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第2章 人狼さん、冒険者になる
24話 人狼さん、収納アイテムをゲットする
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「さて、着いた。ここが私の家だよ。中まで運んでくれるかい」
しばらく歩いたのち、一軒の家の前に立ち止まる。
大通りから一つ裏に入った通りにある、オレンジ色の三角屋根が可愛い建物だ。
吊るされている看板を読むと、『エイダの薬屋』と書かれている。
「薬屋なのか」
ここに来るまでの間に互いに名乗り合っているので、エイダという名前が本人だという事は認識済みだ。
今背負っている荷物が薬草なので、それ関係の職だと推測はしていたんだけど、店を構えていたのか。すごいね。
「ああ。ここで薬師として薬を売ってるのさ」
「成程。《薬師》の恩恵持ちなのか」
「そうさ。腕は良い方だと自負しているよ」
そんな会話をしながら店の中を通り過ぎ、工房のような部屋に案内された。
一歩踏み込んだだけで、様々な薬草の香りが嗅覚を刺激する。
その部屋の真ん中には大きな調合台が鎮座しており、その近くの壁際には大きな暖炉が備え付けられている。
その暖炉の中には黒い鉄鍋がかけられていて、調合用だと一目でわかる存在感を醸し出している。
更に残りの空いている壁には、調合の道具や薬草が詰まった棚が所狭しと並んでいるのが見えた。
うわぁ、なんか正統派の生産職の工房って感じだ。
心なしか鼻がムズムズするけど、これって人狼の嗅覚のせいだよね。
換気はしないのかな、ちょっとツラいかも。
んん、なんだかマスクが欲しくなってきた。
「悪いけど、荷物の中の物を調合台に移してくれないかい?」
「別に構わないが、選別しなくていいのか?」
「似たような葉があるからね。素人じゃ目利きは無理さ」
「そうか」
危ない、危ない。
里で薬師の手伝いをしてたから、鑑定して選別する気満々だったよ。
この街では切り札の一つとして隠しておくって、ノアと話したんだった。
けど、あれはいいアルバイトだった。
お陰で今持っている資金が稼げたもん。
調合台の上に大きな荷物をのせ、横に倒してそのまま中身を引っ張り出していく。自分で欲張ったと言っただけあって、中々の量だ。
その隣でエイダが薬草を仕分け、籠に別々に入れていく。
おお、流石。
選別の早さが普通じゃないぞ。やっぱり年季の入ったプロは違うね。
「手が空いたなら、そこのやつを束にしとくれ」
手の空いた私に気づいて、すぐさま指示を飛ばしてくる。
使う気満々だね。
まぁ、ここまでもう少し来たら手伝ってもいいかな。
その後もいいように使われ、解放されたのはかなりの時間が経ってからだった。
そして、ようやく気づく。
……あっれぇ? 私、なにやってるんだろ。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「いやぁ、助かった。あんたのお陰で日が暮れる前に捌けたよ」
「そうか。役に立ったのならよかった」
そう言いながら、出されたお茶に口をつける。
先ほどまで薬草達が並んでいた調合台は、今は綺麗に片づけられ、白い陶磁器のティーセットが置かれている。
「まさかここまで手を貸してくれるとは思わなかったからね、感心したよ」
「まぁ、困っている時はお互いさまというやつだ」
うん、こうやって交流していけば、黒狼が無害だとわかってもらえると思うんだよね。
タダで良いように使われた結果、そんな考えの境地に至ったわけです。
冗談じゃなく、結構良い案だと思うんだよ。
会話が可能で比較的好意的な人々をメインに、まずはこうやって手助けして、自分の無害さをアピール。そうやって、徐々にイメージを改善していけば、怖がられなくなるはず。
そうすれば、最低でも街の皆が敵という事にはならないと思うんだ。
出来ればみんな仲良く、が理想だけど、まぁ、無理だよね。
「なんだか礼も無しに返すのも悪いし、そうだね。うちの薬を安く売ろうかい?」
「タダじゃない所がエイダらしいな」
「当たり前さね。こっちも生活がかかってるんだよ」
そうしわくちゃの顔で笑いながら、棚から小瓶を数本取り出してくる。
「この塗り薬が一番効果が高いが、値段も高い。その分、怪我は一晩で綺麗に消えるね。錬金術師がいないこの街じゃ、回復薬としては一番だろうさ」
「エイダよりも錬金術師の方が薬の効果は上なのか?」
「ん? 知らないのかい。あっちの回復薬は、飲めば速攻で回復するからね。モノが違うんだよ」
「そうなのか。随分便利な薬だが、里では見かけなかったな」
「そうだね、《錬金術》の恩恵持ちは少ないからね。大きな街に一人いれば良い方さ」
成程ね。
通りで里に錬金術師がいないはずだ。納得したよ。レア職なんだね。
まぁ、大体は薬師の作った薬で間に合うし、別にいなくても問題無かったけど。
「最近は魔物が多いようだからねぇ。本当なら錬金術師がいてくれたほうが、あんた達みたいな冒険者は安心なんだろうけどね」
「いないものは仕方ないだろう。薬師の薬で十分やっていけるさ」
「何言ってんだい。私達の薬じゃ、千切れた手足は戻らないからね。あんたも気をつけな」
「む。それは……気をつけるに越したことは無いな」
「だろう? で、どうする? 買う気はあるのかい」
「そうだな、そこにある分全部買うか。傷薬はあるだけあっても問題無いからな」
「全部を買えるほど資金があるのかい、あんた」
そう言いながら値段を提示され、余裕だと返すと軽く驚かれる。
そんな貧乏に見えるかな、失礼な。
冒険者業と言えば、怪我がつきものだからね。
里でもバイト代の一部として傷薬は貰ってはきたけど、エイダのような治りが早い薬は無かったからなぁ。
なので、無理のない範囲で買っておきたい。
懐から金貨を取り出してそのまま渡すと、エイダの目がきらりと光る。
「あんた、まだ他にも買う余裕はあるかい? 良いものがあるんだよ」
んん? なんか怪しい取引みたいなこと言ってるよ。
けど、興味もあるので頷いてみる。
「実はね、こういうモノもあるんだよ」
ニヤリと笑って台の上に置いたのは、なんの変哲もない皮のポーチ。
ベルトに通して身に着ける代物だ。
手渡されたので、中を開けて作りを確認する。
おや? これはもしかして……。
「これは……」
「わかるかい? 収納アイテムだよ。小さい割にかなり収納できる優れモノさ。さっき背負っていた荷物ぐらいなら簡単に収納できるね。あんた、収納系は持ってるかい?」
「いや、欲しいとは思っていたが、里には無くてな」
うわ、欲しい。
収納系は人気があって手に入りづらいんだよね。
私もノアの鞄が羨ましかったもんなぁ。
「ん? 何故エイダが使っていないんだ?」
普通の背負い袋を使うぐらいなら、こっちの方が楽だよね。
「私のは今修復に出してるんだよ。だからあんな大荷物で通りを歩いていたのさ。どうしても今の時期じゃないと採取できない薬草があったからねぇ」
「それこそ、これを使えば楽だったんじゃないのか」
「馬鹿だね。そいつは売り物だよ。一度使ったら、中古扱いで安くなるだろ。半値になっちまう」
「ここは薬屋だったよな??」
「うちの近くに《収納》の恩恵持ちがいてね、ついでに置いてやってるのさ。で、どうだい? 買う気はあるのかい? これも少し安くしとくよ」
値段を提示されて一瞬悩むが、買えない値段ではない。
むしろ、ギルドの採取なんかの依頼で活躍しそうなんで、メッチャ欲しい。
しかも値引き中ときた。
「わかった。買おう」
「! おお、そうかい。じゃ、さっそく持っていきな」
支払いを済ませて、早速腰のベルトに通す。
後ろは尻尾があるので、前に装備しよう。この大きさなら、ダガーの抜き差しにも邪魔にならないっぽい。
いやあ、手に入りづらいアイテムなのに安くしてくれるなんて、思った以上に親切だよね。
やっぱり人助けはするもんだね。
「良いんじゃないかい? 薬草採取の依頼の時は指名してやるから、それで大量に採ってきな」
「っ……通りで勧めてくるわけだ……」
「年をとると、採取に行くのも大変だからねぇ」
よろしく頼むよ、とニンマリ笑うエイダ。
流石、年をとってるだけあるな! 都合よく誘導されてたようだけど、全然気づかなかったよ! 私っていいカモじゃん。
まぁ、仕事を振ってくれるようだし、良い取引だと思っておこうかな! うん。
しばらく歩いたのち、一軒の家の前に立ち止まる。
大通りから一つ裏に入った通りにある、オレンジ色の三角屋根が可愛い建物だ。
吊るされている看板を読むと、『エイダの薬屋』と書かれている。
「薬屋なのか」
ここに来るまでの間に互いに名乗り合っているので、エイダという名前が本人だという事は認識済みだ。
今背負っている荷物が薬草なので、それ関係の職だと推測はしていたんだけど、店を構えていたのか。すごいね。
「ああ。ここで薬師として薬を売ってるのさ」
「成程。《薬師》の恩恵持ちなのか」
「そうさ。腕は良い方だと自負しているよ」
そんな会話をしながら店の中を通り過ぎ、工房のような部屋に案内された。
一歩踏み込んだだけで、様々な薬草の香りが嗅覚を刺激する。
その部屋の真ん中には大きな調合台が鎮座しており、その近くの壁際には大きな暖炉が備え付けられている。
その暖炉の中には黒い鉄鍋がかけられていて、調合用だと一目でわかる存在感を醸し出している。
更に残りの空いている壁には、調合の道具や薬草が詰まった棚が所狭しと並んでいるのが見えた。
うわぁ、なんか正統派の生産職の工房って感じだ。
心なしか鼻がムズムズするけど、これって人狼の嗅覚のせいだよね。
換気はしないのかな、ちょっとツラいかも。
んん、なんだかマスクが欲しくなってきた。
「悪いけど、荷物の中の物を調合台に移してくれないかい?」
「別に構わないが、選別しなくていいのか?」
「似たような葉があるからね。素人じゃ目利きは無理さ」
「そうか」
危ない、危ない。
里で薬師の手伝いをしてたから、鑑定して選別する気満々だったよ。
この街では切り札の一つとして隠しておくって、ノアと話したんだった。
けど、あれはいいアルバイトだった。
お陰で今持っている資金が稼げたもん。
調合台の上に大きな荷物をのせ、横に倒してそのまま中身を引っ張り出していく。自分で欲張ったと言っただけあって、中々の量だ。
その隣でエイダが薬草を仕分け、籠に別々に入れていく。
おお、流石。
選別の早さが普通じゃないぞ。やっぱり年季の入ったプロは違うね。
「手が空いたなら、そこのやつを束にしとくれ」
手の空いた私に気づいて、すぐさま指示を飛ばしてくる。
使う気満々だね。
まぁ、ここまでもう少し来たら手伝ってもいいかな。
その後もいいように使われ、解放されたのはかなりの時間が経ってからだった。
そして、ようやく気づく。
……あっれぇ? 私、なにやってるんだろ。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「いやぁ、助かった。あんたのお陰で日が暮れる前に捌けたよ」
「そうか。役に立ったのならよかった」
そう言いながら、出されたお茶に口をつける。
先ほどまで薬草達が並んでいた調合台は、今は綺麗に片づけられ、白い陶磁器のティーセットが置かれている。
「まさかここまで手を貸してくれるとは思わなかったからね、感心したよ」
「まぁ、困っている時はお互いさまというやつだ」
うん、こうやって交流していけば、黒狼が無害だとわかってもらえると思うんだよね。
タダで良いように使われた結果、そんな考えの境地に至ったわけです。
冗談じゃなく、結構良い案だと思うんだよ。
会話が可能で比較的好意的な人々をメインに、まずはこうやって手助けして、自分の無害さをアピール。そうやって、徐々にイメージを改善していけば、怖がられなくなるはず。
そうすれば、最低でも街の皆が敵という事にはならないと思うんだ。
出来ればみんな仲良く、が理想だけど、まぁ、無理だよね。
「なんだか礼も無しに返すのも悪いし、そうだね。うちの薬を安く売ろうかい?」
「タダじゃない所がエイダらしいな」
「当たり前さね。こっちも生活がかかってるんだよ」
そうしわくちゃの顔で笑いながら、棚から小瓶を数本取り出してくる。
「この塗り薬が一番効果が高いが、値段も高い。その分、怪我は一晩で綺麗に消えるね。錬金術師がいないこの街じゃ、回復薬としては一番だろうさ」
「エイダよりも錬金術師の方が薬の効果は上なのか?」
「ん? 知らないのかい。あっちの回復薬は、飲めば速攻で回復するからね。モノが違うんだよ」
「そうなのか。随分便利な薬だが、里では見かけなかったな」
「そうだね、《錬金術》の恩恵持ちは少ないからね。大きな街に一人いれば良い方さ」
成程ね。
通りで里に錬金術師がいないはずだ。納得したよ。レア職なんだね。
まぁ、大体は薬師の作った薬で間に合うし、別にいなくても問題無かったけど。
「最近は魔物が多いようだからねぇ。本当なら錬金術師がいてくれたほうが、あんた達みたいな冒険者は安心なんだろうけどね」
「いないものは仕方ないだろう。薬師の薬で十分やっていけるさ」
「何言ってんだい。私達の薬じゃ、千切れた手足は戻らないからね。あんたも気をつけな」
「む。それは……気をつけるに越したことは無いな」
「だろう? で、どうする? 買う気はあるのかい」
「そうだな、そこにある分全部買うか。傷薬はあるだけあっても問題無いからな」
「全部を買えるほど資金があるのかい、あんた」
そう言いながら値段を提示され、余裕だと返すと軽く驚かれる。
そんな貧乏に見えるかな、失礼な。
冒険者業と言えば、怪我がつきものだからね。
里でもバイト代の一部として傷薬は貰ってはきたけど、エイダのような治りが早い薬は無かったからなぁ。
なので、無理のない範囲で買っておきたい。
懐から金貨を取り出してそのまま渡すと、エイダの目がきらりと光る。
「あんた、まだ他にも買う余裕はあるかい? 良いものがあるんだよ」
んん? なんか怪しい取引みたいなこと言ってるよ。
けど、興味もあるので頷いてみる。
「実はね、こういうモノもあるんだよ」
ニヤリと笑って台の上に置いたのは、なんの変哲もない皮のポーチ。
ベルトに通して身に着ける代物だ。
手渡されたので、中を開けて作りを確認する。
おや? これはもしかして……。
「これは……」
「わかるかい? 収納アイテムだよ。小さい割にかなり収納できる優れモノさ。さっき背負っていた荷物ぐらいなら簡単に収納できるね。あんた、収納系は持ってるかい?」
「いや、欲しいとは思っていたが、里には無くてな」
うわ、欲しい。
収納系は人気があって手に入りづらいんだよね。
私もノアの鞄が羨ましかったもんなぁ。
「ん? 何故エイダが使っていないんだ?」
普通の背負い袋を使うぐらいなら、こっちの方が楽だよね。
「私のは今修復に出してるんだよ。だからあんな大荷物で通りを歩いていたのさ。どうしても今の時期じゃないと採取できない薬草があったからねぇ」
「それこそ、これを使えば楽だったんじゃないのか」
「馬鹿だね。そいつは売り物だよ。一度使ったら、中古扱いで安くなるだろ。半値になっちまう」
「ここは薬屋だったよな??」
「うちの近くに《収納》の恩恵持ちがいてね、ついでに置いてやってるのさ。で、どうだい? 買う気はあるのかい? これも少し安くしとくよ」
値段を提示されて一瞬悩むが、買えない値段ではない。
むしろ、ギルドの採取なんかの依頼で活躍しそうなんで、メッチャ欲しい。
しかも値引き中ときた。
「わかった。買おう」
「! おお、そうかい。じゃ、さっそく持っていきな」
支払いを済ませて、早速腰のベルトに通す。
後ろは尻尾があるので、前に装備しよう。この大きさなら、ダガーの抜き差しにも邪魔にならないっぽい。
いやあ、手に入りづらいアイテムなのに安くしてくれるなんて、思った以上に親切だよね。
やっぱり人助けはするもんだね。
「良いんじゃないかい? 薬草採取の依頼の時は指名してやるから、それで大量に採ってきな」
「っ……通りで勧めてくるわけだ……」
「年をとると、採取に行くのも大変だからねぇ」
よろしく頼むよ、とニンマリ笑うエイダ。
流石、年をとってるだけあるな! 都合よく誘導されてたようだけど、全然気づかなかったよ! 私っていいカモじゃん。
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