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二層目
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カナハルムたち四人は一層を攻略して、二層に来ていた。
「この層も相手はさっきと同じゴブリンだよ。強さは、ほんの少し強くなってる程度だから、あまり緊張せずに行くよ」
「ん」
マリーはさっきの失敗を次の戦いで取り返すために、気合いを入れている。
早速、ゴブリンが現れた。
「今度は、マリーちゃん主体で、動くよ。分かったかい?」
「分かった」
「なら、指示は僕が出す。それに合わせて、適切な魔術を打ってくれ」
マリーに、簡単な指示を出してから、カナハルムは五体のゴブリンに向かっていく。その時に、ユリーカは支援魔術でカナハルムの身体能力を高めている。
支援魔術は、回復魔術が使える者しか使うことが出来ない、回復魔術の派生魔術だ。
そして、身体能力が底上げされたカナハルムはいつもよりも、1.5倍の強さでゴブリンを倒しにいく。
「っふ!」
カナハルムが息を少し吐きながら、剣を持ったゴブリンに向かって、剣を斜め下から切り上げる。ゴブリンはそれを上から切り下げようとするが、力及ばず剣を弾かれ、そのまま霧になって魔石だけ残して散った。
そして、二体目に切りかかるところで、マリーに指示を出した。
「残り三体の足止め!」
カナハルムがたったそれだけの指示をマリーに出した。
マリーが選んだのは、ダンジョン都市アンビレンスに来る途中に読んでいた魔導書に書かれていた「重力魔法」だ。
「重力強化×十倍!」
マリーはまだ覚えたばっかりなので、そこまで強い重力場を生成することはできないが、相手の膝を地面につけされることは出来る。それも、マリーの魔力量のおかげだ。
「よくやった!」
ゴブリンは、マリーの支援もあり、残り三体となった。
そして、マリーが重力魔術を解くと同時に、カナハルムがゴブリンを霧に変えてしまった。
「マリーちゃん。ナイス支援だよ」
「ありがとう」
「にしても、マリーちゃんって、古代魔術が使えたなんてびっくりだよ」
「魔導書読んだら、覚えた」
カナハルムとユリーカはその言葉を聞いて、とても驚いている。それもそうだろう、何百年に一人の確率で古代魔術を覚えてる人はいるけど、魔導書を読んで覚えた人なんて聞いたことがないからだ。
「マリーちゃんって、意外と、恐ろしい子」
「そうだね」
マリーは、二人が何に驚いているかはさっぱり分かっていないようだ。そして、その後も何回か戦闘をしてカナハルムの動きについていけるようになった。
そして、四人は三層に向かった。
「この層も相手はさっきと同じゴブリンだよ。強さは、ほんの少し強くなってる程度だから、あまり緊張せずに行くよ」
「ん」
マリーはさっきの失敗を次の戦いで取り返すために、気合いを入れている。
早速、ゴブリンが現れた。
「今度は、マリーちゃん主体で、動くよ。分かったかい?」
「分かった」
「なら、指示は僕が出す。それに合わせて、適切な魔術を打ってくれ」
マリーに、簡単な指示を出してから、カナハルムは五体のゴブリンに向かっていく。その時に、ユリーカは支援魔術でカナハルムの身体能力を高めている。
支援魔術は、回復魔術が使える者しか使うことが出来ない、回復魔術の派生魔術だ。
そして、身体能力が底上げされたカナハルムはいつもよりも、1.5倍の強さでゴブリンを倒しにいく。
「っふ!」
カナハルムが息を少し吐きながら、剣を持ったゴブリンに向かって、剣を斜め下から切り上げる。ゴブリンはそれを上から切り下げようとするが、力及ばず剣を弾かれ、そのまま霧になって魔石だけ残して散った。
そして、二体目に切りかかるところで、マリーに指示を出した。
「残り三体の足止め!」
カナハルムがたったそれだけの指示をマリーに出した。
マリーが選んだのは、ダンジョン都市アンビレンスに来る途中に読んでいた魔導書に書かれていた「重力魔法」だ。
「重力強化×十倍!」
マリーはまだ覚えたばっかりなので、そこまで強い重力場を生成することはできないが、相手の膝を地面につけされることは出来る。それも、マリーの魔力量のおかげだ。
「よくやった!」
ゴブリンは、マリーの支援もあり、残り三体となった。
そして、マリーが重力魔術を解くと同時に、カナハルムがゴブリンを霧に変えてしまった。
「マリーちゃん。ナイス支援だよ」
「ありがとう」
「にしても、マリーちゃんって、古代魔術が使えたなんてびっくりだよ」
「魔導書読んだら、覚えた」
カナハルムとユリーカはその言葉を聞いて、とても驚いている。それもそうだろう、何百年に一人の確率で古代魔術を覚えてる人はいるけど、魔導書を読んで覚えた人なんて聞いたことがないからだ。
「マリーちゃんって、意外と、恐ろしい子」
「そうだね」
マリーは、二人が何に驚いているかはさっぱり分かっていないようだ。そして、その後も何回か戦闘をしてカナハルムの動きについていけるようになった。
そして、四人は三層に向かった。
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