幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜

海月 結城

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鉱石採掘祭二日前

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「おーい! お前たち!!」
「貴方達! ちょっと待って」

 男女のその声に顔をそっちに向けるとそこにはスキンヘッドの男と小さな女の子が手を振ってこっちに走ってきていた。

「メーラン! ラーラン!!」
「久しぶりだな!! ボルケイノではあまり会えなかったかな。この街にはどれくらい滞在するんだ?」
「フォレス、どのくらい滞在するの?」
「そうだね。鉱石採掘祭が終わって、ここら辺の調査が終わるぐらいまでだから、一か月ぐらいかな」
「そんなに滞在するのか。だったら、鉱石採掘祭が終わったら少し遊ばないか?」

 メーランの提案に、僕たちは快諾した。
 それからは、メーランとラーランも一緒に行動することになった。

「フォレス、リュクス、カリーナ、よろしくな。そっちの子は初めましてかな?」
「ひっ!? は、はじゅまますてえ」
「そ、そんなに怖がらなくてもいいじゃないか」

 メーランとラーランはこの街に来たばっかで、宝石たちに目をキラキラさせていた。

「ね、姉ちゃん! 見てよこれ、中が星みたいになってるよ」
「これいくらだ? っ高い……」

 二人が欲しいといった宝石の値札を見ると、五億シェルと書かれていた。
 この金額は相当なお金持ちじゃないとサクッと買えない。
 それに、近郊の鉱山から採れた筈の鉱石が、店売りでここまで高くなるのだろうか?
 店員に聞いてみたら、この鉱石自体物凄く貴重で、この大きさで中に見える星も綺麗に見える物は物凄く貴重。
 そうすると、結局高くなるらしい。

「まぁ、この宝石は貴族でも相当なお金持ちしか買わないから、冒険者はちょっと難しいですな」
「……そうですよね。今日は、ちょっとやめておきますね」
「お金持ちになったら待ってますよ」

 それからは、あまり宝石に目を向けずに受付までやって来た。

「次の方、お待たせしました」
「はーい」
「えー、六名の参加でよろしかったですか?」
「大丈夫です」
「では、皆さんのお名前と身分証の提示をお願いします」

 名前を紙に書いて、身分証を提示した。そして、直ぐに登録は終わった。
 本番まで後、二日。メーランたちと遊ぶか迷ったが、探すものがあったので断った。
 そして、僕たちはこの近くにある魔王と勇者の遺跡を探すことにした。

「まずは情報収集。みんなどうする? 行く?」
「あー、今回は俺はパス。あと少し冒険者ランクが上がりそうなんだよ」
「リュクスが冒険者ランクを気にしてるの!? あの! あのリュクスが!?」
「あ? 喧嘩売ってるのか?」
「えー、別に売ってないけど~」
「ちょっと、表出ろや。その顔面ぐちゃぐちゃにしてやるよ」

 それぞれが胸倉を掴みながら宿屋の外に向かって行った。
 久しぶりのその光景に僕は呆れてものを言えない。

「って、良いんですか!? お兄ちゃん、止めなくて」
「あー、偶には暴れて発散させないといけないだけど、街中はやばいよな。ちょっと行ってくるけど、ノルメはギルドに行って場所とか教えてもらえたら教えてもらってきてよ」
「分かりました。じゃ、行ってきますね」

 ノルメを先に行かせて、僕は二人を止めるために外に出た、が少し遅かった。
 外では二人が魔力をほんの僅か迸らせながら睨みあっていた。
 その波動によって、周りで見ている人達は気絶する者もいれば、びくびく震えて漏らしているものもいる。まさに、地獄絵図と呼べる場面になっている。

「おいおい、何だこの騒ぎ~」

 と言って、警備隊の人たちは倒れていく。

「あちゃ~、これやばいな」

 久しぶりの二人の戦いにちょっと楽しみであるが、この事態は直ぐい収束させないといけない。

「二人とも、その遊びは明日に取っておいて」
「「なんで!?」」
「久しぶりに、三人……ノルメも来るかな。四人で遊ぼうよ!」

 その頃、ノルメは冒険者ギルドに来ていた。

「あの少し良いですか?」
「ごめんなさい。今ちょっと難しいかな」
「何かあったんですか?」
「宿屋の前で、人がいっぱい倒れてるって通報があったの。警備隊が向かったんだけど、その人たちも倒れて……」
「あー、それなら直ぐに収束すると思うので大丈夫です。ところで、勇者と魔王に関する遺跡がこの近くにあると思うんですけど、どこら辺にありますかね?」
「は、え、えぇ、ええぇ~」

 教えてもらった場所を覚えて、宿屋に戻った。
 そこには警備隊の人と、倒れている人を起こしている人達で溢れていた。

 みんなを探していると、宿の中でゆっくりと話してのほほんとしていた。
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