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到着~ノウェール王国~
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「私、みんなに嘘ついてた」
ノルメはそう言って、立ち上がった。その姿はまるで女王だった。
「私の本名はセンリ・ノウェール。ノウェール王国の第一王女よ」
何となく、そんな感じの地位なのかと思っていたが、まさか王女だとは思わなかった。
リュクスも同じ感じなのかそこまで驚いていなかったが、一番驚いていたのはカリーナだった。
「え!? 王女様!?」
「そうだよ」
カリーナは、どうしたらいいのか分からず、おろおろしていたので肩を掴んで動くのを止めた。
でも、気になることがある。なんで、そんな人が奴隷になっていたのかだ。
「私が奴隷になったのは、この国との戦争で負けたから。でも、負けた時の条約には王族は奴隷になるなんて無かったから違法奴隷ね。奴隷になってからも、色々酷いことされたわ、むち打ちだったり火炙りだったり、あれは痛かったなぁ」
むち打ちや火炙り、多分だけど傷も凄いはずだ。今、こうやって笑って話しているのが異常ともとれる。
「そのさノルメ、傷とかは、大丈夫なの?」
「あー、傷? 聖女の力貰った時に直したよ。あんなの、残しておいても何もいい事無いからね」
「そ、そっか。そうだよね、温泉入ったときは傷なんて無かったもんね」
「そうだよー、裸の付き合いを忘れるなんて、カリーナひどいな」
そう言って、ノルメは笑っていた。
「あのさ、一ついいかな?」
「何? お兄ちゃん」
「ボルケイノに居たとき、ティアラ見つけたときノルメ過呼吸起こして気絶したの覚えてる?」
「……うん、覚えてるよ。あの時はごめんなさい」
「いや、それは別にいいんだけど、もしかしてだけど、あの時のティアラって……」
「そうだよ。良く分かったね、流石お兄ちゃん。……あの時のティアラは私のお母さん、王妃様が付けてたものだよ。まさか、あんなところにあったなんてびっくりしたんだよ」
「取り返してこなくて良かったの?」
ノルメの顔から一瞬笑顔が消え、昔を思い出してような顔をして言った。
「私の両親は出来ることなら早く王位を譲り渡して隠居したいって言ってたから、取り返さなくいいよ。ただ、あの時はそれを見つけて気が動転したんだよね」
「ノルメは両親と会いたいとは思わないの?」
「思うよ。でも、今はこの生活が楽しいから両親はゆっくり探そうと思うよ」
ノルメの秘密は分かった。もう一つノルメに聞きたいことがある。
それは、これからのノルメの呼び方についてだ。今まではノルメと呼んでいたが、本名を知ったから呼び方は変えたほうが良いのか聞いてみた。
「ノルメのままでいいよ。そっちのほうが、今までの人生を捨てて新たな人生を歩んでる気持ちになるからね」
そう言って、ノルメは笑った。それはそれはとてもいい笑顔だった。
「ちょうどいいし、聞きたいんだけど、その杖何?」
「これ、この杖は遺跡で貰ったんだ。聖女の杖だよ。これで、あんたも一撃だね」
「はぁ、そうすっか」
やはり、魔王と聖女喧嘩……してる。仲いいのか悪いのか良く分からない。
「どうする? ノウェール王国、行く?」
「行きたい!!」
今、ノルメが気絶する出来事があったから、ノウェール王国に行くか聞いてみたらノルメが元気に返事をした。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。それに、今あの国がどうなってるのか気になるしね」
と、言うことで僕たちはノウェール王国に向かった。
何だか、さっきよりも仲良くなった気がする。
みんなでワイワイ話しながら歩くこと数時間。元ノウェール王国に到着した。
「ここが、ノルメの故郷」
ノウェール王国に到着した僕たちは驚いていた。
僕が想像していたのは、家はボロボロになり崩れていたり、王城も崩れているのを想像していた。
現実は意外にも想像の何倍も良かった。
「なんて言うか、王都とか都市ほどじゃないけど普通の町になってるんだ」
実は、ノウェール王国が敗れたときの条約にこういった一文があった。
・元ノウェール国民はドラゴレイン王国国王の名のもとに、人権を尊重した生活を保障する
この一文のおかげでみんな苦も無く暮らしている。
「どうする? 町に降りてみようか?」
「ううん、大丈夫。みんなが元気に過ごしてるならそれで十分だよ」
「本当に、十分なの?」
ノウェール王国が滅んだのが今から八年前。ノルメが五歳ぐらいの時だ。
その頃の女の子は意外にも物事の分別も出来て、大人の人たちに可愛がられるお年頃。今のノルメの性格上、お城を飛び出して外に出ていただろう。
事実、ノルメはお忍びで遊んでいた。
その時仲良くなった人たちに会いたく無い訳が無い。
ノルメは、今までの思い出を思い出したかのように目から涙を流し始めた。
「……会いたい! みんなに会いたい!!」
「うん、行っておいで」
ノルメは、高台から走って降りて行った。
ノルメはそう言って、立ち上がった。その姿はまるで女王だった。
「私の本名はセンリ・ノウェール。ノウェール王国の第一王女よ」
何となく、そんな感じの地位なのかと思っていたが、まさか王女だとは思わなかった。
リュクスも同じ感じなのかそこまで驚いていなかったが、一番驚いていたのはカリーナだった。
「え!? 王女様!?」
「そうだよ」
カリーナは、どうしたらいいのか分からず、おろおろしていたので肩を掴んで動くのを止めた。
でも、気になることがある。なんで、そんな人が奴隷になっていたのかだ。
「私が奴隷になったのは、この国との戦争で負けたから。でも、負けた時の条約には王族は奴隷になるなんて無かったから違法奴隷ね。奴隷になってからも、色々酷いことされたわ、むち打ちだったり火炙りだったり、あれは痛かったなぁ」
むち打ちや火炙り、多分だけど傷も凄いはずだ。今、こうやって笑って話しているのが異常ともとれる。
「そのさノルメ、傷とかは、大丈夫なの?」
「あー、傷? 聖女の力貰った時に直したよ。あんなの、残しておいても何もいい事無いからね」
「そ、そっか。そうだよね、温泉入ったときは傷なんて無かったもんね」
「そうだよー、裸の付き合いを忘れるなんて、カリーナひどいな」
そう言って、ノルメは笑っていた。
「あのさ、一ついいかな?」
「何? お兄ちゃん」
「ボルケイノに居たとき、ティアラ見つけたときノルメ過呼吸起こして気絶したの覚えてる?」
「……うん、覚えてるよ。あの時はごめんなさい」
「いや、それは別にいいんだけど、もしかしてだけど、あの時のティアラって……」
「そうだよ。良く分かったね、流石お兄ちゃん。……あの時のティアラは私のお母さん、王妃様が付けてたものだよ。まさか、あんなところにあったなんてびっくりしたんだよ」
「取り返してこなくて良かったの?」
ノルメの顔から一瞬笑顔が消え、昔を思い出してような顔をして言った。
「私の両親は出来ることなら早く王位を譲り渡して隠居したいって言ってたから、取り返さなくいいよ。ただ、あの時はそれを見つけて気が動転したんだよね」
「ノルメは両親と会いたいとは思わないの?」
「思うよ。でも、今はこの生活が楽しいから両親はゆっくり探そうと思うよ」
ノルメの秘密は分かった。もう一つノルメに聞きたいことがある。
それは、これからのノルメの呼び方についてだ。今まではノルメと呼んでいたが、本名を知ったから呼び方は変えたほうが良いのか聞いてみた。
「ノルメのままでいいよ。そっちのほうが、今までの人生を捨てて新たな人生を歩んでる気持ちになるからね」
そう言って、ノルメは笑った。それはそれはとてもいい笑顔だった。
「ちょうどいいし、聞きたいんだけど、その杖何?」
「これ、この杖は遺跡で貰ったんだ。聖女の杖だよ。これで、あんたも一撃だね」
「はぁ、そうすっか」
やはり、魔王と聖女喧嘩……してる。仲いいのか悪いのか良く分からない。
「どうする? ノウェール王国、行く?」
「行きたい!!」
今、ノルメが気絶する出来事があったから、ノウェール王国に行くか聞いてみたらノルメが元気に返事をした。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。それに、今あの国がどうなってるのか気になるしね」
と、言うことで僕たちはノウェール王国に向かった。
何だか、さっきよりも仲良くなった気がする。
みんなでワイワイ話しながら歩くこと数時間。元ノウェール王国に到着した。
「ここが、ノルメの故郷」
ノウェール王国に到着した僕たちは驚いていた。
僕が想像していたのは、家はボロボロになり崩れていたり、王城も崩れているのを想像していた。
現実は意外にも想像の何倍も良かった。
「なんて言うか、王都とか都市ほどじゃないけど普通の町になってるんだ」
実は、ノウェール王国が敗れたときの条約にこういった一文があった。
・元ノウェール国民はドラゴレイン王国国王の名のもとに、人権を尊重した生活を保障する
この一文のおかげでみんな苦も無く暮らしている。
「どうする? 町に降りてみようか?」
「ううん、大丈夫。みんなが元気に過ごしてるならそれで十分だよ」
「本当に、十分なの?」
ノウェール王国が滅んだのが今から八年前。ノルメが五歳ぐらいの時だ。
その頃の女の子は意外にも物事の分別も出来て、大人の人たちに可愛がられるお年頃。今のノルメの性格上、お城を飛び出して外に出ていただろう。
事実、ノルメはお忍びで遊んでいた。
その時仲良くなった人たちに会いたく無い訳が無い。
ノルメは、今までの思い出を思い出したかのように目から涙を流し始めた。
「……会いたい! みんなに会いたい!!」
「うん、行っておいで」
ノルメは、高台から走って降りて行った。
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追記:2025/09/20
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