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決戦前
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旧エルフの森に着いた僕たちが見たのは、観光施設になったエルフの森だった。
それを見たエルフの民たちが一斉に・・・
「「「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」」」
と、言っていたのは、申し訳ないが笑ってしまった。
その施設に近づくにつれ、観光客の人たちが大勢のエルフがここに来ているのに気が付いていた。
「お、おい、あれって、エルフじゃないか?」
「え? どれ? あ、ほんとだ、初めて見た」
「エルフが、ここに帰って来たのか?」
「でも、この状況に凄く驚いてなかった?」
「確かに」
その状況に僕たちを脚を止めた。
「なにこれ? え、観光施設?」
「お、長よ! これは一体何ですか!?!?」
一人の男性エルフが長である《リルーゼ》さんに詰め寄った。
だが、リゼさんはそのエルフの言葉に全く反応しなかった。
「お、長?」
その男性エルフは不思議に思い長の顔を見る為に回り込んだ。
「……な、なんて顔で固まっているんですか!?!?」
その男性エルフの大声でやっと起きた。
「お、おうぅ、す、すまん。ちょっと、驚いて」
「いやいや、ちょっとどころじゃないでしょ」
「それで、これ、どうしますか? もしかして、あの場所も……」
「いや、それは問題ない。あそこは、我だけがあそこの開け方を知っている」
「ですが、もし、その木を切り倒そうとしたら」
「それも、問題ない。あの木は神の意向で切り倒せないようにしているらしい。ほんと、神って奴は自分勝手な奴らだな」
まずは、ここの責任者を呼んでから話し合いでもしようとなったが、その時あいつが現れた。
「どうも皆さま、初めまして、量産型戦闘用天使10029番です。人が多いですね。邪魔です」
天使は観光客が居る方向に手を向けた。
その瞬間に僕の体は動いていた。放たれた魔法から観光客を護るために、防壁を張った。
その魔法から観光客を守り、後ろを振りむいた。
「皆さん! ここは今から戦場になります!!!! 今すぐに近くの街に避難してください!!!!」
そして、観光客たちは悲鳴をあげながら走り去っていった。
「これで、心置きなく天使と戦え……」
逃げたのを確認してから、天使の方を見ると、天使は既に光となって消えている最中だった。
「あれ? 終わったの?」
「おーいフォレス! 終わったよ!」
僕に手を振るのはカリーナだった。
そう、今回戦ったのはカリーナだった。
その戦闘を見ることは出来なかったが、天使は簡単に倒せるようになっていてとても安心した。
「天使って急に現れるね」
「ノルメもそう思う? 私も~」
そう言って、カリーナはノルメに抱き着いていた。
それを横目に、リゼさんに話しかけた。
「リゼさん、これで、観光客は居なくなったので、その木に案内してください」
「あ、あぁ。そう、だな」
改めて、リゼさんは僕たちの戦闘力に驚いていた。
まぁ、今のでは全力の「z」の字も出してはいなかったが、それは言わないでおこう。
約10分後。僕たちは目的の木の近くに来ていた。
それと同時に、エルフの民とは比べ物にならないぐらいの魔王軍と対面していた。
無言の時間が既に5分ぐらい経過している。
「おーい、フォレス! カリーナ!」
その声が聞こえたのは、更に10分ぐらい待ってからだった。
そして、その声を出したものに全員の視線が注がれた。
その人物は魔王軍の上空を飛びながら現れた。
「ごめんごめん、神の拘束を解いてたら時間掛っちゃった」
その人物が地面に着地した。
その人物はもちろんリュクスだった。リュクスの隣には見た事ない執事と女の人が立っていた。
僕たちの方にいたシュルイもリュクスの隣に移動した。
「シュルイ、今まで色々ありがとうな」
「リュクス様からの言葉だけで満足です」
「それと、リルーゼ。エルフも戦ってくれてとても助かった。こっちも頑張ったが、これでもまだ足りなかったからな。エルフが居てくれるだけで本当にありがたい」
「礼を言うな。それは、この戦いが終わってからだ」
「そうだな。それじゃ、フォレス、カリーナ、準備は良いか?」
リュクスの言葉に僕とカリーナはニッと笑った。
「「当たり前だ」」
僕たちの返しに、リュクスも同じように笑みを浮かべた。
「魔王軍!!! この戦いお前たちの手にかかっている!!! 如何に、天使を殺せるかがこの戦いの鍵だ!! 魔王であるこの俺と最初で最後の共闘だ!! 生きて、お前たちの子供、恋人、両親に自慢でもするんだな」
「エルフ軍! この戦いは我らが主、神のために行われる!! ここで、神様にいいところを存分に見て頂こうじゃないか!!!!」
両者の軍から「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!」と大きな声がエルフの森を揺らした。
「神、何か言うことはあるか?」
「そ、そうだな」
リュクスが傍にいた神に小さく語りかけた。
「いや、今は無い。戦いが終わったら、存分に感謝を伝える」
「そうか。分かった。リルーゼ、頼んだ」
「任せろ」
リゼさんは胸元から小さな宝石が付いたネックレスを取り出した。
そして、その宝石に魔力を通し、その木に近づけた。
すると、その木の入り口が大きく開き、中にある転移陣が姿を現した。
「お前たち、行くぞぉぉぉぉぉぉ!!!!」
そして、魔王軍からその転移陣に乗り込んだ。
それを見たエルフの民たちが一斉に・・・
「「「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」」」
と、言っていたのは、申し訳ないが笑ってしまった。
その施設に近づくにつれ、観光客の人たちが大勢のエルフがここに来ているのに気が付いていた。
「お、おい、あれって、エルフじゃないか?」
「え? どれ? あ、ほんとだ、初めて見た」
「エルフが、ここに帰って来たのか?」
「でも、この状況に凄く驚いてなかった?」
「確かに」
その状況に僕たちを脚を止めた。
「なにこれ? え、観光施設?」
「お、長よ! これは一体何ですか!?!?」
一人の男性エルフが長である《リルーゼ》さんに詰め寄った。
だが、リゼさんはそのエルフの言葉に全く反応しなかった。
「お、長?」
その男性エルフは不思議に思い長の顔を見る為に回り込んだ。
「……な、なんて顔で固まっているんですか!?!?」
その男性エルフの大声でやっと起きた。
「お、おうぅ、す、すまん。ちょっと、驚いて」
「いやいや、ちょっとどころじゃないでしょ」
「それで、これ、どうしますか? もしかして、あの場所も……」
「いや、それは問題ない。あそこは、我だけがあそこの開け方を知っている」
「ですが、もし、その木を切り倒そうとしたら」
「それも、問題ない。あの木は神の意向で切り倒せないようにしているらしい。ほんと、神って奴は自分勝手な奴らだな」
まずは、ここの責任者を呼んでから話し合いでもしようとなったが、その時あいつが現れた。
「どうも皆さま、初めまして、量産型戦闘用天使10029番です。人が多いですね。邪魔です」
天使は観光客が居る方向に手を向けた。
その瞬間に僕の体は動いていた。放たれた魔法から観光客を護るために、防壁を張った。
その魔法から観光客を守り、後ろを振りむいた。
「皆さん! ここは今から戦場になります!!!! 今すぐに近くの街に避難してください!!!!」
そして、観光客たちは悲鳴をあげながら走り去っていった。
「これで、心置きなく天使と戦え……」
逃げたのを確認してから、天使の方を見ると、天使は既に光となって消えている最中だった。
「あれ? 終わったの?」
「おーいフォレス! 終わったよ!」
僕に手を振るのはカリーナだった。
そう、今回戦ったのはカリーナだった。
その戦闘を見ることは出来なかったが、天使は簡単に倒せるようになっていてとても安心した。
「天使って急に現れるね」
「ノルメもそう思う? 私も~」
そう言って、カリーナはノルメに抱き着いていた。
それを横目に、リゼさんに話しかけた。
「リゼさん、これで、観光客は居なくなったので、その木に案内してください」
「あ、あぁ。そう、だな」
改めて、リゼさんは僕たちの戦闘力に驚いていた。
まぁ、今のでは全力の「z」の字も出してはいなかったが、それは言わないでおこう。
約10分後。僕たちは目的の木の近くに来ていた。
それと同時に、エルフの民とは比べ物にならないぐらいの魔王軍と対面していた。
無言の時間が既に5分ぐらい経過している。
「おーい、フォレス! カリーナ!」
その声が聞こえたのは、更に10分ぐらい待ってからだった。
そして、その声を出したものに全員の視線が注がれた。
その人物は魔王軍の上空を飛びながら現れた。
「ごめんごめん、神の拘束を解いてたら時間掛っちゃった」
その人物が地面に着地した。
その人物はもちろんリュクスだった。リュクスの隣には見た事ない執事と女の人が立っていた。
僕たちの方にいたシュルイもリュクスの隣に移動した。
「シュルイ、今まで色々ありがとうな」
「リュクス様からの言葉だけで満足です」
「それと、リルーゼ。エルフも戦ってくれてとても助かった。こっちも頑張ったが、これでもまだ足りなかったからな。エルフが居てくれるだけで本当にありがたい」
「礼を言うな。それは、この戦いが終わってからだ」
「そうだな。それじゃ、フォレス、カリーナ、準備は良いか?」
リュクスの言葉に僕とカリーナはニッと笑った。
「「当たり前だ」」
僕たちの返しに、リュクスも同じように笑みを浮かべた。
「魔王軍!!! この戦いお前たちの手にかかっている!!! 如何に、天使を殺せるかがこの戦いの鍵だ!! 魔王であるこの俺と最初で最後の共闘だ!! 生きて、お前たちの子供、恋人、両親に自慢でもするんだな」
「エルフ軍! この戦いは我らが主、神のために行われる!! ここで、神様にいいところを存分に見て頂こうじゃないか!!!!」
両者の軍から「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!」と大きな声がエルフの森を揺らした。
「神、何か言うことはあるか?」
「そ、そうだな」
リュクスが傍にいた神に小さく語りかけた。
「いや、今は無い。戦いが終わったら、存分に感謝を伝える」
「そうか。分かった。リルーゼ、頼んだ」
「任せろ」
リゼさんは胸元から小さな宝石が付いたネックレスを取り出した。
そして、その宝石に魔力を通し、その木に近づけた。
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