幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜

海月 結城

文字の大きさ
69 / 147

鉱石採掘祭数日前

しおりを挟む
 クリエイ王国の王都に着いた僕たちは、早速冒険者ギルドでノルメの冒険者登録を行った。

 それからは、お祭りが始まるまで王都観光に繰り出すことにした。
 今回は二手などに別れることなく四人全員で観光に行っていた。

 王都自体、鉱山に囲まれている場所にあるため、沢山の宝石などを良く見かける。
 だから、宝石は見飽きてしまった。女子は別だが……。

「ノルメ!! この宝石見てよ!」
「さっきの宝石とはまた違った輝きがあるね」
「っスー、リュクス、違い分かる?」
「まぁ、分かるが、どうでもいい」
「え? 分かるの?」
「色々見てきてるからな」

 リュクスなら分かってくれると思ったのに、なんだこいつ?

「……裏切者」
「……はぁ?」

 宝石を見続けながら、歩いていくこと十数分。遠くから声が聞こえた。

「冒険者の皆様! こちらで今回の鉱石採掘祭に警備隊に応募できます!! そして、今回から全員参加ではなくなりました。皆様の実力をこちらで判断して決めさせていただきます!!」

 台に乗った女性が暑苦しい冒険者たちが集まる場所で頑張っていた。
 そんな女性に男たちは反対の異を唱えていた。

「ふざけるな!! 今までは誰でも参加出来ただろ!! なんで今になって試験されなきゃいけないんだ!!??」
「「そうだそうだ!!」」

 しかし、その女性はたじろぐことなくきっぱりと言い放った。

「この決定は国王様が決めたことです。今回の参加者があまりにも多いことから決まったことです。異論は認められません!」

 少し強引だけど、参加者が多いし鉱石の量にも限度があるからしょうがない。

「お姉さん。試験はどういった形でいつ、どこで行われるんですか?」

 その場にいた重装備の青年が声を掛けた。

「えー、そうですね。場所は、王宮の裏にある鉱山麓で行われます。日時は一週間後のお昼ごろから三日間行われます。試験内容は、王宮騎士団長と戦ってもらいます。それに合格した者は私と宮廷魔術師の二人と面談をしてもらいます。まぁ、騎士団長に認められたものはほぼほぼ合格だと思うので、頑張ってください」

「一週間後か。警備隊に入るか普通に参加するか、みんなどうする?」
「鉱石を採掘する方は採掘した鉱石貰えるのかな?」
「貰えるだろ。そうしないと参加者も不満爆発だろうしな」
「私、カリーナと採掘したい!」

 最近ノルメは自分の意見を言えるようになってきて、嬉しく思う。

「それじゃ、私はノルメと一緒に採掘するほうに参加するよ。フォレスたちはどうするの?」
「今回は僕も採掘するほうに参加しようかな。偶には普通に遊びたい」
「う~ん、だったら俺も参加しようかな」

 ということで、今回はみんなで鉱石ほりほりすることになった。

 それから、この街を探索し終えた僕たちはお祭りまでそれぞれの思う休日を満喫してた。
 ノルメは教会に行ったり、服の買い物にカリーナを連れて回したりしている。
 カリーナは、僕にくっ付いてきたり、ノルメについて行ったりいつも誰かに甘えている。
 リュクスは一人で冒険者活動をしてお金稼ぎをしていた。

 そして、お祭りの数日前、参加者専用の受付に向かって僕たちは歩いていた。
 そこで、僕たちは懐かしの人と再会した。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!

飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。 貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。 だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。 なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。 その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。 音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、 幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。 魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。 そして再び出会う幼馴染。 彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。 もういい。 密かにやってた支援も打ち切る。 俺以外にも魔道具職人はいるさ。 落ちぶれて行く追放したパーティ。 俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。

最弱Sランク冒険者は引退したい~仲間が強すぎるせいでなぜか僕が陰の実力者だと勘違いされているんだが?

月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
冒険者のノエルはSランクパーティーの荷物もちだった。 ノエル自体に戦闘能力はなく、自分のことを足手まといだとすら思っていた。 そして、Sランクになったことで、戦うモンスターはより強力になっていった。 荷物持ちであるノエルは戦闘に参加しないものの、戦場は危険でいっぱいだ。 このままじゃいずれ自分はモンスターに殺されてしまうと考えたノエルは、パーティーから引退したいと思うようになる。 ノエルはパーティーメンバーに引退を切り出すが、パーティーメンバーはみな、ノエルのことが大好きだった。それどころか、ノエルの実力を過大評価していた。 ノエルがいないとパーティーは崩壊してしまうと言われ、ノエルは引退するにできない状況に……。 ノエルは引退するために自分の評判を落とそうとするのだが、周りは勘違いして、ノエルが最強だという噂が広まってしまう。 さらにノエルの評判はうなぎのぼりで、ますます引退できなくなるノエルなのだった。 他サイトにも掲載

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

処理中です...