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7章
魔王との戦い⑧
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「いきなり、自分を喰えですって……一体どういうつもり?」
「そのままの意味だ、俺を喰い、魔力を回復しろ……そして、魔王様を助けてくれ」
「……お断りよ」
少し考えるそぶりを見せたディータであったが、グラネルザに視線を戻すときっぱりと断った。
「なぜだ!」
「まず第一に、私は魔族が嫌いよ……確かに、リーンのせいであなた達の世界が危機に瀕しているのは同情するわ、でも、あなた達、魔族はこの世界に攻め入ってきた。……話し合いをするわけでもなくいきなりね。」
「ぐ……」
そう、確かにリーンに騙されたというのもあるだろう、だが、魔族はこの世界の事を知ろうとはせず、唯、自分たちの害になるからと言う理由でいきなり攻め込んできて殺戮を始めたのだ。
「それだけじゃないわ、あなた達、魔族の中には平気で人を騙し、ヘインズのように人間を魔鬼なんていう使い魔にすることをするやつらもいる。」
「だ、だが、それは人間とて同じであろう!人間の中にも卑怯なものはいる!」
「そうね、だけど、そのせいで、私の大切な子、カモメは辛い目にあったわ……両親をあなた達魔族に殺され、カモメ自身も魔女として故郷を追われた……あの子を苦しめたこと……それが一番許せない!」
魔族が居なければ、確かにカモメの両親が死ぬことは無かった。
今頃は、両親やクオン達と共に冒険者として自分のやりたいことをやっていただろう。
その幸せを奪った、魔族たち、そして、自分の大切なこの世界に攻め入ってきた魔族たちをディータは心の底から嫌っているのだ。
ついでに言うと、この世界の人間すべてを愛しているというディータであるが、その実、カモメを嵌めたあのグランルーンの大臣だけは大っ嫌いだったりする。余談ではあるが。
「確かに魔力を取り戻す為なら……とも思うわ。だけど、やっぱり嫌悪感を拭えないわね」
「だが、お前たちもリーンを倒さねばならないはずだ!他に方法があるというのか!」
「………」
「闇の女神よ!」
「嫌よ、絶対に嫌!」
グラネルザとディータが問答をしている中、蜘蛛のような化け物に姿を変えたイルザとクオン、エリンシア、レディの三人は戦いを続けていた。
クオンの剣がイルザの腕の一本を切り落とすと、イルザはバランスを崩し、その動きを止める、そこにレディがウォーアクスを振りかぶり、さらに一本足を切り落とした。
足を合計2本失ったイルザは、うまく立てないのか、その場でもがく。
そこに、エリンシアのフルバスターが炸裂した。
「グギャアアア!」
すでに魔物ような声しか上げなくなったイルザから、断末魔の悲鳴が上がる。
そして……。
「グ、グギャ……マオウ……サマ……モウシワケ……」
死の間際、正気を取り戻したのか、イルザはリーンと傷つきながらも戦う魔王の方に眼をやり、消滅していった。
「なんでしょう、無性に腹が立ちますわね」
「ほんとねぇん」
「あれがリーンの……いや、『魔』の本性って訳だ」
クオン達の視線の先にはまるで魔王で遊ぶかのように楽しそうに戦っているリーンの姿があった。
そして、今しがたまで自分たちと戦っていたイルザが消滅したその場所を見ながら、なんともやるせない表情をしていた。
「イルザ……くそっ!」
イルザが消滅したのを見た、グラネルザは地面を拳で叩き、怒りを露にする。
それは、イルザを殺したクオン達へというより、自我を失い、ただの使い魔となりはて、さらには自らの主である魔王を傷つけてしまったイルザがそのまま唯の化け物として滅ぶことになった事に悔しさと怒りを感じていたのだった。
魔王の忠実な部下であり、そのことを誇りに思っていたイルザであることをグラネルザは良く知っていたからこそ、その感情が今の自分を占めているのだ。
「闇の女神よ、頼む……」
「嫌と言ったら嫌よ……魔族を吸収なんてしたくないわ」
今まで、魔物や竜なんかを吸収し、魔力へと変えてきた、最初の時であればおっさん顔の魔物の死体を食べて、顔がおっさんになったら嫌だなと思い魔力だけを奪ったりもした。
ただ、魔力だけとはいえ、あれは死んでいる相手だったからできたのであって、魔力自体は魂に寄り添っている、いや、魂の一部に魔力が蓄えられていると言っても過言ではない。
だからこそ、最初、ディータ自身がソウルイーターに食べられてしまった時、ソウルイーターの体内に魂だけで存在しているディータ達からソウルイーターは魔力を奪い続けていられたのだ。
もし、生きている者に同じことをすれば、恐らく魔力だけではなく生きている魂までも吸収してしまうだろう……そうなると、コロを殺していしまう可能性が高い、それ故に、ディータはコロからの提案を否定した。
だが、目の前の魔族は死んでしまったところでディータは気にも留めない……ならば、吸収し、魔力を回復するのが望ましいのだが……それでも、ディータは魔族を自分の中に入れるのが嫌なのである。それほどまでに魔族を忌み嫌っているのだ。
「くっ……もう、頼まん!」
説得は無理と判断したのかグラネルザは折れた大剣を構え、魔王と戦っているリーンへと駆けだすのだった。
「皆を助ける為には……でも……でもっ」
ディータは一人、自分と戦っているのであった。
「そのままの意味だ、俺を喰い、魔力を回復しろ……そして、魔王様を助けてくれ」
「……お断りよ」
少し考えるそぶりを見せたディータであったが、グラネルザに視線を戻すときっぱりと断った。
「なぜだ!」
「まず第一に、私は魔族が嫌いよ……確かに、リーンのせいであなた達の世界が危機に瀕しているのは同情するわ、でも、あなた達、魔族はこの世界に攻め入ってきた。……話し合いをするわけでもなくいきなりね。」
「ぐ……」
そう、確かにリーンに騙されたというのもあるだろう、だが、魔族はこの世界の事を知ろうとはせず、唯、自分たちの害になるからと言う理由でいきなり攻め込んできて殺戮を始めたのだ。
「それだけじゃないわ、あなた達、魔族の中には平気で人を騙し、ヘインズのように人間を魔鬼なんていう使い魔にすることをするやつらもいる。」
「だ、だが、それは人間とて同じであろう!人間の中にも卑怯なものはいる!」
「そうね、だけど、そのせいで、私の大切な子、カモメは辛い目にあったわ……両親をあなた達魔族に殺され、カモメ自身も魔女として故郷を追われた……あの子を苦しめたこと……それが一番許せない!」
魔族が居なければ、確かにカモメの両親が死ぬことは無かった。
今頃は、両親やクオン達と共に冒険者として自分のやりたいことをやっていただろう。
その幸せを奪った、魔族たち、そして、自分の大切なこの世界に攻め入ってきた魔族たちをディータは心の底から嫌っているのだ。
ついでに言うと、この世界の人間すべてを愛しているというディータであるが、その実、カモメを嵌めたあのグランルーンの大臣だけは大っ嫌いだったりする。余談ではあるが。
「確かに魔力を取り戻す為なら……とも思うわ。だけど、やっぱり嫌悪感を拭えないわね」
「だが、お前たちもリーンを倒さねばならないはずだ!他に方法があるというのか!」
「………」
「闇の女神よ!」
「嫌よ、絶対に嫌!」
グラネルザとディータが問答をしている中、蜘蛛のような化け物に姿を変えたイルザとクオン、エリンシア、レディの三人は戦いを続けていた。
クオンの剣がイルザの腕の一本を切り落とすと、イルザはバランスを崩し、その動きを止める、そこにレディがウォーアクスを振りかぶり、さらに一本足を切り落とした。
足を合計2本失ったイルザは、うまく立てないのか、その場でもがく。
そこに、エリンシアのフルバスターが炸裂した。
「グギャアアア!」
すでに魔物ような声しか上げなくなったイルザから、断末魔の悲鳴が上がる。
そして……。
「グ、グギャ……マオウ……サマ……モウシワケ……」
死の間際、正気を取り戻したのか、イルザはリーンと傷つきながらも戦う魔王の方に眼をやり、消滅していった。
「なんでしょう、無性に腹が立ちますわね」
「ほんとねぇん」
「あれがリーンの……いや、『魔』の本性って訳だ」
クオン達の視線の先にはまるで魔王で遊ぶかのように楽しそうに戦っているリーンの姿があった。
そして、今しがたまで自分たちと戦っていたイルザが消滅したその場所を見ながら、なんともやるせない表情をしていた。
「イルザ……くそっ!」
イルザが消滅したのを見た、グラネルザは地面を拳で叩き、怒りを露にする。
それは、イルザを殺したクオン達へというより、自我を失い、ただの使い魔となりはて、さらには自らの主である魔王を傷つけてしまったイルザがそのまま唯の化け物として滅ぶことになった事に悔しさと怒りを感じていたのだった。
魔王の忠実な部下であり、そのことを誇りに思っていたイルザであることをグラネルザは良く知っていたからこそ、その感情が今の自分を占めているのだ。
「闇の女神よ、頼む……」
「嫌と言ったら嫌よ……魔族を吸収なんてしたくないわ」
今まで、魔物や竜なんかを吸収し、魔力へと変えてきた、最初の時であればおっさん顔の魔物の死体を食べて、顔がおっさんになったら嫌だなと思い魔力だけを奪ったりもした。
ただ、魔力だけとはいえ、あれは死んでいる相手だったからできたのであって、魔力自体は魂に寄り添っている、いや、魂の一部に魔力が蓄えられていると言っても過言ではない。
だからこそ、最初、ディータ自身がソウルイーターに食べられてしまった時、ソウルイーターの体内に魂だけで存在しているディータ達からソウルイーターは魔力を奪い続けていられたのだ。
もし、生きている者に同じことをすれば、恐らく魔力だけではなく生きている魂までも吸収してしまうだろう……そうなると、コロを殺していしまう可能性が高い、それ故に、ディータはコロからの提案を否定した。
だが、目の前の魔族は死んでしまったところでディータは気にも留めない……ならば、吸収し、魔力を回復するのが望ましいのだが……それでも、ディータは魔族を自分の中に入れるのが嫌なのである。それほどまでに魔族を忌み嫌っているのだ。
「くっ……もう、頼まん!」
説得は無理と判断したのかグラネルザは折れた大剣を構え、魔王と戦っているリーンへと駆けだすのだった。
「皆を助ける為には……でも……でもっ」
ディータは一人、自分と戦っているのであった。
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