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謁見
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宿でゆっくりと休憩した翌日。
僕たちはエルフの長である《リルーゼ》さん、通称《リゼ》さんとの謁見を果たした。
リゼさん両隣には女性が2人立っていた。
「久しぶりだな。君たち。会いたかったぞ」
「はい。お久しぶりです」
「レイも、久しぶり……だが、その仮面はどうした?」
レイさんの常時付けていた仮面は、この一年で既に自分そのものと言っても過言ではない所まで来ていた。
それ故に、こういったところで仮面を取り忘れるといったことが起きたのだ。
「あ、忘れていました」
レイさんが仮面を取ると、リゼさんは満足のいったような顔で頷いた。
「やはり、レイは素顔が一番美しいな」
「うふふ、ありがとうございます」
それから少しの間、世間話をして本題に入った。
「して、君たちは何故、ここに来たのかな?」
リゼさんは勿論、今この場にいるエルフ全員が僕たちを視ているので、何故ここに来たのかは知っている。だが、あえて聞いてきたのは、何故か?
それは、僕たちの覚悟を見ているのかもしれない。
「神の暮らす場所への転移陣が旧エルフの森にあると聞きました。どうか、そこへの案内をお願いできないでしょうか?」
「確かに、神への道はあそこにある。だが、何故その道を君たちに教えないといけない? 君たちは何故神の前に赴きたい?」
「何故って、それは……」
「いや、フォレス。君には聞いていない。聞いているのは、聖女、聖弓士、聖魔士、聖騎士、君たち4人だ。何故、君たちは勇者と一緒に神を倒しに行く? 君たちが倒さなければいけないのは魔王では無いのか? 答えよ」
僕は、そこで直ぐにその返事が返ってくると思っていた。だが、その4人たちからは返事が返ってくることは無かった。
「え、ちょっと、なんで誰も話さないの?」
「「「「……」」」」
「え? みんな、説明したよね? なんで、神を倒さないといけないのか、ちゃんと説明したよね? なのに、なんで……?」
4人は顔を見合わせ、レイさんから順に口を開いた。
「私たちは、勇者一行の一人なの。勇者に付いていくのが使命、運命なの。そう、決められているの……だから、私たちは勇者の決定に従うの」
「私は、勇者、魔王そして、お兄ちゃんに助けられた。その恩返しも含めてカリーナにお兄ちゃんに尽くしたい。私にとって、二人の敵が私にとって敵。だから、二人についていくの」
「私は聖騎士。勇者をみんなを護る盾、それが私。敵が誰であろうと護るだけ」
「ツバキは、フォレスお兄ちゃんが好き。エクレンが好き。ノルメもカリーナも好き。好きは人と一緒にいたい。それじゃ、ダメ?」
あぁ、みんな理由は違うけど、みんな一緒にいたいって思ってくれてるんだ。
付いて来ているだけだとしても、それだけでも嬉しい。
「ふむ、そうか。よく分かった」
「長も意地悪ですよ。1年前に本当の魔王が来てから私たちエルフの戦力を上げて来たじゃないですか」
その話には驚いた。既にリュクスがエルフにも手を回していたなんて。
「え、リュクスがここに来たんですか!!」
「そうだぞ。あやつも、旧エルフの森に転移陣がある事を知っていたようで、そこへの案内を君たちにしてくれたお願いされたよ」
「……リュクスがそんな事を」
「ふふふ、驚いたか? 我も驚いた」
そう言って、リゼさんは笑った。
「さて、それじゃ、君たちを転移陣まで案内する」
そして、戦えるエルフの民全員に声を掛け、旧エルフの森に向かった。
そこで、僕たちを待っていたのは予想外のものだった。
僕たちはエルフの長である《リルーゼ》さん、通称《リゼ》さんとの謁見を果たした。
リゼさん両隣には女性が2人立っていた。
「久しぶりだな。君たち。会いたかったぞ」
「はい。お久しぶりです」
「レイも、久しぶり……だが、その仮面はどうした?」
レイさんの常時付けていた仮面は、この一年で既に自分そのものと言っても過言ではない所まで来ていた。
それ故に、こういったところで仮面を取り忘れるといったことが起きたのだ。
「あ、忘れていました」
レイさんが仮面を取ると、リゼさんは満足のいったような顔で頷いた。
「やはり、レイは素顔が一番美しいな」
「うふふ、ありがとうございます」
それから少しの間、世間話をして本題に入った。
「して、君たちは何故、ここに来たのかな?」
リゼさんは勿論、今この場にいるエルフ全員が僕たちを視ているので、何故ここに来たのかは知っている。だが、あえて聞いてきたのは、何故か?
それは、僕たちの覚悟を見ているのかもしれない。
「神の暮らす場所への転移陣が旧エルフの森にあると聞きました。どうか、そこへの案内をお願いできないでしょうか?」
「確かに、神への道はあそこにある。だが、何故その道を君たちに教えないといけない? 君たちは何故神の前に赴きたい?」
「何故って、それは……」
「いや、フォレス。君には聞いていない。聞いているのは、聖女、聖弓士、聖魔士、聖騎士、君たち4人だ。何故、君たちは勇者と一緒に神を倒しに行く? 君たちが倒さなければいけないのは魔王では無いのか? 答えよ」
僕は、そこで直ぐにその返事が返ってくると思っていた。だが、その4人たちからは返事が返ってくることは無かった。
「え、ちょっと、なんで誰も話さないの?」
「「「「……」」」」
「え? みんな、説明したよね? なんで、神を倒さないといけないのか、ちゃんと説明したよね? なのに、なんで……?」
4人は顔を見合わせ、レイさんから順に口を開いた。
「私たちは、勇者一行の一人なの。勇者に付いていくのが使命、運命なの。そう、決められているの……だから、私たちは勇者の決定に従うの」
「私は、勇者、魔王そして、お兄ちゃんに助けられた。その恩返しも含めてカリーナにお兄ちゃんに尽くしたい。私にとって、二人の敵が私にとって敵。だから、二人についていくの」
「私は聖騎士。勇者をみんなを護る盾、それが私。敵が誰であろうと護るだけ」
「ツバキは、フォレスお兄ちゃんが好き。エクレンが好き。ノルメもカリーナも好き。好きは人と一緒にいたい。それじゃ、ダメ?」
あぁ、みんな理由は違うけど、みんな一緒にいたいって思ってくれてるんだ。
付いて来ているだけだとしても、それだけでも嬉しい。
「ふむ、そうか。よく分かった」
「長も意地悪ですよ。1年前に本当の魔王が来てから私たちエルフの戦力を上げて来たじゃないですか」
その話には驚いた。既にリュクスがエルフにも手を回していたなんて。
「え、リュクスがここに来たんですか!!」
「そうだぞ。あやつも、旧エルフの森に転移陣がある事を知っていたようで、そこへの案内を君たちにしてくれたお願いされたよ」
「……リュクスがそんな事を」
「ふふふ、驚いたか? 我も驚いた」
そう言って、リゼさんは笑った。
「さて、それじゃ、君たちを転移陣まで案内する」
そして、戦えるエルフの民全員に声を掛け、旧エルフの森に向かった。
そこで、僕たちを待っていたのは予想外のものだった。
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