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カリーナとのデート③
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店員さんの選んだ服を着たカリーナはとても可愛らしかった。
さて、問題は僕の選んだ服を着たカリーナがどうなるかだ。
カリーナが試着室に入って数分後、僕の選んだ服を着たカリーナが出て来た。
「ど、どうかな?」
試着室から出て来たカリーナが来ていたのは、白のズボンに白のTシャツ、紺色のロングカーディガンのようなものを羽織っている。
その服装は、今までのカリーナとは違う、カッコ可愛いではない。カッコよく、大人っぽいカリーナが底から出て来た。
「うん、やっぱり、凄く似合うよ! すごくかわいい!!」
「う、うん、ありがとう……」
カリーナは直ぐに試着室の扉を閉じてしまった。
「え、あ、あぁ……」
僕が、悲嘆な声をあげると、店員さんがニヤニヤしながらこっちを向いていた。
「な、なんですか……?」
「そんなに、彼女の姿が見れなくて残念かい?」
「……そうですよ」
「まぁまぁ、そうむつけないの、彼女さんはね、ただ、嬉し恥ずかしなんだよ。彼氏君に見てもらえるのは嬉しいけど、今までの自分じゃない自分を見られているようで恥ずかしい。でも、もっと見て欲しい、でも、見られたくない、そういった矛盾のこころと彼女さんは戦っているんだよ」
「女心って難しいですね」
その後、最初に来ていた服装に戻って試着室から出て来た。
「後で、いっぱい見せてあげるね」
カリーナは僕の耳元でそう告げてお会計に向かった。
その時、カリーナの耳が真っ赤に染まっているのに僕は気が付かなった。
そのお店を出ると、僕のお腹がぐ~っと鳴った。
「フォレス、お腹空いた?」
「うん、カリーナは?」
「私もお腹空いたー。フォレスは何か食べたいものある?」
「あるよ」
そう、僕はこの街に着いてからずっと食べたかった食べ物が一つある。
港町で船も出ている、となれば、食べたい食べ物は一つ!
「僕ね、海鮮料理が食べたい」
「かいせんりょうり? なにそれ?」
「あ、そっか、カリーナ知らないか……」
そして、カリーナへの海鮮料理の解説を行った。
解説が終わるころには、カリーナも目を輝かせながら食べたいと言ってくれた。
「それじゃ、お店は目星つけといたから、ここから一番近いのは、あそこだ」
歩くこと二分。目的のお店に着くことが出来た。
お店の入り口には『新鮮な魚取り揃えております』という看板が飾られていた。
中に入ると、白のお店の外観とは大違いだった。白の壁の内側に木の板を張り付けて、落ち着いた雰囲気を演出していた。
「らっしゃい! 今日もさっき捕れたばかりの魚を取り揃えてるぞ!」
色々種類のあるなかで僕とカリーナは店長のおススメ丼にすることにした。
この世界でも魚を生で食べるという行為が行われているようで、焼き魚や煮魚料理だけではないようだ。
カリーナと雑談しながら話して待っていると、料理が運ばれてきた。
「お待たせ! 店長のおススメ丼だよ」
運ばれてきた丼には色とりどりの魚の刺身が乗せられていた。オレンジや赤に白、まぁ、青とか緑とかそういった色が無かったのは本当に良かった。
カリーナが恐る恐る運ばれてきた海鮮丼を口に運んだ。
「ん~~~まぁ~~~~~!!!!!」
カリーナはそう言って美味しそうに頬を抑えながら天を見上げた。
その姿を見て、僕もたまらず料理を口に運んだ。
「うっっっっっっっっっっっっっま!!!!!」
この海鮮丼は、地球で食べたどんな海鮮丼よりもめっっっっっっっっっちゃ美味しい。
今まで食べてきた海鮮料理は何なんだったんだと思うほどにこの海鮮丼は美味しい。
「おぉ! なんだお前ら、美味しそうに食べるな! 店長としても料理人としてもそんなに美味しそうに食べて貰えると嬉しいな! よし、これはサービスだ!」
店長が持ってきたのは小さな小皿に、白い人間の脳のような形をした見覚えのあるものも持ってきた。
「これは、白子だ。これがまた、美味いんだ! ぜひ食ってくれ!」
「良いんですか!?」
「おうよ!」
「では、遠慮なく」
「「いただきます!!」」
白子に和えられていたのはポン酢のような味の調味料。
言わずもがな・・・
「「最高に美味い!!!!」」
「ガハハハッ! そうだろ、そうだろ! お前たちに良い食べっぷりだな! なんでもサービスしたくなっちまうな!」
店長の後ろから鬼の形相で現れた女性店員は店長の肩を掴んでテーブルの上の小皿を見て、ため息を付いて大きく息を吸った。
「ちょっと店長! なにしてるんで・・・また、お客さんにサービスしてるんですか!? それに、さっきの言葉聞こえてましたからね!! サービスのし過ぎはやめてくださいって何度も言ってるでしょ!!」
この店長、僕たち以外にもこんなことやっているのか、それも、店員さんに怒られてもまだやっているらしい。
「だ、だが、美味しく食べてくれるんだ、もっと食べて欲しいと思ってしまうのはしょうがないだろう」
「そうですが、それで、赤字になったらどうするんですか!! もっと食べて欲しいなら、また来てもらったらいいじゃないですか! その利益で店長がもっと美味しい料理を作ったら、もっとお客さん喜んでくれますよ!」
「……確かに」
「ほら、行きますよ」
店員さんが店長を後ろに連れて行って、店員さんが直ぐに戻って謝った。
「本当に、申し訳ないです。あの店長、良い人なんですが、それが仇になっているんですよ。どうしても、直してほしいんですけど、なかなか上手くいかなくて……。そうそう、迷惑をかけたお詫びに、これ、四人分のお刺身の盛り合わせを作ったので食べてください。それと、今回のお会計も要らないです。その代わり、また来てくださいね」
せめて、お会計だけでも払いますと言いたかったが、止める間もなく行ってしまった。
しょうがないので、また来ることをカリーナとも話して、そのお店を出た。
「これは、帰ってからみんなと食べようか」
「そうだね、ここの料理、本当に美味しかったからね」
食べ残したとしても、カリーナの『収納』があるから、いつでも食べられる。
お昼を食べたので、再びぶらぶらと散策に向かった。
さて、問題は僕の選んだ服を着たカリーナがどうなるかだ。
カリーナが試着室に入って数分後、僕の選んだ服を着たカリーナが出て来た。
「ど、どうかな?」
試着室から出て来たカリーナが来ていたのは、白のズボンに白のTシャツ、紺色のロングカーディガンのようなものを羽織っている。
その服装は、今までのカリーナとは違う、カッコ可愛いではない。カッコよく、大人っぽいカリーナが底から出て来た。
「うん、やっぱり、凄く似合うよ! すごくかわいい!!」
「う、うん、ありがとう……」
カリーナは直ぐに試着室の扉を閉じてしまった。
「え、あ、あぁ……」
僕が、悲嘆な声をあげると、店員さんがニヤニヤしながらこっちを向いていた。
「な、なんですか……?」
「そんなに、彼女の姿が見れなくて残念かい?」
「……そうですよ」
「まぁまぁ、そうむつけないの、彼女さんはね、ただ、嬉し恥ずかしなんだよ。彼氏君に見てもらえるのは嬉しいけど、今までの自分じゃない自分を見られているようで恥ずかしい。でも、もっと見て欲しい、でも、見られたくない、そういった矛盾のこころと彼女さんは戦っているんだよ」
「女心って難しいですね」
その後、最初に来ていた服装に戻って試着室から出て来た。
「後で、いっぱい見せてあげるね」
カリーナは僕の耳元でそう告げてお会計に向かった。
その時、カリーナの耳が真っ赤に染まっているのに僕は気が付かなった。
そのお店を出ると、僕のお腹がぐ~っと鳴った。
「フォレス、お腹空いた?」
「うん、カリーナは?」
「私もお腹空いたー。フォレスは何か食べたいものある?」
「あるよ」
そう、僕はこの街に着いてからずっと食べたかった食べ物が一つある。
港町で船も出ている、となれば、食べたい食べ物は一つ!
「僕ね、海鮮料理が食べたい」
「かいせんりょうり? なにそれ?」
「あ、そっか、カリーナ知らないか……」
そして、カリーナへの海鮮料理の解説を行った。
解説が終わるころには、カリーナも目を輝かせながら食べたいと言ってくれた。
「それじゃ、お店は目星つけといたから、ここから一番近いのは、あそこだ」
歩くこと二分。目的のお店に着くことが出来た。
お店の入り口には『新鮮な魚取り揃えております』という看板が飾られていた。
中に入ると、白のお店の外観とは大違いだった。白の壁の内側に木の板を張り付けて、落ち着いた雰囲気を演出していた。
「らっしゃい! 今日もさっき捕れたばかりの魚を取り揃えてるぞ!」
色々種類のあるなかで僕とカリーナは店長のおススメ丼にすることにした。
この世界でも魚を生で食べるという行為が行われているようで、焼き魚や煮魚料理だけではないようだ。
カリーナと雑談しながら話して待っていると、料理が運ばれてきた。
「お待たせ! 店長のおススメ丼だよ」
運ばれてきた丼には色とりどりの魚の刺身が乗せられていた。オレンジや赤に白、まぁ、青とか緑とかそういった色が無かったのは本当に良かった。
カリーナが恐る恐る運ばれてきた海鮮丼を口に運んだ。
「ん~~~まぁ~~~~~!!!!!」
カリーナはそう言って美味しそうに頬を抑えながら天を見上げた。
その姿を見て、僕もたまらず料理を口に運んだ。
「うっっっっっっっっっっっっっま!!!!!」
この海鮮丼は、地球で食べたどんな海鮮丼よりもめっっっっっっっっっちゃ美味しい。
今まで食べてきた海鮮料理は何なんだったんだと思うほどにこの海鮮丼は美味しい。
「おぉ! なんだお前ら、美味しそうに食べるな! 店長としても料理人としてもそんなに美味しそうに食べて貰えると嬉しいな! よし、これはサービスだ!」
店長が持ってきたのは小さな小皿に、白い人間の脳のような形をした見覚えのあるものも持ってきた。
「これは、白子だ。これがまた、美味いんだ! ぜひ食ってくれ!」
「良いんですか!?」
「おうよ!」
「では、遠慮なく」
「「いただきます!!」」
白子に和えられていたのはポン酢のような味の調味料。
言わずもがな・・・
「「最高に美味い!!!!」」
「ガハハハッ! そうだろ、そうだろ! お前たちに良い食べっぷりだな! なんでもサービスしたくなっちまうな!」
店長の後ろから鬼の形相で現れた女性店員は店長の肩を掴んでテーブルの上の小皿を見て、ため息を付いて大きく息を吸った。
「ちょっと店長! なにしてるんで・・・また、お客さんにサービスしてるんですか!? それに、さっきの言葉聞こえてましたからね!! サービスのし過ぎはやめてくださいって何度も言ってるでしょ!!」
この店長、僕たち以外にもこんなことやっているのか、それも、店員さんに怒られてもまだやっているらしい。
「だ、だが、美味しく食べてくれるんだ、もっと食べて欲しいと思ってしまうのはしょうがないだろう」
「そうですが、それで、赤字になったらどうするんですか!! もっと食べて欲しいなら、また来てもらったらいいじゃないですか! その利益で店長がもっと美味しい料理を作ったら、もっとお客さん喜んでくれますよ!」
「……確かに」
「ほら、行きますよ」
店員さんが店長を後ろに連れて行って、店員さんが直ぐに戻って謝った。
「本当に、申し訳ないです。あの店長、良い人なんですが、それが仇になっているんですよ。どうしても、直してほしいんですけど、なかなか上手くいかなくて……。そうそう、迷惑をかけたお詫びに、これ、四人分のお刺身の盛り合わせを作ったので食べてください。それと、今回のお会計も要らないです。その代わり、また来てくださいね」
せめて、お会計だけでも払いますと言いたかったが、止める間もなく行ってしまった。
しょうがないので、また来ることをカリーナとも話して、そのお店を出た。
「これは、帰ってからみんなと食べようか」
「そうだね、ここの料理、本当に美味しかったからね」
食べ残したとしても、カリーナの『収納』があるから、いつでも食べられる。
お昼を食べたので、再びぶらぶらと散策に向かった。
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