幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜

海月 結城

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非日常〜日常へ

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 遺跡を出た僕たちは、他の街か村に向かうために整備された道を目指した。

「それで、何処に向かうんだ? 街か? 村か? それとも、魔界にでも行くのか?」
「そうだなぁ。魔界に行くのもありだけど、先ずはこっちで後3つあると思われる遺跡を探してからだな」
「はいはーい!!! だったら、私王都で冒険者になりたい!!!」
「冒険者?」
「そう。村の人に聞いてたんだけど、旅を続けるなら冒険者になると良いって、クエストを受けながら別の国や街に行けるからって」
「うん。分かった。一先ず目的地は王都で決定だね」
「冒険者、なったことなかったな」

 と、言う事で、王都に行く事は決まったのだが、今僕たちがいる場所が分からない。
 リュクスの『地図』のスキルは行った場所しか記載されないので、行ったことの無い王都には道案内出来ない。

「ま、急いだ旅じゃないから、いっぱい寄り道して行こうぜ」
「そうだね」
「賛成!!」
「その間。僕に魔法とスキルの使い方教えてよ」

 その頃。人界の殆どの国に教会、修道院を持っている勇者教会。勇者を見つけたと報告を受け一人の偵察を送ったが帰って来なかった。
 それを探しに行くと、餓死で死にそうになっている所を発見した。動けない上に首から『餌を与えないでください』と書かれた木の板を下げていて、それは酷い状況だった。

「一旦帰って。体調が良くなったら話を聞かせてくれ。みんな、今ある食事をこの人に与えてくれ。そのまま教会に帰る」

 それから数日後。偵察に出ていた人が回復したので話を聞く事になった。

「それで、君は勇者様に会ったのか?」
「分かりません」
「分からない? それは、どういうことだ?」
「教皇様の命でそこに向かったのは覚えているんですが、そこで何があったのかは覚えていなんです。思い出そうとすると、靄が掛かったみたいになって」
「そうか。という事は、勇者にあったのは本当なようだな。そこから近い村や街を探してそこに人を派遣しろ」
「教皇様。これだけは言えます。勇者の強さは本物です。靄のかかった記憶から何となく思い出せるんですが、手も足も出せませんでした」
「分かった。ありがとう。君は少し休んでいなさい」
「はい!」

 その部屋に一人残った男は恍惚な表情で、

「はぁ~、ゆうしゃさま~」

 と、ずっと呟いている。

 そんな事が起きているとはつゆ知らず、フォレス達は街道を見つけて、どっちに行くかで喧嘩していた。

「絶対に右!!」
「嫌、左だね!!」

 僕たちは街道を見つけたのだが、出てきたのが丁度街道の角に出て来たので、右か左のどっちに行くか迷った。そう思っていると、リュクスとカリーナがせーので指を刺したが二人とも反対方向を指さした。

「「フォレスはどっち!!」」
「え!? え、えっと、コインで決めようか」

 と、いう事で1シェル取り出し、指で弾いて上に上げた。

「私表!」
「裏」

 そして、上に上げたコインが地面に落ちた。

「「どっち!?!?」」
「えっと、裏だね」
「なぁ~!!! そんなぁ~!!!」
「よし! 残念だったなぁ? カリーナ」
「ムッカツク!!!」
「次道決めるときはカリーナに決めてもらおうかな」
「うん!!」

 そして、コインで決めた通り街道を左に移動を始めた。馬車は乗り捨てて今は何処にあるのか分からなくなっているので、歩いて移動している。歩いて移動しているって事もあるのか、良く魔物と遭遇する。

「次はカリーナだよ」
「はーい」

 魔物はカリーナとリュクスで交互に倒していく。カリーナは魔力で作った剣の刃の平の部分で叩いて倒す。すると、毛皮に何の損傷も与えずに倒せるので、それで倒していく。
 リュクスは、槍の柄の部分で殴り殺している。

「それじゃ、カリーナ『収納』しておいてね」
「はーい」

 僕たちはいつも通りの日常に戻りつつあった。そして、これから僕に魔法とスキルを2人が教えてくれるようだ。
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