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魔物の異常発生
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薬草採取はとても上手く行き、3000Sの報酬を受け取った。それから2日は薬草採取でお金を稼ぎ余った時間で魔法の使い方を教わった。その時に、スキルと言うものの使い方が分かった。
スキルは魔法とは違い、使いたいスキルを思い浮かべて魔力を流すだけ。どんな仕組みになってるかリュクスとカリーナに聞いてみても分からないと答えが返って来た。
「さて、そろそろ帰るか」
「ねぇねぇ、フォレス」
「どうしたの?」
「約束して欲しいんだけど、良い?」
「約束?」
「うん。明日めっちゃ頑張るから。頑張ったら一緒にお風呂入ろう!!」
「・・・は?」
カリーナの約束の内容に僕は素っ頓狂な声をあげてしまった。そんな光景をリュクスは関与してませんよ的な感じでそっぽ向いている。
「ね? 約束して」
「ゔっ」
カリーナは上目遣いで言ってくる。それが、めちゃくちゃ可愛い。これに抗える男子が居るだろうか。いや、居ない。
「……わ、分かった」
「やった!!」
何故いきなり明日の事を約束して来たのか。それは、次の日の早朝に分かった。
カリーナがフォレスに約束をした日。ギルドに所属する斥候が魔物の異常発生を見つけた。それをギルドに報告し朝から大騒ぎだ。
「皆さん。魔物はお昼の少し前にこの街に到着する予定です。領主様には既に報告済み。領民の方々も既に避難を開始しています。皆さんには騎士の方々と共に領民が逃げる為の時間を稼いで貰いたいのです」
日が昇る前に集まっていたこの街の冒険者達は、ギルド員の説明に納得できた様子は無かった。
「そんなのあんまりだ!!」
「それじゃあ、俺たちは捨て駒って事か!!」
「俺たちも領民だろ!! 俺たちの命はどうなる!!」
冒険者達の言葉にギルド員は何も言い返せないでいた。
「そんなものに俺は従えない」
「俺もだ」
「わ、私も逃げる!」
その場にいた僕たちは魔物の発生した場所から、魔物の移動経路を考えた。もし魔物をこのまま逃したら僕たちが育った孤児院も魔物によって破壊されてしまう。僕たちは逃げる事をせずに戦う事に決めた。
「ちょっと待って下さい!!」
ギルド員がそれを止めようとしたが、そこでリュクスが口を挟んだ。
「逃げたいなら逃げれば良いだろ。そんな腰抜けは家に帰ってお母ちゃんの、あ、そうか。お前達が逃げたら帰る家も吸う乳も無いか~」
リュクスの挑発に逃げようとした冒険者達がリュクスの周りに集まった。
「あ? なんだよ。腰抜け共」
リュクスが更に煽ると冒険者達が殴りかかろうとする。それを止めようとするがカリーナに止められた。
「なんで止めるんだよ」
「まぁまぁ、見ておこうよ」
「いやいや、止めないとみんな死んじゃうよ?」
「大丈夫。私には分かる」
「えー」
不安ではあるがカリーナが言うならと自分を納得させて成り行きを見守った。
そして、冒険者達の攻撃はリュクスはわざとギリギリのところで避け、しゃがんで周りの冒険者達の足元をぐるりと一蹴した。
「前線は俺たちがやる。お前達は俺たちが逃した魔物だけ殺してくれれば良い。そんな魔物がいたらの話だけどな」
そして、冒険者達を乗り越えて僕とカリーナのところに戻って来た。
「おい、今のやつの仲間か?」
「まだ、子供じゃないか」
と、ヒソヒソと声が聞こえる。
「よし。これで少しは孤児院が危なく無くなったな」
「そ、そうだね」
「ね。大丈夫だったでしょ?」
「う、うん」
リュクスとカリーナは2人見合わせ頷き合った。僕には共感できない。
「って事で、ギルド員さん。俺たちが前衛に立つから他全員は後衛に立たせてくれ」
「い、いえ。しかし、それは……」
「分かった。この俺が許可する」
「ギ、ギルドマスター!!」
「やぁ、君たち。久しぶりだね。それと、副ギルドマスターだ。君たちの前線に立つ意向を尊重しようじゃないか」
「ギルドマスター!! 今回はそんな事言える魔物の数ではありません」
「そういえば、ギルド員さん。今回の魔物の数ってどのくらいなんだ?」
「皆さん、落ち着いて聞いてください。今回の魔物の異常発生。斥候の情報によれば10万の魔物の数です」
ギルド員の話した数に、冒険者達全員にどよめきが走った。
「なぁ、その魔物って全部……」
「はい。活性化してます」
更に冒険者達にどよめきが走った。10万という数だけでも倒れそうになるのに、それが全て活性化して狂暴になっているなんて、恐ろしい。
「……嘘だろ。活性化した魔物一体だけで最低でもBランクの冒険者5人必要なんだぞ」
「そ、そうだ!! 子供3人で活性化してる10万の魔物を殺せる筈ない!!」
その時。ギルドのドアが勢いよく開かれた。
「ご、ご報告します!!! 活性化した魔物約10万。数が更に増え30万に!! それと、後、10分程で魔物が到着します!!」
「!?!? 皆さん。聞いての通りです。もう時間がありません。作戦なんて立てても意味がないでしょう。もう、彼らを信じるしか私たちが生き残る術はありません」
そして、僕たちは魔物30万の目の前に立っていた。
「1人10万だ。2人とも頑張れよ」
「はーい。フォレス。約束忘れないでよ」
「なっ!? この事気付いてたのか!?!? 話を聞け!! って、行っちゃった。はぁ、目立つことはしたく無かったけど、こればかりはしょうがないよな」
こうして、魔物30万に対して僕たちは3人の蹂躙が始まろうとしていた。
一緒にお風呂に入るのは、どうしよう。
スキルは魔法とは違い、使いたいスキルを思い浮かべて魔力を流すだけ。どんな仕組みになってるかリュクスとカリーナに聞いてみても分からないと答えが返って来た。
「さて、そろそろ帰るか」
「ねぇねぇ、フォレス」
「どうしたの?」
「約束して欲しいんだけど、良い?」
「約束?」
「うん。明日めっちゃ頑張るから。頑張ったら一緒にお風呂入ろう!!」
「・・・は?」
カリーナの約束の内容に僕は素っ頓狂な声をあげてしまった。そんな光景をリュクスは関与してませんよ的な感じでそっぽ向いている。
「ね? 約束して」
「ゔっ」
カリーナは上目遣いで言ってくる。それが、めちゃくちゃ可愛い。これに抗える男子が居るだろうか。いや、居ない。
「……わ、分かった」
「やった!!」
何故いきなり明日の事を約束して来たのか。それは、次の日の早朝に分かった。
カリーナがフォレスに約束をした日。ギルドに所属する斥候が魔物の異常発生を見つけた。それをギルドに報告し朝から大騒ぎだ。
「皆さん。魔物はお昼の少し前にこの街に到着する予定です。領主様には既に報告済み。領民の方々も既に避難を開始しています。皆さんには騎士の方々と共に領民が逃げる為の時間を稼いで貰いたいのです」
日が昇る前に集まっていたこの街の冒険者達は、ギルド員の説明に納得できた様子は無かった。
「そんなのあんまりだ!!」
「それじゃあ、俺たちは捨て駒って事か!!」
「俺たちも領民だろ!! 俺たちの命はどうなる!!」
冒険者達の言葉にギルド員は何も言い返せないでいた。
「そんなものに俺は従えない」
「俺もだ」
「わ、私も逃げる!」
その場にいた僕たちは魔物の発生した場所から、魔物の移動経路を考えた。もし魔物をこのまま逃したら僕たちが育った孤児院も魔物によって破壊されてしまう。僕たちは逃げる事をせずに戦う事に決めた。
「ちょっと待って下さい!!」
ギルド員がそれを止めようとしたが、そこでリュクスが口を挟んだ。
「逃げたいなら逃げれば良いだろ。そんな腰抜けは家に帰ってお母ちゃんの、あ、そうか。お前達が逃げたら帰る家も吸う乳も無いか~」
リュクスの挑発に逃げようとした冒険者達がリュクスの周りに集まった。
「あ? なんだよ。腰抜け共」
リュクスが更に煽ると冒険者達が殴りかかろうとする。それを止めようとするがカリーナに止められた。
「なんで止めるんだよ」
「まぁまぁ、見ておこうよ」
「いやいや、止めないとみんな死んじゃうよ?」
「大丈夫。私には分かる」
「えー」
不安ではあるがカリーナが言うならと自分を納得させて成り行きを見守った。
そして、冒険者達の攻撃はリュクスはわざとギリギリのところで避け、しゃがんで周りの冒険者達の足元をぐるりと一蹴した。
「前線は俺たちがやる。お前達は俺たちが逃した魔物だけ殺してくれれば良い。そんな魔物がいたらの話だけどな」
そして、冒険者達を乗り越えて僕とカリーナのところに戻って来た。
「おい、今のやつの仲間か?」
「まだ、子供じゃないか」
と、ヒソヒソと声が聞こえる。
「よし。これで少しは孤児院が危なく無くなったな」
「そ、そうだね」
「ね。大丈夫だったでしょ?」
「う、うん」
リュクスとカリーナは2人見合わせ頷き合った。僕には共感できない。
「って事で、ギルド員さん。俺たちが前衛に立つから他全員は後衛に立たせてくれ」
「い、いえ。しかし、それは……」
「分かった。この俺が許可する」
「ギ、ギルドマスター!!」
「やぁ、君たち。久しぶりだね。それと、副ギルドマスターだ。君たちの前線に立つ意向を尊重しようじゃないか」
「ギルドマスター!! 今回はそんな事言える魔物の数ではありません」
「そういえば、ギルド員さん。今回の魔物の数ってどのくらいなんだ?」
「皆さん、落ち着いて聞いてください。今回の魔物の異常発生。斥候の情報によれば10万の魔物の数です」
ギルド員の話した数に、冒険者達全員にどよめきが走った。
「なぁ、その魔物って全部……」
「はい。活性化してます」
更に冒険者達にどよめきが走った。10万という数だけでも倒れそうになるのに、それが全て活性化して狂暴になっているなんて、恐ろしい。
「……嘘だろ。活性化した魔物一体だけで最低でもBランクの冒険者5人必要なんだぞ」
「そ、そうだ!! 子供3人で活性化してる10万の魔物を殺せる筈ない!!」
その時。ギルドのドアが勢いよく開かれた。
「ご、ご報告します!!! 活性化した魔物約10万。数が更に増え30万に!! それと、後、10分程で魔物が到着します!!」
「!?!? 皆さん。聞いての通りです。もう時間がありません。作戦なんて立てても意味がないでしょう。もう、彼らを信じるしか私たちが生き残る術はありません」
そして、僕たちは魔物30万の目の前に立っていた。
「1人10万だ。2人とも頑張れよ」
「はーい。フォレス。約束忘れないでよ」
「なっ!? この事気付いてたのか!?!? 話を聞け!! って、行っちゃった。はぁ、目立つことはしたく無かったけど、こればかりはしょうがないよな」
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