幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜

海月 結城

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オークション見学

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 お祭りの三日目最終日、僕たちみんなでオークションに来ていた。

「まさか、お祭りの最終日がオークションなんて、最初はびっくりしたな」
「まぁ、そうだな。だから、ここの街の人たちは子供には昨日でお祭りは終わりだって伝えてるみたいだな」
「子供じゃ、オークションは楽しめないもんね」
「そういうこと」
「それじゃ、一旦ここでお別れだね。集合はお昼時にここに集合で」

 大人の姿になれたこともあって、みんなそれぞれでオークションを楽しむことにした。

「さて、僕はどうしようかな」

 いくつかに班が分かれていたが、今日は僕一人での行動にした。
 ピーカックとリュクス、カリーナとノルメ。院長はお昼時にまた来ると言って、どこかに行ってしまった。

「そういえば、一人って初めてかもな」

 今までの旅を思い返してみると、ほとんどの時をリュクスとカリーナと過ごしてきていた。だから、少しの間だけでも一人になれることが少しうれしかった。

「どうしようかな、オークションに来たは良いもの特に欲しいものもないんだよな」
「あれ、そこにいるのはフォレスか?」
「もしかして、ラーラン?」
「ひっさしぶりだな!! ……ってか、なんか、大きくなった?」

 僕に話しかけてきたのは、どの街でも何故かよく会う姉弟の、スキンヘットが特徴の弟のラーランだった。

「こんなところで何やってたんだ? それに、ほかの二人は?」
「今は単独行動で、ほかの二人も別々で行動してるんだよ」
「ってことは、今は一人なんだ」
「そうだね」
「……だったら、ちょっと付き合ってよ」
「いいよ」

 ということでラーランに付いていくと、すごく気になるオークション会場に到着した。

「ここって……」
「確か、フォレスってこういうの好きだよね?」

 ラーランが連れて来てくれたのは、勇者と魔王の遺品などのオークション会場だった。

「好き……だけど。こんなあったんだ」
「ほら、入るよ」

 中にはいると、結構大きな会場で全く席が空いていない状況だった。そんな中で、離れたところにそれぞれ、リュクスとカリーナたちが居ることに気づいた。

「あんなところに、二人ともいるよ」
「ほんとだな。俺、ちょっと挨拶してくる」
「そう、僕はここで座って待ってようかな」

 そう言って、ラーランは二人の元に向かっていった。

「それじゃ、僕はゆっくりと見てようかな」

「こんにちわ、カリーナさん」
「? あ、ラーラン!?」
「はい。お久しぶりですね」
「久しぶりだね。メーランは一緒じゃないの?」
「お姉ちゃんは、その、見た目が……」

 そう言われて、メーランの容姿を思い出した。幼女かと思うくらい幼い見た目、身分証を見せたぐらいで年齢の偽装かと思われても仕方ない。その所為でオークション会場に入れないのは可哀そうだった。

「それで、お姉ちゃんは一人で温泉巡りしてますよ」
「それはそれで、楽しそうだね」
「あのー、この方は?」
「そっか、初めましてだね。この人はラーラン。スキンヘッドで見た目は怖いけど全くそんなことない、やさしい人だよ。それで、こっちがノルメ。私の親友でとっても素直でかわいいんだ。出会って間もないけど、私たちの仲間なんだよ」
「そうなんだね、よろしくね、ノルメちゃん」
「はい。よろしくお願いします」
「それじゃ、俺はリュクス君の方に行ってくるよ」
「え、あいつも来てるの?」
「うん。あっち」
「あ、ほんとだ」
「それじゃ、またあとでね」

 次は、リュクスのところにやって来た。

「ここにも初めましての方が居る」

 ラーランは一人前と言っていいほどの冒険者だ。だからだろう、ピーカックの姿を見たときに緊張が走ったのは。

「あれ、お前ラーランか?」

 近づくと、リュクスが振り向いて気付いてくれた。

「はい。お久しぶりです。フォレスと来た時に見つけたので挨拶にでもと思いまして……」
「フォレスと? それじゃ、みんなここに集まったんだな」
「そうみたいですね。ほんと、みんな仲いいですよね」
「そうだな。それと、そろそろ、戻ったほうがいいぞ」
「……そう、見たいですね。お邪魔しました」

 ラーランがその場を離れたとき、ピーカックが深いため息をついていた。

「はぁー。イライラする奴だな」
「まぁ、そう言うな、あれでも結構な実力者だからな」
「それは、人間の中でだろ」

 ピーカックは何故か弱い奴が嫌いなようで弱いやつを話してるとイライラが止まらないらしい。

「そんなことより、始まるみたいだな」

 そして、オークションが始まった。

「お待たせしました!! これより魔王と勇者の遺品のオークションを始めます」

 そして、一つ目の遺品が運ばれてきた。

「これは、先々代が使っていた伝説の勇者の剣です。最低落札価格は100万Sです」

 それから、どんどん値段は上がっていき落札された値段は7800万Sだった。

「「「これは、見学になりそう」」」
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