227 / 412
7章
魔王との戦い⑬
しおりを挟む
リーンを消滅させ、不敵に笑う魔王。
「……やりましたの?」
「……まだよ」
エリンシアのの言葉を否定し、警戒を怠らないディータ。
先ほどまで何度もリーンの幻術に騙されているのだ。
今回もまた、幻術かもしれない。
「また、幻術なのかな……」
ディータの様子を見て、クオンもまた、警戒をし直す。
そして、それに倣い、エリンシアもまた、警戒をし直した。
「……………」
どれくらいの時間だろう、数分、いや、十数分は警戒をし続けたかもしれない。
だが、リーンが再び出てくる様子はない。
「……どういうこと?」
「ふんっ、どうやら先ほどの我が消滅させたのが本体だったようだな」
ディータ達を見て、魔王もまた警戒を始めていたのだが、いくら待てどもリーンが出てこない為、魔王は鼻を鳴らし警戒を解いた。
「いえ、それはおかしいわ……」
「何がおかしいと言うのだ?」
魔王の問いに、ディータは未だ、クリスタルに閉じ込められた状態の自分の妹を見た。
「この手の魔法は、術者が死ねば解けるはずよ……でも、レナはクリスタルに閉じ込められたままだわ」
「ふん、ならばこの術は術者が死んでも解けぬというだけではないか?」
「そうは思えないのだけれど……」
紅いクリスタルに閉じ込められたレナの元に近寄るディータ。
クリスタルに触れてみるが、クリスタルに掛けられた魔法は解ける気配は無かった。
「やっぱりおかしいわ……」
「くだらんっ、あ奴は死んだ……我がこの手で殺したのだ……がっ」
リーンを消滅させた感触を思い出すように自分の手を見る魔王が、突如、頭を押さえて膝を付いた。
「どうしたの!」
その様子を見て、何事かと魔王の方を見るディータ達。
だが、魔王は頭を抱えたまま、返事をしなかった。
「ぐ……」
「ヒドイですよぉ、魔王さん?」
「なっ……貴様、どこだ!」
魔王は突如聞こえたリーンの声に、頭を抑えながらも周りを確認する。
「やっぱり生きていたのね……」
「でもどこにいるのぉん?」
ディータとレディが辺りを見回すも、リーンの姿は見当たらない。
「があああっ!!」
敵の姿は見えないというのに、魔王は苦痛の声を上げる。
一体魔王の身に何が起きているというのだろうか。
「あはは、苦しいですか魔王さん?」
「一体何をしたのだ……くっ……」
「待ってくださいね、今、頭の中をいじらせてもらってますから♪」
「何ッ!?」
リーンの言葉に、魔王の表情が変わる。
頭をいじるとは一体どいうことなのか、目の前で苦しむ魔王の傍には誰もいない。
だが、間違いなく魔王は何かをされているのだ……。
「くっ、どこだ、どこにいるのだ!」
「私ですか?嫌だなぁ、さっきからずっと傍にいるじゃないですか」
「馬鹿な!どこにもおらぬではないか!」
姿の見えないリーンは、まるで揶揄うように笑いながらしゃべっている。
「ディータさん、どういうことですの……魔王は一体何を……?」
「分からない、分からないけど、リーンが何かをしているのは確かよ」
「幻術で姿を消しているのかしらぁん?」
「かもしれないわね、それなら、闇の刃!!」
ディータの放った闇の魔法が、魔王の周りを縦横無尽に駆け巡る。
ディータの思うように動く闇の刃が、もし本当に魔王の近くにリーンがいて、姿を消しているのであれば闇の刃がリーンを捉えるはずだ、闇の刃は魔王の周りはくまなく飛び回っている。
……だが。
闇の刃は一向に何かにぶつかることも無く虚空へと消えた。
「一体、何がどうなっているんですの……」
現実に目の前で苦しむ魔王がいるというのに、一体何が起きているのかわからないこの状況にエリンシアは狼狽する……が。
「うふふ、あとちょっとで、魔王さんは私の下僕になりさがっちゃいまーす♪」
「………なんだとっ?」
「うふふふ、そして次は闇の女神さんかな?ちゃーんと、皆やってあげますからね♪」
「ふざけるな!卑怯よ!姿を現しなさい!」
怒りの言葉を放つディータであるが、リーンはそれを楽しむかのようにクスクスと笑い続けるのだ。
「さあ、魔王さん、もうすぐ……もうすぐです」
「ぐ……やめろっ」
「やめませーん、さあ、仕上げです……って、きゃああ!?」
突如、リーンの悲鳴が聞こえたと思うとこの場にいる全員の視界が揺らぐ。
「何!?」
「一体何が起こってますの!?」
視界が揺らぎ、まるで蝋燭の炎の周りが熱で揺らいでるかのような状態になると……次の瞬間。
その揺らぎが止まる……そして。
「皆、お待たせ!……大丈夫?」
そこにはバトーネを持ち、ディータ達を心配するような顔をするカモメの姿があった。
「カモメ……あなたいつの間に?」
「カモメさん、やっと来ましたのね……ってあら?」
「僕ら、なんで床に寝ているんだ?」
「さっきまでリーンと戦っていた筈よぉん」
景色の揺らぎが治ると、ディータ達は全員、床の上に寝ていた。
そして、カモメ立つ、その先にはリーンがカモメにバトーネで殴られたのか、頬を抑えながらこちらを睨んでいた。
「皆、倒れてたから、やられちゃったのかと思って心配したよ……でも、大丈夫みたいで良かった」
「……そうか……幻術はリーンが幻のようになるわけじゃなく」
「私達、全員に掛けられていたのね……」
つまり先ほどまでの戦いは全て、リーンに見せられた幻術だったという事だ。
「でも、どこから幻術ですの?」
「……どうやら、全部がと言うわけじゃないみたいだね」
クリスタルに閉じ込められたレナを見つけたクオンが、顔を顰めながらそう言う。
「ではコロさんは……」
「コロ?コロがどうしたの?姿が見えないから気になってたけど……」
「コロは殺されたわ……あいつに」
「……そんな」
カモメの表情が曇る。
「いたた……まさか、闇の魔女ちゃんがこんなにも遅れて登場するなんてねぇ……油断してたわ」
「貴方、コロを殺したの?」
「コロ?ああ……あの魔物ね……ええ、殺したわよ?邪魔だったんですもの」
そう笑いながら言ったリーンが、次の瞬間、強い衝撃に吹き飛ばされ壁に叩きつけられていた。
「……なっ!?」
「絶対に許さない……よくも、コロを!!」
気を開放し、バトーネに纏わせ、カモメはそれを構え、怒りを露にした。
「……やりましたの?」
「……まだよ」
エリンシアのの言葉を否定し、警戒を怠らないディータ。
先ほどまで何度もリーンの幻術に騙されているのだ。
今回もまた、幻術かもしれない。
「また、幻術なのかな……」
ディータの様子を見て、クオンもまた、警戒をし直す。
そして、それに倣い、エリンシアもまた、警戒をし直した。
「……………」
どれくらいの時間だろう、数分、いや、十数分は警戒をし続けたかもしれない。
だが、リーンが再び出てくる様子はない。
「……どういうこと?」
「ふんっ、どうやら先ほどの我が消滅させたのが本体だったようだな」
ディータ達を見て、魔王もまた警戒を始めていたのだが、いくら待てどもリーンが出てこない為、魔王は鼻を鳴らし警戒を解いた。
「いえ、それはおかしいわ……」
「何がおかしいと言うのだ?」
魔王の問いに、ディータは未だ、クリスタルに閉じ込められた状態の自分の妹を見た。
「この手の魔法は、術者が死ねば解けるはずよ……でも、レナはクリスタルに閉じ込められたままだわ」
「ふん、ならばこの術は術者が死んでも解けぬというだけではないか?」
「そうは思えないのだけれど……」
紅いクリスタルに閉じ込められたレナの元に近寄るディータ。
クリスタルに触れてみるが、クリスタルに掛けられた魔法は解ける気配は無かった。
「やっぱりおかしいわ……」
「くだらんっ、あ奴は死んだ……我がこの手で殺したのだ……がっ」
リーンを消滅させた感触を思い出すように自分の手を見る魔王が、突如、頭を押さえて膝を付いた。
「どうしたの!」
その様子を見て、何事かと魔王の方を見るディータ達。
だが、魔王は頭を抱えたまま、返事をしなかった。
「ぐ……」
「ヒドイですよぉ、魔王さん?」
「なっ……貴様、どこだ!」
魔王は突如聞こえたリーンの声に、頭を抑えながらも周りを確認する。
「やっぱり生きていたのね……」
「でもどこにいるのぉん?」
ディータとレディが辺りを見回すも、リーンの姿は見当たらない。
「があああっ!!」
敵の姿は見えないというのに、魔王は苦痛の声を上げる。
一体魔王の身に何が起きているというのだろうか。
「あはは、苦しいですか魔王さん?」
「一体何をしたのだ……くっ……」
「待ってくださいね、今、頭の中をいじらせてもらってますから♪」
「何ッ!?」
リーンの言葉に、魔王の表情が変わる。
頭をいじるとは一体どいうことなのか、目の前で苦しむ魔王の傍には誰もいない。
だが、間違いなく魔王は何かをされているのだ……。
「くっ、どこだ、どこにいるのだ!」
「私ですか?嫌だなぁ、さっきからずっと傍にいるじゃないですか」
「馬鹿な!どこにもおらぬではないか!」
姿の見えないリーンは、まるで揶揄うように笑いながらしゃべっている。
「ディータさん、どういうことですの……魔王は一体何を……?」
「分からない、分からないけど、リーンが何かをしているのは確かよ」
「幻術で姿を消しているのかしらぁん?」
「かもしれないわね、それなら、闇の刃!!」
ディータの放った闇の魔法が、魔王の周りを縦横無尽に駆け巡る。
ディータの思うように動く闇の刃が、もし本当に魔王の近くにリーンがいて、姿を消しているのであれば闇の刃がリーンを捉えるはずだ、闇の刃は魔王の周りはくまなく飛び回っている。
……だが。
闇の刃は一向に何かにぶつかることも無く虚空へと消えた。
「一体、何がどうなっているんですの……」
現実に目の前で苦しむ魔王がいるというのに、一体何が起きているのかわからないこの状況にエリンシアは狼狽する……が。
「うふふ、あとちょっとで、魔王さんは私の下僕になりさがっちゃいまーす♪」
「………なんだとっ?」
「うふふふ、そして次は闇の女神さんかな?ちゃーんと、皆やってあげますからね♪」
「ふざけるな!卑怯よ!姿を現しなさい!」
怒りの言葉を放つディータであるが、リーンはそれを楽しむかのようにクスクスと笑い続けるのだ。
「さあ、魔王さん、もうすぐ……もうすぐです」
「ぐ……やめろっ」
「やめませーん、さあ、仕上げです……って、きゃああ!?」
突如、リーンの悲鳴が聞こえたと思うとこの場にいる全員の視界が揺らぐ。
「何!?」
「一体何が起こってますの!?」
視界が揺らぎ、まるで蝋燭の炎の周りが熱で揺らいでるかのような状態になると……次の瞬間。
その揺らぎが止まる……そして。
「皆、お待たせ!……大丈夫?」
そこにはバトーネを持ち、ディータ達を心配するような顔をするカモメの姿があった。
「カモメ……あなたいつの間に?」
「カモメさん、やっと来ましたのね……ってあら?」
「僕ら、なんで床に寝ているんだ?」
「さっきまでリーンと戦っていた筈よぉん」
景色の揺らぎが治ると、ディータ達は全員、床の上に寝ていた。
そして、カモメ立つ、その先にはリーンがカモメにバトーネで殴られたのか、頬を抑えながらこちらを睨んでいた。
「皆、倒れてたから、やられちゃったのかと思って心配したよ……でも、大丈夫みたいで良かった」
「……そうか……幻術はリーンが幻のようになるわけじゃなく」
「私達、全員に掛けられていたのね……」
つまり先ほどまでの戦いは全て、リーンに見せられた幻術だったという事だ。
「でも、どこから幻術ですの?」
「……どうやら、全部がと言うわけじゃないみたいだね」
クリスタルに閉じ込められたレナを見つけたクオンが、顔を顰めながらそう言う。
「ではコロさんは……」
「コロ?コロがどうしたの?姿が見えないから気になってたけど……」
「コロは殺されたわ……あいつに」
「……そんな」
カモメの表情が曇る。
「いたた……まさか、闇の魔女ちゃんがこんなにも遅れて登場するなんてねぇ……油断してたわ」
「貴方、コロを殺したの?」
「コロ?ああ……あの魔物ね……ええ、殺したわよ?邪魔だったんですもの」
そう笑いながら言ったリーンが、次の瞬間、強い衝撃に吹き飛ばされ壁に叩きつけられていた。
「……なっ!?」
「絶対に許さない……よくも、コロを!!」
気を開放し、バトーネに纏わせ、カモメはそれを構え、怒りを露にした。
0
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる