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2部 1章
オークの村
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ラリアスの街の冒険者ギルド。
そのギルドのカウンターに一人の金髪の美女が溜息を吐いて座っていた。
「どうした、ミオン溜息なんてついて?」
大柄の男性がカウンターの内側からミオンと呼ばれたその女性に話しかける。
カウンターの中から話しかけたということはこの大柄の男性もまた、ギルドの職員なのだろう。
「……え、あっ、申し訳ありませんギルドマスター」
「構わんが、何かあったのか?」
ギルドマスターと呼ばれたその男性は、心配そうにミオンに尋ねた。
「いえ、その……先ほど、4人の方が新しく冒険者登録されていきまして……」
「ああ……さっき魔女だ、なんだと騒いでいたアレか?……凄まじい爆音は俺のところまで届いていたからな……有望な新人が入るのは嬉しいことじゃないか」
「はい、それはそうなのですが……その方たちが早速、クエストを受注していったのですが……」
「なりたてならFランクの依頼書だろ?いい経験になるんじゃないか?それとも、もっと上のランクをやらせろとか言ってきたのか?」
たまに、自分の力を過信してそういうことを言ってくる冒険者もいる。
だが、今回はそうではない。
「いえ、その討伐依頼の方を……」
「ああ、あっちは特に制限かけてないからなぁ」
普通に考えれば討伐依頼の方が危険なので制限をかけるべきものなのだが……討伐依頼は危険が多いため不人気で、どんどんと数が溜まっていってしまう。まあ、どれくらいの数がいるのかわからない討伐をするよりも商人の護衛などの方がやりやすいというのは分かる、自分が冒険者でもきっと人からの依頼の方を受けるだろうとミオンは思った。
「で、なんの、討伐を取っていったんだ?ゴブリンか?コボルトか?」
それともインプでも受けていきやがったか?とギルドマスターは続けた。
だが、カモメ達が受けて行ったのはそんな依頼書ではなかった。
「いえ、その………オークとワーウルフです」
「なんだと?」
結界の中であれば、オークはランクEの魔物、そしてワーウルフはランクDの魔物である。
その程度の敵であればカモメたちは子供の頃から倒せる敵であるのでもちろん問題ない。
だが、ランクEであっても数で囲まれれば普通の冒険者には脅威になりかねないものでもある。
こちらの大陸のオークが同じくらいの強さであったとしても、駆け出しの冒険者が受ける依頼としてはちょっと、荷が重いのかもしれない。
「なぜ、その依頼を受けさせた?いつものお前なら止めるところだろう」
「はい……ですが、あの子たちの天啓スキルを見て、命を落とすということはないかもしれないと……今のうちに少し痛い目を見たほうがあの子たちにはいい経験になるのかもしれないと……思いまして……」
「なるほどな……」
「ですが、今、冷静になって考えるとあの子たちの強さに当てられて、冷静になれてなかったのではないかと……もしこれで、あの子たちが命を落としたりしたら……と思うと……」
「心配になってきたってわけか……ったく、お前さんがそこまで気に掛けるってことは余程有望なやつらなんだろうな……しゃーねぇ、森には俺も用があるからついでに見てきてやるか」
「そ、そんな、ギルドマスターにそんなことをしていただくわけにはっ!?」
「期待株に恩を売っておけば、ラリアスの街から出て行かなくなるかもしれねぇしな、未来への投資ってやつさ……」
ギルドマスターはニカリと笑うと、手を振りながらギルドから出ていった。
ラリアスの北西に大きな森林が広がっている。
その森林の中を私とクオンは走る。
後ろには複数の気配………オークである。
クエスト紙には、オークの目撃場所などの情報が記されていて、その情報通りこの森林に来たのだが、いるいる、すごい量のオークが森林で暮らしていた。
恐らく、オークの村といったところなのだろう。
中には普通のオークだけではなくオークアーチャーなどの上位種もいる。
そんな情報までクエストに乗ってなかったんだけどねぇ……。
情報を完全に信用しちゃ駄目ってことなんだろうね、いざ行ってみたら上位種が一杯なんてこともあるんだろう。
「クオン、とりあえず、後ろのやっちゃうよ!」
「了解!」
そう、私達はというと、その情報の場所を探すために森林を走ってオークを探し回っていた。
普段であれば、慎重に探すのいいのだろうけど、今の私達にはお金が必要だ……なので今日中になんとしても20体倒さなければならない。そう考えると、どれくらいの量がいるの変わらないので広い範囲を探せるように走しろうということになったのだ。
そして、走っていると、少し開けた場所に出る……そこが、オークの村だったのだ。
思いっきり、40体はいるであろうオークの真ん中に私達は飛び出してしまった。
当然、私たちをみたオークは私達に襲い掛かる……いきなり、襲い掛かるオークの顔は心臓に悪い。
驚いた私達は、ダッシュで逃げ回っていたのだ。
「よーし!」
「……え、あれ、カモメ!?」
私は、逃げ回るのを止めて、後ろのオークたちへと突撃をする。
その数は恐らく10体くらい、その10体以外にも周りを囲んでいるオークたちがいるが、とりあえずは後ろの襲ってくるオークたちだ……私は、オークたちに近づきバトーネを抜く………あれ?
「あああああ!!」
しまったぁああああああ、そうだ、『魔』との戦いで私はバトーネを失っている。
つまり、丸腰でオークの群れに突っ込んだのだ。
あっちゃぁ……どうしよう。
迷った結果、私は一匹のオーク目掛けて突進をかました……もちろん、体は闇雷纏で強化をしている。
「どっせーい!」
私の頭突きがオークのどてっぱらに炸裂する。
その勢いでそのまま近くの木へとオークを叩き付けた。
「アイタタっ」
身体を強化しているとはいっても、頭突きは無謀だったか、ぶつかった頭がすっごく痛い。
そして、頭を擦っている私に残りの9体のオークが襲い掛かる。
そりゃあ、目の前で頭抱えて座り込んでたら、襲ってくるよね……だが、オークたちの持っている棍棒が私に届くことはない……いや、私に近づききる前にオークたちはその場に倒れ、魔石へと姿をかえるのだった。
「まったく、君ってやつは……」
「えへへ、失敗失敗」
オークを魔石に変えたのはクオンである。
クオンはいつの間にかクレイジュを抜き放ち、私に向かってきた9体のオークを一瞬で斬り伏せたのだ。
しかし、バトーネが無いのは結構不便である……早く、新しい武器を購入しないとなぁ。
ちなみに前の壊れてしまったバトーネはフィルディナンド王に預かってもらっている。お母さんの形見だから捨てたくはなかったのだ。
「さて……クエストは20体だったけど、街の近くにオークの村なんてあったら危険だよね」
「うん、潰しちゃった方が良いと思う」
「じゃあ、ひと暴れしちゃおっか♪」
「そうだね」
一瞬にして、仲間を10人も失ったオークたちが、私たちを見て……いや、特にクオンを見て恐怖する。むう、確かにクオンは強いけどさっ、ちょっと悔しい。
「早く倒して、街に帰ろうか」
「うん、大技で一気に行くよ!」
私が、範囲の広い魔法で一気に村ごと焼き払おうかと思ったその時……。
「きゃああああああああああ!」
絹を裂くような女性の悲鳴が聞こえた。
「ほえ?」
魔法の発動を中断し、その悲鳴の方向を見ると、皮の鎧を着て、レイピアのような武器を片手で持った一人の冒険者風の女性が一際大きな、オークに襲われていた。
「あれ……あれって?」
「冒険者みたいだね、僕らみたいに、クエストを受けてきたのか……それとも偶々通りかかったのか」
かな、捕まっていたというより、今しがた来たらあの大きなオークの所に出てしまったという感じだ。
「って、あのオークって……」
「ハイオークだね……」
オークには様々な上位種がいる。
オークの上にはちゃんとした武器を使うようになったオークアーチャーやオークソルジャー、その上にいるのがハイオークである、ハイオークは普通のオークより一回り体が大きく、多彩な武器を扱える、今回のは大剣を持っているようだ……そして。
「ハイオークがいるってことは……」
「オークキングもいるんだろうね」
通りで、数が多いと思ったよ……オークキングがいるのなら納得だ。
オークキングはその名の通り、オークたちを従える者である、その強さはハイオークよりも上で危険度もランクBとかなりの高さである。
「っと、とりあえず、あの人を助けないと、炎弾射!!」
私の放った炎の弾がハイオークを撃ちぬき、魔石へと変えた。
ハイオークは危険度のランクで言えばCである。ランクCの魔物が一瞬にして魔石に変わったことに、冒険者風の女性は眼をまん丸に開いて驚いていた。
そのギルドのカウンターに一人の金髪の美女が溜息を吐いて座っていた。
「どうした、ミオン溜息なんてついて?」
大柄の男性がカウンターの内側からミオンと呼ばれたその女性に話しかける。
カウンターの中から話しかけたということはこの大柄の男性もまた、ギルドの職員なのだろう。
「……え、あっ、申し訳ありませんギルドマスター」
「構わんが、何かあったのか?」
ギルドマスターと呼ばれたその男性は、心配そうにミオンに尋ねた。
「いえ、その……先ほど、4人の方が新しく冒険者登録されていきまして……」
「ああ……さっき魔女だ、なんだと騒いでいたアレか?……凄まじい爆音は俺のところまで届いていたからな……有望な新人が入るのは嬉しいことじゃないか」
「はい、それはそうなのですが……その方たちが早速、クエストを受注していったのですが……」
「なりたてならFランクの依頼書だろ?いい経験になるんじゃないか?それとも、もっと上のランクをやらせろとか言ってきたのか?」
たまに、自分の力を過信してそういうことを言ってくる冒険者もいる。
だが、今回はそうではない。
「いえ、その討伐依頼の方を……」
「ああ、あっちは特に制限かけてないからなぁ」
普通に考えれば討伐依頼の方が危険なので制限をかけるべきものなのだが……討伐依頼は危険が多いため不人気で、どんどんと数が溜まっていってしまう。まあ、どれくらいの数がいるのかわからない討伐をするよりも商人の護衛などの方がやりやすいというのは分かる、自分が冒険者でもきっと人からの依頼の方を受けるだろうとミオンは思った。
「で、なんの、討伐を取っていったんだ?ゴブリンか?コボルトか?」
それともインプでも受けていきやがったか?とギルドマスターは続けた。
だが、カモメ達が受けて行ったのはそんな依頼書ではなかった。
「いえ、その………オークとワーウルフです」
「なんだと?」
結界の中であれば、オークはランクEの魔物、そしてワーウルフはランクDの魔物である。
その程度の敵であればカモメたちは子供の頃から倒せる敵であるのでもちろん問題ない。
だが、ランクEであっても数で囲まれれば普通の冒険者には脅威になりかねないものでもある。
こちらの大陸のオークが同じくらいの強さであったとしても、駆け出しの冒険者が受ける依頼としてはちょっと、荷が重いのかもしれない。
「なぜ、その依頼を受けさせた?いつものお前なら止めるところだろう」
「はい……ですが、あの子たちの天啓スキルを見て、命を落とすということはないかもしれないと……今のうちに少し痛い目を見たほうがあの子たちにはいい経験になるのかもしれないと……思いまして……」
「なるほどな……」
「ですが、今、冷静になって考えるとあの子たちの強さに当てられて、冷静になれてなかったのではないかと……もしこれで、あの子たちが命を落としたりしたら……と思うと……」
「心配になってきたってわけか……ったく、お前さんがそこまで気に掛けるってことは余程有望なやつらなんだろうな……しゃーねぇ、森には俺も用があるからついでに見てきてやるか」
「そ、そんな、ギルドマスターにそんなことをしていただくわけにはっ!?」
「期待株に恩を売っておけば、ラリアスの街から出て行かなくなるかもしれねぇしな、未来への投資ってやつさ……」
ギルドマスターはニカリと笑うと、手を振りながらギルドから出ていった。
ラリアスの北西に大きな森林が広がっている。
その森林の中を私とクオンは走る。
後ろには複数の気配………オークである。
クエスト紙には、オークの目撃場所などの情報が記されていて、その情報通りこの森林に来たのだが、いるいる、すごい量のオークが森林で暮らしていた。
恐らく、オークの村といったところなのだろう。
中には普通のオークだけではなくオークアーチャーなどの上位種もいる。
そんな情報までクエストに乗ってなかったんだけどねぇ……。
情報を完全に信用しちゃ駄目ってことなんだろうね、いざ行ってみたら上位種が一杯なんてこともあるんだろう。
「クオン、とりあえず、後ろのやっちゃうよ!」
「了解!」
そう、私達はというと、その情報の場所を探すために森林を走ってオークを探し回っていた。
普段であれば、慎重に探すのいいのだろうけど、今の私達にはお金が必要だ……なので今日中になんとしても20体倒さなければならない。そう考えると、どれくらいの量がいるの変わらないので広い範囲を探せるように走しろうということになったのだ。
そして、走っていると、少し開けた場所に出る……そこが、オークの村だったのだ。
思いっきり、40体はいるであろうオークの真ん中に私達は飛び出してしまった。
当然、私たちをみたオークは私達に襲い掛かる……いきなり、襲い掛かるオークの顔は心臓に悪い。
驚いた私達は、ダッシュで逃げ回っていたのだ。
「よーし!」
「……え、あれ、カモメ!?」
私は、逃げ回るのを止めて、後ろのオークたちへと突撃をする。
その数は恐らく10体くらい、その10体以外にも周りを囲んでいるオークたちがいるが、とりあえずは後ろの襲ってくるオークたちだ……私は、オークたちに近づきバトーネを抜く………あれ?
「あああああ!!」
しまったぁああああああ、そうだ、『魔』との戦いで私はバトーネを失っている。
つまり、丸腰でオークの群れに突っ込んだのだ。
あっちゃぁ……どうしよう。
迷った結果、私は一匹のオーク目掛けて突進をかました……もちろん、体は闇雷纏で強化をしている。
「どっせーい!」
私の頭突きがオークのどてっぱらに炸裂する。
その勢いでそのまま近くの木へとオークを叩き付けた。
「アイタタっ」
身体を強化しているとはいっても、頭突きは無謀だったか、ぶつかった頭がすっごく痛い。
そして、頭を擦っている私に残りの9体のオークが襲い掛かる。
そりゃあ、目の前で頭抱えて座り込んでたら、襲ってくるよね……だが、オークたちの持っている棍棒が私に届くことはない……いや、私に近づききる前にオークたちはその場に倒れ、魔石へと姿をかえるのだった。
「まったく、君ってやつは……」
「えへへ、失敗失敗」
オークを魔石に変えたのはクオンである。
クオンはいつの間にかクレイジュを抜き放ち、私に向かってきた9体のオークを一瞬で斬り伏せたのだ。
しかし、バトーネが無いのは結構不便である……早く、新しい武器を購入しないとなぁ。
ちなみに前の壊れてしまったバトーネはフィルディナンド王に預かってもらっている。お母さんの形見だから捨てたくはなかったのだ。
「さて……クエストは20体だったけど、街の近くにオークの村なんてあったら危険だよね」
「うん、潰しちゃった方が良いと思う」
「じゃあ、ひと暴れしちゃおっか♪」
「そうだね」
一瞬にして、仲間を10人も失ったオークたちが、私たちを見て……いや、特にクオンを見て恐怖する。むう、確かにクオンは強いけどさっ、ちょっと悔しい。
「早く倒して、街に帰ろうか」
「うん、大技で一気に行くよ!」
私が、範囲の広い魔法で一気に村ごと焼き払おうかと思ったその時……。
「きゃああああああああああ!」
絹を裂くような女性の悲鳴が聞こえた。
「ほえ?」
魔法の発動を中断し、その悲鳴の方向を見ると、皮の鎧を着て、レイピアのような武器を片手で持った一人の冒険者風の女性が一際大きな、オークに襲われていた。
「あれ……あれって?」
「冒険者みたいだね、僕らみたいに、クエストを受けてきたのか……それとも偶々通りかかったのか」
かな、捕まっていたというより、今しがた来たらあの大きなオークの所に出てしまったという感じだ。
「って、あのオークって……」
「ハイオークだね……」
オークには様々な上位種がいる。
オークの上にはちゃんとした武器を使うようになったオークアーチャーやオークソルジャー、その上にいるのがハイオークである、ハイオークは普通のオークより一回り体が大きく、多彩な武器を扱える、今回のは大剣を持っているようだ……そして。
「ハイオークがいるってことは……」
「オークキングもいるんだろうね」
通りで、数が多いと思ったよ……オークキングがいるのなら納得だ。
オークキングはその名の通り、オークたちを従える者である、その強さはハイオークよりも上で危険度もランクBとかなりの高さである。
「っと、とりあえず、あの人を助けないと、炎弾射!!」
私の放った炎の弾がハイオークを撃ちぬき、魔石へと変えた。
ハイオークは危険度のランクで言えばCである。ランクCの魔物が一瞬にして魔石に変わったことに、冒険者風の女性は眼をまん丸に開いて驚いていた。
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