔者だろうからね」
「ですわよね……それで、勝てる見込みはありますの?」
「傷ついているとはいえ、魔王を相手に遊ぶような相手だ……正直、無理だろうね……もし勝てる見込みがあるとすれば……」
「魔王と共闘……ですわね」
「うん……でも、あの魔王もプライド高そうだからね……共闘をしてくれるとは思えないけど」
「とはいえ、それしか方法がないのなら……コロさん、魔王の回復をお願いできますでしょうか?」
「は、はい……解りました!」
「レディは魔王がコロを襲う可能性を考えてコロの近くに!」
「わかったわぁん、二人とも気を付けてぇん!」
クオンとエリンシアはリーンに向かって駆けだす。
エリンシアの魔弾が、リーン襲い掛かると、リーンはそれを魔法の壁で防ぐ。
そして、リーンの死角へと移動したクオンがクレイジュでリーンを斬り裂こうとするが、見えていないはずのリーンはそれを軽々と躱した。
「あらあら、人間のあなた達が、魔族の王である魔王を助けるのですか?」
「嫌々だけどね!あなたを倒せる可能性があるとしたらそれしかない!」
「ふふふ、頭がいいんですね……それに思いきりも良い」
クオンの攻撃を楽々と躱しながらリーンは笑う。
「一つ聞きたいんですけれど、なぜ、それだけの力を持っていて魔王たちを頼ったんですの!」
「ふふふ、当然の疑問ですね、確かに、あなた達を相手にするだけなら私一人でも問題はないのです、ですが私の目的はこの世界を殺すこと……世界に見つかれば、世界は私をあらゆる手を使って殺そうとするでしょう……ですから、出来るだけ世界に見つからないよう隠れていたのです」
「では、なぜ今現れたのですの!」
「それはもちろん、邪魔な存在になりそうな魔女と女神たちを殺す為ですよ」
「でもそれで、世界に見つかることになるのではありませんの?」
「ああ、それは大丈夫です……闇の女神の仲間のあなた達なら知っているのではありませんか?闇の女神が自分の魂を世界から隠すためにどういう方法を取ったのか」
そう、ディータは自分の魂が世界に消滅させられないように、異空間へ逃げ、カモメが生まれるまでそこで隠れていた。
そして、今、魔王たちと戦っているこの場所は……。
「世界の眼は異空間まで届かない……」
「そう言う事♪」
「きゃっ!」
「エリンシア!」
リーンの放った爆発の魔法でエリンシアが吹き飛ぶ。
この異空間で戦っている限り、リーンが世界に見つかることは無いという事だ。
「なら、今まであなたはずっと異空間で身を潜めていたんですか?」
「いえいえ、そんなことはありませんよ?ちゃ~んと地上にいましたよ、姿を変えて♪」
姿を変える……つまり目の前にいる今の彼女の姿とは全然の別人で世界を謀っていたということだ。
「実は、あなた達にもお会いしたことがあるんですよ?」
「なんだって……」
「あ、隙ありです♪」
「ぐあっ!?」
驚きのあまり足を止めたクオンに爆発の魔法が直撃し、吹き飛ばされる。
「さて、また魔王さんと遊びましょ……あら?」
リーンが再び、魔王に視線を移すとそこには先ほどまで大きな風穴をお腹に開けていたはずの魔王が、お腹の穴が塞がっており、しっかりとした足取りで立ち、リーンを見据えていたのだった。
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