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第2章 人狼さん、冒険者になる
22話 人狼さん、交渉する
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子供二人の面倒を見れるかどうか。
脳内会議の結果、食事の提供だけならば余裕で可能と判断されました。
人狼って甲斐性あるんだなぁ。
元の女子高生のままだったら無理だったよね。うん。
「そう言えば、ルカ達の母親は病で寝付いているんだったか?」
あらかた食べ終わり、出されたお茶に口をつけていたルカにそう問いかける。
食事以外で問題なのはそこだろう。
父親がいないようだし、これからの事を考えると、母親が働けるのかどうかが一番大事だと思う。
すぐにでも治る病気なんだろうか。
「はい。冬の終わりに風邪で寝込んでから、起き上がるのが難しくなって寝たきりなんです……」
ええ? 冬の終わりって、今は春から夏に変わるところなんだけど。
結構長く寝込んでるんだ。
「食事は? 食べることは出来てるのか?」
「一応。軟らかいものなら、何とか食べることは出来てます」
「そうか」
うーん。
ルナ達の状態から見ると、多分、栄養が足りてないんじゃないかな?
そのせいで、風邪が治っても、起き上がれる程体力がついていないのかも。
「すまないが、栄養のある病人食は作れるだろうか?」
運転手さんに向かって聞いてみると、一瞬驚いた顔をしながらも頷いてくれる。
「そうだね。卵のおじやにしてみようか。コメを軟らかく煮ているから、胃にも優しい料理だよ。野菜もみじん切りにして入れれば栄養バランスもいいね」
「それで頼む。あと、持ち運び出来るといいんだが」
「ああ。底の深い皿に入れれば大丈夫だと思うよ」
そう言いながらニコニコと微笑み、早速取り掛かってくれる。
運転手さんが親切な人で良かった。嫌な顔をしないで引き受けてくれるから、頼みやすいね。
「えっ、そんな、悪いです!」
話の内容が自分達の事だと漸く気づいたのか、ルカが慌てたように声を上げてくる。
「あと、ルカ達も朝食べられるぐらいの量にしておいて欲しいんだが、いいか?」
「えぇ?!」
「勿論。お金さえ払ってくれるなら、いくらでも作ってあげるよ」
「あ、あの!」
「なら、それで暫くの間頼む」
「だ、だめですよ! 私、お金持ってません!」
顔色を変えたルカが勢いよく立ち上がる。
私とルカの間に挟まるように座っているリリーは、意味が分かっていないようでキョトンとした顔で見上げたままだ。
まぁ、三、四歳の子供じゃわからないよね。
ただ、ルカの歳でも、お金の心配する生活はおかしいよ。どっちもまだ小さな子供だ。
「金はさっきから言っているが、気にするな。これぐらいなら気にならないぞ」
「でも」
「それより、せっかく助けた君達を放っておくほうが俺からすると寝覚めが悪い。出来れば手を貸したいと思う。嫌か?」
「それは助かりますけど、お礼できるものが何もないです……」
しょんぼりと肩を落として再び椅子に座り込む。
子供がお礼とか、考えなくていいのに。
「君達が問題無く生活できるようになれば、俺も安心する。それを礼ということにして欲しい」
「そんな事で? どうしてそこまでしてくれるんですか。街の人でもそこまでしないのに」
「どうしてと言われても……強いて言えば、同じ亜人だから、か? あと、子供を放っておくのは俺的には無理だ」
不審そうなルカに、そう返す。
だって、日本じゃ考えられないよ。
普通は親が育てられなかったら、施設とかに保護されるものでしょ?
でも、それがこの世界には無くて、誰も助けない。
それなら、私が助けたいよ。
あと、冗談かと思うけど、同じケモミミ仲間のせいもあるかな。
何も生えていない人間より、確実に親近感が湧くんだよね。だから、余計にこの子達が気になるんだと思う。
うん。これは大いにありうる。
人狼は仲間意識が強いからなぁ。弱っている仲間がいたら助けたくなるんだろうね。
「そういう訳で、暫く面倒を見させて欲しいんだが」
ダメだろうか、と続けてみる。
よくよく考えたら、勝手に話を進めるなんて、誰でもいい顔はしないよね。先走りし過ぎた。
それに、良い話には裏があるのが普通だし、ルカが疑うのも当たり前だろう。
ルカもどう返事をしていいか、答えあぐねているっぽい。
「暫くってどのくらいだい?」
私達のやり取りを見ていた運転手さんが、横から声をかけてくる。
「母親が仕事に就いて、食事に困らなくなるぐらいか?」
そう答えると、「太っ腹だねぇ」と感嘆されてしまう。
だって、そこまでしないと子供二人で生活なんて無理でしょ。いつか潰れてしまうよ。
運転手さんも心配してたじゃない。
「そこまでして、生活に支障はきたさないのかい?」
「冒険登録もしたし、暫く暮らせる資金もある。問題無い」
成程、と腕を組み考え込む運転手さん。
「お嬢ちゃん、ここは人狼のお兄さんにお願いしたほうがいいんじゃないかな。このお兄さん、本当に君達を助けたいみたいだよ。凄いお人好しだね」
苦笑しながらルカにそう告げる。
「でも……」
「私も微力ながら手を貸そう。何かあれば相談においで。伊達に歳はとってないからね」
おお、そう言ってもらえると助かる。
第三者が入ることで内容がオープンになるから、裏とか気にしなくて済むもんね。
思わぬ援護に感謝してしまう。
「ダメか?」
ルカの顔を覗き込んで再度聞いてみると、何故か顔を赤くして逸らされてしまう。
あー、そうだった。私って、顔が怖いんだった。
やっぱり近づいたら怖いのかな?
「そ、それじゃあ、私達のは一番安いのでお願いします! それならいいです!」
「安いのでいいのか?」
「はい!」
「わかった。それでいこう」
赤い顔のまま力説され、その勢いに押されながら頷く。
まぁ、ここの食事は安くても美味しいから問題無い。
「これで話しはついたね。じゃあ、これを持っていくといいよ」
良かった良かったと言いながら、湯気の出ている鍋を差し出してくる運転手さん。
どうやら頼んだ料理が出来上がったらしい。
子供達の分の他に、朝と昼の分も追加してもらったからかなりの量だ。
「熱いからね。両手の取っ手を持って、気を付けて歩くんだよ」
「ありがとうございます。お兄さんも、本当にありがとう……!」
「ああ。早く母親に届けてやれ。明日もこの時間にここに来るといい」
「その時に空になった鍋を持っておいで」
「わかりました! リリー行くよ」
そう言いながら鍋を持ち、立ち上がる。
気がはやっているようで、体はもう別の方向を向いている。
「お兄ちゃん、おじさん、ありがとね」
ルナに続いて立ち上がり、手を振りながら駆け足で追いかけていく。
それに手を振り返しながら見送ってやる。
あんまり急ぐと転んじゃうよ。気を付けて帰るんだよ。
ちゃんお母さんに届きますように。
「そんなに心配しなくても、無事に帰れるんじゃないかな」
若干、笑いを含んだ声音でそう言われる。
「いや、そうなんだろうが……」
「あれぐらいの歳なら、大丈夫。しっかりしているよ」
「そうか?」
「うん、安心しなさい。……しかし、まさか母親が完治するまで世話する気だったとはねぇ」
本気で驚いた、と笑われる。
「偽善でもやった方がマシだろ。それに、本当に寝覚めが悪いんだ」
「わかるよ。私も生活に余裕があれば、もっと手を貸したかったんだ。あの子達を助けてくれて、本当にありがとう」
突然礼を言われ、驚き見上げると、嬉しそうに微笑む運転手さんがこちらを見ていた。
そっか、やっぱり気になってたんだ。
運転手さんも、結構お人好しだ。
「別に礼を言われる程ではないんだが」
気恥ずかしさについ、素っ気ない返事を返してしまう。
まさかお礼を言われるなんて思ってもいなかったから、内心動揺しまくりだ。
勿論、顔は無表情のまま。
いや、いつも以上に険しくなってそう。
「そこは素直に受け取っておくといいんじゃないかなぁ」
あはは、と怖がることも無く快活に笑われる。
こういう人達がいて、本当に良かった。
私一人だったら、この街で暮らすのはきつかったかも。
何とかやっていけそうな気がして来たよ。
脳内会議の結果、食事の提供だけならば余裕で可能と判断されました。
人狼って甲斐性あるんだなぁ。
元の女子高生のままだったら無理だったよね。うん。
「そう言えば、ルカ達の母親は病で寝付いているんだったか?」
あらかた食べ終わり、出されたお茶に口をつけていたルカにそう問いかける。
食事以外で問題なのはそこだろう。
父親がいないようだし、これからの事を考えると、母親が働けるのかどうかが一番大事だと思う。
すぐにでも治る病気なんだろうか。
「はい。冬の終わりに風邪で寝込んでから、起き上がるのが難しくなって寝たきりなんです……」
ええ? 冬の終わりって、今は春から夏に変わるところなんだけど。
結構長く寝込んでるんだ。
「食事は? 食べることは出来てるのか?」
「一応。軟らかいものなら、何とか食べることは出来てます」
「そうか」
うーん。
ルナ達の状態から見ると、多分、栄養が足りてないんじゃないかな?
そのせいで、風邪が治っても、起き上がれる程体力がついていないのかも。
「すまないが、栄養のある病人食は作れるだろうか?」
運転手さんに向かって聞いてみると、一瞬驚いた顔をしながらも頷いてくれる。
「そうだね。卵のおじやにしてみようか。コメを軟らかく煮ているから、胃にも優しい料理だよ。野菜もみじん切りにして入れれば栄養バランスもいいね」
「それで頼む。あと、持ち運び出来るといいんだが」
「ああ。底の深い皿に入れれば大丈夫だと思うよ」
そう言いながらニコニコと微笑み、早速取り掛かってくれる。
運転手さんが親切な人で良かった。嫌な顔をしないで引き受けてくれるから、頼みやすいね。
「えっ、そんな、悪いです!」
話の内容が自分達の事だと漸く気づいたのか、ルカが慌てたように声を上げてくる。
「あと、ルカ達も朝食べられるぐらいの量にしておいて欲しいんだが、いいか?」
「えぇ?!」
「勿論。お金さえ払ってくれるなら、いくらでも作ってあげるよ」
「あ、あの!」
「なら、それで暫くの間頼む」
「だ、だめですよ! 私、お金持ってません!」
顔色を変えたルカが勢いよく立ち上がる。
私とルカの間に挟まるように座っているリリーは、意味が分かっていないようでキョトンとした顔で見上げたままだ。
まぁ、三、四歳の子供じゃわからないよね。
ただ、ルカの歳でも、お金の心配する生活はおかしいよ。どっちもまだ小さな子供だ。
「金はさっきから言っているが、気にするな。これぐらいなら気にならないぞ」
「でも」
「それより、せっかく助けた君達を放っておくほうが俺からすると寝覚めが悪い。出来れば手を貸したいと思う。嫌か?」
「それは助かりますけど、お礼できるものが何もないです……」
しょんぼりと肩を落として再び椅子に座り込む。
子供がお礼とか、考えなくていいのに。
「君達が問題無く生活できるようになれば、俺も安心する。それを礼ということにして欲しい」
「そんな事で? どうしてそこまでしてくれるんですか。街の人でもそこまでしないのに」
「どうしてと言われても……強いて言えば、同じ亜人だから、か? あと、子供を放っておくのは俺的には無理だ」
不審そうなルカに、そう返す。
だって、日本じゃ考えられないよ。
普通は親が育てられなかったら、施設とかに保護されるものでしょ?
でも、それがこの世界には無くて、誰も助けない。
それなら、私が助けたいよ。
あと、冗談かと思うけど、同じケモミミ仲間のせいもあるかな。
何も生えていない人間より、確実に親近感が湧くんだよね。だから、余計にこの子達が気になるんだと思う。
うん。これは大いにありうる。
人狼は仲間意識が強いからなぁ。弱っている仲間がいたら助けたくなるんだろうね。
「そういう訳で、暫く面倒を見させて欲しいんだが」
ダメだろうか、と続けてみる。
よくよく考えたら、勝手に話を進めるなんて、誰でもいい顔はしないよね。先走りし過ぎた。
それに、良い話には裏があるのが普通だし、ルカが疑うのも当たり前だろう。
ルカもどう返事をしていいか、答えあぐねているっぽい。
「暫くってどのくらいだい?」
私達のやり取りを見ていた運転手さんが、横から声をかけてくる。
「母親が仕事に就いて、食事に困らなくなるぐらいか?」
そう答えると、「太っ腹だねぇ」と感嘆されてしまう。
だって、そこまでしないと子供二人で生活なんて無理でしょ。いつか潰れてしまうよ。
運転手さんも心配してたじゃない。
「そこまでして、生活に支障はきたさないのかい?」
「冒険登録もしたし、暫く暮らせる資金もある。問題無い」
成程、と腕を組み考え込む運転手さん。
「お嬢ちゃん、ここは人狼のお兄さんにお願いしたほうがいいんじゃないかな。このお兄さん、本当に君達を助けたいみたいだよ。凄いお人好しだね」
苦笑しながらルカにそう告げる。
「でも……」
「私も微力ながら手を貸そう。何かあれば相談においで。伊達に歳はとってないからね」
おお、そう言ってもらえると助かる。
第三者が入ることで内容がオープンになるから、裏とか気にしなくて済むもんね。
思わぬ援護に感謝してしまう。
「ダメか?」
ルカの顔を覗き込んで再度聞いてみると、何故か顔を赤くして逸らされてしまう。
あー、そうだった。私って、顔が怖いんだった。
やっぱり近づいたら怖いのかな?
「そ、それじゃあ、私達のは一番安いのでお願いします! それならいいです!」
「安いのでいいのか?」
「はい!」
「わかった。それでいこう」
赤い顔のまま力説され、その勢いに押されながら頷く。
まぁ、ここの食事は安くても美味しいから問題無い。
「これで話しはついたね。じゃあ、これを持っていくといいよ」
良かった良かったと言いながら、湯気の出ている鍋を差し出してくる運転手さん。
どうやら頼んだ料理が出来上がったらしい。
子供達の分の他に、朝と昼の分も追加してもらったからかなりの量だ。
「熱いからね。両手の取っ手を持って、気を付けて歩くんだよ」
「ありがとうございます。お兄さんも、本当にありがとう……!」
「ああ。早く母親に届けてやれ。明日もこの時間にここに来るといい」
「その時に空になった鍋を持っておいで」
「わかりました! リリー行くよ」
そう言いながら鍋を持ち、立ち上がる。
気がはやっているようで、体はもう別の方向を向いている。
「お兄ちゃん、おじさん、ありがとね」
ルナに続いて立ち上がり、手を振りながら駆け足で追いかけていく。
それに手を振り返しながら見送ってやる。
あんまり急ぐと転んじゃうよ。気を付けて帰るんだよ。
ちゃんお母さんに届きますように。
「そんなに心配しなくても、無事に帰れるんじゃないかな」
若干、笑いを含んだ声音でそう言われる。
「いや、そうなんだろうが……」
「あれぐらいの歳なら、大丈夫。しっかりしているよ」
「そうか?」
「うん、安心しなさい。……しかし、まさか母親が完治するまで世話する気だったとはねぇ」
本気で驚いた、と笑われる。
「偽善でもやった方がマシだろ。それに、本当に寝覚めが悪いんだ」
「わかるよ。私も生活に余裕があれば、もっと手を貸したかったんだ。あの子達を助けてくれて、本当にありがとう」
突然礼を言われ、驚き見上げると、嬉しそうに微笑む運転手さんがこちらを見ていた。
そっか、やっぱり気になってたんだ。
運転手さんも、結構お人好しだ。
「別に礼を言われる程ではないんだが」
気恥ずかしさについ、素っ気ない返事を返してしまう。
まさかお礼を言われるなんて思ってもいなかったから、内心動揺しまくりだ。
勿論、顔は無表情のまま。
いや、いつも以上に険しくなってそう。
「そこは素直に受け取っておくといいんじゃないかなぁ」
あはは、と怖がることも無く快活に笑われる。
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