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師匠-後編
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俺たちは夕ご飯を食べ、今日はこっちの家で寝て、起きたらすぐに勇者達が居る小屋まで飛んで行った。
「ほらほら、朝だぞ。起きろー!」
俺はそう言って小屋の扉を勢いよく開けた。
「ん、うぉっ、お?」
変な声を出して起きたのは強丞だった。
「え、なになになに?」
「起きろ。修行再開だ。ほら、ほかの三人を起こして、顔洗って昨日修行したところに集合」
「わ、分かった」
強丞がほかの三人を横目に見ながら小屋の扉を閉めて、昨日修行した場所を目指して歩き出した。そこに、みいながやって来た。
「おーい、お兄ちゃん」
「お、みいないい所に来たな」
「ん? どう言うこと?」
「みいなって料理出来たよな?」
「うん。プロ級には出来るよ」
「今から少し勇者達を鍛えるから、それが終わった時にちょうど朝ごはんにしたいんだ。出来るか?」
「もちろん! ルガーノに手伝ってもらおうっと」
「ま、待て!」
みいなの危険な言葉を聞き、俺はみいなにダンジョンでのルガーノの料理の出来なさを語った。
「ま、まじ?」
「大まじ」
「そ、そっか。じゃ、やめとこ」
それから、四人が起きてきて、ほんの少しの修行を始めた。
「これから毎朝この時間に起きろ。そして、剣を槍を弓を魔力をそれぞれ使え」
「具体的にはどうすれば?」
「そうだな。強丞は、魔王に対して明確な殺意を持って剣を振れ。そうだな、朝は素振り百本だな。そして、大海は、あそこの枝に付いている木の枝があるだろう? それをその槍を突け。そうだな、朝は三十分だ。南は、動物でも魔物でも良い、二十体狩れ。但し、一体倒すのに最高でも五分で、一発も外すなよ。雪菜はそうだな。魔力制御をしてもらおうかな。よし、始め」
四人はまだシャッキリとしない頭で修行を始めた。
それから、数十分後、朝の修行が終わると同時に朝ごはんが出来た。
「うおっ! なにこれ美味すぎ」
「ほんと、大海の言うとおりだ」
それから四人は、無言で朝食を食べ始めた。
「お腹いっぱい。御馳走さまです」
「食べ終わったら、さっきのところに集合な」
それぞれがそれぞれの準備を終わらせて、朝修行した場所に集まった。
「んじゃ、今日から当分先までこれからやるものを続けてもらう」
「もちろん、見本は見せてくれるの?」
「当たり前だ。俺はそこまで鬼畜じゃない。そうだな、ルガーノちょっと来てくれ」
ルガーノを呼ぶと本がふわふわと浮かんでこっちに近づいて来た。
「お、おい、ナツメ。そ、そ、それはなんだ?」
四人を代表して強丞が、聞いてきた。他の三人はコクコクと頷いていた。
「これか、魔道書だ」
「どうも、勇者諸君。我は魔道書だ」
「ほ、本が喋った……」
「魔道書なんだ。当たり前だろ」
「そ、そう、なのか?」
納得してくれたようだ。
「今から俺のスキル? 魔法見せるから見とけよ」
俺は、武神(剣)を発動させた。
「え、何処から武器出したの?」
「それは置いといて。少し戦うぞ。体で感じろ」
「わ、分かった」
俺は、剣を構え、魔法を発動させた。決着は一瞬でついた。
「こんな感じに剣を使えるように練習しろ」
そんな感じに、大海、南、雪菜全員に魔法を見せ、それを目標に修行するように言った。
それから、三か月。勇者たちは俺の妥協点まで強くなった。
「今日で、修行は終わりだが、数か月続けてきた習慣を崩さないようにしろよ」
「「「「はい」」」」
三か月で勇者たちは、俺に従順になった。
「そんじゃ、魔王討伐頑張ってくれよ」
そして俺たちは、それぞれの目標を目指して歩き出した。勇者たちは魔王討伐を目指して。俺は、この世界を変革するために動き出す。
「ほらほら、朝だぞ。起きろー!」
俺はそう言って小屋の扉を勢いよく開けた。
「ん、うぉっ、お?」
変な声を出して起きたのは強丞だった。
「え、なになになに?」
「起きろ。修行再開だ。ほら、ほかの三人を起こして、顔洗って昨日修行したところに集合」
「わ、分かった」
強丞がほかの三人を横目に見ながら小屋の扉を閉めて、昨日修行した場所を目指して歩き出した。そこに、みいながやって来た。
「おーい、お兄ちゃん」
「お、みいないい所に来たな」
「ん? どう言うこと?」
「みいなって料理出来たよな?」
「うん。プロ級には出来るよ」
「今から少し勇者達を鍛えるから、それが終わった時にちょうど朝ごはんにしたいんだ。出来るか?」
「もちろん! ルガーノに手伝ってもらおうっと」
「ま、待て!」
みいなの危険な言葉を聞き、俺はみいなにダンジョンでのルガーノの料理の出来なさを語った。
「ま、まじ?」
「大まじ」
「そ、そっか。じゃ、やめとこ」
それから、四人が起きてきて、ほんの少しの修行を始めた。
「これから毎朝この時間に起きろ。そして、剣を槍を弓を魔力をそれぞれ使え」
「具体的にはどうすれば?」
「そうだな。強丞は、魔王に対して明確な殺意を持って剣を振れ。そうだな、朝は素振り百本だな。そして、大海は、あそこの枝に付いている木の枝があるだろう? それをその槍を突け。そうだな、朝は三十分だ。南は、動物でも魔物でも良い、二十体狩れ。但し、一体倒すのに最高でも五分で、一発も外すなよ。雪菜はそうだな。魔力制御をしてもらおうかな。よし、始め」
四人はまだシャッキリとしない頭で修行を始めた。
それから、数十分後、朝の修行が終わると同時に朝ごはんが出来た。
「うおっ! なにこれ美味すぎ」
「ほんと、大海の言うとおりだ」
それから四人は、無言で朝食を食べ始めた。
「お腹いっぱい。御馳走さまです」
「食べ終わったら、さっきのところに集合な」
それぞれがそれぞれの準備を終わらせて、朝修行した場所に集まった。
「んじゃ、今日から当分先までこれからやるものを続けてもらう」
「もちろん、見本は見せてくれるの?」
「当たり前だ。俺はそこまで鬼畜じゃない。そうだな、ルガーノちょっと来てくれ」
ルガーノを呼ぶと本がふわふわと浮かんでこっちに近づいて来た。
「お、おい、ナツメ。そ、そ、それはなんだ?」
四人を代表して強丞が、聞いてきた。他の三人はコクコクと頷いていた。
「これか、魔道書だ」
「どうも、勇者諸君。我は魔道書だ」
「ほ、本が喋った……」
「魔道書なんだ。当たり前だろ」
「そ、そう、なのか?」
納得してくれたようだ。
「今から俺のスキル? 魔法見せるから見とけよ」
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「それは置いといて。少し戦うぞ。体で感じろ」
「わ、分かった」
俺は、剣を構え、魔法を発動させた。決着は一瞬でついた。
「こんな感じに剣を使えるように練習しろ」
そんな感じに、大海、南、雪菜全員に魔法を見せ、それを目標に修行するように言った。
それから、三か月。勇者たちは俺の妥協点まで強くなった。
「今日で、修行は終わりだが、数か月続けてきた習慣を崩さないようにしろよ」
「「「「はい」」」」
三か月で勇者たちは、俺に従順になった。
「そんじゃ、魔王討伐頑張ってくれよ」
そして俺たちは、それぞれの目標を目指して歩き出した。勇者たちは魔王討伐を目指して。俺は、この世界を変革するために動き出す。
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