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最終決戦・リュクス~前編~
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扉の中に入ったリュクスは、カリーナ達とは違う木で出来た学校のような場所を歩いていた。
とある教室に入った時、子供のような見た目の神が教卓に足を組んで座っていた。
「どうだい? リュクス、懐かしいだろう?」
「あぁ、そうだな。ここで、お前達と出会ったんだよな」
その場所は、ディミオロゴでは無い。リュクスたちが別の世界で初めて出会った場所であり、共に幼少期を過ごした場所でもある。
「僕たちのどっちの意識が反映されたのか、こんな場所で戦わないといけないなんて……ワクワクしちゃうね」
「ほんと、お前のそういうところ嫌いだな」
「ハハハ、さぁ行くよ。リュクス。精々僕のことを楽しませてね」
教卓から降りた神はそのまま地面を蹴った。
リュクスはその神と対峙するのではなく、教室の窓を突き破って外に出た。
その教室は三階にあったようで下に落ちるまでに一秒の時間が掛ってしまう。
「『分割』」
神がそう呟いた時、リュクスの数メートル後ろにいた神が瞬時に移動し、リュクスの背後にピッタリとくっ付いた。そして、神はリュクスの背中を思いっきり踏みつけた。
神は上に跳び、リュクスは地面に叩きつけられた。
だが、リュクスにとってその攻撃は予想していた攻撃であった。地面に叩きつけられる時、地面に手を付いて肘を曲げながら威力を殺し、再び腕を伸ばして空中で回転して地面に着地した。
「お前の、『分割』本当に厄介だよな」
「ハハ、ありがと。でも、僕の本気はまだまだこれからだよ」
「なぁ、お前。お前は《七つの大罪》って覚えているか?」
「何急に? まぁいいや。覚えてるさ。君を殺すために作った七人の肉塊でしょ。全員、君に殺されちゃったんだよね。本当に、役立たずだったよ」
そう言って、神はため息を付きながら首を横に振った。
「七つの大罪の能力って、そいつが死んだらどうなると思う?」
「は? そんなの決まってるよ。元の持ち主に帰るんだよ。確か、《七つの大罪》の持ち主は……!?」
「お、気が付いた? そうだったよな。俺の神の能力をお前が『分割』でもしたんだろう。ありがたいことに、全部返してもらったぞ」
「だ、だから、ど、どうした……。その力が戻ったからと言って、昔の力戻った訳じゃ無い」
リュクスは、手を空に向け、口を開いた。
「『絆』」
そのスキルを発動した時、リュクスの魔力量が跳ね上がった。
「!? なんだ、そのスキルは!?!?」
「さぁ、何だろうな?」
リュクスが手をにぎにぎして、神と距離があるにも関わらず拳を振るった。
その瞬間、神が何者かに殴られたように吹き飛ばされた。
「このままいくぞ」
吹き飛ばされた神の背後に回り空中に蹴り上げ、先回りしたリュクスが神の顔面に踵落としをした。
「うわぁ、このスキル、使い勝手良いな」
『絆』は嫉妬の罪の能力である。その能力は他の大罪の仲間が死んだら自分の能力が10倍されるという能力だ。ただ、その中に自分の死は入らないので、最大で60倍される。
その攻撃によって地面に倒れている神は、傷が瞬時に直り立ち上がった。
「いやー、今の攻撃結構痛かったけど、やっと肩の凝りが解れたよ。これで、本気を出せる」
次の瞬間、リュクスは地面に組み伏せられていた。
『絆』の影響で動体視力も60倍されている。それなのに、神の動きが視えなかった。
「ちょっと、これぐらい、簡単に防いでくれないと……リュクス、死んじゃうよ?」
組み伏せられたリュクスはどうにか抜け出そうと力を加えるが、神は力を加えると自分に痛みが帰ってくるように拘束していた。
「しょうがないなぁ~」
そう言って、神は拘束を解いた。直ぐに、リュクスは神から離れた。
「昔のリュクスだったらこんなの普通に避けてたのに……残念だよ」
「はぁ、確かに、昔に比べたら体が鈍ったってのは、そうかもしれないな。だけどな、俺だって勝ち目無しでここに来たわけじゃないんだよ」
「は? 何を言って?」
「俺の能力が分割されてると分かったが、それは、二つあるうちの一つだろ? だったら、もう一つを見つければいい。そう思っていたが、まさか、そっちから来るとは思わなかったよ」
「まさか……時間稼ぎ!?」
今まで、リュクスが神を倒さないように、神に倒されないように、神と昔の話をしていたのは、自分から抜けた力が自分のもとに戻ってきているのを理解していたからだ。
その能力がリュクスに戻ったら自分が殺されると悟った神は、『分割』を使いリュクスとの距離を一瞬で移動して拳を振るおうとした。けれど、突如として神の目の前に現れた壁によって、神の拳は止められた。
「な、何故! お前がこの世界を弄れる!!! ここは、神の領域だぞ!! 神ではないお前が、何故神の領域を弄れるんだ!!!」
「お前、最初に言ったよな。どっちの意識が反映して、神の領域が真っ白の空間じゃなくて昔の学校に景色に変わったのかって、答えを教えてやる。『想像創造』」
そのスキルを発動すると、景色が一変した。
森、砂浜、海上、海中、地中、秘境、あらゆる場所に姿を変えていく。
「これだから……お前は、お前は!!!! 何処まで、俺たちを馬鹿にすれば気が済むんだ!!!!!」
「さぁ、戻れ。俺の能力」
神が怒りに震え、大気を揺らす。『想像創造』も壊れた時、その能力がリュクスの手元に戻った。
「その怒り、消えろ。『消滅』」
リュクスがそう言うと、今まで怒りに震えていた神の怒りが急に収まった。
「? あれ、なんで、僕は怒って……」
「さぁ、ラストラウンドだ」
とある教室に入った時、子供のような見た目の神が教卓に足を組んで座っていた。
「どうだい? リュクス、懐かしいだろう?」
「あぁ、そうだな。ここで、お前達と出会ったんだよな」
その場所は、ディミオロゴでは無い。リュクスたちが別の世界で初めて出会った場所であり、共に幼少期を過ごした場所でもある。
「僕たちのどっちの意識が反映されたのか、こんな場所で戦わないといけないなんて……ワクワクしちゃうね」
「ほんと、お前のそういうところ嫌いだな」
「ハハハ、さぁ行くよ。リュクス。精々僕のことを楽しませてね」
教卓から降りた神はそのまま地面を蹴った。
リュクスはその神と対峙するのではなく、教室の窓を突き破って外に出た。
その教室は三階にあったようで下に落ちるまでに一秒の時間が掛ってしまう。
「『分割』」
神がそう呟いた時、リュクスの数メートル後ろにいた神が瞬時に移動し、リュクスの背後にピッタリとくっ付いた。そして、神はリュクスの背中を思いっきり踏みつけた。
神は上に跳び、リュクスは地面に叩きつけられた。
だが、リュクスにとってその攻撃は予想していた攻撃であった。地面に叩きつけられる時、地面に手を付いて肘を曲げながら威力を殺し、再び腕を伸ばして空中で回転して地面に着地した。
「お前の、『分割』本当に厄介だよな」
「ハハ、ありがと。でも、僕の本気はまだまだこれからだよ」
「なぁ、お前。お前は《七つの大罪》って覚えているか?」
「何急に? まぁいいや。覚えてるさ。君を殺すために作った七人の肉塊でしょ。全員、君に殺されちゃったんだよね。本当に、役立たずだったよ」
そう言って、神はため息を付きながら首を横に振った。
「七つの大罪の能力って、そいつが死んだらどうなると思う?」
「は? そんなの決まってるよ。元の持ち主に帰るんだよ。確か、《七つの大罪》の持ち主は……!?」
「お、気が付いた? そうだったよな。俺の神の能力をお前が『分割』でもしたんだろう。ありがたいことに、全部返してもらったぞ」
「だ、だから、ど、どうした……。その力が戻ったからと言って、昔の力戻った訳じゃ無い」
リュクスは、手を空に向け、口を開いた。
「『絆』」
そのスキルを発動した時、リュクスの魔力量が跳ね上がった。
「!? なんだ、そのスキルは!?!?」
「さぁ、何だろうな?」
リュクスが手をにぎにぎして、神と距離があるにも関わらず拳を振るった。
その瞬間、神が何者かに殴られたように吹き飛ばされた。
「このままいくぞ」
吹き飛ばされた神の背後に回り空中に蹴り上げ、先回りしたリュクスが神の顔面に踵落としをした。
「うわぁ、このスキル、使い勝手良いな」
『絆』は嫉妬の罪の能力である。その能力は他の大罪の仲間が死んだら自分の能力が10倍されるという能力だ。ただ、その中に自分の死は入らないので、最大で60倍される。
その攻撃によって地面に倒れている神は、傷が瞬時に直り立ち上がった。
「いやー、今の攻撃結構痛かったけど、やっと肩の凝りが解れたよ。これで、本気を出せる」
次の瞬間、リュクスは地面に組み伏せられていた。
『絆』の影響で動体視力も60倍されている。それなのに、神の動きが視えなかった。
「ちょっと、これぐらい、簡単に防いでくれないと……リュクス、死んじゃうよ?」
組み伏せられたリュクスはどうにか抜け出そうと力を加えるが、神は力を加えると自分に痛みが帰ってくるように拘束していた。
「しょうがないなぁ~」
そう言って、神は拘束を解いた。直ぐに、リュクスは神から離れた。
「昔のリュクスだったらこんなの普通に避けてたのに……残念だよ」
「はぁ、確かに、昔に比べたら体が鈍ったってのは、そうかもしれないな。だけどな、俺だって勝ち目無しでここに来たわけじゃないんだよ」
「は? 何を言って?」
「俺の能力が分割されてると分かったが、それは、二つあるうちの一つだろ? だったら、もう一つを見つければいい。そう思っていたが、まさか、そっちから来るとは思わなかったよ」
「まさか……時間稼ぎ!?」
今まで、リュクスが神を倒さないように、神に倒されないように、神と昔の話をしていたのは、自分から抜けた力が自分のもとに戻ってきているのを理解していたからだ。
その能力がリュクスに戻ったら自分が殺されると悟った神は、『分割』を使いリュクスとの距離を一瞬で移動して拳を振るおうとした。けれど、突如として神の目の前に現れた壁によって、神の拳は止められた。
「な、何故! お前がこの世界を弄れる!!! ここは、神の領域だぞ!! 神ではないお前が、何故神の領域を弄れるんだ!!!」
「お前、最初に言ったよな。どっちの意識が反映して、神の領域が真っ白の空間じゃなくて昔の学校に景色に変わったのかって、答えを教えてやる。『想像創造』」
そのスキルを発動すると、景色が一変した。
森、砂浜、海上、海中、地中、秘境、あらゆる場所に姿を変えていく。
「これだから……お前は、お前は!!!! 何処まで、俺たちを馬鹿にすれば気が済むんだ!!!!!」
「さぁ、戻れ。俺の能力」
神が怒りに震え、大気を揺らす。『想像創造』も壊れた時、その能力がリュクスの手元に戻った。
「その怒り、消えろ。『消滅』」
リュクスがそう言うと、今まで怒りに震えていた神の怒りが急に収まった。
「? あれ、なんで、僕は怒って……」
「さぁ、ラストラウンドだ」
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追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
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